Webクリエイター能力認定試験の勉強法5選!受けるメリットデメリットも解説

「Webクリエイター能力認定試験を受けようか迷っている」
「資格取得のメリットがよくわからない」
「合格率や対策法が知りたい」
などと考えていませんか?

Webを使用した仕事が多くなってきたいま、スキルを証明するためにWebクリエイター能力認定試験を取得したいと考えている人も増えています。

しかし何から勉強したらいいかわからず、手が止まっている人も多いのではないでしょうか。

Webクリエイター能力認定試験に合格するには、試験内容を頭に入れつつ過去問や教材などから学ぶと良いでしょう。

この記事ではWebクリエイター能力認定試験の内容から勉強法まで、初めて受けるという方にもわかりやすく解説します。

  • Webクリエイター能力認定試験の概要
  • 受けるメリットデメリット
  • 合格するための勉強法

Webクリエイター能力認定試験に合格して、自分の理想にいち早く近づきたいという人はぜひ最後までチェックしてみてください。

Webクリエイター能力認定試験について!概要や合格率を徹底網羅

Webクリエイター能力認定試験の勉強をする前に、 そもそも試験内容や概要はどういったものなのかをしっかり確認しておきましょう。

  1. 初級・スタンダードの概要
  2. 上級・エキスパートの概要
  3. 合格率について

Webクリエイター能力認定試験は、Webサイトを構築する上で必要なHTMLやCSSなどの知識レベルを測るための試験です。

試験で必要とされるのはWebサイトのデザイン能力と、コーディングスキルです。

試験はHTML5、XHTML1.0、HTML4.01の3種類があり、それぞれスタンダード、エキスパート、上級、初級に分けられています。

ではそれぞれ確認していきましょう。

1.初級・スタンダードの概要

Webクリエイター能力認定試験スタンダードは実技問題のみです。

試験方式 CBTまたはWBT形式
試験時間 テキストエディター使用:70分
Webページ作成:60分
設問数 4ページ程度のXHTMLファイル
CSSファイル
合格基準 65%以上
受験料 5,900円(税込)
出題形式 記述式

WebサイトにおいてHTMLやXHTML・CSSの状態を保ちつつ、適切に編集できるスキルが問われます。

出題範囲は主に以下の通りです。

  • HTML5の変換
  • HTMLの作成
  • CSSの読込と作成
  • 画像の表示
  • XHTML・CSSの編集スキル

必要に応じてソースコードを編集し、提出します。

2.上級・エキスパートの概要

エキスパートの出題形式は知識問題20問と実技問題です。 デザインカンプによる問題が15問、文書による問題が5問出題されます。

他にも実技問題ではHTMLやXHTMLの作成、CSSの読み込み作成のほかに画像表示やJavaScriptの読み込みもあるため対策しておきましょう。

試験方式 CBTまたはWBT形式
試験時間 知識問題:20分
テキストエディター使用:110分
Webページ作成:90分
設問数 知識問題20問
5ページ程度のXHTMLファイル
CSSの作成ファイル
画像ファイル
合格基準 知識と実技合わせて65%以上
受験料 7,500円(税込)
出題形式 知識問題:4択式
実技問題:記述式

