「教材共有サイトにはどんな種類がある?」
「教材を用意する方法が知りたい」
「おすすめの教材共有サイトがあれば知りたい」
このような悩みにお答えしていきます。オンライン教育を行う際、自社独自の教材を使いたいケースが多いでしょう。
ところが教材をどうやって制作して共有すれば良いのかわからない方も多いはず。
そこでこちらの記事では、以下の内容について解説していきます。
- 教材共有サイトによくあるコンテンツの種類
- 教材共有サイトに掲載する教材(コンテンツ)を用意する方法
- おすすめの教材共有サイト
- 教材共有サイトに掲載する教材を作る際のポイント
ぜひ参考にして、教材共有サイトを活用してみてください。
教材共有サイトによくあるコンテンツの種類3選
教材共有サイトに多いコンテンツは、主に3種類あります。
- 資料配布型
- 動画配信型
- アニメーション型
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1.資料配布型
講義や研修で使用した紙媒体の資料(PDFなど)をデータにして利用するのが、資料配布型です。提供する側の手間やコストがかからないのが特徴です。
ただし、受講者の学習意欲や理解度が低くなることがあるので、教材として利用する際は工夫が必要です。
2.動画配信型
講義の動画を録画したり、オンライン配信したりするのが、動画配信型です。動画の間に資料映像や画像を取り入れるなども可能です。また、インターネット接続できればライブ配信も行えます。
画像や文字のみの教材よりもわかりやすく伝えられます。ただし、ファイルサイズは大きくなる傾向のため、通信回線に負荷がかかったり、再生が遅延したりすることがあります。
3.アニメーション型
イラストやアニメーションを使って解説するのがアニメーション型です。実写では再現が難しいものも映像にできるメリットがあります。
子供から高齢者まで、幅広い年齢層を対象とする教材におすすめです。ただし、アニメーション教材を作る場合は多くの工数やコストがかかります。
教材共有サイトに掲載する教材(コンテンツ)を用意する5つの方法
教材共有サイトを利用する際、教材(コンテンツ)をどのように用意すれば良いのか迷う方もいるでしょう。こちらでは、教材を用意する方法を4つ紹介します。
- 既存の社内資料を活用する
- 既成の教材を購入する
- 既成の教材に手を加える
- 自社で制作する
- 独自の教材を外注する
1つずつ見ていきましょう。
1.既存の社内資料を活用する
すでに社内資料として利用しているPDFファイルやパワーポイントをベースにして、教材作成が可能です。例えば、PDF形式の資料にイラストを追加したり、アニメーション効果をつけたりするだけで、見やすさや親しみやすさをアップできます。
映像にするなら、資料で説明されている内容を実現したり、解説したりするだけでよりわかりやすい教材になります。
すでに教材にできる資料があるなら、それをベースにしてわかりやすい教材に仕上げることで手間やコストのカットが可能です。
2.既成の教材を購入する
一般的な内容を教材にするなら、既成の教材を購入するのが良いでしょう。
例えばビジネスマナーや語学など、オリジナリティを加えなくても成立する内容なら既成の教材の方が手間やコストをカットできます。
既成の教材を購入する場合、ライセンス形式で支払うことがほとんどです。購入する際は、自社の学習システムに適合するかどうか確認しておくことが必要です。
3.既成の教材に手を加える
既成の教材を入手し、自社の学習内容に合わせてカスタマイズする方法があります。教材を提供する事業者には、自由なカスタマイズに対応しているところがあります。
教材に手を加える例は、以下の通りです。
- 既成教材の用語を自社の業界向けに変える
- オリジナルの動画を追加する
- 事例や実例に自社のものを使う
- 確認テストの内容や難易度を調整する
少し手を加えるだけで自社向けの教材が作れるので、それほど手間をかけずに済むでしょう。
4.自社で制作する
自社でオリジナルの教材を1から作る方法があります。テキストをパワーポイントやWordにまとめたり、自社で動画やを撮影したりして、オリジナルのコンテンツを作ります。
自社で教材を作れば、コストを抑えられる上、自由度が高いコンテンツが完成するでしょう。
自社で1から作成するのが難しい場合は、動画を埋むだけで教材が作成できるツールを利用するのがおすすめです。
5.独自の教材を外注する
「オリジナルの教材を作りたいが、高度な技術が必要」という場合は外注する方法があります。外注するといっても全て任せっきりにするのではなく、企画や設計段階で情報を共有し、作成過程も逐一チェックしながら進めていくことになるでしょう。
クオリティの高い教材を作りたい場合は、プロの力を借りるのがおすすめです。
おすすめの教材共有サイト5選
教材共有サイトを利用すれば、オンライン上で利用できる教材やマニュアルを効率よく作成できます。こちらでは、おすすめの教材共有サイトを5つ紹介します。
- オンクラス
- 楽々てすと君
- ひかりクラウド スマートスタディ
- Seculio
- eden LMS
自社が作成したい教材に合わせて、最適なサイトを選んでみてください。
1.オンクラス
月額料金 | ・フリー:受講生5名まで無料 ・ビギナー:4,980円/月 ・プロ:14,800円/月 ・ビジネス:34,800円/月 ・スペシャル:55,000円~/月 |
主な機能 | ・動画埋め込み機能 ・感想文機能 ・小テスト機能 ・学習計画機能 ・カリキュラムの販売機能 ・進捗管理機能 |
オンクラスは、簡単に教育コンテンツを提供できるサイトです。YouTubeやVimeoを埋め込む機能があるため、簡単に動画コンテンツを作成できます。さらに、感想文機能や小テスト機能があるため、学習者の理解度をチェックするのに役立ちます。
