メルカリなどでスマホが出品されているのをよく見かけますが「転売して利益が出るの？」と不思議に思ったことはありませんか？
結論からお伝えすると、スマホは儲かります！
とはいえ、スマホの転売で利益を出すには、少しだけ専門知識も必要です。
そこでこの記事では、スマホの転売について以下の内容を解説していきます！
- スマホの転売が儲けやすい理由
- 転売におすすめの機種
- 注意点
- コツ
- おすすめの販売先
初心者つまずきがちな「白ロム・赤ロム・黒ロム」の違いについても分かりやすく説明します。
スマホの転売を本格的に始めたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
スマホの転売が儲けやすい5つの理由
こちらでは、スマホの転売がなぜ儲けやすいのかという疑問にお答えしていきます！
スマホで利益が出せる理由は次の5つです。
- 需要が高い
- 仕入れがしやすい
- 価格が安定している
- 利益幅が大きい
- 小型で送料が安い
それぞれ確認していきましょう。
【儲けやすい理由1】需要が高い
1つ目の理由は、スマホの需要が高いことです。今やスマホは1人1台に止まらず、複数持ちも当たり前の時代になっています。
- ゲーム用
- 仕事用
- カメラ代わり
- 音楽プレーヤー代わり
- 子供のおもちゃ用
このようなサブ機としての役割だと、中古でも構わないという層が一定数いるのです。
需要の高さは、商品の回転の速さにも影響します。
常に買い手が見つかるスマホのような商品は、在庫を溜め込むリスクがないので、初心者でも参入しやすいジャンルなのです。
【儲けやすい理由2】仕入れがしやすい
2つ目の理由は、仕入れがしやすいことです。なぜなら、スマホ市場では常に最新機種が発表されているから。それに応じて買い換える人も多く、中古が出回りやすいからです。
例えば国内最大手のオークションサイトであるヤフオク！では、2020年10月現在で8万件以上もスマホが出品されています。
ちなみに転売の中でも人気ジャンルであるNintendo Switch本体の出品数は2,000件程度。スマホと比べると差は歴然です。
市場に多く出回りすぎているのは本来考えものですが、その分需要も高いので安心して仕入れられるでしょう。
【儲けやすい理由3】価格が安定している
3つ目の理由は、価格が常に安定していることです。なぜなら、スマホは生活必需品だからです。
例えば、Xperiaの802SOという機種における過去3ヶ月間の価格推移は次のグラフの通りです。
（商品ページ：ソニー Xperia802SO-WH ＳＩＭフリー端末）
（価格取得ツールkeepaによる自動作成のグラフです。）
黒の線が、中古の出品価格の推移を表しています。
時には高騰していますが、8月以来4万円を大きく下回ることなく、比較的安定した価格推移であることが分かります。
【儲けやすい理由4】利益幅が大きい
4つ目の理由は、利益幅が大きいことです。転売の基本は安く仕入れて高く売ること。この時の価格差が大きいほど高い利益につながります。
仕入れの費用をなるべく抑えたい場合、スマホなら安ければ1万円以内での購入も可能なのです。
例えば、メルカリでの出品価格の例は以下の通りです。
（参考：https://www.mercari.com/jp/）
なぜこんなに安いのかというと、出品者の中には純粋に不用品を処分することを目的にしている方もいるからです。
利益目的でない格安の出品を狙って仕入れれば、初心者でも利益を大きく生み出せますよ。
【儲けやすい理由5】小型で送料が安い
5つ目の理由は、送料が安くすむことです。
外箱を含めてもコンパクトなサイズなので、比較的安いプランでの配送が可能です。
もし外箱なしでスマホ本体のみを送る場合には、クロネコヤマトの宅急便コンパクトがおすすめです。
例えば東京から愛媛県まで配送した場合、送料は610円になります。
対して同じデジタルデバイスであるパソコンを送ると、1番小さいサイズでも送料は1,150円。
（参考：https://www.kuronekoyamato.co.jp/）
2倍近い価格差が生まれるのです。
配送費を抑えて発送すれば、その分利益として多く手元に残りますよ。
スマホの転売におすすめな機種は3つ
スマホを転売する中でも、人気の高い機種が3つあります。仕入れの目安にしましょう。
- iPhoneシリーズ
- SIMフリースマホ
- タブレット端末
【転売におすすめな機種1】iPhoneシリーズ
1つ目におすすめの機種がiPhoneシリーズです。なぜなら、日本での利用者数が群を抜いて多いからです。
具体的には2020年10月時点の最新の統計で、国内で57.22%のトップシェアを持っているとされています。
