【要チェック】フリーランスと会社員の9つの違いを解説!独立前にすべき3つのことや注意点も解説

「会社員とフリーランスは何が違うの?」
「会社員からフリーランスにはなれる?」
「働きながらフリーランスとして副業するのはあり?」

など、疑問を持っていませんか?

自由に働けるイメージのあるフリーランスに対して、憧れを持っている人は多くいます。

組織や人間関係に縛られることなく自由に働けるフリーランスは、うらやましく感じますよね。

そこでこの記事では、脱サラしてフリーランスデビューがしたいと考えている方へ向けて、以下の内容を解説していきます!

  • 会社員とフリーランスの違い
  • フリーランスになるメリット
  • デメリット
  • 会社員のうちにやるべきこと
  • 副業の注意点

結論からお伝えすると、会社員からフリーランスになることは可能です!

ポイントを抑えればフリーランスとして副業もできますので、ぜひ参考にご覧ください。

目次

会社員とフリーランスの7つの比較ポイント

さっそく、会社員とフリーランスの違いを解説していきます!

ここでは特に抑えておきたい7つのポイントを比較します。

  1. 平均収入
  2. 収入の方式
  3. 契約スタイル
  4. 福利厚生
  5. 税金
  6. 社会保障
  7. 労働法

お金や生活に関わることもありますので、それぞれ確認しておきましょう!

会社員 フリーランス
平均収入 436万円 356万円
収入の方式 固定給 成果報酬
契約スタイル 雇用契約 業務委託
福利厚生 あり 基本なし
税金 会社が一部負担 自己負担
社会保障 充実 デメリットあり
労働法 適用 なし

【会社員とフリーランスの比較1】平均年収

会社員 フリーランス
平均収入 436万円 356万円

(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査2018」、国税庁「民間給与実態統計調査」(令和元年分))

