「自分だけ仕事量が多いと感じるのはなぜだろう」
「仕事量が多い人と少ない人がいて不公平に感じる」
「仕事量が多くて大変、どうすればよいのか気になる」
このような悩みはありませんか。
仕事をしていると自分だけ仕事量が多くて、不公平だと感じることはないでしょうか。勘違いなのか本当に仕事量が多いのか、判断が難しいところです。
自分だけ多く仕事をしていると思っていると、ストレスがたまってしまいます。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 自分だけ仕事量が多いと感じたときに判断する基準
- 自分だけ仕事量が多いと勘違いする理由
- 自分だけ仕事量が多いと感じたときの対処法
- 多い仕事を整理する方法
自分だけ仕事量が多いと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
自分だけ仕事量が多いと感じたときに判断する4つの基準

自分だけ仕事量が多いと感じたら、以下の項目で判断しましょう。
それぞれ順番に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 同僚と比べて仕事量が多い
同僚と比較して仕事量が明らかに多い場合、自分の負担が大きいといえます。同じ役職なのにあまりにも業務量が異なる場合は、不公平だと判断できます。
自分と同僚の仕事量がどのくらい違うのか、休憩中や移動中などで聞いてみるとよいです。タスクを確認できるツールがあれば、どのくらい違いがあるのかチェックすると、業務量の違いがわかります。
2. 周りの人は定時退社している
周囲の社員は定時で帰っているのに、自分だけ残業している場合は、仕事量が偏っている可能性があります。自分よりも要領のいい人が定時退社している分には問題ありません。
しかし、業務スピードが遅い同僚も定時退社しているなら、仕事量のバランスに問題がある判断できます。定時になったら意図的に周囲を見渡して、誰が帰っているか見てみるとよいでしょう。
3. 帰宅後や休日に仕事をしている
持ち帰り残業をしている場合、仕事量が多すぎる可能性があります。
本来であれば、業務時間内に終わらせることが理想です。しかし、業務量が多すぎるためプライベートの時間を使って仕事をしている人もいるでしょう。
仕事を持ち帰っていることを上司が知らない場合、さらに業務負担が増えることも考えられます。
就業時間内に仕事を終わらせることが難しければ、同僚や先輩へ相談しましょう。効率を高めても改善しない場合は、上司に相談した方がよいです。
4.体調が悪くなってきている
仕事量が多いと、心身に影響があります。特に、体調が悪化していると感じている場合は、注意が必要です。
仕事量が多いと感じるときに、以下のような体調の変化が現れることがあります。これらのサインに心当たりがある場合は、注意が必要です。
- 慢性的な疲労感
- 寝つきの悪化や夜中の目が覚め
- 集中力の低下
- 些細なことでイライラ
- 頭痛や肩こり
- 食欲不振、胃痛、便秘や下痢
これらのサインが複数現れている場合は、仕事量が多いことが原因で体調が悪化している可能性があります。放置すると、悪化して取り返しがつかないことにもなりかねません。
自分だけ仕事量が多いと勘違いする人の特徴5選

自分だけ仕事量が多いと勘違いする人の特徴は、以下の5つです。
それぞれ順番に解説するので、ぜひ参考にしてください。
1. 責任感が強すぎる
責任感が強い人は、仕事のクオリティが高い一方で、時間をかけてタスクをこなしているため、仕事量が多いと感じやすいです。
質が高いことは素晴らしいことですが、期待値を大幅に上回って仕事をこなしているとタスクが終わりません。求められるクオリティはどのくらいなのかを把握できるように、周囲と相談しながら仕事を進めてみてもよいでしょう。
2. 自己評価が高すぎる
自分に対する評価が高すぎる場合、仕事量が多いと勘違いしやすいです。本来の能力より高く見積もって仕事をしていると、業務が滞ります。
例えば、1日に5つのタスクを完了させる能力がある場合に、10個行えるつもりで引き受けるとキャパオーバーになってしまいます。予定通りに仕事が進まない場合は、自己評価を見直した方がよいでしょう。