対して2位の機種はおよそ1.3％のシェア率と、iPhoneが大差を付けて圧勝しました。（参考：https://webrage.jp/techblog/sp_share/）
利用者の多いiPhoneで転売をするメリットは、次の3つです。
- 中古市場に豊富に出回り、仕入れがしやすくなる
- 「スマホを買うならiPhoneがいい！」という需要から、常に売れる
- 新品では高価すぎて購入できない層が一定数いる
特に転売に向いているのは、2015年5月以降に発売されたSIMロック解除ができるiPhoneです。
それ以前の古いモデルでは使えるキャリアに制限があるので十分に確認して仕入れましょう。
【転売におすすめな機種2】SIMフリースマホ
2つ目におすすめなのはSIMフリースマホです。
SIMフリースマホを簡単にいうと、キャリアの壁を超えて利用できる機種のこと。
例えばSIMロックがかかったスマホをdocomoで契約すると、docomo以外の通信が使えません。もしキャリアを乗り換える場合、端末ごと買い換えなければいけないのです。
しかしSIMフリーのスマホなら、キャリアを変えても手持ちのスマホをそのまま使えます。
そしてキャリアの乗り換えのみならず、SIMフリースマホは海外旅行でも役立ちます。
このように購入者にとって利便性の高いSIMフリースマホの方が、需要が高く高値で転売しやすいでしょう。
【転売におすすめな機種3】タブレット端末
3つ目におすすめなのがタブレット端末です。
厳密にいうとスマホとは別物ですが、スマホ並みの需要の高さを持っています。
なぜ転売におすすめの中というと、タブレットは最新機種でなくても購入される確率が高いからです。
購入したい方の需要はあっても、販売数が少ないのでライバルが少ない状態といえます。
次に紹介する転売の注意点は、タブレットにも共通することばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
スマホ転売の6つの注意点
スマホ転売はメリットが大きいですが、注意点も存在します。
こちらでは、スマホ転売の注意点を6つ紹介します。
- 不良品が多い
- 白ロム・赤ロム・黒ロムの違い
- 付属品の有無
- IMEI番号を確認する
- 古物商の資格が必要
- 携帯電話不正利用防止法
初心者がつまずきがちなロムの種類についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
【スマホ転売の注意点1】不良品が多い
1つ目の注意点は、中古スマホには不良品が多いことです。
細かな傷は写真ではわからないことが多く、見逃してしまいがち。
特にガラスパーツが割れていると、販売価格が大きく値下がりします。
さらに注意すべきなのが動作不良です。
見た目だけでは実態が分からないので、仕入れ後に必ず動作チェックを行いましょう。
最低でも次の3つは確認してくださいね。
- そもそも電源は入るか
- ボタンは反応するか
- 充電の減りが極端ではないか
フリマアプリには一般の出品者もいるため、中には転売に適さない品も潜んでいます。
出品者の評価を確認したり、質問をしたりして不良品を仕入れるリスクを避けましょう。
【スマホ転売の注意点2】白ロム・黒ロム・赤ロムの違い
2つ目の注意点は、ロムの違いを把握しておくことです。
中古スマホの特有の用語として、白ロム・黒ロム・赤ロムという言葉があります。
それぞれの意味は次の通りです。
- 白ロム：SIMカードが入っていないスマホ。キャリア契約はなし。中古スマホでは白ロムがほとんど。
- 黒ロム：キャリア契約をして使用中のスマホ。他人に譲ったり電話番号を変えることはできない。
- 赤ロム：分割料金の支払いが滞るなどして通信制限をかけられているスマホ。Wi-Fi環境下でしか使えない。
黒ロム・赤ロムは、転売に成功してもに満足のいく使用ができないので、クレームやトラブルの元になります。
白ロムのスマホを仕入れて転売するようにしましょう。
【スマホ転売の注意点3】IMEI番号を確認する
3つ目の注意点が、IMEI番号を確認することです。
白ロム・黒ロム・赤ロムを見分けるには、IMEI番号のチェックが最も簡単だといえます。
具体的には以下の2ステップで調べましょう。
- 電話をかける画面で「*#06#」と入力し、15桁のIMEI番号を知る
- キャリアごとのサイトに入力し、支払い状況の判定を受ける
判定に使うサイトは、キャリアごとに異なります。
IMEI番号の状況を調べた結果は次のように表示されます。
- ◯＝完済済み
- △＝分割支払い中
- ×＝利用制限中
結果が△のスマホは現時点では利用制限がありませんが、いつか支払いがストップして赤ロムになるリスクもあります。
仕入れした商品のIMEI番号を元に支払い状況を調べ、購入者からのクレームを防ぎましょう。
