「フリーランスとフリーターって何が違うの?」
「どっちも自由に働ける人たちのことでしょ?」
「今フリーターだけどフリーランスを目指したい」
と考えていませんか?
フリーランスとフリーター、どちらも「フリー」という言葉がついていて、違いがよくわからないという方もいるでしょう。
どちらも自由な働き方が可能なことに違いはありませんが、意味合いは大きく異なります。
そこでこの記事では、フリーランスとフリーターの違いについて、以下の内容を紹介します!
- それぞれの定義
- 違いや共通点
- フリーターからフリーランスになるには
- フリーランスで活躍する方法
上記についてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね!
目次
フリーランスとフリーターは大きく違う!それぞれの定義を紹介
そもそもフリーランスとフリーターの定義をご存知でしょうか。生活スタイルや言葉の響きが似ていることから、混同している方もいるでしょう。
こちらでは、どのような人のことをフリーランス・フリーターと呼ぶのか、それぞれの定義をご紹介します。
- フリーランス
- フリーター
順番に見ていきましょう。
フリーランス
フリーランスとは、会社に所属せずに個人で働く働き方のことです。主な働き方としては、個人事業主として案件ごとに、業務委託という形で契約をします。
フリーランスは1つの企業と雇用関係を結ぶわけではありません。契約に縛りがないので、複数のクライアントと契約をして、いくつかの仕事をこなす方が多いです。
ちなみに、フリーランスというのは厳密にいうと働き方のこと。
複数の会社と雇用関係を結んでる自由に働く人のことは、フリーランサーと呼びます。また、フリーランサーの中で開業届を出している人が、個人事業主です。
似た言葉が色々あってややこしいですが「会社に所属せず個人で活動している人」が、フリーランスだと考えておいてください。
フリーター
フリーターとは、アルバイトなどの非正規雇用で生計を立てている人のことです。フリーという言葉が入っていることから、フリーランスと同じ認識な人も中にはいます。
フリーターは、学生と主婦を除いた若年者のうち、パート・アルバイト、働く意思のある無職の人です。
所得を伴う労働についていない無職の人で、働く意思もない場合にはニートと呼ばれます。
働く意思があり、仕事探しや職業訓練などを行っていれば、無職でもフリーターとなるわけです。
フリーランスとフリーターの7つの違い
フリーランスとフリーターは似ているようで全く違います。こちらでは、フリーランスとフリーターの7つの違いをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 雇用形態
- 収入
- 働き方
- 確定申告の有無
- 働く理由
- スキルの有無
- 有給の有無
それぞれについて深掘りしていきます。
1.雇用形態
フリーランスとフリーターは、雇用関係に大きな違いがあります。
フリーランスは、どこの会社にも所属していないので、雇用契約を結んでいません。
案件ごとに業務委託の契約をするので、複数のクライアントと仕事ができます。
一方でフリーターは、特定の企業と雇用契約を結んで働きます。
そのため何かトラブルが発生した際に、会社が守ってくれるというメリットがあるのです。
- フリーランスは雇用が自由な反面、責任はすべて自分が被る
- フリーターはある程度雇用が縛られているが、最終責任は企業
と考えておくと良いでしょう。
2. 収入
フリーランスとフリーターは、収入にも大きな違いがあります。なぜなら、それぞれの働き方に求められているものが違うからです。
フリーランスは、案件ごとに単価が決められます。スキルや知識、経験や希少性などに価値がつくので、契約によっては収入に上限がありません。
またやった分だけ収入は増えていくので、持っているスキルの価値が高ければ正社員よりも多くの収入を得られるでしょう。
フリーターの場合は、働いた時間に応じて給与をもらえる時給制がほとんどです。アルバイトの多くは未経験でも働けることから、技術の差による収入の変化はありません。
そのため、一定の金額を超えると収入の上限が見えてきます。
3. 働き方
フリーランスとフリーターの働き方にも違いがあります。
フリーランスの場合は、契約したときに定められた納期を守れば、それ以外の働き方は完全に自由です。案件ごとに納期が定められますが、働く場所や時間、仕事量は全て自分でコントロールします。
