「オンラインサロンみたいな有料コミュニティって日本だけ？」
「入会するとどんなメリットがあるの？」
「なんで日本で人気なの？」
このような疑問を抱えていませんか？
オンラインサロンは日本が発祥のサービスで、インターネット上の月額会員制のコミュニティです。近年では多くのオンラインサロンが開設され、入会している人も多く人気を集めています。
なお、海外でもインターネット上の有料コミュニティはありますが、日本のオンラインサロンほど人気はないと言われています。なぜ、日本国内で多くの人気を集めているのか、気になる方も多いでしょう。
また、オンラインサロンに入会することで、どんなメリットがあるのか気になるも多いと思います。
そこで、この記事では、以下の内容について解説します。
- 日本でオンラインサロンが人気な理由
- オンラインサロンのタイプ
- オンラインサロンに入会するメリット
- オンラインサロンに入会する際の注意点
日本でオンラインサロンが人気になっている理由から、入会するメリットや注意点まで幅広く解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オンラインサロンは日本だけではない
オンラインサロンは日本だけではありません。海外にもオンラインサロンや、類似のコミュニティは存在します。
オンラインサロンの発祥は日本なので、海外では普及していないと思う人もおられるでしょう。しかし、海外にもオンラインサロン同様に、月額費を払うことで限定的なコンテンツが閲覧できるなどのコミュニティがあります。
類似のサービスとして、アメリカではPatreon、韓国ではDaumカフェなどがあります。なお、海外の有料コミュニティは、日本のオンラインサロンほど盛んではないようです。
日本でオンラインサロンが海外よりも人気な理由
日本人は集団行動を好むと言われることが多いことが、海外よりもオンラインサロンが人気の理由になっているでしょう。
人は所属欲求を持っており、常にどこかのコミュニティの一員でありたいと思っています。オンラインサロンに入会することで、コミュニティの一員として所属欲求が満たされ、自分の居場所を実感できます。
また、オンラインサロンはネット上でのつながりが多く、時間や場所を選ばず関われることから、孤独感を感じづらいです。所属欲求が満たされて、集団行動を好む傾向にあることから、日本は海外よりもオンラインサロンが人気であると思われます。
オンラインサロンの4つのタイプ
ここでは、オンラインサロンの4つのタイプを紹介します。
- ファンクラブ型
- プロジェクト型
- コミュニティ型
- レッスン型
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. ファンクラブ型
主宰者のファンが集まり、活動を応援したり、ファン同士で交流や情報交換をしたりするタイプのオンラインサロンです。
芸能人やスポーツ選手など、著名人が主宰していることが多いことが特徴的です。会員限定イベントやチケットの先行販売など、ファンの人が喜ぶ特典が用意されています。
会員同士でオフ会を開いて、好きな芸能人について語り合えるなど、ファンクラブ型ならではの醍醐味もあります。
2. プロジェクト型
プロジェクト型は、主宰者が立ち上げたプロジェクトを進めていくために開設されるオンラインサロンです。
クラウドファンディングを立ち上げるチームのような形で、1つの目標に向かってオーナーと会員が一緒に活動します。主宰者が掲げた目標に賛同する人が集まり、各個人のスキルを駆使しながらタスクをこなしていきます。
例えば、ある地域の魅力を伝えるために、YouTubeなど情報発信を通じて関心を持ってもらえるように主宰者と共に行動します。
プロジェクト型の性質上、主体的な行動が求められ、自発的に動くことが必要です。スキルアップしたい人やフリーランスで起業したい人など、ビジネス目的で参加する人もいます。
3. コミュニティ型
コミュニティ型は、同じ夢や目標を持つ人が集まり、お互いを高め合いながら交流するために運営されています。
他のオンラインサロンよりも、メンバーの交流が目的とされており、気軽に意見交換や相談ができることが特徴です。例えば、ファッションについて話し合い、服の着こなしや最近のトレンドについて話し合ったりします。
大学のサークルのように和気あいあいと語り合え、憩いの場となることも多いです。また、価値観が似ている人が多く、話が盛り上がりやすいため友好関係を築きやすいでしょう。
4. レッスン型
特定の分野で一定の業績をおさめた人や、専門的な知識を持つ主宰者が、スキルなど伝授するタイプのオンラインサロンです。
優れた実績を持っている人が、勉強会やレッスンなどを通して、知識や技能を共有してくれます。会員のスキルアップを目指しており、すぐに役立つ実践的なノウハウを得られることが特徴です。
例えば、YouTubeチャンネル登録者10万人以上の主宰者が、チャンネルを伸ばすためのノウハウが共有されていたりします。他にも、元プロ野球選手が開設したオンラインサロンでは、対面形式で直接バッティングなどのレッスンを受けられたりします。
一流の人から直接教わるノウハウはとても魅力的で、自分のスキルアップに大きく役立つでしょう。インプットだけではなく、アウトプットできる環境がサロンが多いため、やる気次第とてもレベルアップできます。
オンラインサロンに入会する5つのメリット
ここでは、オンラインサロンに入会する5つのメリットを解説します。
- スキルアップできる
- 人脈が広がる
- 居場所ができる
- 質の高い情報が得られる
- 同じ価値観を持つ人が多い
一つひとつ見ていきましょう。
1. スキルアップできる
オンラインサロンでは、有識者から直接学べるため、独学よりも効率的にスキルアップできます。
