「Illustratorクリエイター能力試験はどんな試験?」
「試験に合格すると転職に有利になる?」
「試験勉強の方法を知りたい」
などと考えていませんか?
Webデザインを作るうえで欠かせないIllustratorに特化した資格なので、スキルの証明のために取得を考えているという方も多いのではないでしょうか。
ところが出題内容や、そもそも転職に必要な資格なのかがわからないと、受験すべきかどうかがわからないですよね。
そこで本記事では、Illustratorクリエイター能力認定試験の受講を検討している方に向けて、以下の内容を解説します。
- Illustratorクリエイター能力認定試験の概要
- 取得するメリット
- 勉強方法
最後まで読むと、試験の概要から勉強方法まで網羅的に理解できます。ぜひ参考にしてみてください!
目次
Illustratorクリエイター能力認定試験とは?概要をサクッと解説
Illustratorクリエイター能力認定試験とは、グラフィックツールであるIllustratorの活用方法を学び、それをどれくらい実践できているかを確認・評価する試験です。
試験に合格するためには、デザインスキルや作品を作り上げる力が求められます。
また試験内容は実践的であり、指定されたテーマに沿ってグラフィックコンテンツを作っていきます。
資格試験は座学メインのイメージがありますが、Illustratorクリエイター能力認定試験は実践的なので、スキルアップにもつながるでしょう。
試験の種類
スタンダード | エキスパート | |
---|---|---|
試験範囲 | 実技試験 | ・実技試験 ・知識試験 |
試験時間 | ・一部:40分 ・二部:90分 |
・一部:50分 ・二部:90分 |
受験料 | 7,600円 | 8,600円 |
合格基準 | ・実技問題の得点率60%以上 ・実践問題の得点率70%以上 |
・知識問題、実技問題の得点率65%以上 ・実践問題の得点率70%以上 |
合格率 | 73.2% |
※スマホの方は右スクロールしてご覧いただけます。
参考:Illustrator®クリエイター能力認定試験 サーティファイ
Illustratorクリエイター能力認定試験には、スタンダードとエキスパートの2種類があります。
エキスパートのほうが難易度が高く、踏み込んだ内容が出題されます。
とはいえ内容が極端に難しくなることはなく、しっかりと対策をすれば十分に合格できるでしょう。
ともに合格率は70%を超えているため、そこまで難易度は高くない資格です。
合格に必要な勉強時間
Illustratorクリエイター能力認定試験の合格に必要な勉強時間は、以下のとおりです。
- スタンダード:20時間程度
- エキスパート:60時間程度
上記の時間はあくまで目安であり、これだけ勉強すれば合格するわけではありません。
大切なのは勉強時間ではなく、内容を理解することです。
勉強することに重きを置くのではなく、内容を理解して実践するようにしましょう。
申し込み方法
Illustratorクリエイター能力認定試験の申し込み方法は、個人と団体の2種類があります。
また個人申し込みの場合は、随時試験(サーティファイが認定する会場で随時行われる)と公開試験(サーティファイ認定試験事務局が定めた日程で実施する)を選択できます。
それぞれの申し込み方法と、受験の流れは以下のとおりです。詳細は公式サイトを確認してみてください。
個人(随時試験) | 個人(公開試験) | 団体 |
---|---|---|
1. 会場を探す 2. 日程などを確認する 3. 指定された方法で支払いをする 4. 受験する 5. 受験結果をメールで確認する |
1. サイトで日程を確認する 2. サイト内で受験申し込み・支払いを済ませる 3. 受験する 4. 受験結果をメールで確認する |
1. サイトから会場を申請する 2. 審査が行われる 3. 書類を受け取る 4. 申し込み・支払いをする 5. 受験する 6. 結果を受診する |
※スマホの方は右スクロールしてご覧いただけます。
Illustratorクリエイター能力認定試験を受験する3つのメリット
Illustratorクリエイター能力認定試験を受験するメリットは以下の3つです。
- Illustratorの基礎的なスキルが身につく
- 就職や転職に活きる