納期さえ守れば、家やカフェで働きたいときに仕事ができるのは、大きな特徴の1つです。
フリーターの場合は、面接時に決めた働き方に沿うため、働く時間や日数に制限があります。
アルバイトは多くの場合がシフト制なのでフリーという名前がついていますが、完全に自由に働けるわけではありません。
4. 確定申告の有無
フリーランスとフリーターでは、確定申告の有無に違いがあります。確定申告は、年間の所得を計算して納税するために必要なことです。
フリーランスとして働く場合には、確定申告を自分で行う必要があります。サラリーマンの場合は会社が全て行っていましたが、独立したら自分自身で納税をします。
対してフリーターは、必ず確定申告を行わないといけないわけではありません。なぜなら、勤務地が1ヶ所で年末調整を受けられるフリーターは、企業が確定申告を行ってくれるからです。
ただフリーターの方でも2ヶ所以上で勤務している場合や、勤務先で年末調整を受けられないときには確定申告が必要です。
5. 働く理由
フリーランスとフリーターは、働く理由や動機にも違いがあるでしょう。
フリーランスとして働く方の多くは、自由な働き方でスキルアップをしながら稼ぐことを目的としています。
スキルを生かして自由に高収入を得たい方も、フリーランスを選ぶでしょう。
対してフリーターの場合は、何かの夢に向かって活動しながら生活費を稼ぐためにアルバイトをしている場合が多いです。
具体的には、ミュージシャンや俳優、スポーツ選手やダンサーなど。夢に向かって活動しながら、仕事の調整がしやすいフリーターを選ぶ方が多くいます。
6. スキルの有無
フリーランスとフリーターの違いとして、専門的なスキルや知識の有無もあげられます。
フリーランスとして活躍するには、専門的なスキルや知識が必要です。スキルや経験に価値がつき報酬をもらえるので、技術レベルの差が収入の違いにつながります。
フリーランスとして活動する方に、人気なスキルは以下の通り。
- プログラミング
- ライティング
- 動画編集
案件を獲得するには、一定以上のスキルを求められることがほとんどです。
対してフリーターは、特別なスキルや専門的な知識がなくても働けることが多いでしょう。アルバイトの業務は正社員の補助やマニュアルが整備されており、誰でも行えるからです。
フリーランスとフリーターは、上記のように求められているスキルや経験に大きな違いがあります。
7. 有給の有無
有給の有無も、フリーランスとフリーターの違いの1つ。
労働基準法によるとアルバイトでも半年以上勤務し、出勤率が所定労働日の8割以上なら有給がもらえます。
対してフリーランスはどれだけ仕事をしても有給はもらえません。
フリーターなら有給を使って給料をもらえながら休めますが、フリーランスは仕事をしないと収入はないので注意しましょう。
フリーランスとフリーターの5つの共通点
フリーランスとフリーターの違いについてお伝えしましたが、働き方の共通点がないわけではありません。こちらでは、5つの共通点をご紹介します。
- 自由な働き方
- 収入が不安定
- 副業が自由
- 社会的信用が低い
- 周囲の理解を得にくい
順を追って解説してます。
1. 自由な働き方
フリーランスとフリーターは、どちらも自由な働き方が可能です。フリーランスは仕事の量や働く時間を全て自分でコントロールします。
フリーターも、シフト制の場合は自分で希望を伝えられるので、サラリーマンと比べて自由に働けるのが特徴。
どちらも自分の希望を出して働けるので、自由な働き方が可能です。
2. 収入が不安定
フリーランス・フリーターどちらの場合でも、働かないと収入がないので不安定になりやすいです。
サラリーマンは毎月固定の給料をもらえるので、休日があっても収入に変化はありません。
しかしフリーランスやフリーターは働いた分だけお金がもらえるので、仕事をしなければ収入は0。
またフリーランスの場合は1度大きな収入を得ても翌月には収入が激減する可能性もあるので、安定して稼ぐのが難しいです。
3. 副業が自由
どちらの働き方だとしても、自由に副業を行えます。
フリーランスやフリーターは、サラリーマンのように会社に働き方の制限を受けません。
そのため、今の収入に満足していない方は好きな仕事で副収入が得られるでしょう。
フリーランスの場合はそもそも好きな職種を選べる上に、自分の裁量で稼ぐ手段を選べます。
