アニメMV・歌ってみたMVの制作費用相場は、動画の種類によって10万円台から300万円以上までと大きく開きがあります。
そもそもアニメMVとは、イラストやキャラクターに動きをつけて楽曲に合わせた映像作品のこと。
スライド動画からフルアニメーションまで手法が幅広く、選ぶ種類しだいで相場は大きく変わります。
「アニメMVを頼みたいけど、相場がわからなくて発注に踏み切れない」
「できるだけ安く抑えたいけど、どこに頼めばいいの?」
と迷っている方も多いでしょう。
このような不安を持つ方に向け、本記事ではアニメMV・歌ってみたMVの制作費用相場について以下の流れで解説します。
- MV種類別の制作費用相場【早見表】
- MV制作費用の内訳
- 予算・目的別のMVの種類の選び方
- 制作会社とフリーランス、どっちに依頼?
- MV制作費用を安く抑える4つのコツ
- 自分で作れるようになる選択肢
- アニメMVの費用に関するよくある質問
まずは種類ごとの相場を一覧でつかめば、自分のMVにいくら必要かがひと目でわかります。早見表から見ていきましょう。
また、「アニメーションMVとはなに?尺の短いアニメ作品が急増している理由とは|NOKID」こちらの記事も参考になります。
MV種類別の制作費用相場【早見表】

アニメMV・歌ってみたMVの相場は、動画の種類によって大きく変わります。以下は各クラウドソーシングや制作会社が公開している料金をもとにした、主要6種類の相場・制作期間・向いているMVの目安です。
| 種類 | 費用相場 | 制作期間 | 向いているMV |
|---|---|---|---|
| スライド動画 | 10〜30万円 | 2週間〜1ヶ月 | コマ割り・マンガ調で見せたい |
| モーショングラフィックス | 30〜200万円 | 2〜3ヶ月 | 図形・文字でスタイリッシュに |
| ループアニメ | 10〜30万円 | 2週間〜1ヶ月 | プレイリスト・BGM系 |
| パラパラ漫画 | 80〜150万円 | 2〜3ヶ月 | ストーリーで感動させたい |
| タイポグラフィアニメーション | 50万円〜 | 1〜1.5ヶ月 | 歌詞・メッセージを魅せたい |
| フルアニメーション | 300万円〜 | 2〜6ヶ月 | 世界観・物語で魅せたい |
相場は種類しだいで10万円台から300万円超まで開きます。
ここからは表の順に、それぞれの特徴を見ていきます。
1.スライド動画:10~30万円
スライド動画とは、マンガのコマやキャラクターのカットをつなぎ合わせて作る動画のことです。
「マンガ動画」「スライドショー」と呼ばれることもあります。
複数枚のキャラクターカットや吹き出しなどを準備すれば、比較的に作成ができることが特徴です。
スライド動画の依頼料金相場は、10~30万円程度。
制作期間は、1ヶ月程度と考えておくと良いでしょう。短い動画であれば2週間程度で制作してもらえる場合もあります。
2.モーショングラフィックス:30~200万円
モーショングラフィックとは、文字やイラスト、図形などの画像に動きを加えた動画です。
具体的には、下のような動画を指します。
料金相場は、30~200万円程度。
動画の尺やイラストによって変動しますが、制作期間は2~3ヶ月程度見ておくと良いでしょう。
3.ループアニメ:10~30万円
ループアニメとは、数秒から数分程度のアニメーションを繰り返し再生させる動画のことです。
特定のテーマに沿った複数の曲をまとめた「プレイリスト」を作成する場合などによく使われる手法です。
料金相場は、10~30万円程度と考えておけば良いでしょう。
4.パラパラ漫画:80~150万円
パラパラ漫画は、複数枚の絵を連続で動かすことで動きを出す動画です。
お笑い芸人の「鉄拳」さんが公開している動画が有名ですね。
料金相場は80~150万円程度で、制作期間は2~3ヶ月です。
パラパラマンガは、ストーリー仕立てでドラマチックにメッセージを伝えられることが特徴です。
