「ライブ配信で稼ぎたいけど、どの程度稼げるの?」
「どうして稼げるのか、仕組みが知りたい」
「誰でも収益化できるの?」
このようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
ライブ配信とは、動画配信サービスを利用してリアルタイムで音声や動画を視聴者に見てもらうことを指します。配信者はライバーと呼ばれます。人気ライバーになれば、ライブ配信だけで生活することも可能です。
本記事では、ライブ配信で稼ぐために以下の内容を説明します。
- ライブ配信で稼ぐ仕組み
- ライバーの平均収入
- ライバーとして稼ぐために必要なこと
ライブ配信で稼ぐ仕組みを知り、ライバーとして活躍したい方はぜひ最後までお読みください。
ライブ配信で稼ぐ4つの仕組み
ライブ配信でお金を稼ぐ仕組みは、主に4つあります。
- 投げ銭
- 時給
- イベントの賞金
- PR案件の報酬
ライブ配信で稼ぎたいという方は、どのような仕組みで収入が得られるのかを把握しておきましょう。
1. 投げ銭
ライバーの主な収入源は投げ銭です。投げ銭とは、視聴者がライブ配信サービス内で購入したギフトをライバーにプレゼントすることです。応援の意味を込めて、視聴者がライバーに送ります。
ライバーは、視聴者から届いた投げ銭を換金することで収入を得られます。換金の際には手数料が引かれるため、ギフトで届いた金額が全て収入になるわけではありません。
ライブ配信を始めたばかりで視聴者が少なくても、コアなファンがいれば投げ銭によって収入が得られる可能性があります。
2. 時給
ライブ配信サービスによっては、配信時間によって報酬が支払われる時給制を導入しています。
時給はライブ配信を始めたばかりの場合、数十円と低額です。ただし、ライブ配信初心者でも確実に稼げるのがメリットと言えます。
ただし、時給制を取り入れていないライブ配信サービスもあります。時給制を希望する人は、登録前に確認しておきましょう。
3. イベントの賞金
ライブ配信サービス内で開催するイベントで入賞やランキング上位になると、賞金をもらえることがあります。視聴者から送られたギフトの数や視聴者数で競い合い、順位が決まるケースが多いです。
ライブ配信サービスによっては、上位入賞で数百万円の賞金が獲得できます。また、副賞として商品がもらえるケースもあるので、イベント情報を確認して利用するライブ配信サービスを選んでも良いでしょう。
4. PR案件の報酬
ライバーとして人気が出ると、企業から商品やサービスのPRを有償でお願いされることがあります。PRは、企業に代わって商品やサービスの使い方やメリットを紹介する仕事です。
1回の紹介で数万円~数十万円の金額が発生するともあるので、大きな収入源になる可能性があります。ただし、影響力のある人でないとPR案件の相談がされないので、先に人気ライバーになる必要があります。
【サービス別】ライブ配信で稼ぐ仕組み
ライブ配信で稼ぐ主な方法は、投げ銭をしてもらうことです。ライブ配信サービスによって、投げ銭の名称や稼ぐ仕組みが異なります。
ここでは、以下の5つのライブ配信サービスで稼ぐ仕組みについて解説します。
- Pococha(ポコチャ)
- ふわっち
- 17LIVE
- YouTube
ライブ配信への参入を検討している方は、ライブ配信サービスごとの稼ぐ仕組みを把握しておきましょう。
1. Pococha(ポコチャ)
Pocochaは、株式会社ディー・エヌ・エーが運営するライブコミュニケーションアプリです。Pocochaでは「ダイヤ」を受け取ることで収入を得られます。ダイヤには、以下の2種類があります。
- 盛り上がりダイヤ:配信の盛り上がりに応じて支給される
- 時間ダイヤ:配信時間に応じて支給される
時間ダイヤは、配信時間に応じて支給されるため、初心者の方や視聴者が少ない方でも収入が得られるでしょう。
ただし、時間ダイヤが獲得できる配信時間の上限は、以下のように規定されているので要注意です。
- 1日:4時間
- 1週間:19時間
- 1ヶ月:75時間
ダイヤは1つ1円で換金できます。
2. ふわっち
ふわっちは、動画やラジオの配信ができるコミュニケーションサービスです。ふわっちのユーザーは20代後半~40代と言われており、他のライブ配信サービスのユーザーと比べると年齢層が高めです。