管理画面はシンプルで使いやすく、サロンや学習塾、企業研修など幅広い分野に利用可能です。受講生5名までは無料なので、まずは試してみるのがおすすめです。
2.楽々てすと君
月額料金 | ・月々75,000円~ |
主な機能 | ・教材・テスト作成機能 (パワーポイントから動画を作成できるPIP-Maker、教育コンテンツ作成支援ツールiTutor) ・アンケート作成機能 ・学習。アンケート実施機能 ・進捗管理機能 |
楽々テスト君は、教育、テスト、アンケートが1つになったe-ラーニングシステムです。シンプルで操作が簡単なので、ITに詳しくない方でも使いこなせるでしょう。
動画やパワーポイントも簡単に利用できるので、教材をスピーディに用意したい場合にも適しています。利用者のデータは、クラウド上の「楽々テスト君」サーバーに1年間保存できます。顧客管理の負担も軽減されるでしょう。
3.ひかりクラウド スマートスタディ
月額料金 | ・初期費用:基本機能5,500円/契約+オプション費用 ・月額利用料:198円/ID+オプション費用 |
主な機能 | ・ドキュメント・ビデオアップロード機能 ・ドリル機能 ・レポート機能 ・メッセージ機能 ・ライブ機能 ・コンテンツ言語変換機能 |
ひかりクラウド スマートスタディは、受講生1名から始められるクラウドサービスです。初期費用を抑えてeラーニングを利用したい方におすすめ。パソコン、タブレット、スマートフォンなどマルチデバイスで受講可能です。
社内の集合研修や、社員のスキルチェックなど、大手企業にも幅広く利用されています。2週間無料でお試しできるので、どのような機能が利用できるのか確認してみてください。
4.Seculio
月額料金 | ・カスタマイズプラン:1ユーザー500~円/月 ・ベーシックプラン:一律6,000円/月 ・エントリープラン:一律4,000円/月+初期費用10万円 |
主な機能 | ・e-ラーニング機能 ・セキュリティ・ダッショウボード機能 ・ルールブック機能 ・スケジュール管理機能 ・社内アンケート機能 ・ニュース機能 |
Seculioは、セキュリティに特化したクラウドサービスです。従業員向けに、訓練メールを送信して引っかかった従業員の数をカウントするなど模擬訓練も可能です。
40種類を超える教材から、自社に合うものを選ぶだけで社内向けの教育が可能です。教材の定期配信サービスがあり、受講者のマンネリ化を防げます。
5.eden LMS
月額料金 | ・推奨受講者数300人:40,000円/月 ・推奨受講者数600人:60,000円/月 ・推奨受講者数1,000人:80,000円/月 ・推奨受講者数2,000人:120,000円/月 ・推奨受講者数4,000人:210,000円/月 そのた、ユーザーID数課金プランもあり |
主な機能 | ・動画埋め込み機能 ・テスト機能 ・学習状況機能 ・国際化対応 ・ユーザー管理機能 |
eden LMSは、初期費用なしで、1ヶ月単位で利用できるクラウド型のサービスです。無駄なコストをかけずに教材共有したい方におすすめです。
ITの知識がなくても、素材を並べるだけでコンテンツ作成が可能。受講者の学習状況をチェックしたり分析したりできるので、未完了のユーザーに対して催促のメールをおくることも簡単です。
教材共有サイトに掲載する教材を作る際の5つのポイント
教材共有サイトに掲載する教材を作るときのポイントを5つ紹介します。
- わかりやすいタイトルをつける
- 1つのコンテンツを短くする
- 動画を活用する
- ゴールを明確にする
- 授業形式の動画はカメラ目線を意識する
ぜひ参考にしてみてください。
1.わかりやすいタイトルをつける
コンテンツのタイトルは、学習者の学びに対する意欲を後押しする大切なものです。
コンテンツごとに、内容がひと目でわかるタイトルをつけるようにしましょう。
2.1つのコンテンツを短くする
1つのコンテンツは、なるべく短くするのが良いでしょう。スキマ時間に学べるため、モチベーションを保ったまま学習を続けられます。
動画は長くても5分~10分ほどにまとめるのがおすすめです。
また可能であれば音が出せないときのために、テロップやテキスト形式の教材もあると良いでしょう。
3.動画を活用する
教材を作るなら、動画を活用するのがおすすめです。特に手順を紹介する教材を作る場合、文字や画像のみでは詳細が伝わりにくくなります。
映像化して、テロップを付けたり資料を表示したりすることで、受講者にとってわかりやすい教材が作れるでしょう。
4.ゴールを明確にする
教材を作る際は、ゴール提示して学習の目的を明らかにすることが大切です。ゴールがみえないと、受講者が学ぶ意欲を失ってしまいます。
ゴールを明らかにしておけば、徐々に難しい内容を取り入れても受講者は挫折することなく学び続けられます。
最後にまとめや確認テストを実施すれば、知識が定着しやすくなるでしょう。
5.授業形式の動画はカメラ目線を意識する
授業形式の動画を作成する際は、カメラ目線を意識するようにしましょう。
授業を受ける側は、自身に語りかけられている意識が働き、集中力が高まるためです。
動画の向こうに授業を受けている人がいることを想像して撮影するのがおすすめです。
スマートなオンライン講座を作るなら「オンクラス」
オンライン講座の開講を予定している方は、オンクラスをぜひご利用ください。
オンクラスは、教育に特化したプラットフォームです。講座の利用者向けに、動画やテキストコンテンツを提供できます。
- 感想の共有
- アンケートやテストの実施
- 受講生による学習計画作成
- 動画講座の販売
- 受講生のログイン・進捗管理
などの機能で、スマートなオンライン教育を実現しています。
手数料が無料で受講生5名までの講座を作れますので、ぜひ使い勝手を試してみてください。