【要チェック】バナー制作の相場はいくら?4つの種類やサイズ別に分けて徹底解説

「バナーの制作を依頼する場合どのくらい費用がかかるの?」
「動画のバナーを作ってみたいけど、費用が高くなりそうで不安」
「バナーを数多く作るので、なるべく価格を抑えたい」
などと考えていませんか?

バナーは、WebサイトだけでなくSNSに投稿する画像として活用するなど、利用用途が広がっています。またバナーは、静止画や動画など様々な形態のものが作られるようになりました。

バナーは簡単に作れるように見えますが、素人とプロではクオリティに大きく差が出てしまいます。しかし、バナー制作をプロに依頼した場合に、どのくらいの費用がかかるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、バナーの制作を依頼する方法として以下の内容を解説します。

  • 種類別バナー制作費用の相場
  • サイズ別のバナー制作費の相場
  • バナーデザイン制作に含まれない場合がある費用
  • バナー制作の費用をおさえる3つの方法
  • フリーランスにバナーデザインを依頼する方法

バナー制作費用は、種類やサイズだけでなく、依頼先によっても変わります。バナー制作の依頼を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

種類別のバナー制作費用の相場

バナーの種類によって、制作費用は大きく変わります。種類別の費用相場の一覧は、以下の表を参考にしてみてください。

バナーの種類 費用相場
静止画バナー 3,000~10,000円
動画バナー 30,000円~
GIFアニメーションバナー 7,000~10,000円
ボタンリンクバナー 1,000円~

こちらでは、バナーの種類別の費用について詳しく解説していきます。

  1. 静止画バナー
  2. 動画バナー
  3. GIFアニメーションバナー
  4. ボタンリンクバナー

一つひとつ見ていきましょう。

1.静止画バナー:3,000~10,000円

静止画バナーとは、写真とイラストなどを用いたもののことです。画像や文字に動きをつける演出はなく、静止した素材のみを使います。

費用相場は、3,000~10,000円程度です。費用相場に差があるのは、サイズやバナーに使用する素材の違いです。

使用する素材は、バナー用に新規に制作する場合のほか、写真やイラストデータを購入する場合があります。新規に制作する場合は、費用が高くなります。

サイズや素材によって費用相場は変わりますが、動画バナーなどに比べて安価であることが特徴です。

2.動画バナー:30,000円~

動画バナーは、画像や文字などに動きがあるもののことです。Webサイトで使用するほか、SNSに投稿する画像として使われることも多いことが特徴です。

動画の尺は15~30秒ほどが一般的です。あくまでバナーなので、あまり尺の長い動画は適していません。

費用相場は、30,000~1,000,000円と大きく幅があります。相場に幅があるのは、撮影や編集にかかる工数が大きく変わってくるためです。

3.GIFアニメーションバナー:7,000~10,000円

GIFアニメーションバナーとは、複数の静止画像をつなぎ合わせて動きを出すもののことです。

例えば、以下のバナーのように2枚の静止画を組み合わせるだけで、動きのあるものが簡単に作れます。静止画バナーに比べて、目につきやすいことが特徴です。


引用:JT 大人たばこ養成講座

費用相場は、7,000~10,000円です。複数枚の画像を作るため、静止画バナーに比べて少し高くなります。

4.ボタンリンクバナー:1,000円~

ボタンリンクバナーとは、ユーザーのクリックを誘導するもののことです。

例えば「お問い合わせはこちら」「詳しくはこちら」などページ遷移を誘導する場合に、テキストだけの表示ではなく、装飾したボタンの方がクリックされやすい場合があります。

ただし他のバナーのように画像やイラストを使うよりは、クリックしてもらうための色やフォントが重視されるものです。

費用は、他の種類に比べて安価で、1,000円から程度が相場です。

サイズ別のバナー制作費の相場

バナーの制作費用は、種類だけでなく、サイズでも変わります。以下の表は、サイズ別の費用相場です。サイズは、縦・横の長さを合計したものになります。

費用相場

550px以下
4,000〜5,000円

900px以下
5,000〜9,000円

1500px以下
6,000円〜1万円

実際のバナーサイズの例は、以下を参考にしてみてください。

  • 中サイズのバナーの例 400px✕200px(縦横合計600px)
  • 大サイズバナーの例 960px✕480px(縦横合計1,440px)

バナーデザイン制作に含まれない場合がある費用

バナー制作費用は、依頼する制作会社によって、デザインの他に追加の費用が発生する場合があります。主な追加費用が発生する恐れのある内容は、以下の表を確認してみてください。

相場
制作管理(ディレクション) 総費用の10~20%
画像の撮影 2,000~4,000円/点
10,000円~20,000円/時間
コピーライティング 5,000円~
修正 デザイン費の10%程度

こちらでは、追加費用の項目について詳しく解説します。

1.制作管理(ディレクション)

複数人が制作に係わる案件の場合、制作管理(ディレクション)費用が追加される場合があります。

制作管理とは「業務の進行管理」や「成果物の品質管理」に関する費用のことです。費用相場は、デザイン費用の10~20%程度です。

多くの場合は、デザイン費用に含まれますが、動画バナーなど制作に携わる方が多い場合などは注意が必要です。

2.画像の撮影

バナーに使用する画像を新たに撮影する場合、費用が別途かかる場合があります。撮影にかかる費用は「撮影点数単位」または「撮影時間単位」で計算されます。

撮影点数単位の場合1点2,000~4,000円、撮影時間単位の場合1時間あたり10,000~20,000円程度が相場です。

固有の商品などの写真ではなく、風景や人物写真などは、新たに撮影する手間を省くため、素材サイト等で購入する場合があります。素材はサイズや内容によって価格は大きく変わりますが、2,000~5,000円程度かかることが一般的です。

