「IT業界への転職を考えている」
「IT業界にはどんな職種がある?」
「未経験でもIT業界に転職できる?」
そんな悩みにお答えしていきます。
IT業界に転職を考えているけれど、上手くいくかどうか不安に思う方も多いでしょう。
特に未経験の場合、IT業界に転職したくてもできるのかどうかわからず、なかなか一歩を踏み出せない方もいるはず。
IT業界は未経験でも挑戦できますが、転職のコツを知らないと無謀な挑戦を続けることになり、なかなか転職できないというケースがあるため注意が必要です。
そこでこちらの記事では、以下の内容について解説していきます。
- IT業界の現状
- 主な職種
- IT業界への転職を目指す方法
- 未経験でIT業界に転職したい人が行うべきこと
ぜひこの記事を参考に、IT業界への転職を成功させてみてください。
IT業界の現状をチェック
スマートフォンやインターネットの普及やAI技術の発達など、IT業界は常に進化し続けています。
IT業界は急速に市場規模を拡大し、必要な人材も増加傾向です。しかし、なかなか人材が集まらず、IT業界は常に人手不足です。
経済産業省のデータによると、IT業界では2030年までに最大で約79万人の人材不足に陥ると予測しています。
IT業界への転職を希望する人は増えています。しかし、その一方で賃金や労働体制による不満や、新しい技術の習得などによりIT業界から転職する人も増えるため、人材不足が解消されないのが現状です。
IT業界にはどんな仕事がある?主な職種7選
IT業界といっても、さまざまな職種があります。仕事内容や必要な知識・スキルは職種によりさまざまです。「IT業界に転職したい」と考えるなら、まずはどの職種を選ぶのかを考えることが必要です。
こちらでは、IT業界の職種を9つ紹介します。
- Webデザイナー
- Webディレクター
- ITコンサルタント
- セールスエンジニア
- プログラマー
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- ハードウェアエンジニア
- IT事務・ITサポート事務
まだ希望する職種を決めていない方は、参考にしてみてください。
1.Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う仕事です。企業のイメージに合うデザインを依頼されるケースが多いでしょう。
Webデザイナーデザインだけ行う企業もありますが、場合によってはコーディングまで任されることもあります。
Webデザイナーは高いデザインスキルが求められますが、コーディングを行う場合はプログラミングスキルも必要です。
2.Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作に関する管理や進行を行う監督のような役割です。
現場の責任者としてプロジェクトに関わる人に指示を出したり、クライアントの窓口になったりします。
全ての工程に関わるため、Webサイト制作における幅広い知識が必要です。さらに、クライアントと現場を橋渡しする役割も担うので、コミュニケーション能力も必要です。
3.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITの技術を活用して企業の課題を解決するための支援を行う仕事です。システム開発を提案したり最適化したりして、企業の経営を助けます。
ITコンサルタントは、プロジェクトの進捗管理や運用テストなどに関わることもあります。
企業が事業の効率化を図ったりコスト削減を目指したりするためのサポートを行うので、経営全般に関する知識や業界への深い理解など幅広いスキルが必要です。
4.セールスエンジニア
セールスエンジニアは、製品やサービスの販売を促進するために、営業をサポートするのが主な仕事です。
自社の製品に関する詳しい情報提供や実演などを行い、顧客へ購入を促します。
クライアントの疑問に答えられるよう、製品の知識を持つことはもちろん、ビジネスマナーやコミュニケーション能力も大切です。
5.プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを作る仕事です。
一般的には、システムエンジニアが設計を行い、それに基づいてプログラマーがプログラミングを行う流れで業務が進みます。
プログラマーと言っても、活躍する分野は幅広いです。主に以下8種類の分野が挙げられます。
- Web系:ショッピングサイトやデータベースの構築
- 組み込み・制御系:家電製品やスマートフォンなどの機会を制御するプログラム
- 社内システム系:自社システムの構築や運用
- 通信系:ネットワーク機器など通信関連のプログラム
- 設備制御系:交通機関や工場などの設備に関する制御
- パッケージアプリケーション系:パソコンで使うアプリケーション
- オープン、オンライン系:Web関連のシステムを開発し、サーバを構築する
- 汎用系:クレジットカードや金融機関のシステム開発
選択する分野により、必要なプログラミング言語の知識は異なります。
6.システムエンジニア
システムエンジニアは、プログラマーの上流の仕事を行います。クライアントの要望を取り入れ、システム全体を設計します。
さらにシステム開発に必要な予算やスケジュールを組むのも、システムエンジニアの役割です。プログラマーのリーダー的なポジションといえばわかりやすいでしょう。
システムエンジニアは、プログラマーよりも任される仕事の裁量や責任が大きくなります。