バラードなどの歌ってみたMVとの相性は高いでしょう。
MV以外に、結婚式や企業理念を紹介する動画でもよく使われる手法です。
5.タイポグラフィアニメーション:50万円~
タイポグラフィアニメーションは、動きをつけた文字を中心とした動画です。
メッセージをインパクトのある文字で伝えたいときに有効な方法と言えます。
これも歌ってみたMVとの相性は抜群ですね。他にも、イベント告知動画などでよく使われる方法です。
料金相場は50万円程度で、制作期間は1ヶ月~1.5ヶ月程度です。
6.フルアニメーション:300万円~
フルアニメーションとは、テレビアニメと同様の方法で作られる動画のことです。
ストーリーやキャラクターの魅力で、世界観を表現することに優れています。
料金相場は、最低でも300万円程度〜と高額です。
また制作期間も2~6ヶ月程度は必要で、公開までのスケジュールに注意が必要です。
フルアニメーションでは費用も期間もかかりすぎるという場合は「ショートアニメーション」を制作する方法があります。
ショートアニメーションとは、SNSなどで公開することを前提とした、最大でも60秒程度の短い動画のこと。
ショートアニメーションの料金は、尺が短い分大きく費用を下げられます。
歌ってみた・アニメーションMV制作費用の内訳

アニメーションMVの制作を依頼する場合は、費用の内訳を理解しておくことが大切です。
内訳を理解しておくことで、必要に応じて費用をカットして、安く抑えることが可能です。
主な制作費用に含まれる項目と料金は、以下の通りです。
| 内容 | 費用 | |
|---|---|---|
| 企画構成 | 目的や利用方法の確認 | 3~20万円 |
| ディレクション | スタッフの確保、編集スケジュールの調整など | 10~50万円 |
| 台本作成 | シナリオの作成 | 5~10万円 |
| イラスト作成 | イラスト等の作成 | 10~50万円 |
| 編集 | 動画の編集 | 20~100万円 |
制作会社に見積りを取る際には、これらの費用がどの程度かかっているのか確認すると良いでしょう。
予算・目的別|MVの種類の選び方
MVは「予算」と「目的」で選ぶと失敗しません。ここでは3つの代表的な選び方を紹介します。
あなたの目的に近いものから見ていきましょう。
とにかく安く作りたいなら
費用を最優先するなら、スライド動画・ループアニメ・短い尺の動画がおすすめです。
これらは作画枚数や工数が少なく、10〜30万円台から依頼できるためです。
例えば1分程度のスライド動画なら、SNS投稿用としても十分なクオリティで作れます。まずは短い尺で試したい人にも向いています。
予算重視なら、シンプルな手法から検討するのが近道です。
世界観・ストーリーで魅せたいなら
物語や世界観で心を動かしたいなら、フルアニメーションやパラパラ漫画が向いています。
作り込まれた作画とストーリー展開で、視聴者の感情に訴えかけられるためです。
バラードやコンセプトの強い楽曲では、80万円以上かけてでも本格的な映像にする価値があります。ブランディングを狙うアーティストにも選ばれています。
世界観を重視するなら、作画量の多い手法に予算を配分しましょう。
SNSで拡散したいなら
SNSでの拡散を狙うなら、ショートアニメーションやタイポグラフィがおすすめ。
短尺でテンポよく、スマホでも見やすい映像が拡散と相性がよいためです。
60秒以内のショート動画は、YouTube ShortsやTikTokでの再生も伸ばしやすい形式です。歌詞を見せるタイポ動画も、サビ部分だけ切り出して投稿できます。
拡散重視なら、短くインパクトのある手法を選びましょう。
歌ってみた・アニメーションMV制作の費用を安く抑えるポイント

アニメーションMVはどのような種類の動画であっても、費用は安いとはいえません。そのため、「なるべく費用を抑えるにはどうしたらいいか」と考える方は多いでしょう。こちらでは、アニメーションMVの制作費用を抑える3つの方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ストーリーを提供する
