「オンラインコミュニティって具体的に何?」
「どんな種類があるの?」
「運営するメリットとデメリットが知りたい」
このような悩みを抱えていませんか?
最近では個人間だけでなく、企業にも注目されているオンラインコミュニティ。
リモートワークやSNSの普及に伴い、オンライン上でのコミュニティの1つとして活用されています。
しかし、実際にはどのような目的で運営されているのか、全て理解していない方も多いのではないでしょうか。企業がコミュニティを運営するメリットや、デメリットについても気になりますよね。
そこでこの記事では、オンラインコミュニティについて以下の内容を解説します。
- オンラインコミュニティの種類
- 運営するメリットとデメリット
- オンラインコミュニティの始め方
- 成功させる3つのコツ
- おすすめのプラットフォーム
「自社の濃いファンを作りたい」「お客様に寄り添った商品を開発したい」と考えている方は、オンラインコミュニティの運営によって悩みを解決できる可能性があるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オンラインコミュニティとは?30秒でサクッと解説
オンラインコミュニティとは、共通の目的を持つ人たちがインターネット上でつながり、交流するコミュニティです。
趣味を共有するといったプライベート目的で集まったり、仕事に活かせるスキルを身につけるための学び合いの場として活用されたりします。
最近では、消費者の生の意見を取り入れるために、企業が主導でコミュニティを作ることも。
オンラインコミュニティはリモートワークの普及やSNSを利用する人口の増加などに伴い、インターネットを活用した現代に合う交流の場といえます。
オンラインコミュニティの種類は大きく5つ
こちらでは、オンラインコミュニティの種類を解説します。
- オンラインサロン
- 企業コミュニティ
- ファンクラブ
- 趣味コミュニティ
- 知識シェアコミュニティ
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.オンラインサロン
オンラインサロンは、特定のテーマや目的を共有する人々が集まる会員制のコミュニティです。
一般的にはオープンなコミュニティとは異なり、参加者同士の閉鎖的な交流や情報共有を目的に活用されています。
月額料金を設けているサロンが大半で、お金を支払ってでも参加したい方が集まるのが特徴です。
特に人気なのはビジネスを目的としたオンラインサロンで、スキルアップや仕事の受発注のために活用されています。
このように現在では、多くの人々が新しい学びや交流の場としてオンラインサロンを活用しています。
2.企業コミュニティ
企業が消費者と直接つながることを目的とするのが、企業コミュニティです。
自社の濃いファンを増やして、より多くの価値を提供するために活用されます。
例えば、スターバックスではオンラインコミュニティを作って、自社のファン同士がつながる活動をしています。(参考:Community Archives)
コミュニティの目的は、スターバックスを利用する多くの方が活躍する場を作ったり、美しい自然を保護したりすることです。
他にも様々な企業が、コミュニティを作って消費者との関係作りに励んでいます。
3.ファンクラブ
ファンクラブ型のコミュニティには、芸能人やインフルエンサーといった有名人のファンが集まります。
有名人がオーナーとして、ファンに向けてコンテンツを提供したり、オフラインのイベントを開催したりするのが特徴です。
ファンにとっては憧れの人のコミュニティに所属する喜びがあり、有名人にとっては閉鎖的な空間で炎上するリスクを抑えつつ利益を上げられるのがメリットといえます。
4.趣味コミュニティ
同じ趣味を持つ人たちが集まり、交流を深めるのが趣味コミュニティです。
趣味コミュニティには、オンラインをきっかけに気の合う方同士でつながったり、イベントを企画して交流したりといった目的があります。
簡単に入れるコミュニティの中では、LINEのオープンチャットやFacebookのグループなどが有名です。
自分の趣味を話せる相手が身の回りにいない方が、積極的に活用しているのが趣味コミュニティといえます。
5.知識シェアコミュニティ
ユーザー同士で、知識を共有するのが知識シェアコミュニティです。
匿名で誰でも利用できるサイトから、一部の限られた方たちだけで使うものまで様々な種類があります。
代表的なサービスは、以下の通り。
- Yahoo知恵袋
- Wikipedia
- note
完全にプライベートの質問から、専門的な仕事の相談まで、あらゆる情報を共有し合うのが知識シェアコミュニティです。
オンラインコミュニティを活用する3つのメリット
こちらでは、企業がオンラインコミュニティを活用するメリットを解説します。
- 新規集客につながる
- 顧客1人当たりの単価を増やせる
