「”歌ってみた”のMVを作ってほしいけど、相場ってどのくらい?」
「アニメーションMVって高そう…」
「できれば依頼費用を抑えたいけど、どこに頼めばいい?」
そんなふうに悩んでいませんか?
近年、アニメーションMVや歌ってみた動画は個人でも気軽に発信できる時代になりました。
でも、いざ作ろうと思うと、歌ってみたMVの相場がわからず不安になる人も多いはずです。
この記事では、歌ってみたやアニメーションMVの依頼相場や費用を抑えるコツなど、以下のポイントをわかりやすく解説します。
「自分に合った依頼方法を知りたい」「コストをかけすぎたくない」という方は、ぜひチェックしてください!
また、「アニメーションMVとはなに?尺の短いアニメ作品が急増している理由とは|NOKID」こちらの記事も参考になります。
【MV種類別】歌ってみた・アニメーション制作の費用相場

歌ってみた・アニメーションMVの相場は、動画の種類によって大きく変わります。
以下は、主なアニメーションMVの種類と相場です。
- スライド動画:10~30万円
- モーショングラフィックス:30~200万円
- ループアニメ:10~30万円
- パラパラ漫画:80~150万円
- タイポグラフィアニメーション:50万円~
- フルアニメーション:300万円~
それぞれの歌ってみた・アニメーションMVの種類と料金相場について詳しく解説していきます。
1.スライド動画:10~30万円
スライド動画とは、マンガのコマやキャラクターのカットをつなぎ合わせて作る動画のことです。
「マンガ動画」「スライドショー」と呼ばれることもあります。
複数枚のキャラクターカットや吹き出しなどを準備すれば、比較的に作成ができることが特徴です。
スライド動画の依頼料金相場は、10~30万円程度。
制作期間は、1ヶ月程度と考えておくと良いでしょう。短い動画であれば2週間程度で制作してもらえる場合もあります。
2.モーショングラフィックス:30~200万円
モーショングラフィックとは、文字やイラスト、図形などの画像に動きを加えた動画です。
具体的には、下のような動画を指します。
料金相場は、30~200万円程度。
動画の尺やイラストによって変動しますが、制作期間は2~3ヶ月程度見ておくと良いでしょう。
3.ループアニメ:10~30万円
ループアニメとは、数秒から数分程度のアニメーションを繰り返し再生させる動画のことです。
特定のテーマに沿った複数の曲をまとめた「プレイリスト」を作成する場合などによく使われる手法です。
料金相場は、10~30万円程度と考えておけば良いでしょう。
4.パラパラ漫画:80~150万円
パラパラ漫画は、複数枚の絵を連続で動かすことで動きを出す動画です。
お笑い芸人の「鉄拳」さんが公開している動画が有名ですね。
料金相場は80~150万円程度で、制作期間は2~3ヶ月です。
パラパラマンガは、ストーリー仕立てでドラマチックにメッセージを伝えられることが特徴です。
バラードなどの歌ってみたMVとの相性は高いでしょう。
MV以外に、結婚式や企業理念を紹介する動画でもよく使われる手法です。
5.タイポグラフィアニメーション:50万円~
タイポグラフィアニメーションは、動きをつけた文字を中心とした動画です。
メッセージをインパクトのある文字で伝えたいときに有効な方法と言えます。
これも歌ってみたMVとの相性は抜群ですね。他にも、イベント告知動画などでよく使われる方法です。
料金相場は50万円程度で、制作期間は1ヶ月~1.5ヶ月程度です。
6.フルアニメーション:300万円~
フルアニメーションとは、テレビアニメと同様の方法で作られる動画のことです。
ストーリーやキャラクターの魅力で、世界観を表現することに優れています。
料金相場は、最低でも300万円程度〜と高額です。
また制作期間も2~6ヶ月程度は必要で、公開までのスケジュールに注意が必要です。
フルアニメーションでは費用も期間もかかりすぎるという場合は「ショートアニメーション」を制作する方法があります。
ショートアニメーションとは、SNSなどで公開することを前提とした、最大でも60秒程度の短い動画のこと。
ショートアニメーションの料金は、尺が短い分大きく費用を下げられます。
歌ってみた・アニメーションMV制作の費用内訳

