【必見】学び直しをする社会人が増えている!メリット・デメリットや学習方法を紹介

「今の仕事を続けても収入が増えない、新しい知識やスキルを身につけて給料を上げたい」
「40代から学び直すのは遅い?勉強したいことがたくさんある」
「学び直しで補助金が出るのか知りたい」

このような悩みはありませんか。

社会人から学び直したいと思っても、どのように学習すれば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。2021年以降、政府の後押しもあり学び直しをする社会人が増えています。しかし、意欲があっても勉強の仕方がわからないと知識やスキルが身につきません。

そこで本記事では、社会人の学び直しに関する以下の項目を解説します。

  • 社会人から学び直しを行うメリット・デメリット
  • 学び直しで活用できる制度
  • 社会人から学び直しを行う方法

社会人の学び直しの現状と学習方法などをお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

学び直しをする社会人が増えている背景

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近年、社会人から学び直す人が増えています。政府が2021年に設置した教育未来創造会議において「生涯にわたって学び続ける社会へ」と言う方針が示されました。

誰もが意欲的に学び続けられる社会を作るために、政府も支援を行っています。終身雇用制度が縮小されつつある現代では、一つの企業で生涯働き続ける人が減少しています。そのため、さまざまな知識やスキルが求められます。

理想的なキャリアを形成するために社会人から学び直しをして、価値ある人材になる必要があるでしょう。

また、文部科学省でも学び直しにかかる費用の一部を負担する制度を設けており、国を挙げてサポートしています。学び直しをする社会人は今後も増加していくため、スタンダードになって行くでしょう。

社会人が学び直しをする4つのメリット

条件のイメージ

社会人が学び直しをする4つのメリットは以下の通りです。

  1. 社会情勢の変化に適応できる
  2. キャリアアップができる
  3. 収入が増える
  4. 転職しやすくなる

順番に解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.社会情勢の変化に適応できる

社会のさまざまな変化に対応しやすくなるでしょう。現代はAIやデジタル技術の発展で、既存の知識や経験だけでは対応できない業務が増えてきます。

たとえばSNSで商品を告知する場合、新規顧客の獲得や既存顧客の満足度の向上を図る施策が必要です。また、顧客データから情報の分析を行い、商品開発につながるデータを得る力も求められるでしょう。

SNSの使用率はすべての年代を平均すると約8割で今後さらに需要が伸びて行きます。そのため、知識や技術があると価値ある人材になりやすいでしょう。

継続して学び直しを行っていると最新の情報を取得しやすくなるため、社会の流れをいち早く感じ取れます。

参照:令和4年通信利用動向調査の結果|総務省

2.キャリアアップができる

学び直しを行うことでキャリアアップが行えます。

時代に合ったスキルや知識が習得できるため、転職や昇格がしやすくなるでしょう。たとえば、マーケティングの知識は多くの会社で必要としており、重宝される人材になりやすいです。自社の商品やサービスを顧客に売り込むためには、マーケティングの知識が求められます。

今は知識がなくても学び直しを行うことで、キャリアの選択肢が広がります。キャリアアップの前に行う学び直しはおすすめです。

3.収入が増える

収入の増加が期待できます。

リクルートワークス研究所によると、職場外での学習で年収が約7%増加したとの分析を発表しています。1年目から何もしていない人と比べても収入が5.9%増加。学び直しで得た資格で手当がついたり、転職で年収が増加したりします。

日本企業ではこれまで社内研修が中心で、外部研修を行う機会が提供できていない状況がありました。その結果、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で費用負担のある学習への参加率は27%で平均の34%を下回っています。

参照:学び直しで年収7%増 日本の社会人教育、市場とズレも|日経転職版

現状の待遇に不満を持っているなら学び直しがおすすめです。

4.転職しやすくなる

得た知識が仕事に関わることであれば、転職を有利に進められます。

日々勉強している人だとアピールできたり、スキルシートに記載できることが増えたり、魅力的な人材だと印象付けられます。

採用担当者は会社にとって魅力的な人材なのかという視点で面接をしているため、説得力のある材料になるでしょう。

また、学び直していることが入社後どのような形で活かせるのか、面接官に説明できるとポジティブな印象で捉えられます。その結果、転職がスムーズに進みやすくなるでしょう。

社会人が学び直しをする2つのデメリット

社会人が学び直しをするデメリットは以下の2つです。

  1. 費用がかかる
  2. 仕事との両立が難しい

金銭面と時間的な制約が影響しています。社会人になると効率の良い学習が求められます。

1.費用がかかる

大学や専門学校に通う場合は学費が必要です。

私立、公立によって違いはありますが、初年度は100万円ほどかかります。4年間通うと300〜400万円程度。夜間コースに進学した場合でも年間60万円程費用が発生します。

奨学金を借りれば、在学中の負担は減りますが、卒業したら毎月の給料から返済しなければなりません。

貯金を崩したり、生活費を抑えたりする暮らしを在学中〜卒業して数年以上行う場合があるため、経済的負担が大きくなるでしょう。

2.仕事との両立が難しい

仕事をしながら学習を行うため、時間が限られます。早朝や深夜、休日など仕事が休みの日の学習が中心となるため、睡眠時間やプライベートが減りやすいです。通勤通学中のすきま時間を活用した勉強が必要になるでしょう。