エキスパートではユーザーのニーズを汲み取った利便性のあるサイト制作が可能であるかが問われます。

他にも以下のような点も重要視されているため、勉強の段階で意識しておきましょう。

  • 新規サイト制作
  • レスポンシブ対応
  • スクリプトを用いた動きがあるサイト制作

解答形式はスタンダードと同じく、必要に応じてソースコードを編集、提出します。

3.合格率は約90%

Webクリエイター能力認定試験の合格率はスタンダード、エキスパートともに非常に高い89.9%です。

スタンダードに関しては知識問題がないためより簡単で、その合格率は90%を超えます。

エキスパートに関しては実技問題の他に知識も入ってくるため、以下の点は重点的に勉強しておく必要があるでしょう。

  • 配色
  • レイアウト
  • デザイン知識

知識問題があっても決して難しい内容ではないため、対策を行なっていれば高確率で合格できます。

Webデザインに興味がある人は気軽に勉強ができる良い認定試験と言えるでしょう。

Webクリエイター能力認定試験を受けるメリット3選

Webクリエイター能力認定試験を受験することで得られるメリットを3つ紹介します。

  1. Webサイト制作スキルが身に付く
  2. 転職や就職の際に評価されやすい
  3. 資格手当や報奨金がもらえるケースがある

メリットを知っておくことでやる気にもつながるため、ぜひ最後までチェックしてみてください。

1.Webサイト制作スキルが身に付く

合格率が高いとはいえWebクリエイター能力認定試験に合格するためには、勉強は必須です。

基礎から順番に勉強することでWebデザイナーへ確実にステップアップできます。

スタンダードでは実技の基礎、エキスパートでは実技基礎と知識が理解できるため、HTML5などに興味を持ち始めた人には最適な試験といえるでしょう。

Webデザイナーとして将来活躍したいと考えている人は1つの目標としてWebクリエイター能力認定試験を受験することをおすすめします。

2.転職や就職の際に評価されやすい

Webクリエイター能力認定試験に合格すると、実際に勉強してきたという証明の1つとして活かせます。

転職や就職活動中の人は特に持っていて損はない資格といえるでしょう。

勉強してきた結果が出ていることは能力の証明になるだけでなく、信憑性も高まります。

しかしあくまで1つの資格であるため、Webクリエイター能力認定試験だけにこだわらないよう注意しましょう。

一般的には資格よりも、実務スキルの方が重要視されます。あくまでスキル証明の1つとして、受講を検討してみてください。

3.資格手当や報奨金がもらえるケースがある

企業によってはWebクリエイター能力認定試験に合格することで、資格手当や奨学金が出るケースがあります。

資格手当てが少額だったとしても毎月の収入が少し増えるため、長い目で見るとメリットがあるといえます。

しかしWebクリエイター能力認定試験はIT資格の中でも受験者数が少なく、難易度もそこまで高くないため、資格手当の対象外になる企業も多いです。

資格手当希望で受験するのであれば、事前に対象になっているか確認しておきましょう。

Webクリエイター能力認定試験を受けるデメリット2選

メリットが多いWebクリエイター能力認定試験ですが、デメリットも存在します。

  1. 勉強時間を確保しなければならない
  2. 資格よりも実務スキルの方が大切

始めてから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

1.勉強時間を確保しなければならない

Webクリエイター能力認定試験は難易度が低めの資格ですが、一切勉強せずに合格するのは難しいです。

求められた通りにコーディングを行う必要があるため、演習の問題対策はしっかり行いましょう。

受験勉強の時間がなかなか確保できないという人は、通勤や通学などのスキマ時間を使ってコツコツと勉強していきましょう。

少しずつ勉強することで、確実に成果は見えてきます。

2.資格よりも実務スキルの方が大切

デザイン業界は実力主義でもあるため、資格があるからといって優遇されるわけではありません。

資格よりも実際はどういったWebサイトが制作できるのか、ニーズに合ったデザインは考えられるのかという点が重視されます。

あくまで資格は体系的に学ぶためのものであり、スキルを習得するためには実際に手を動かして作業する必要があることを意識しましょう。

実務スキルを習得するためには、オンラインスクールなどで実際に実績を残しているプロから教わると良いでしょう。

例えばスマリミだと、スマホひとつあれば隙間時間にスキルが身につけられます。

現在も活躍している実績ある講師からわかりやすく教えてもらえるため、理想のWebデザイナーまで最短距離で目指せるでしょう。

Webクリエイター能力認定試験に合格するための勉強法5選

Webクリエイター能力認定試験に合格するための勉強法を5つ紹介します。

  1. 公式テキストを使う
  2. サイト作成の演習を行う
  3. 書籍から学ぶ
  4. サイトやYouTubeから勉強する
  5. 実際に合格した人から教わる

ぜひ最後までチェックしてみてください。

1.公式テキストを使う

Webクリエイター能力認定試験の公式テキストを使って勉強することは非常におすすめです。

サーティファイが発行するWebクリエイター能力認定試験の問題集を解くことで出題傾向が理解できます。

テキストだけでは不安という人は公式の問題集を見ながら実際にWebサイト制作をしましょう。

2.サイト作成の演習を行う

実際にパソコンを使ってWebサイト制作すると、より操作を覚えやすいです。例えばメモ帳にタグを打ち込んで練習するだけで十分な試験対策と言えます。

Sublime Textなど、無料のテキストエディターはいくつかあるため、気になる人はぜひ利用してみてください。

わからない部分が出てきたら問題集を見たり、サイトで調べたりしてコツコツと進めていきましょう。

3.書籍から学ぶ

今はWebデザインやWebクリエイター能力認定試験の対策本がいくつか出版されています。

書籍では基礎知識を網羅的に学習できるだけでなく、応用知識も身に付きますまた、実際に出版されていることから信憑性も高いです。

自分に合った本を見つけるコツなどは以下の記事で詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

▼Webデザイン勉強におすすめの本についてはこちら▼

【超厳選】Webデザインのおすすめ本13選!初心者から上級者向けまで完全網羅

>>【超厳選】Webデザインのおすすめ本13選!初心者から上級者向けまで完全網羅

4.サイトやYouTubeから勉強する

今はYouTubeやTwitterなどのSNSでノウハウを公開している人も多いです。

実際にプロとして活躍している人が発信しているサイトや動画からは、より細かな情報が得られます。

実際に受験したことがある人だと、問題の内容や解く方法も教えてくれるため、非常にわかりやすいでしょう。

5.実際に合格した人から教わる

実際にWebクリエイター能力認定試験に合格した先輩たちから学ぶのもおすすめです。

現役で活躍している人であれば、合格方法以外にWebデザイナーとして活躍していく上で重要なポイントも教えてもらえるでしょう。

プロと交流するには以下の環境がおすすめです。

  • SNS
  • オンラインセミナー
  • 講座

これらに参加することでプロとの人脈も広がるため、将来的にもメリットが多いです。

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