3. プライベートがない
自分だけ仕事量が多いと勘違いする人は、休日も仕事をしていることがあります。
この原因としては、プライベートにやることがないというのが挙げられます。
プライベートの時間も仕事をしていると、こなせる業務量が増えるため仕事を抱え込みやすいといえます。周囲から「多くの仕事をこなしてくれる」と思われ、さらに新たな仕事を依頼されるという具合に業務量が増えていきます。
会社員の場合は、プライベートな時間に仕事をする必要はありません。業務が増えすぎて休日も使っている場合は、上司に相談した方がよいでしょう。
業務時間内にこなせていれば健全ですが、プライベートも仕事に充てているのは健全ではありません。
4. 仕事の効率が悪い
仕事の効率が悪い人は「自分だけ仕事量が多い」と勘違いしています。タスクにかける時間が他の人より多いあるいは、複数の仕事を同時に進めていて効率が下がっている可能性があります。
結果的に仕事が思うように進まず、周囲と仕事量は同じでも、自分だけ多く感じやすいです。キャパオーバーになると、仕事の効率が悪くなり悪循環に陥るため注意しましょう。
5.仕事を断れない
仕事を断れない人も「自分だけ仕事量が多い」と勘違いしている可能性があります。
自分では仕事量が多いと感じていても、周囲からは認識されていない場合があります。抱えきれないほどの仕事量がすでにあっても、周りが気づいてない場合には、さらに仕事が回ってくることも考えられます。
仕事が断れない人には、以下のような特徴があります。
- 人の役に立ちたい・頼られたいという気持ちが強い
- 相手の気持ちを考えてしまう
- 仕事を断れば嫌われてしまうのではという不安が強い
仕事を多くこなせることは大事ですが、イライラして人間関係が悪化したり、時間に追われミスが増えたりすると、仕事全体の質が低下してしまいます。
適切に仕事を断るというのも仕事のうちだという意識を持つのも大切です。
自分だけ仕事量が多くなる理由5選

周りと比べて自分だけ仕事量が多くなる理由として、以下の5つが挙げられます。
順番に解説します。
1. 上司が適切な仕事量を把握していない
部下の仕事量を把握していないと、業務量のバランスが偏りやすいです。上司も仕事を抱えている状況ではありますが、部下の経験やスキルを考えて割り振る必要があります。
新入社員とベテランでは、同じ時間にできる仕事量が異なるため、能力を元に仕事が割り振られれば不公平になりにくいといえます。反対に、上司が部下の能力を把握していないと、適切な仕事量にならない可能性があります。
2. 上司に期待されている
上司から期待されていると、仕事量が多くなることがあります。
早く仕事を覚えてほしいという気持ちが強すぎるあまり、多くの業務が振られます。「君には期待している」と言葉をかけてもらったり、重要な仕事を任せてくれたりした場合は、期待されている可能性が高いです。
昇進を考えているなら努力する時期ですが、あまりにも負担が大きいなら断る勇気も必要です。こなせるタスクには限界があるため、キャパオーバーになるようであれば上司に相談しましょう。
3. 複数の仕事が中途半端になっている
いわゆるマルチタスクの状態です。複数の仕事を同時並行で行っていると、別の業務内容を忘れやすくなるため、改めて思い出す必要があります。
途中まで進んでいた仕事を再開する際は、思い出すところから始まるため効率が悪いです。複数の仕事を同時に行っていると業務が早く終わりそうですが、余計に時間がかかってしまいます。
一つひとつタスクをこなしていく方が、効率良く仕事が行えるでしょう。
4. 人手が不足している
人手不足が要因として挙げられます。人手が足りないと、一人当たりの仕事量が多くなりやすいです。
50個の仕事を50人で分担すれば一人当たりの仕事は1つです。しかし、10人しかいない場合は複数の仕事をこなさなければならないため、仕事量は必然的に増えます。
結果的に定時に仕事が終わらず、残業や休日出勤が増えてしまいます。人手が増えない限り、慢性的に業務量が多い状態が続くでしょう。
5. 自ら仕事を引き受けすぎている
キャパオーバーの状態です。多くの場合、上司や先輩からの依頼を断れず仕事を引き受けすぎてしまう人が当てはまります。