また、時間管理に追われるため昼間の大学や専門学校に通う場合、本業を辞めてアルバイトに切り替えるような対応が求められます。

経済的に厳しくなることも考えられますが、学業とのバランスも難しいところです。いずれにせよタイトな生活が求められるでしょう。

社会人の学び直しで活用できる3つの支援制度

社会人の学び直しで活用できる支援制度は以下の3つです。

  1. 教育訓練給付金
  2. 職業訓練(ハロートレーニング)
  3. キャリアコンサルティング

支援制度を活用して学び直しを行いましょう。

1.教育訓練給付金

教育訓練給付金とは、教育訓練の受講者に一部費用を支給する制度のことです。
教育訓練の受給条件は以下の通り。

教育訓練対象の講座 厚生労働大臣が指定する教育訓練講座
受給条件 ・受講開始日時点で、雇用保険の支給要件期間が3年以上である
・離職者は離職日の翌日以降、受講開始日までの雇用保険の支給要件期間が1年以内である
・前回の教育訓練給付金の支給から、今回の受講開始日までが3年以上経っている
支給額 教育訓練の受講費用の20%相当額かつ、上限が10万円

参照:教育訓練給付制度 検索システム|厚生労働省

講座が教育訓練の対象か知りたい場合は「教育訓練給付制度 厚生労働大臣 指定教育訓練講座 検索システム」で調べましょう。医療やIT、語学などさまざまな分野が給付の対象です。

2.職業訓練(ハロートレーニング)

職業訓練とは、再就職やキャリアアップのために必要な訓練やスキルを身につける支援制度のことです。職業訓練は公共職業訓練と求職者職業訓練があります。それぞれの違いは以下の通り。

種類 公共職業訓練
対象 失業保険を受給している求職者
期間 3ヶ月〜2年
受講条件 ・失業保険の給付期間が1/3以上残っている
・ハローワークから、職業訓練が必要と認められている
・過去1年に退校処分を受けていない
・以前の公共職業訓練終了から、1年以上経過している(過去に公共職業訓練を受けた場合)

参照:就職のために役立つ知識・スキルを学ぶ ハロートレーニング | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン

職業訓練は原則無料です。長期コースは料金が発生する場合もあります。

現在働いている方でも、一旦退職して経済的負担を抑えながら学び直すことができます。興味がある方は、ハローワークのWebサイトや電話で確認してみましょう。

3.キャリアコンサルティング

厚生労働省から委託されているキャリア形成・学び直し支援センターで、無料のキャリアコンサルティングを実施しています。

雇用形態を問わず、就業している方が対象。「今後のキャリアが不安」「新たな知識を身につけたい」など、さまざまな悩みに対して無料で相談に乗っています。

Webサイトから申し込み、日時調整が可能です。オンライン面談ができるので、時間がない方でも自宅からキャリアコンサルティングが受けられます。どこに相談したら良いかわからない方におすすめです。

社会人が学び直しを行う5つの方法

社会人が学び直しを行う5つの方法は以下の5つです。

  1. 大学に通う
  2. 本を読む
  3. 職業訓練を受ける
  4. 講座を受講する
  5. オンラインサロンに入会する

さまざまな方法があるので、順番に解説します。

1.大学に通う

明確に学びたいことが決まっている場合、大学に通うことをおすすめします。

大学に通う最大のメリットは学習できる環境が整っているので、深い知識が得られることです。わからないことがあれば教授に質問できたり、併設されている図書館で調べたりできます。

講義がない時間帯でも自習室で学習できるスペースがあるため、勉強に集中できるでしょう。お金をかけても学びたいことがある方におすすめです。

2.本を読む

本で学び直しが行えます。本屋や電子書籍で学びたいジャンルの本を1,000円ほどで購入できるため、知りたいことがあったら手軽に学習できます。

注意点として近年、一般の人が自費出版のような形で本を出しています。有益な内容もありますが、情報元が不確かなこともあるため信ぴょう性が問われるでしょう。そのため、どんな人が本を書いているのかを確認してからの購入をおすすめします。

本は移動中や休憩中など、すきま時間で読めるので、学び直しをはじめたい方に最適です。

3.職業訓練を受ける

ハローワークが実施している職業訓練を受講しましょう。

原則、経済的負担をかけずにスキルを身につけられます。現在、就業している方も会社を退職して失業保険を受け取りながら通うことができます。

職業訓練に通っているとハローワークから就職あっせんもあるため、仕事を見つけやすいです。入校条件があるので必ず受けられるわけではありませんが、受講要件を満たしている方は検討しても良いでしょう。

4.講座を受講する

講座を受講して学び直しを行います。オンラインスクールのような講座でデザインや動画編集、プログラミングなどのスキルを身につけます。

受講料は数万円から数十万円ほどかかりますが、マンツーマン指導など挫折させない仕組みがポイント

独学でモチベーションが下がりやすい時でも、講師が精神的な支えになるでしょう。知識や技術を確実に身につけたい方におすすめです。

オンラインスクールについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

▼オンラインスクールについてはこちら▼
役立つスキルを身につけられるオンラインスクール10選!学習スタイルや選び方を解説

>>役立つスキルを身につけられるオンラインスクール10選!学習スタイルや選び方を解説

5.オンラインサロンに入会する

オンラインサロンは、会員同士の交流があり支え合える環境が整っています

交流する中で知らない業界のことも知れるので、さまざまな知識が得られるでしょう。業界のトレンドを知れたり悩み相談ができたりするなど、知識や技術を身につけること以外にもメリットがあります。

さまざまな人と関わりながら学習を進めたい方におすすめです。

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