そのため、まずはプログラマーとして経験を積み、システムエンジニアへのキャリアアップを目指す人も多いです。
7.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワーク環境を整えてシステムが利用できるようにする仕事です。ネットワークエンジニアの業務内容は、大きく4つに分類できます。
- 設計:クライアントが求めるシステムをヒアリングして設計を行う
- 構築:設計で出したスケジュールを元に、ネットワーク機器を設置・設定する
- 運用:構築したネットワークシステムの設定変更や構成変更を行う
- 保守:ネットワークシステムの故障などに対応する
ルーターやLANケーブルなどの物理的な機器の知識だけでなく、セキュリティに関する知識も必要です。
8.ハードウェアエンジニア
ハードウェアエンジニアは、コンピューターの内部で使用される電子回路や部品を設計する仕事です。
周辺機器メーカーや半導体メーカーに就職して、業務をこなすのが一般的です。
電子回路や部品を設計する技術はもちろんですが、クライアントに説明を行ったり進捗を報告したりする事があるので、コミュニケーション能力も必要な仕事だといえます。
9.IT事務・ITサポート事務
IT事務・ITサポート事務は、プロジェクトの現場に行き、データ入力や資料作成などの事務作業を行う仕事です。未経験でも可能な求人が比較的多くなっています。
ITに関する基礎的な知識のほか、顧客対応や会議の調整など一般的な事務のスキルも必要です。
IT業界への転職を目指す方法3選
IT業界への転職を目指す方法を3つ紹介します。
- 転職エージェントを利用する
- 転職サイトを利用する
- ハローワークを利用する
ご自身にとって最適な方法を選んでみてください。
1.転職エージェントを利用する
転職エージェントは、書類選考や面接のアドバイスを受けながら就活を行うサービスです。
転職希望者の経験や希望などを考慮して、適切な企業を紹介してくれます。
IT業界が未経験でどんな企業を選べばわからない方や、すでに実務経験があり実力に見合った会社を探したい方におすすめです。
就活に関するアドバイスをもらえるので、転職の成功率アップが期待できます。
1.転職サイトを利用する
転職サイトには様々な求人があるため、自分好みの企業を見つけられます。
中には未経験採用可のものもあるので、エージェントに紹介を受けつつ、自分で企業を探す方法がおすすめです。
転職サイトは、企業への連絡や応募など、自分で採用担当者とやり取りを行います。
誰かのサポートを受けず、自分の力で転職活動を行いたい方におすすめです。
2.ハローワークを利用する
ハローワークは、企業側が無料で求人を掲載できるので、求人数が多いのが特徴です。
例えば、転職エージェントの場合、採用が決まれば企業側はエージェントに手数料を払わなければなりません。
そのため、余計な経費をかけたくない方針の企業は、転職エージェントに求人情報を載せないケースも出てきます。
ハローワークでは転職するまでに職員のサポートを受けられますが、転職エージェントほど手厚くはありません。
また、ハローワークに掲載された情報だけでは企業の雰囲気がつかみにくいので、気になるところがあれば別途ホームページで調べるなどを行う必要が出てくるでしょう。
未経験でIT業界への転職したい!就職前に行うべき3つのこと
未経験からIT業界への転職は、なかなかハードルが高いと感じる方もいるでしょう。こちらでは、未経験からIT業界へ転職を希望する方が就職する前に行うべきことを3つ紹介します。
- まず未経験可の求人に応募する
- ITの基礎知識を学んでおく
- 資格を取得する
1.まず未経験可の求人に応募する
IT業界への転職は、未経験でも可能です。「未経験可」「未経験歓迎」などの求人を探しましょう。
特に20代前半~半ばくらいの方なら、経験なしでも就職できる可能性が高いです。IT業界の仕事は、職種や時期によってはハードな働き方になることがあり、体力のある若者は歓迎されやすいからです。
未経験可能な求人は人材育成に力を入れ、資格の取得やセミナーへの参加をサポートしてくれるところもあります。IT業界への熱意や学習意欲をアピールして、内定をゲットしましょう
2.ITの基礎知識を学んでおく
IT業界にチャレンジしたいと考えるなら、独学でも良いので基礎知識を学んでおくと良いでしょう。例えば、専門用語を覚えたり、プログラミングの基礎を学んだり。
「未経験だから何もわかりません」という姿勢では、採用してもらうのはなかなか難しいでしょう。「未経験なので勉強しています」と、IT業界に対する熱意があることを伝えるのが大切です。
また、採用されて実務に就くときにも、基礎知識があれば知らない用語でつまずいてしまうことを避けられます。
3.資格を取得する
未経験者がIT業界へ転職する場合、資格は必須ではありません。しかし、まったくの未経験でいきなりIT業界への転職に不安を感じるなら、資格の取得を目指すと良いでしょう。資格の取得を目指す中で、ITに関する知識をつけられます。
未経験者に特におすすめの資格は、以下の2つです。
- ITパスポート:ITに関する基礎知識があることを証明する国家資格
- 基本情報技術者:情報処理に関する高度な専門知識と技能を持っていることを証明する国家資格
どちらも国家資格なので、難易度は高めです。しかし、未経験でも資格を所有していれば、IT業界に就職することに意欲的であることを評価してもらえるでしょう。
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