- 資格手当てをもらえる可能性がある
順番に解説します。
1. Illustratorの基礎的なスキルが身につく
試験を受験することで、Illustratorの基礎的なスキルを身につけられます。
Webデザイナーとして転職するとき、独立するときにIllustratorの知識は必要不可欠。
試験に合格するためには勉強をしないといけないので、その過程で基礎知識を身につけられるでしょう。
またIllustratorクリエイター能力認定試験は実践形式の試験なので、現場で使えるスキルが身につきます。
2. 就職や転職に活きる
資格を持っていると、一定のスキルを持っていることを証明できます。
Illustratorクリエイター能力認定試験に合格すると、Webデザイナーとしてだけでなく、広告・出版業界などへ就職するときにも役立つでしょう。
また資格を持っていることで自信につながり、面接に挑む際のメンタル面でも良い効果が現れるはずです。
資格があるからといって即採用というわけではありませんが、アピール材料にはなるでしょう。
3. 資格手当てをもらえる可能性がある
資格を持っていると、手当や報奨金を与えてくれる企業もあります。勉強しながらお金をもらえるので一石二鳥です。
また資格を持っていたら昇格・昇進ができる企業もあります。
ただし資格手当は勤める会社によって有無が異なるので、事前に確認しておくことがおすすめです。
Illustratorクリエイター能力認定試験を受験する2つのデメリット
資格を受験する際にはデメリットも存在します。
- 資格に特化した勉強時間を確保する必要がある
- 資格を重要視されないケースがある
順番に見ていきましょう。
1. 資格に特化した勉強時間を確保する必要がある
当然ではありますが、試験に合格するためには勉強する必要があり、その時間を確保しないといけません。
Illustratorクリエイター能力認定試験は実技を用いたスキルアップに効果的な資格ではありますが、実務ではあまり使わないような内容を、覚え直す必要性も出てきます。
よってスキルアップの目的がハッキリしている場合は、資格試験ではなく実務に向けた勉強を行ったほうが効率的かもしれません。
エキスパートの場合は勉強時間が60時間も必要になるため、その時間を割いてまで取得すべきかどうかは、一度考えるべきです。
場合によっては、60時間を別の勉強に使ったほうが、結果的にスキルが身についたり、稼ぎにつながったりすることもあるでしょう。
メリットと学習にかかるコストを比較し、本当に受験するべきか判断してみてください。
2. 資格を重要視されないケースがある
Illustratorクリエイター能力認定試験に合格したとしても、資格を重要視されない場合もあります。
Webデザイナーに限らずプログラマーやマーケターのような職業は、資格よりもスキルを重要視されるケースがほとんど。
せっかく資格を取得しても就職活動にも仕事にも活きない可能性があります。
そもそも資格がなくても、Webデザイナーとして活躍することは可能です。
転職の際に有利になる可能性はありますが、実践的なスキルやポートフォリオがあったほうが評価は高いでしょう。
Illustratorクリエイター能力認定試験に合格するための勉強方法5選
Illustratorクリエイター能力認定試験に合格するための勉強方法は以下の5つです。
- 参考書や問題集を利用する
- 講座を受講する
- 成果物を作る
- サイトやYouTubeを見る
- プロから学ぶ
これから紹介する勉強方法は、資格取得だけでなくWebデザイナーとしてスキルアップする際にも応用できます。
Webデザイナーとして活躍したい方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 参考書や問題集を利用する
Illustratorクリエイター能力認定試験の勉強方法の1つは、公式サイトが提供している参考書や問題集の利用です。
サイトに公式テキストや問題集が掲載されているので、自分に合いそうなものを利用しましょう。
また公式が提供しているもの以外でも、市販の参考書を利用することで、さらにIllustratorについての理解が深まるはずです。
Illustratorについて学べる本については、以下の記事で解説しています。
▼Illustratorを学べるおすすめの本はこちら▼