ふわっちで視聴者が投げ銭をすると、ポイントが付与されます。1ポイントあたり1円で換金できます。ポイントの還元率は50%といわれており、比較的高いのも特徴の一つです。
ふわっちでは独自の配信基準でランキングを発表しており、上位になることで大量にポイントが獲得できます。初心者が対象のランキングもあるため、始めたばかりでも入賞が狙いやすい仕組みです。
3. 17LIVE
17LIVEは、全世界5,000万人以上のユーザーがいる日本最大級のライブ配信プラットフォームです。17LIVEで稼ぐには、投げ銭である「ギフト」を獲得する必要があります。ギフトは、数十円~数十万円のものがあります。
ギフトの金額のうちライバーに支払われる金額は「ロイヤリティ」と呼ばれ、獲得した金額の合計やライバーのランクによって算出されるのが特徴です。公式からの発表はありませんが、還元率は13~40%程度と言われています。
4. YouTube
YouTubeで収益を得る方法は、以下の2つです。
- 広告収入
- スーパーチャット
投げ銭にあたるスーパーチャットの金額は、100円~50,000円の間で視聴者が自由に設定可能です。スーパーチャットの金額から手数料などが引かれ、約70%の金額が収益となると言われています。
ただし、スーパーチャットを送ってもらうためには、チャンネルの収益化条件を達成しないといけません。収益化には、以下のような条件を満たす必要があります。
- 18歳以上
- チャンネル登録者1,000名以上
- 総配信時間4,000時間以上
初心者にはハードルが高いですが、手数料として引かれる金額が少ないので、収益化ができれば大きく稼げる可能性があります。
5. Instagram
Instagramでは、インスタライブ中に投げ銭である「バッジ」を獲得することで収益が得られます。バッジの金額は以下の3つです。
- 120円
- 250円
- 610円
得たバッジの金額から税金と手数料を引かれ、収益として支払われます。Instagramでバッジ機能を利用するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 18歳以上
- プロアカウント(クリエイターアカウントまたはビジネスアカウント)を運用
- パートナー収益化ポリシー・Instagramコミュニティ規定・コンテンツ収益化ポリシーに準拠
バッジの金額は少額ですが、Instagramのフォロワーが多い人であれば稼ぎやすいでしょう。
ライブ配信で稼ぐ人たちの平均年収
ライブ配信で稼げる金額は、人気度合いや視聴者の数によって大きく異なります。ライバーのランクを以下の3つに分け、平均年収について紹介します。
- トップライバー
- ミドルライバー
- 初心者ライバー
自分が目標とする金額が現実的に目指せるのか、検討してみてください。
1. トップライバー
知名度の高いトップライバーには年収1,000万以上、中には1億を超える収入を得ている人もいると言われています。長時間配信している人が多く、専業の人がほとんどです。
トップライバーには固定ファンが付いているので、視聴者が増えやすく、投げ銭をしてもらいやすいです。また、PR案件やテレビ出演によって収入を得ている人もいます。
トップライバーになれば、ライブ配信で高収入が得られるだけでなく、他の方法でも稼げるでしょう。
2. ミドルライバー
初心者を脱し、ファンを多く獲得できているミドルライバーは、年収100万~1,000万円程度です。ミドルライバーは、収入の幅が大きいです。
年収100万円程度では生活するのが難しいケースもあるので、他の仕事をしながらライブ配信をしている人もいます。年間で100万円稼げるようになれば、ライブ配信を続けることで収入を増やしていけるでしょう。
ミドルライバーは、ライブ配信だけで生計を立てることが見えてくるレベルと言えます。
3. 初心者ライバー
ライブ配信を始めたばかりで固定のファンが付いていない初心者ライバーは、ほとんど収入が得られないでしょう。まだ認知されておらず、投げ銭をしてくれるようなファンがいないためです。