仕事を断りたくても「仕事を断ってはいけない」「誰かに任せられない」と思って引き受けます。
依頼を断ると迷惑をかけたり、反感を買ったりするかもしれないという思い込んでいる場合は要注意です。1人で抱え込みすぎると、いずれ限界を迎えます。
限界を迎える前に、職場で声をかけて手伝ってもらいましょう。いきなり頼まれても対応してもらえるとは限らないため、可能な限り早く相談するのがポイントです。
自分だけ仕事量が多いと感じたときの4つの対処法

仕事量が多いと感じたときの対処法は、以下の5つです。
順番に解説していきます。
1. 周囲に頼る
自分だけで仕事を行うのではなく、他の人に聞いたりお願いしたりしましょう。自分の知識やスキルでは、業務をこなせる量に限界があります。
他の人に頼ることで問題の早期解決につながる可能性があります。仕事をお願いするときは「今お時間大丈夫ですか?」とスケジュールの確認をとります。
自分が困っているからといって相手を気遣わないと、迷惑がかかってしまうため要注意です。相手に配慮することで、気持ちよく相談に乗ってもらえます。
2. 業務量について上司に相談する
抱えている仕事を処理しきれない場合、上司に相談して業務を減らしてもらう方法があります。相談する前に、客観的に仕事量が多いと理解してもらえるように、業務の棚卸しをしましょう。
棚卸しといっても難しい話ではなく「会議資料作成:1時間」「営業活動:2時間」など、大まかな業務時間をリストアップします。上司に相談する際は、どの業務が大変だと感じているのか具体的に提示し、指示をもらいましょう。
結果的に業務量を減らしてくれる可能性や、効率的な仕事方法を教えてくれることがあります。上司は部下の仕事量を把握しているとは限らないため、自分から積極的に訴えた方がよいです。
3. 会社に依存しない働き方を模索する
仕事量が多い人は責任を持って仕事をこなすため、フリーランスとして働ける適性が高いです。
フリーランスは、営業から商品やサービスの提供まで自分の責任で行います。無責任な対応で質の悪いサービスや商品を提供していると、取引が終了になる可能性があります。
自身の能力や態度が評価に直結するため、責任感に自信がある人は、会社に依存しない働き方を考えてみてもよいでしょう。
4. 気分転換や運動ができる時間を作る
「自分だけ仕事量が多い」と感じている時は、心身ともに疲弊し、イライラしたり、ストレスがたまりがちです。そのような時こそ、気分転換や運動を採り入れて、心身をリフレッシュすることが大切です。
気分転換や運動を採り入れれば、ストレス解消にもなりますし、仕事への集中力が高まって効率的に作業を進められますよ。
また、創造力が求められる仕事でも、新しいアイデアが浮かびやすくなり、仕事のパフォーマンスが向上することも。
- 趣味を楽しむ
- お風呂にゆっくり浸かる
- ウォーキング、ストレッチなどの軽い運動をする
- 好きなスポーツをする
どうしても運動する時間が取れないという方は、最寄りの駅や一駅前から歩くなど、通勤時間を有効活用しましょう。
多い仕事を整理する8つの方法

仕事量が多いと感じるときに整理する方法について、下記の8つを解説します。
- 仕事を可視化してみる
- ToDoリストを作る
- 仕事に優先順位をつける
- できるだけ仕事を自動化する
- 週次や月次の計画を立てる
- 時間を区切って仕事をする
- メールやSNSのチェック時間を決める
- 仕事を振られても代替案をもって断る
1.仕事を可視化してみる
仕事が多いと感じたときは、まず仕事を可視化してみましょう。現在進行中のものから今後の予定などを全て書き出すようにしてください。
また、各タスクにどれくらいの時間がかかっているのかを記録し、特に時間がかかっているタスクや、中断が多いタスクを特定します。
時間がかかっているタスクには、効率化の余地はないか検討できますし、中断が多いタスクはどういう理由で中断しているかを把握し、改善していきましょう。
仕事を可視化すると、仕事の現在位置がわかり仕事に集中しやすくなるため、ストレスが軽減されます。
2.ToDoリストを作る
仕事を小さなタスクに分解してToDoリストにすれば、無駄に考えることなく進められます。重要なのは、タスクがどのような状態になっていると完了なのかがわかるようにToDoを設定することです。