- 新商品の開発に活かせる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.新規集客につながる
オンラインコミュニティを活用することで、口コミによる新規集客が増えやすくなります。
なぜなら、コミュニティに参加する参加者が、SNSやWebサイトで企業の良さを発信してくれるからです。
もちろん、自然に口コミを発生させるには、消費者が周りに教えたくなるような価値を提供する必要があります。
参加者の満足度を上げる施策がうまくいけば、自動的に新規客の獲得につながるのはオンラインコミュニティのメリットです。
2.顧客1人当たりの単価を増やせる
オンラインコミュニティの運営によって、参加者が企業へ費やす金額を増やせる効果が期待できます。
というのも、コミュニティ内での情報共有やユーザー間の交流を通じて、顧客の企業に対する信頼や満足度を高めることができるからです。
オンラインコミュニティは、顧客がブランドや製品に関する深い理解を持つ場なので、濃いファンになってくれやすい点が特徴。
このようにコミュニティを有効活用することで顧客がリピートしてくれて、より多くの金額を企業に払ってくれるようになります。
3.新商品の開発に活かせる
オンラインコミュニティを活用することで、既存商品の改善ポイントや新商品の開発に役立つ情報を集められます。
コミュニティ内でユーザーの意見を直接受け取れるため、市場のニーズや要望を正確に把握しやすいです。
例えば、過去に商品を買った方にアンケートを取ったり、お試しで新商品を買ってもらったりすることで、たくさんの意見を集められます。
生の意見を参考にして企画に活かせる点は、オンラインコミュニティの大きなメリットです。
オンラインコミュニティを活用する2つのデメリット
こちらでは、オンラインコミュニティの運営で生じるデメリットについて解説します。
- 拡大までに時間がかかる
- 参加者同士のトラブルが発生しやすい
デメリットを把握したうえで、オンラインコミュニティを活用するのか検討してみてください。
1.拡大までに時間がかかる
オンラインコミュニティを作ったからといって、すぐに参加者が集まるわけではありません。
自社の顧客にコミュニティの存在を認知してもらい、参加するメリットを理解してもらう必要があります。
- SNS
- 企業のホームページ
- メールマガジン
- 店舗
などのあらゆる場所で、どのようなコミュニティを運営しているのか情報発信を続けることが大切です。
オンラインコミュニティ運営においては、中身が閉鎖的な空間である以上、一般の顧客に認知させにくいという問題があります。
2.参加者同士のトラブルが発生しやすい
オンラインコミュニティのよくある問題が、参加者によるトラブルです。
というのも、運営側で参加者の全てを管理するのは難しく、見ていない場所で問題が起こるケースがあります。
- 意見の違いによる会員同士のケンカ
- 営業目的による金銭トラブル
- 恋愛目的によるセクハラ問題
- アンチによるコミュニティの荒らし行為
など、様々なトラブルによって既存の会員が不満に感じてしまい、ファンが離れる原因になることも。
オンラインという性質上、見えない場所でトラブルが起こりやすいのはデメリットの1つです。
オンラインコミュニティの始め方を3ステップで解説
こちらでは、ゼロからオンラインコミュニティを始める手順について解説します。
- 集めたいユーザーを明確にする
- プラットフォームを決める
- コンテンツを作る
ぜひコミュニティ作りの参考にしてみてください。
1.集めたいユーザーを明確にする
オンラインコミュニティを作るときは、最初に集客したいユーザーの特徴を明確にしましょう。
対象があやふやになってしまうと、提供するコンテンツやコミュニティの運営方法もブレてしまいます。
- どのような方に濃いファンになってもらいたいか
- 過去の優良顧客はどのような方か
- 逆に企業の理念と相反する方はどのような方か
など、安全にコミュニティを運営するためにも、具体的に考えることが大切です。
2.プラットフォームを決める
コンセプトが決まったら、どのようなプラットフォームを利用するのか考えましょう。
自社でゼロから立ち上げるよりも、セキュリティ対策や集客の手間を考えると既存のプラットフォームの利用をおすすめします。
というのも、人気のプラットフォームには参加者の管理機能が付いていたり、参加者のモチベーションを維持する工夫がされていたりするのです。
例えば教育に特化したオンクラスというプラットフォームでは、まとまったコンテンツの提供によって、コミュニティ全体の一体感を高められます。
プラットフォームによって特化しているポイントが変わるので、自社と相性の良い媒体を選ぶようにしましょう。
3.コンテンツを作る
プラットフォームを選んだ後は、コンテンツと提供手段を決めます。