まずは、年収数万円~数十万円稼げるように、ライブ配信を継続的に行う必要があります。ファンがいなくても時給制のライブ配信サービスを利用すれば、月収数千円程度は得られます。
ミドルライバーになるためには、固定のファンを獲得して多くの投げ銭を得ることが重要です。ライバーとして稼ぐには、配信時間を確保したり独自のコンテンツを模索したりする必要があります。
ライブ配信で稼ぐためにすべきこと5選
ライブ配信で収益を出すためには、自分を応援してくれるファンを獲得することが必要不可欠です。ファンを獲得してライブ配信で稼ぐためには、以下の5つを心がけてください。
- 毎日決まった時間に配信する
- 視聴者と交流する
- ライブ配信の環境を整える
- ユーザー名とサムネイルを工夫する
- イベントに積極的に参加する
ライブ配信で収益を出したいと思っている人は、今すぐ取り入れてみましょう。
1. 毎日決まった時間に配信する
固定ファンを獲得するためには、毎日決まった時間に配信しましょう。特に視聴者が多い20時~24時に毎日配信すると効果的です。同じ時間に配信することで、一度見てファンになってくれた人が離れにくくなります。
ライブ配信を始めたばかりの人は知名度を上げる必要があるため、可能であれば毎日配信しましょう。配信時間は、1~2時間が目安です。
2.視聴者と交流する
視聴者と交流し、距離を縮めることもファンを獲得するために必要です。一方的に配信するのではなく交流を意識する方が、親しみやすさを感じてもらい、応援してくれる可能性が高まります。視聴者に喜ばれるためには、以下の点を実行してみてください。
- コメントには丁寧に対応する
- 投げ銭をしてくれた人の名前を覚える
- 視聴者が参加できる企画を考える
丁寧な対応を心がけ、好感度アップを図りましょう。また、投げ銭をしてくれた視聴者の名前を覚えることも重要です。
視聴者にとって、名前を覚えてもらえることはとても嬉しいことです。相手の名前を覚えて親近感を持たせることが、ファンの獲得につながります。
さらに視聴者が参加できる企画を考えれば、より配信を楽しんでもらえます。視聴者が求めていることを考え、ライブ配信で実施してみましょう。
3.ライブ配信の環境を整える
視聴者が見やすくなるように、配信環境を整えましょう。用意した方が良い配信機材は、以下のとおりです。
- スマートフォンスタンド
- マイク
- 照明
スマートフォンスタンドがあると、手ブレによって視聴者にストレスを与えてしまう心配をなくせます。また、聞き取りやすいように高性能のマイクを使用したり、姿がはっきりと映るように照明を用意するのもおすすめです。
また、接続が途中で途切れないように、インターネット環境を整えましょう。視聴者がストレスを感じることなくライブ配信を楽しめるように、配慮することが重要です。
4.SNSを活用する
SNSを利用すれば、視聴者とライブ配信以外の時間も交流できます。ファンの方とコミュニケーションを取れるだけでなく、写真や配信内容を載せることで認知してもらうことも可能です。
視聴者を増やすためには認知度を上げることが大切なので、積極的にSNSで発信していきましょう。
毎日決まった時間にライブ配信をしていない方は、放送時間をSNSで伝えるのもおすすめです。急用が入ってライブ配信ができなくなった際もSNSで事前に伝えておけば、視聴者を心配させることもありません。
ファンにも、あなたを知らない方へもアピールできるため、積極的にSNSを活用しましょう。
5.イベントに積極的に参加する
ライブ配信サービスでイベントが開催されているときは、参加するのがおすうめです。イベント参加者は露出が増えるため、新規ファンの獲得につながります。
視聴者に「入賞したい」という思いを伝えることも、ファンを増やす効果が期待できます。積極的にイベントに参加し、配信に力を入れていることをアピールできれば、ファンが投げ銭で応援してくれるようになるでしょう。
イベントで入賞できなかったとしても、ファンの獲得や知名度アップに役立ちます。初心者向けのイベントを開催するライブ配信サービスもあるため、ぜひ参加してみてください。
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