オンラインサロン内限定で公開されているコンテンツは、有識者が作っているため、自分のレベルをより高められる有益な情報が多いです。また、その分野の専門家から直接アドバイスをもらえることもあり、悩む時間を減らせて効率的にスキルアップができます。
例えば、Webライティングに特化したオンラインサロンだった場合、文章術から営業方法まで幅広いコンテンツが用意されています。ネット上にないような、わかりやすい具体例がついていることが多く、自分のスキルアップに大きく役立つでしょう。
また、コンテンツを見るだけではなく、会員同士で情報共有し合うことでさらにスキルアップに対する意識が高まります。効率的に専門知識を学べて、スキルアップできることが大きなメリットです。
2. 人脈が広がる
普段関われないような人とつながれることも、オンラインサロンに入会するメリットです。
日常生活では学校や会社など、ある程度決まった人としか関わらないことが多いでしょう。そのため、人脈を広げることが難しいこともあります。
オンラインサロンは、全国各地から参加している人がいます。住む場所によっては、オンラインサロンに入会していなければ、関われなかった人もいるでしょう。
また、オンラインサロンは、価値観が近い人が多く参加しているため、親しくなりやすいです。住む場所にとらわれず、人脈を広げられることは大きなメリットです。
3. 質の高い情報が得られる
オンラインサロンでは、入会しないと入手できないような、質の高い情報を得られます。
クローズドな環境で公開される情報は、無料で発信できないような質の高い情報が多いです。また、会員のノウハウが記録されていたり、過去の悩みが見れることもあります。
例えば、ビジネスに関するオンラインサロンだった場合、実績のある有識者があるテーマに沿った講義を開いている場合があります。ネット上にない情報を発信していることがほとんどなので、月額費以上に価値を生み出す有益な情報を得られることが多いです。
オンラインサロンに入会することで、無料では公開できないような質が高い情報を得られることも、大きなメリットです。
4. 居場所ができる
オンラインサロンは、自分の居場所と感じられるくらい心地よい場所になることがあります。
人は、常にどこかのコミュニティの一員でありたいという所属欲求を持っています。しかし、現代ではインターネットの普及により、地域や社会とのつながりが希薄になり、自分の居場所が無いと感じる人も多いでしょう。
オンラインサロンは、インターネット上で人とのつながりをもてるため、常にコミュニティに参加しているという実感が持てます。地域のつながりが希薄になりがちな現代において、所属欲求が満たせることは大きなメリットです。
5. 同じ価値観を持つ人と出会える
オンラインサロンは、テーマを掲げて運営しており、入会する人は価値観が近い人が多いです。
普段会社などで関わる人の中には、趣味や考え方など価値観が全く合わない人がいることもあるでしょう。
オンラインサロンは、同じ目的を持った人が集まるため、価値観が似ていることが多いです。また、考え方が近い人とのコミュニケーションは、円滑に行いやすく親しくなりやすいでしょう。
家に居ながらも同じ価値観を持つ人に会えることは大きなメリットと言えます。
オンラインサロンに入会する際の3つの注意点
ここでは、オンラインサロンに入会する3つの注意点を解説します。
- 会費がかかる
- 入会しないと実態がわからない
- トラブルに巻き込まれる可能性がある
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 会費がかかる
オンラインサロンの多くは、月額定額制で運営されています。
料金はそれぞれのオンラインサロンによって大きく異なりますが、月額2,000円〜10,000円が相場です。月額5,000円の場合、年間60,000円と大きな出費になるため、参加する前にどれだけの費用が発生するのか確認することが大切です。
会費については返金不可の場合も多いため、会費を払ってでも入会する意味があるのかを慎重に検討する必要があります。
2. 入会しないと実態がわからない
オンラインサロンは、クローズドな環境故に、入会してみないと実態がわからないです。オンラインサロンのPR文に魅力を感じて入会しても、実態が大きく異なることもあります。
例えば、サロン内でのイベントが活発と書かれているのに、実際は全く活動が行われていないなどの可能性もあります。そのため、入会後に「思っていたことと実態が違う」と感じてしまい、月額費が無駄になったと感じてしまうこともあるでしょう。
入会する前には口コミを入念に調べるなど、参加後のギャップを少なくできるようにすることが大切です。特に、SNSでは参加者のリアルな口コミがかかれている可能性があるため、しっかり確認するようにしましょう。
また、一時的に無料で参加できる期間を設けている場合は、入会して実態を確かめることがおすすめです。
3. トラブルに巻き込まれる可能性がある
オンラインサロンに限った話ではありませんが、人が多く集まるためトラブルが起きることも考えられます。
参加者同士で志は似ていても、感情の行き違いや温度差が生じやすく、意見が対立することもあるでしょう。また、悪意を持った人が参加している場合もあり、セクハラや金銭トラブルなどに巻き込まれる可能性もあります。
具体的には、会員限定のチャットグループ内で誹謗中傷したり、特定の人からしつこく個別メッセージが届くなどです。オンラインサロンはクローズドな環境のため、周りで気づける人が少なく、トラブルが深刻化しやすいです。
他には、主宰者から情報を高額で売りつけられる詐欺事例も起きています。もし、トラブルに遭遇した際は、サロンの運営者や消費者ホットラインなどにすばやく相談しましょう。
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