コンテンツに関しては作り方は様々ですが、表には出していない情報を配信するようにしましょう。
というのも、コミュニティの参加者が期待するのは、インターネット上では手に入れられない内部の情報だからです。
例えばビジネスコミュニティなら外部に出せないデータの公開、企業コミュニティなら会員限定の商品や特典を提供するといった方法があります。
また、コンテンツの提供手段は大きく4つです。
- テキスト
- 音声
- 動画
- ライブ配信
コミュニティによって最善の提供手段は異なりますが、参加者にヒアリングしつつ変更するといいでしょう。
オンラインコミュニティを成功させる3つのコツ
オンラインコミュニティを作っただけでは、参加者は満足してくれません。こちらでは、コミュニティを成功させるコツについて解説します。
- 参加者が交流できる場を作る
- ルールを設ける
- 活用方法をわかりやすくする
1つずつ見ていきましょう。
1.参加者が交流できる場を作る
コンテンツの1つとして、参加者同士で交流できる機会を作るという方法があります。
オンラインコミュニティでは、オーナーからの一方的な発信だけではなく、全体で盛り上げる意識が重要です。
そのため、参加者が情報を発信しやすい環境を作ったり、定期的にオフラインイベントを開催したりといった工夫が求められます。
積極的に交流する参加者を増やすためには、提供するコンテンツの質を上げるのはもちろん、コミュニティ全体で全員が話しやすい雰囲気を作ることが大切です。
2.ルールを設ける
オンラインコミュニティ内のトラブルを避けるためにも、事前に細かいルールを決めましょう。
利用規約や運営上のルールを作り、参加者に知らせることが大切です。
例えば約5,000名が参加する人生逃げ切りサロン というビジネス向けのオンラインサロンでは、コミュニティ内の秩序を守るために以下のようなルールを決めています。
- 荒らし行為や誹謗中傷した方は強制退会
- 内部の情報を外部に漏らすことは禁止
- コミュニティ内での営業行為は一切禁止
運営のルールは企業の方針によって変わるので、自社のブランドに合うガイドラインを作ってみてください。
3.活用方法をわかりやすくする
新しく入会した方は、どのようにコミュニティを活用すればいいかわからないことがあります。
入会したのにコミュニティの使い方がわからなくて退会する方を減らすためにも、活用方法を記載した専用のページを用意することが大切です。
または、定期的にコミュニティの活用術をコンテンツとして提供するという方法もあります。
意外と見落としがちな点の1つですが、活用方法については丁寧に伝えるようにしましょう。
オンラインコミュニティが作れるおすすめのプラットフォーム3選
こちらでは、オンラインコミュニティを作るうえでおすすめのプラットフォームについて解説します。
- オンクラス
- CAMPFIRE
ぜひ参考にしてみてください。
1.オンクラス
オンクラスは、効率的な教育コンテンツを提供したい方におすすめのプラットフォームです。
- 感想文機能
- 小テスト機能
- 学習計画機能
- 進捗管理機能
など、受講生のモチベーションを高めつつ、講師も管理しやすい環境が整っています。
特に効果的なのはオンラインサロンや学習塾、企業研修などの場面です。さらにシンプルな管理画面なので、Webに慣れていない方でも安心して利用できます。
受講生が5名までは無料で利用できるので、まずは気軽に登録してみてください。
2.CAMPFIRE
CAMPFIREは、国内最大級のファンクラブ運営サービスです。
累計で175万人以上のユーザーが利用しており、コミュニティ数も4,500件を突破しています。(2023年9月時点)
CAMPFIREを利用するメリットは、クラウドファンディングを組み合わせられることです。クラウドファンディングによって世間の注目を集めて、応援してくれるファンを増やしながら安定した収益が得られます。
初期費用は0円なので、気軽に登録してみてはいかがでしょうか。
3.Facebook
Facebookでは、グループを活用することで無料でもオンラインコミュニティが作れます。
少人数の趣味仲間で集まるグループから、企業の団体で利用されるものまで様々です。
- 文章投稿
- 写真投稿
- 動画投稿
- イベント登録
など、コミュニティに必要な機能が揃っています。さらに実名での利用になるので、誹謗中傷や荒らし行為の予防になるのもメリットです。
気軽にコミュニティ運営を始めたい方は、Facebookを活用してみるといいでしょう。
スマートなオンライン講座を作るなら「オンクラス」
オンライン講座の開講を予定している方は、オンクラスをぜひご利用ください。オンクラスは、教育に特化したプラットフォームです。講座の利用者向けに、動画やテキストコンテンツを提供できます。
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