【超厳選】Illustrator(イラストレーター)のおすすめ本を9冊紹介!レベル別の分類や選ぶ際の注意点も解説>>【超厳選】Illustrator(イラストレーター)のおすすめ本を9冊紹介!レベル別の分類や選ぶ際の注意点も解説
2. 講座を受講する
試験勉強をするなら、Illustratorについて学べる講座に通うのも1つの手です。
講座を受講することで、Illustratorの知識を効率的に学べるでしょう。
講座によってはPhotoshopなどの他ソフトについて学べたり、仕事の獲得方法を勉強できたりと、様々なメリットがあります。
Illustratorを学べる講座については以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▼Illustratorを学べる講座はこちら▼
【コスパ最強】Photoshop&Illustratorが学べる講座10選!稼げるWebデザイナーの登竜門>>【コスパ最強】Photoshop&Illustratorが学べる講座10選!稼げるWebデザイナーの登竜門
3. 成果物を作る
Illustratorを使って、実際に成果物を作ってみる勉強方法もあります。
成果物を作ると実践的なスキルが身につきますし、ポートフォリオにもなって、転職や独立の際に利用できるはずです。
ポートフォリオは1つではなく複数持っておいたほうが転職の際にも有利なので、楽しみながら作品を作り上げてみましょう。
ポートフォリオに作り方については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼ポートフォリオの作り方はこちら▼
Webデザイナーに転職する際のポートフォリオの作り方!具体的な5ステップと注意点を徹底解説>>Webデザイナーに転職する際のポートフォリオの作り方!具体的な5ステップと注意点を徹底解説
4. サイトやYouTubeを見る
Illustratorクリエイター能力認定試験の勉強をする方法として、サイトやYouTubeも挙げられます。
サイトであれば、以下のWebデザインコースがなどで学べます。
有料もありますが、まずは無料で学習して学びやすければ課金するのがおすすめです。
また今はYouTubeでも無料で有益な情報が公開されているので、チェックしてみましょう。プロの発信を見れば、資格取得だけでなくその後の仕事にも活きてくるはずです。
5. プロから学ぶ
実際に試験に合格した方や、プロのWebデザイナーから教えてもらう方法もあります。
SNSを活用したりオンラインサロンに入ったりすれば、人脈ができて色々な人とつながれます。
特にオンラインサロンに入れば、実践的なスキルや流行りのノウハウも学べるでしょう。独立した際に仕事を振ってもらえる可能性もあります。
なおオンラインサロンに入るなら、人生逃げ切りサロン がおすすめです。
Webデザイナーとして実績を残してきた方達とコミュニケーションが取れたり、デザインだけでなく色々なビジネススキルを学べたりします。
月額2,480円と他のオンラインサロンと比べてもリーズナブルなので、気になる方はぜひ詳細をチェックしてみてください。
Webデザイナーになるなら資格取得よりもスキルアップを目指そう
Illustratorクリエイター能力認定試験のような資格を取得すれば、転職で有利になることもあります。
しかし、Webデザイナーは資格よりもスキルを重視されることが多いのも事実。
そのため、Webデザイナーとして転職・独立を目指しているのであれば、資格を取得するよりもスキルアップを目指したほうがよいといえます。
なおWebデザイナーになるのであれば、スマリミで学習するのも1つの手です。
スマリミは、Webデザインやライティングなどをスマホ1台で学べるオンラインスクールです。
パソコンが必要ないので、家事の合間や移動時間で手軽に学習を進められます。月額8,000円とスクールの中では非常に安い値段で利用できるのも、魅力的なポイントです。
さらに毎月勉強会を実施しており、サポート体制はバッチリ。Webデザイナーになりたいあなたの目標を叶えてくれるでしょう。
少しでも気になる方は、詳細を確認してみてくださいね!
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