【スマホ転売の注意点4】付属品の有無
4つ目の注意点は、付属品の有無を確かめて仕入れることです。
付属品がきちんとそろっていた方が、高値で販売できるからです。
きれいな付属品をつけている方が、購入者からの信頼感も得られるでしょう。
付属品とは、以下のような備品のことを指します。
- 外箱
- 説明書
- シールのノベルティ（Apple製品）
- 充電器
- イヤホン
購入前の段階でセット内容を問い合わせすると、確実な仕入れができますよ。
【スマホ転売の注意点5】古物商の資格が必要
5つ目の注意点は、古物商の資格についてです。
ビジネスや転売を目的にスマホを仕入れる方は、古物商の資格が必須です。
盗品を換金することができないよう、中古品の販売は資格による許可制をとっています。
スマホを取り扱う場合「機械工具類」と「事務機器類」の項目で古物商許可を取得しましょう。
なお、すでに古物商許可を持っていても、過去この2つ以外の項目で取得している方は改めて申請が必要です。
【スマホ転売の注意点6】携帯電話不正利用防止法
6つ目の注意点は、携帯電話不正利用防止法についてです。
この法律を簡単に説明すると、継続的な使用の予定や月額料金を払うつもりがないにも関わらず、スマホを契約するのは禁止されています。
そして通信ができるスマホを、親族以外の第3者に譲ることはできません。
これを裏返せば、通信できない白ロムスマホなら転売可能ということ。
法に触れないよう、くれぐれも気を配りながら転売をしましょう。
スマホ転売で失敗しないコツ3選
ここからは、スマホ転売で失敗を避けるため、3つのコツを紹介します。
- 個人間取引は出品者の評価に注目
- 検品をしっかり行う
- 海外に販売する
それぞれ確認していきましょう。
【スマホ転売のコツ1】個人間取引は出品者の評価に注目
個人間取引で仕入れをする場合には、出品者の評価に注目してください。
フリマアプリやオークションサイトでは、過去の取引への評価を確認できます。
評価が極端に悪い出品者から仕入れると、不良品をつかまされたり、仕入れに時間がかかるなどの可能性があるからです。
さらには古物商を取得していなかったり、携帯電話不正利用防止法を守っていなかったりする場合も。そうすると知らず知らずのうちに、犯罪へと巻き込まれてしまうリスクにつながります。
評価欄を確認した上で購入を検討し、優良な出品者から仕入れましょう。
【スマホ転売のコツ2】検品をしっかり行う
販売前に、全てのスマホの動作確認をしましょう。
繰り返しになりますが、中古スマホには見た目だけでは気づかないような不具合があるかもしれません。
確認を怠ると購入者からのクレームにつながるので、注意が必要です。
- 電源は付くか
- 液晶に乱れはないか
- ボタンは反応するか
- 充電の減り方に異常はないか
販売前にこれらを確認しておくことがポイントです。
【スマホ転売のコツ3】海外に販売する
スマホの転売に慣れてきたら、海外への販売も視野に入れるのをおすすめします。
Apple製品であれば、世界中に顧客がいるからです。
また、「日本の機器は優秀」という海外からのイメージがあるので、国内産のスマホは人気を得やすいのです。
円安時を利用して、効率よく利益を上乗せするといいですよ。
スマホ転売のおすすめの販売先
スマホを販売するのにおすすめの販売先は3つあります。
- Amazon
- ヤフオク
- メルカリ
それぞれ確認していきましょう。
【おすすめの転売先1】Amazon
Amazonを使えば、FBAでスムーズな販売が可能です。
FBAとは、Amazonに商品を預けると在庫管理や発送を代行してもらえるサービスのこと。
FBAを利用した商品には「Amazonプライム」の表記がされるので、購入者からの信頼も得やすくなりますよ。
業務負担を減らしつつ、購入者から好印象をゲットしたい方にはAmazonでFBAの利用をおすすめします。
【おすすめの転売先2】ヤフオク!
次にヤフオクの利用です。ヤフオク!では購入者が価格を付けて競い合ってくれます。
本当に価値のあるスマホには、驚くような高価格になるチャンスがあるのです。
また、送料を購入者が負担することが多いので、その分利益につながりますよ。
【おすすめの転売先3】メルカリ
最後にメルカリへの出品です。
メルカリで購入する人の多くは一般の方なので、スマホの適切な価格を知らずに購入されることがあります。
そのため、少し強気の価格設定でも、ブランド名や新しさだけで購入される可能性があるのです。
スマホだけで取引が全て完結できるので、簡単に販売を済ませたい方にもおすすめの販売先です。
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