「未経験だけどイラストを描く仕事をしたい」
「どんな働き方があるの?」
「イラストを描く仕事をするために必要なスキルが知りたい」
イラストを描く仕事は、フリーランスとして活躍できたり、得意なことで収入を得られたりする可能性がるので魅力的ですよね。しかし「美大や専門学校を卒業しないと働けないんじゃない?」と考えて、諦めてしまう人が多いのも現状です。
実際は、未経験でもイラストを描く仕事に就けます。この記事では、未経験からイラストを描く仕事をしたい人のために以下の内容について解説します。
- 未経験の人におすすめのイラストを描く仕事
- 雇用形態
- 未経験からイラストを描く仕事に就くためのステップ
- 必要なるスキル
「未経験だけどイラストを描く仕事に挑戦したい」と考えている人には必読の内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
未経験の人におすすめのイラストを描く仕事5選
ここでは「未経験でもできるイラストを描く仕事を知りたい」という方のために、おすすめの仕事を紹介します。
- アイコン・似顔絵の制作
- LINEスタンプの販売
- イラストサイトへの投稿
- バナー制作
- YouTubeや記事のサムネイル・挿絵制作
イラストを描く仕事は非常に多く存在しますが、未経験でも挑戦しやすいものを厳選して紹介します。クラウドソーシングやSNSで案件を得やすいものが多いのが特徴で、副業としてもおすすめです。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. アイコン・似顔絵の制作
イラストが描ける人はすぐに挑戦できる仕事です。SNSのアイコンやプロフィール画像など需要が多いので、未経験でも案件を獲得しやすいでしょう。
まずは知り合いに頼んでアイコンを制作させてもらうなど、経験を積むのがおすすめです。自身の画風を生かしやすく、簡単に作成できるので未経験者が参入しやすいと言えます。
2. LINEスタンプの販売
自身でイラストを描き、LINEスタンプとして販売する仕事です。クライアントがいる仕事ではないので、納期がなく自分のペースで作業できる点が魅力です。
基本的に、複雑な絵を描く必要がないので、未経験者でも挑戦しやすいでしょう。LINEスタンプは、1つ売れるごとに収益の35%が製作者に還元されます。
単価が低いので、大きな収益にはつながりにくいですが、自身のイラストを多くの人に知ってもらえる可能性があるのでおすすめです。
3. イラストサイトへの投稿
「イラストAC」などのフリーイラストサイトに自身のイラストを投稿する仕事です。ダウンロード数に応じた収入が得られます。
還元率はサイトによって異なりますが、1回ダウンロードされるごとに2〜5円ほどという場合が多いです。イラストを投稿したのちは自身で営業活動などをする必要がないので、未経験者でも挑戦しやすいでしょう。
一定以上の収益を得るためには、多くのイラストを投稿することが重要です。継続して自分の投稿数を増やしていきましょう。
4. バナー制作
SNSなどで配信される広告のバナーを制作する仕事です。案件数が多く、未経験者でも仕事を得やすいのが特徴です。また、バナーは短期間で変更されることが多いので、同じクライアントから継続して仕事を得られる可能性があります。
うまく活動できれば、安定した収益を得られるでしょう。営業をする際にはそれまでに作成したバナーを制作実績として提示すると、仕事を獲得できる確率が大きくアップします。
5. YouTubeや記事のサムネイル・挿絵制作
YouTube動画や記事のサムネイル、記事中に挿入するイラストを作成する仕事です。案件のジャンルが幅広いので、自分の画風を生かせる可能性があります。
YouTubeの動画やメディア記事は頻繁にコンテンツが追加されるので、継続依頼を受けやすいのが特徴です。1枚当たりの報酬は低めですが、継続依頼を受けられると、安定して収入を得られるようになります。
未経験でイラストを描く仕事をする場合の3つの雇用形態
ここでは「イラストを描く仕事にはどんな働き方があるの?」と気になる方のために、雇用形態について解説します。
- 正社員
- アルバイト・パート
- フリーランス
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 正社員
正社員として、企業に雇用される働き方です。以下のような企業がイラストレーターを募集することがあります。
- 広告代理店
- デザイン事務所
- Web制作会社
- ゲーム・アプリ制作会社
正社員になれば、収入が安定します。保障などもしっかりしているので、安定した生活を求めている方には最もおすすめの働き方です。
また、周りの社員から学べるので、スキルアップがしやすい環境だとも言えます。一方で、未経験だと就職が難しい点には注意です。
「未経験OK」の企業を探し、自身で描いたイラストをポートフォリオとして就職活動で活用するのがおすすめです。
2. アルバイト・パート
アルバイトやパートであれば、未経験でも企業で働きやすい場合があります。「アシスタント」という扱いになる場合もあり、働きながら教育が受けられるケースもあります。
収入や補償の充実度は正社員よりも劣りますが、自身の生活リズムに合わせて働ける点やスキルアップにつながりやすい点は魅力です。
また、働き続けていると、正社員として雇用してもらえる可能性もあります。求人が少ない場合など、正社員として働くのが難しい場合は、アルバイトやパートから始めるのもおすすめです。
3. フリーランス
「自由に働きたい」という思いから、フリーランスになりたいと考えている人も多いのではないでしょうか。ところが、未経験からフリーランスになることは難しいのが現状です。
正社員やアルバイトとして企業で経験を積み、十分な実績を得てからフリーランスとして独立するのが一般的です。
しかし、SNSやクラウドソーシングサービスが充実し、個人に依頼する人が増えてきたので、不可能ではありません。未経験からフリーランスになりたいと考えている方は、SNSでの発信力やマーケティングスキルなども身につけると、仕事を得やすくなるでしょう。
「フリーランスのイラストレーターになりたい」という方は、関連記事「【保存版】フリーランスのイラストレーターになりたい方へ!6つの準備や成功のポイントを徹底解説」を参考にしてみてくださいね。