フリーターの場合にもアルバイトの掛け持ちや副業を行うなど、収入アップの選択肢が多いのはうれしい共通点です。
下記では在宅でできるおすすめの副業を13個紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
▼家でできる13個の副業はこちら▼
【保存版】在宅でできるおすすめの副業13選!スキルや目的にあった選び方を徹底解説>>【保存版】在宅でできるおすすめの副業13選!スキルや目的にあった選び方を徹底解説
4. 社会的信用が低い
フリーランスやフリーターは、収入が不安定なことから住宅ローンやクレジットカード作成の審査が通りにくいという共通点があります。
サラリーマンと違い毎月一定の金額が入ることを保証できないので、社会的信用が低いです。
前年多くの収益を出していたとしても、5年後・10年後の保証を証明しにくいので信用を得るのが難しいでしょう。
ただしフリーランスであれば収益を上げ続け、毎年きちんと納税をしていれば住宅ローンなどは通りやすくなります。
5. 周囲の理解を得にくい
周囲の理解が得にくいにも、フリーランスとフリーターの共通点です。
日本は会社員としての働き方が一般的なので、会社に属していないフリーランスやフリーターは何をしているのかと不信感を抱かれる場合があるでしょう。
また結婚する際も、相手の親に認めてもらえない可能性もあります。
フリーランスやフリーターは、上記のように周囲の理解が得にくいことを理解しておいてください。
フリーランスやフリーターとして働く際の2つの注意点
フリーランスやフリーターとして働くなら、下記2つの注意点を押さえておきましょう。
- いつクビになってもおかしくない
- 生活リズムが崩れやすい
順番に見ていきます。
1. いつクビになってもおかしくない
フリーランスやフリーターは、いつクビになってもおかしくありません。
正社員のように法律で守られた存在ではないので、相手からするといつ切っても良い状態です。
人員削減となった場合には、正社員よりもフリーランスやフリーターがクビになる可能性が高いです。
「同じ仕事がずっと続くとは限らない」という不安定さがある点は、フリーランスやフリータが注意するポイントです。
2. 生活リズムが崩れやすい
生活リズムが崩れやすいのも、フリーランスやフリーターの注意点です。
始業時間や就業時間がバラバラになりやすく、さらに夜勤などで夜中に仕事を行うことも珍しくありません。
自分が希望する時間に働けるのは良いことですが、生活リズムが崩れると体を壊す原因になります。
フリーターからフリーランスになる方法
フリーランスとフリーターは、実はいくつかの共通点もあります。しかし、それでも自由度が高く収入も増やしやすいフリーランスの方が、生活しやすいのは事実です。
そこで、フリーターからフリーランスになるための3つの方法をご紹介します。
- スキルをつける
- 仕事を獲得する
- 正社員で働く
フリーランスになりたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. スキルをつける
フリーランスとして仕事をもらうには、専門的なスキルを身につけましょう。やってみたい職種に必要なスキルを身につけて、経験を積みながら仕事をこなします。
なぜなら、フリーランスとして収入を増やし続けるためには一定のスキルが必要だからです。
未経験からフリーランスを目指す場合に、おすすめのスキルは以下の通り。
- プログラミング
- ライティング
- 動画編集
上記のスキルであれば、順を追って勉強することで必ず稼げるようになりますよ。
フリーランスとして活動したいのであれば、まずは興味がある分野から始めてみましょう。
▼フリーランスに必要なスキルはこちら▼
【必見】フリーランスは今後も増加する!生き抜くための5つのスキルとおすすめの職種を紹介>>【必見】フリーランスは今後も増加する!生き抜くための5つのスキルとおすすめの職種を紹介
2. 仕事を獲得する
何かのスキルや技術を持っていれば、すぐに仕事をもらって働き始めることで自然とフリーランスになれます。
特別な資格などがなくても、人より詳しい知識やスキルがあれば仕事をもらえるでしょう。
また何らかのスキルを少し身につけたら、仕事を受けてみることも大切です。経験して実績を作ることで、さらに収益アップを目指せます。
初めのうちはクラウドソーシングサイトなどを利用して、自分のできる案件からこなしてみましょう。