3.コピーライティング

バナーで使うキャッチコピーなどのコピーライティングまで依頼する場合は、追加で費用が発生する可能性があります。

バナーのキャッチコピーは、ユーザーの目を引くために重要な要素です。コピーライティングの費用は、5,000円程度からが相場ですが、制作会社等によっては数万円単位でかかる場合もあります。

4.修正

バナーのデザイン提案に対して、修正を依頼した場合に別途費用がかかる場合があります。修正費用の相場は、デザイン費の10%程度です。

多くの場合、デザイン費用には、修正回数の制限が設けられています。例えば「修正3回までは無料で対応します。それ以上の場合は1回ごとに費用が発生します」などの説明が事前にされていることが一般的です。

バナー制作の費用をおさえる5つの方法

バナーを一度に大量に制作する必要がある場合など、費用をなるべく安くおさえたいという方は多いでしょう。こちらでは、バナー制作の費用をおさえる方法を3つ紹介します。

  1. 素材を提供する
  2. 複数まとめて発注する
  3. 中長期で契約する
  4. フリーランスに依頼する
  5. 広告運用と合わせて依頼する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.素材を提供する

バナーに使用する画像やイラストなどの素材を、制作会社に提供すると費用を抑えられます。素材を提供することで、制作会社が準備する手間が省けるためです。

自社でストックしている写真などの他、素材を購入できるフォトストックサイトなどで、予めイメージにあったものを準備しておくと良いでしょう。

2.複数まとめて発注する

複数のバナーをまとめて発注することで費用をおさえられます。バナーは、Webサイトに使用するものとSNSで使用するものなど、用途別にサイズや内容の違ったものが必要になることが多いです。

制作依頼をする前に、必要なバナーの種類やサイズをしっかり洗い出しておくことで、まとめての発注が可能になるでしょう。

3.中長期で契約する

継続してバナー制作の案件がある場合は、1社と中長期の契約を結ぶと費用が安くなる場合があります。制作会社側は、継続して仕事が受けられるメリットがあるためです。

バナー制作を中長期で契約するには、WebサイトやSNS運用を計画的に行っていく必要があります。バナー制作費用を抑えるため、先を見越した計画を立てておくと良いでしょう。

4.フリーランスに依頼する

バナー制作をフリーランスに依頼することで、費用が安くなる場合があります。フリーランスの場合、会社の利益分の費用がかからなかったり、1人で作業をするため経費が抑えられる傾向があります。

ただしフリーランスであっても、高単価で仕事を受ける方は数多くいます。フリーランスだからといって、必ずしも安くなるとは限らないので注意しましょう。

5.広告運用と合わせて依頼する

制作会社の中には、インターネット広告の運用代行業を行っているところがあります。バナー制作だけでなく、広告の運用代行を合わせて依頼することで、制作費用を抑えられる可能性があります。

バナーのデザインとインターネット広告の運用は、親和性の高い業務です。バナー制作から広告運用まで一貫して1社に依頼することで、効率的に作業を進められます。

フリーランスにバナーデザインを依頼する3つの方法

フリーランスにバナーデザインを依頼する場合は、クラウドソーシングサイトを利用すると便利です。こちらでは、以下の3つのクラウドソーシングサイトで、バナーデザインを依頼する方法を解説します。

  1. CrowdWorks(クラウドワークス)
  2. Lancers(ランサーズ)
  3. ココナラ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.CrowdWorks(クラウドサークス)

CrowdWorksでは、「プロジェクト形式」「コンペ形式」という2つの方法でフリーランスにバナー制作を依頼できます。

「プロジェクト形式」とは、バナーの内容やサイズなどの依頼内容をサイトに掲載して、フリーランスに応募してもらう方法です。

応募してくれたフリーランスの中から、1人を選考して正式に依頼をします。選考する際には、フリーランスの実績や費用などを1人1人確認することが可能です。

「コンペ形式」とは、依頼内容を掲載して、フリーランスにバナーを制作してもらい、気に入ったバナーを採用する方法です。実際にバナーを制作してもらえるので、選考しやすい方法と言えます。また採用決定後に、細部の修正依頼をすることが可能です。

2.Lancers(ランサーズ)

Lancersでは「フリーランスを探す」「パッケージを探す」の2つの方法でフリーランスを探せます。

「フリーランスを探す」では、検索画面で「バナー制作」と入力すると、バナー制作が可能なフリーランスの一覧が表示されます。一覧の中から、フリーランスのプロフィールや制作実績などが確認して、気に入った方に制作依頼をする流れです。

「パッケージを探す」では、フリーランスが掲載している「提案」の中から選ぶ方法です。提案には、デザインのテイストや価格などが掲載されているので、ネットショップで商品を選ぶように、フリーランスを探すことが可能です。

3.ココナラ

ココナラでは「サービスを探す」「出品者を探す」の2つの方法でフリーランスを探せます。

「サービスを探す」では、フリーランスが掲載している「提案」の中から選ぶ方法です。価格や納期などが掲載されているので、自分に合ったサービスを選べます。

「出品者を探す」では、サイトに掲載されているバナー制作が可能なフリーランスの一覧から選ぶ方法です。選考する際には、過去に制作依頼した方からの評価や実績を参考にできます。