また、タスクの漏れ対策として、上司とどういうプロセスがあって、どういう順番でタスクをこなすか、という認識のすり合わせをしておくようにしてください。
ToDoリストを作成するのは、手間がかかる、面倒といった理由でやらない人もいますが、仕事が多いと感じているならやってみるべきです。仕事の進捗状況を把握できるため、達成感を得ながら仕事ができます。
3. 仕事に優先順位をつける

仕事に優先順位を決めることで効率的な仕事ができます。
抱えているタスクをリストアップして、上記のマトリックスで、どの位置に該当するか当てはめましょう。緊急度と重要度が高いタスクからこなしていくことで、効率的に仕事を進められます。
依頼された順でタスクをこなしていると、緊急度の高い業務を後回しにしてしまい、仕事がいつ終わるのか催促されることがあります。仕事の優先順位をつけることで、効率的に業務をこなせるためおすすめです。
また、振られた仕事の前工程や後工程との関わりを把握しないと、最初に決めた優先順位から変わってくることもあるため、注意が必要です。
4.できるだけ仕事を自動化する
自分の仕事内容を見直し、自動化できる部分がないか検討してみましょう。ミスも減らせるため、仕事のクオリティアップにもなります。
自動化できる仕事には以下のような特徴があります。
- 定期的に行っている作業
- 同じような手順で行う作業
- 手作業で時間がかかっている作業
上記のような作業であれば、Excelの関数・マクロやGoogle Apps Script、RPAツールなどを使って自動化が可能です。仕事を自動化すれば、大幅な時間短縮が期待できます。
5.週次や月次の計画を立てる
計画を立てると、仕事全体を俯瞰できるため、優先順位付けや時間配分がスムーズに行えます。プロジェクト形式で仕事をしている方には効果が大きいといえるでしょう。
仕事をしていると、自分の責任ではないイレギュラーが発生することもあります。
計画を立てる際には、予定が変更になるケースも考慮し、柔軟に対応できるように余裕を設けておきましょう。
また、続けて仕事をしているとミスが増えてきたり、効率が落ちたりします。集中力を維持するためにも、休憩時間を確保するようにしてください。
6. 時間を区切って仕事をする
時間を区切って仕事を行うと、業務に集中できます。人の集中力は、長くは続きません。大人の集中力の平均持続時間は50分といわれています。高いレベルで集中しているのは、そのうち15分程度です。
限られた時間の中でタスクを終わらせるには、「退社時間までに業務を終わらせる」ではなく「1時間でタスクを終わらせて10分休憩する」という計画を立てると、集中力を維持できます。
また、空いた時間で別のタスクをこなすことで、仕事量が多いと感じにくくなるでしょう。
7.メールやSNSのチェック時間を決める
メールやSNSのチェック時間は、思っている以上に時間を奪っている可能性があります。1日に数回、決まった時間帯にまとめてチェックするのがおすすめです。
メールやSNSの通知が来るごとに反応していると、仕事に集中できず、パフォーマンスが下がります。
また、不必要な情報まで収集し、時間の無駄になってしまいます。
人間が集中状態に入るまでには、20分程度かかるといわれているため、集中状態に入れないまま仕事をしてしまう可能性があります。仕事中は通知をオフにして、パフォーマンスを高めるようにしてください。
8.仕事を振られても代替案をもって断る
仕事を振られた際に、ただ単に「できません」と断るとカドが立つこともあります。しかし、断りつつ代替案を提示すれば、相手も理解しやすいでしょう。
あなたに仕事の相談をしている人は、自身のキャパシティを超えている可能性があります。
仕事を断ったとしても、あなたの手伝える範囲を示したり、代わりの人を探したりと、相手の負担軽減になるような行動を取れれば、よりよい人間関係を築くきっかけになります。
仕事を断ることは、決して悪いことではありません。むしろ、無理のない範囲で仕事をすることは、長期的に見て生産性の向上につながります。
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