▼フリーランスとして仕事を見つける方法はこちら▼
フリーランスとして仕事がない5つの原因とは!案件を見つける方法や困った時に使える制度を伝授>>フリーランスとして仕事がない3つの原因とは!5つの仕事の見つけ方や困った時に使える制度も伝授
3. 正社員で働く
フリーランスとして働きたい分野を決めたら、その職種で企業に就職し正社員で働いたあとに独立する方法もあります。
1度フリーランスを目指す職種を決めてしまい、正社員になることでスキルアップが望めるでしょう。
また、いきなり個人で活動するのは収入面のリスクが大きいです。仕事をもらえる保証もなく、初めのうちは無収入の期間も続くでしょう。
しかし正社員であれば給料をもらえるので、確実に稼げるスキルを身につけるまで働けます。一番王道かつリスクの少ない方法です。
▼正社員からフリーランスになる方法はこちら▼
【必見】正社員からフリーランスに転職できる?メリット・デメリットや事前に準備する9つのことも解説>>【必見】正社員からフリーランスに転職できる?メリット・デメリットや事前に準備する9つのことも解説
フリーランスとして活躍するには
フリーターからフリーランスになった場合、活躍し続けるにはいくつかのポイントがあります。
こちらでは、活躍するためのポイントを4つご紹介します。
- 自己管理を徹底する
- 受けた仕事は全力でこなす
- 複数の収入源を作る
- SNSを運用する
フリーランスとして活躍役したい方は、ぜひご覧ください。
1. 自己管理を徹底する
仕事の量やスケジュールなど、自己管理を徹底することがフリーランスとして活躍する条件です。
個人で働く場合は仕事の量や進め方など、全て自分で管理する必要があります。
プライベートのスケジュールも同様で、誰かに指定されることもなく遊びたければ好きなだけ遊べます。
そのため安定して収入を増やし続けるには、自己管理を徹底して仕事を進める力が必須。
特に納期を破ってクライアントの信頼を失うとその後仕事をもらえなくなるので、必ず守るよう徹底しましょう。
また、スケジュールだけでなく体調管理も重要です。体調を崩して仕事量が減ると、その分収入も減少してしまいます。
フリーランスで活躍するためには、身の回りの自己管理を怠らないように意識しましょう。
2. 受けた仕事は全力でこなす
受けた仕事は全て全力でこなすと、収入アップや新たな案件の獲得につながります。
どんな内容の仕事でも、全力で業務をこなすとクライアントから信頼されるのからです。
具体的には、以下の内容を遵守しましょう。
- 仕事のクオリティを上げる
- レスポンスを早くする
- 納期を必ず守る
- クライアントの気持ちを考える
全ての案件で全力を尽くすことで、クライアントから信頼を得られてさらに別の仕事をもらえるはずです。
3. 複数の収入源を確保する
フリーランスは収入が不安定になりやすいので、複数の収入源を確保しておくとリスクを減らせます。
1つの案件に頼っていると、仕事が終わったときに無収入になるのはリスクです。
すぐに仕事を探せば良いと考える方もいるかもしれませんが、そんな簡単に見つからないことも多くあります。
収入を少しでも安定させるためにも、いくつかの案件を同時にこなしたり複数の収入源を持っていたりすると、1つ仕事を失っても安心です。
フリーランスで生活していくには、少しでも無収入になるリスクを減らすように意識しましょう。
4. SNSを運用する
フリーランスとして生活する方は、SNSを運用するのがおすすめ。SNSはただの娯楽ではなく、仕事も獲得できる超重要なツールです。
自分のスキルや仕事について発信をしていれば、企業や個人から案件の依頼がくる可能性もあります。
また、SNS上で仕事を募集している方もいるので、自分の職種に関するアカウントと繋がっておきましょう。
たとえば動画編集者がSNSを運等する場合、作った動画を発信するとアカウントがポートフォリオになるので営業に有利です。
まだSNSを暇つぶしに使っている方は、本格的に運用してみてください。
▼SNS運用のメリット・デメリットはこちら▼
【5分でわかる】SNSに取り組むメリット7選+α!デメリットを知り注意して運用しよう>>【5分でわかる】SNSに取り組むメリット7選+α!デメリットを知り注意して運用しよう
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