年収を比較すると、会社員よりもフリーランスの方が収入がやや低いことがわかります。

ただしこちらは副業フリーランスの年収も含まれているので、専業の収入はより高額です。

その証拠として、高所得者層の割合はフリーランスの方が上回っています。

具体的には、年収800万円以上稼ぐ人の割合は以下の通りです。

  • フリーランス:16.8%
  • サラリーマン:9.4%

さらに、会社員時代よりも収入が上がったとアンケートに答えたフリーランスは3割以上

フリーランスは平均で見るとやや少ない収入ですが、働き方によってはかなりの稼ぎが得られるでしょう。

【会社員とフリーランスの比較2】収入の方式

会社員 フリーランス
収入の方式 固定給 成果報酬

会社員は多くの場合、固定給で収入を得ています。

固定給とは、契約で決まった金額が毎月コンスタントに入ってくるタイプの給料です。

会社に所属していれば、半自動的に収入が得られます。

対してフリーランスは、成果報酬式の稼ぎ方がほとんど。

成果報酬とは、仕事の条件をクリアして初めてお金が入る仕組みです。

例えばライターが「記事1本で1万円」の条件で仕事を受けた場合、完成品を納品しなければ収入は得られません。

やればやるだけ稼げますが、仕事がないと収入も得られないという収入形態です。

【会社員とフリーランスの比較3】契約スタイル

会社員 フリーランス
契約スタイル 雇用契約 業務委託

会社員の雇用契約は、決められた時間分の労働を提供する代わりに、収入が入る働き方です。

雇い主と労働者とで関係を結び、業務指示や会社のルールの範囲内で働くことになります。

対するフリーランスの業務委託は自分で仕事を探してきて都度契約する働き方。

仕事の成果さえ渡せれば、複数の仕事を並行して進めたり、下請けを頼んだりと比較的自由に行動できます。

【会社員とフリーランスの比較4】福利厚生

会社員 フリーランス
福利厚生 あり 基本なし

会社員では、組織ごとに福利厚生が充実しています。

福利厚生とは、万が一の時に会社に守ってもらえたり、従業員へのねぎらいを込めたりした制度やレクレーションのこと。

例えば、以下のような内容です。

  • 各種手当(通勤費、家賃補助、家族手当など)
  • 健康診断の提供
  • 結婚や出産へのお祝い金
  • 提携施設の割引利用
  • 産休・育休

一方でフリーランスは基本的に福利厚生を提供してくれる相手がいません。

福利厚生に近いサポートを受けるには、団体や商工会議所のサービスを探し、個人で加入することになります。

【会社員とフリーランスの比較5】税金

会社員 フリーランス
税金 会社が一部負担 自己負担

会社員は毎月の給料から税金が天引きされるので、手取りは減っても意識する機会があまりありません。

しかし、フリーランスは税金を全て自己負担で支払います。

それぞれに必要な税金は以下の通りです。

会社員 フリーランス
税金の種類 ・所得税
・住民税
・所得税
・住民税
・個人事業税
・消費税

フリーランスの場合、収入が上がるほどに税金の種類が増えたり、税率が高くなったりします。

【会社員とフリーランスの比較6】社会保障

会社員とフリーランスでは、社会保障の内容に一部違いがあります。

会社員 フリーランス
健康保険 企業の規模や職種によって加入先が異なる 国民健康保険
年金 厚生年金と国民年金による2重保障 国民年金
雇用保険 失業手当や各種給付金がもらえる なし
労災保険 勤務中や通勤中の災害に保障 なし
介護保険 違いなし