【在宅OK】未経験からイラストを描く仕事をする手順4ステップ
ここでは「未経験からイラストを描く仕事をするためには何をしたら良いの?」と気になる方のために、イラストを描く仕事をするための手順を解説します。
- スキルを身につける
- ポートフォリオを作成する
- 案件をこなして実績を作る
- 就職活動を行う
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. スキルを身につける
デッサンなどの基本的な画力や、イラスト作成に必要なツールの操作方法はどんな仕事をするにも必要です。最優先で身につけましょう。
業界によって異なりますが、以下のようなツールは汎用性が高いのでおすすめです。
- Illustrator
- Photoshop
- Procreate
- CLIP STUDIO
独学でマスターすることも不可能ではありませんが、最速でスキルを身につけるにはオンラインのスクールを活用するのが効果的です。中でも人生逃げ切りサロン ではイラストはもちろん、デザインやライティングのスキルなども学べます。
フリーランスとして活動する場合は必須のスキルですし、就職活動を行う際にも他のイラストレーターとの差別化が図れます。実践的なスキルが身につくだけでなく、仲間ができるのでモチベーション維持にも役立つでしょう。
2. ポートフォリオを作成する
スキルを身につけ、自身の作品が増えてきたら、ポートフォリオを作成します。自分のスキルをアピールするものになるので、力を入れて制作しましょう。
ポートフォリオを作成する際のポイントは、以下のとおりです。
- 幅広いジャンルの作品を載せる
- 制作に使ったツールや携わった業務範囲を記載する
- 制作時に意識したポイントを記載する
営業時に必須となるので、なるべく早く作るようにしましょう。また、新たな作品ができたら随時更新することも重要です。
3. 案件をこなして実績を作る
ポートフォリオが完成したら、SNSやクラウドソーシングを活用して案件をこなしてみましょう。最初は案件を得にくいですが、根気強く営業を続けてみてくださいね。
実績が増えてくると、営業をあまりせずとも仕事を獲得できるようになります。就職活動を行う際にも、実際の案件に携わった経験は高く評価されます。
特にフリーランスを目指している方は、積極的にチャレンジしていくのがおすすめです。案件で制作したイラストは、クライアントの許可を得た上でポートフォリオに掲載しましょう。
4. 就職活動を行う
正社員、アルバイトなどの形で企業に勤めたい場合は、就職活動を行います。イラストを描く仕事に精通したエージェントを活用するのもおすすめです。
スキルを磨いたりポートフォリオを充実させたりする以外にも、面接の練習を行うなど準備しておきましょう。
未経験からイラストを描く仕事をするために身につけるべき6つのスキル
ここでは「何ができればイラストを描く仕事ができるの?」と気になる方のために、未経験からイラストを描く仕事をするために身につけるべきスキルを解説します。
- 画力
- 専用ソフトの操作スキル
- オリジナリティー
- コミュニケーション能力
- 対応力
- 発信力
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 画力
デッサンや配色の知識など、画力は絵を描く仕事をする上で必須です。土台となるので、しっかりと固めておきましょう。
書籍や動画を活用するインプットと、実際に描いてみるアウトプットをバランスよく行うのがおすすめです。また、いい作品を多く見たり、絵を描いている人と意見交換をしたりすることも画力アップに効果的です。
2. 専用ソフトの操作スキル
アナログで絵を描く場合でも、仕事での納品は多くの場合デジタルで行います。就きたい職種に必要なソフトの操作スキルを身につけましょう。
YouTubeやUdemyなどの動画コンテンツを利用したり、書籍を購入したりと、独学でも習得可能です。独学が難しいと感じる場合は、スクールやオンラインサロンを活用することを検討してみましょう。
3. オリジナリティー
ファンを獲得し、顧客を得るためにはイラストのオリジナリティーが不可欠です。クレジットがなくても「あの人の絵だな」とわかってもらえるようになると、唯一無二のイラストレーターと言えます。
絵を描く仕事をしている人は「イラストは上手くて当たり前」と思われることが多いです。その中でオリジナリティーがあると、強い武器になります。
最初からオリジナリティーを獲得するのは難しいですが、スキルアップを重ねながら自分ならではの画風を確立していきましょう。
4. コミュニケーション能力
イラストを描く仕事をするためには、クライアントの要望を適切に汲み取るコミュニケーション能力が必須です。仕事をするためには、自分の好きな絵を描くだけではいけません。
フリーランスの場合は自身で営業も行わなくてはならないので、コミュニケーション能力が重要です。丁寧にヒアリングを行い、クライアントの希望を的確に理解できるようになっておきましょう。
5. 対応力
以下のような仕事上の出来事に対応する力も、イラストを描く仕事をす上では必要です。
- 仕事の納期を守る
- 修正の要望に応える
- クライアントの希望を汲み取って提案する
さまざまな場面に対応する力があると、クライアントからの信用を得やすくなります。信用を得られると、より大きな仕事を任せてもらえたり、継続して案件を提供してもらえたりする可能性があります。
柔軟に対応する力をつけられるよう、普段からさまざまな面に気を配ってイラストを描いてみてください。
6. 発信力
SNSなどでの発信力は、強い武器になります。SNSから仕事につながる可能性があるだけでなく、広い人脈を形成可能です。
人脈が広がると、仕事を得やすくなったり、いち早く有益な情報を知れたりといったメリットが得られます。また、絵を投稿することで知名度が上がると、SNSから直接収益を得られる可能性も。
発信力をつけるには、継続的にSNSを更新する必要があります。可能な限り早い時期から発信を始めましょう。
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