アニメーションMVのストーリーを自前で作成することで、費用が抑えられる可能性があります。ストーリーとは、動画がどのような流れで展開するのかの台本、絵コンテのことです。絵コンテまで準備できなくても、台本があるだけで費用は変わってきます。
アニメーションMVを制作する際は、自分なりにどのようなストーリーの動画にしたいのか考えておくと良いでしょう。ストーリーづくりに慣れてくると、イラスト制作や動画編集のみを依頼し、費用を抑えてMVを作ることが可能になるでしょう。
2.イラスト素材を提供する
アニメーションMVで使うイラスト素材を自前で準備することで、制作費用を抑えられます。制作会社が、新規にイラストを制作したり、素材を探してくる手間が省けるためです。
イラスト素材を自前で準備するには、自身で作成するか、イラストの素材の販売サイトなどでイメージに合ったものがないか確認してみると良いでしょう。
3.尺を短くする
アニメーションMVの尺を短くすれば、その分費用を抑えることができます。例えば、1曲フルコーラスのMVではなく、1分程度のものに抑えるなどの方法があります。
1分程度の短いMVは、SNSでの利用に向いており、使い勝手が良い面があります。アニメーションMVの利用用途を考えて、尺の短いものを作ることを検討してみてもよいでしょう。
【フリーランスへの依頼だと?】歌ってみた・アニメーションMV制作の特徴と相場

アニメーションMVは、フリーランスに制作を依頼することができます。こちらでは、フリーランスに制作を依頼することについて、以下の内容を解説します。
それぞれ詳しく見ていきます。
1.特徴
フリーランスへのアニメーションMVの制作依頼には、以下の特徴があります。
- 1人または少数で制作する
- 駆け出しのクリエイターまたはセミプロが多い
- 部分的な作業を請け負ってもらえる
フリーランスは1人または少数のチームで制作を行います。また中には、アニメーション制作はじめたばかりのクリエイターや、副業として仕事を受けているセミプロの方も多くいることが特徴です。
また「動画編集だけ」「イラスト制作だけ」など部分的に作業を請け負ってくれる方がいるため、自身ではできない作業だけ依頼し、経費を抑えることが可能です。
これらの理由から、フリーランスに制作を依頼する場合は、制作会社に比べて費用を安く抑えられる場合があります。ただし、MVのクオリティを維持するために、依頼する側が品質やスケジュールをしっかり管理しなければなりません。
2.フリーランスを探す方法
アニメーションMVを制作してくれるフリーランスは、クラウドソーシングサイトで探すことができます。主なクラウドソーシングサイトは、以下の3つです。
それぞれのクラウドソーシングサイトには、アニメーション動画の制作ができるフリーランスが多数登録しています。ポートフォリオや受注実績などを確認して、自身のイメージに合う制作ができる方を探してみると良いでしょう。
3.料金相場
クラウドソーシングサイトでのアニメーションMVの相場は、5~10万円程度です。以下の表は、実際にクラウドソーシングサイトで発注された仕事の中から一部抜粋したものです。
| 費用 | 備考 | |
| Vtuber・ボカロなどの歌ってみた動画 | 90,000円~ | 静止画4枚、アニメーション4ヵ所、エフェクトあり等 |
| ミュージックビデオ(1分程度) | 100,000円~ | シナリオ、キャラクターデザイン、動画編集などすべて込み |
| パラパラマンガ(3分程度) | 65,000円~ | シナリオ、イラストすべて込み |
| モーショングラフィック制作 | 100.000円~ | イラスト作成などすべて込み |
費用は、どのような作業を依頼するかによって変動します。実際に、クラウドソーシングサイトを利用してフリーランスに発注する際には、金額と依頼できる内容について、細かく確認しておくと良いでしょう。