簡単にまとめると、フリーランスの方が万が一への備えが少ないということ。

健康保険と年金は会社員なら企業と折半、フリーランスは全額が自己負担になります。

特にフリーランスの年金は自己負担額が増えるのに対し、将来もらえる金額が会社員よりも少なくなります。

項目によっては補償を受けない分出費が減りますが、サポート内容も薄くなるので注意が必要です。

【会社員とフリーランスの比較7】労働法

会社員 フリーランス
労働法 適用 なし

会社員は、労働法により働き方や就業環境を守られています。

例えば、次のような決まりです。

  • 1日8時間労働
  • 1週間に40時間労働
  • 6時間労働で45分以上
  • 8時間労働で1時間以上の休憩

一方でフリーランスには労働法が適用されません。

効率よく働けなければ、労働時間が大きく増えたり休憩が取れなかったりするリスクがあります。

会社員からフリーランスになる3つのメリット

こちらでは、会社員からフリーランスになるメリットを解説します。

  1. 自由に働ける
  2. 上限なく収入が上がる
  3. 仕事が選べる

自分の求めているメリットがあるか、確認しておきましょう。

【フリーランスになるメリット1】自由に働ける

フリーランスでは、働く時間や場所を自分で決められるようになります。

会社の決まりに従わなくていいので、自由な働き方が実現可能です。

  • 子供が幼稚園に行っている間だけ働く
  • 天気がいい日にカフェのテラス席で働く
  • 働きながら音楽をかける

このようにライフスタイルへ合わせて、自分の好きな働き方にカスタマイズできるでしょう。

【フリーランスになるメリット2】上限なく収入が上がる

フリーランスでは上限なく収入が上がります。

必要とされるだけのスキルを身につければ、高い単価で仕事を獲得できるからです。

また、仕事を容量よくこなせば時間単価が目に見えて上がるでしょう。

一方で会社員は残業で時間を切り売りしたり昇進したりしないと、大きな収入アップは難しいです。

フリーランスで収入が右肩上がりに伸びれば、モチベーションアップになりますね。

【フリーランスになるメリット3】仕事が選べる

フリーランスは会社に管理されないので、自分のやりたい仕事を選んで働けます。

契約を決めたり条件交渉をしたりする責任が、自分にあるからです。

対して会社員は、指示された仕事をこなす必要があります。

興味のある部署があっても、確実に配属されるとは限りません。

フリーランスなら自分で納得した仕事のみ契約し、充実感のある働き方ができるでしょう。

会社員からフリーランスになる2つのデメリット

会社員からのフリーランス転向には、デメリットもあります。

  • 収入が不安定
  • お金の管理が必要

それぞれ確認してみましょう。

【フリーランスになるデメリット1】収入が不安定

フリーランスは、会社員よりも収入が不安定です。

なぜなら、クライアントとの契約が継続できるとは限らないからです。

提供した仕事がクライアントの求める水準に達していなければ、契約打ち切りの可能性があります。

また、自分に非がなくてもクライアントの予算の都合や案件の区切りで契約が終わることも。

絶対に決まった金額を毎月稼ぐのは、難しいでしょう。

【フリーランスになるデメリット2】お金の管理が必要

フリーランスは自分でお金の管理をする必要があります。

なぜなら年に1度、確定申告があるからです。

確定申告に備えて普段から帳簿付けしていないと、税金の計算が正しくできません。

いい加減なお金の管理は、税務調査が入る原因になります。

後で自分が困らないよう、売り上げを付けたり経費を把握したりしておきましょう。

会社員のうちにやるべきこと3選

会社員からフリーランスへスムーズに転向するには、事前準備が重要です。

この章では、会社員のうちにやるべきことを3つ解説します。

  1. 大きな契約や買い物を済ませる
  2. スキルアップをする
  3. 副業に挑戦する

独立してから後悔するのでは遅いので、できることは早めに進めておきましょう。

【会社員のうちにやること1】大きな契約や買い物を済ませる

大きな買い物は、会社員のうちに済ませることをおすすめします。

なぜならフリーランスは社会的信用が低く、契約やローンを断られる恐れがあるからです。

例えば、次のような契約やローンはフリーランスになる前に行うと便利です。

  • マイホーム
  • クレジット
  • 賃貸契約

会社員の立場を利用してしまいましょう!

【会社員のうちにやること2】スキルアップをする

独立する前に、スキルアップを進めておきましょう。

高度な仕事ができるようになり、収入アップにつながるからです。

具体的な勉強方法としては、次のようなものがあります。

  • 本を買う
  • スクールに通う
  • オンライン講座を使う

中でも働きながら勉強を進めやすいのは、オンライン講座を使う方法です。

オンライン講座は動画教材を参考に、自分のペースで勉強ができます。

スマートフォンで利用できる教材なら、通勤時間も無駄にせずスキルアップできるでしょう。

ただし、わからないことは独学で調べることになります。

質問サポートの充実した講座を選ぶといいでしょう。

【会社員のうちにやること3】副業に挑戦する

会社員として働きながら、副業に挑戦しましょう。

副業で経験を積んでおいた方が、スムーズにフリーランスが始められるからです。

副業を通じて信頼できるクライアントを作っておけば、独立後の仕事獲得が楽に進みます。

週に2日の休みで集中的に副業をして5万円程度稼げれば、独立してからも安定して稼げるでしょう。

会社員がフリーランスとして副業する時の3つの注意点

会社員とフリーランスの副業を両立する場合、注意したいことが3つあります。

  1. 就業規則を確認する
  2. 稼げる見込みがあれば届出をする
  3. 自己管理を徹底する

確認し、副業の失敗を防いでくださいね。

【副業フリーランスの注意点1】就業規則を確認する

独立前に、会社の就業規則を確認しましょう。

公務員以外では、基本的に副業が認められています。

しかし、会社によっては就業規則で副業への細かい取り決めがあるので、チェックが必要です。

会社の決まりに反して副業を行うと、解雇になる恐れも。

副業のルールは、服務規律の項目内で定められている場合が多いです。

確認してもよくわからなければ、総務や人事に問い合わせしてみましょう。

【副業フリーランスの注意点2】稼げる見込みがあれば届出をする

副業で稼げる見込みがあれば、確定申告に必要な届出をしましょう。

具体的には、次の2つの書類が必要です。

  • 開業届
  • 青色申告承認申請書

開業届では、事業用の銀行口座を作る際などに、フリーランス活動を社会的に証明できます。

また、開業届を出さないと青色申告承認申請書の提出ができません。

青色申告承認申請書の提出で経費計上ができるようになり、節税の効果を高められます。

所得額(売り上げから経費を引いた額)が20万円を超えそうな場合には、確定申告のためにも届出を行いましょう。

【副業フリーランスの注意点3】自己管理を徹底する

副業フリーランスは、人1倍の自己管理が重要です。

本業に支障が出ない範囲でフリーランスを両立するためです。

  • スケジュール
  • 体調
  • 仕事の進捗

など、自分で上手くコントロールしてくださいね。

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