アニメーションMVの制作を依頼する場合は、費用の内訳を理解しておくことが大切です。内訳を理解しておくことで、必要に応じて費用をカットして、安く抑えることが可能です。
主な制作費用に含まれる項目と料金は、以下の通りです。
内容 | 費用 | |
企画構成 | 目的や利用方法の確認 | 3~20万円 |
ディレクション | スタッフの確保、編集スケジュールの調整など | 10~50万円 |
台本作成 | シナリオの作成 | 5~10万円 |
イラスト作成 | イラスト等の作成 | 10~50万円 |
編集 | 動画の編集 | 20~100万円 |
制作会社に見積りを取る際には、これらの費用がどの程度かかっているのか確認すると良いでしょう。
歌ってみた・アニメーションMV制作の費用を安く抑えるポイント

アニメーションMVはどのような種類の動画であっても、費用は安いとはいえません。そのため、「なるべく費用を抑えるにはどうしたらいいか」と考える方は多いでしょう。こちらでは、アニメーションMVの制作費用を抑える3つの方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ストーリーを提供する
アニメーションMVのストーリーを自前で作成することで、費用が抑えられる可能性があります。ストーリーとは、動画がどのような流れで展開するのかの台本、絵コンテのことです。絵コンテまで準備できなくても、台本があるだけで費用は変わってきます。
アニメーションMVを制作する際は、自分なりにどのようなストーリーの動画にしたいのか考えておくと良いでしょう。ストーリーづくりに慣れてくると、イラスト制作や動画編集のみを依頼し、費用を抑えてMVを作ることが可能になるでしょう。
2.イラスト素材を提供する
アニメーションMVで使うイラスト素材を自前で準備することで、制作費用を抑えられます。制作会社が、新規にイラストを制作したり、素材を探してくる手間が省けるためです。
イラスト素材を自前で準備するには、自身で作成するか、イラストの素材の販売サイトなどでイメージに合ったものがないか確認してみると良いでしょう。
3.尺を短くする
アニメーションMVの尺を短くすれば、その分費用を抑えることができます。例えば、1曲フルコーラスのMVではなく、1分程度のものに抑えるなどの方法があります。
1分程度の短いMVは、SNSでの利用に向いており、使い勝手が良い面があります。アニメーションMVの利用用途を考えて、尺の短いものを作ることを検討してみてもよいでしょう。
【フリーランスへの依頼だと?】歌ってみた・アニメーションMV制作の特徴と相場

アニメーションMVは、フリーランスに制作を依頼することができます。こちらでは、フリーランスに制作を依頼することについて、以下の内容を解説します。
それぞれ詳しく見ていきます。
1.特徴
フリーランスへのアニメーションMVの制作依頼には、以下の特徴があります。
- 1人または少数で制作する
- 駆け出しのクリエイターまたはセミプロが多い
- 部分的な作業を請け負ってもらえる
フリーランスは1人または少数のチームで制作を行います。また中には、アニメーション制作はじめたばかりのクリエイターや、副業として仕事を受けているセミプロの方も多くいることが特徴です。
また「動画編集だけ」「イラスト制作だけ」など部分的に作業を請け負ってくれる方がいるため、自身ではできない作業だけ依頼し、経費を抑えることが可能です。
これらの理由から、フリーランスに制作を依頼する場合は、制作会社に比べて費用を安く抑えられる場合があります。ただし、MVのクオリティを維持するために、依頼する側が品質やスケジュールをしっかり管理しなければなりません。
2.フリーランスを探す方法
アニメーションMVを制作してくれるフリーランスは、クラウドソーシングサイトで探すことができます。主なクラウドソーシングサイトは、以下の3つです。
それぞれのクラウドソーシングサイトには、アニメーション動画の制作ができるフリーランスが多数登録しています。ポートフォリオや受注実績などを確認して、自身のイメージに合う制作ができる方を探してみると良いでしょう。
3.料金相場
クラウドソーシングサイトでのアニメーションMVの相場は、5~10万円程度です。以下の表は、実際にクラウドソーシングサイトで発注された仕事の中から一部抜粋したものです。
費用 | 備考 | |
Vtuber・ボカロなどの歌ってみた動画 | 90,000円~ | 静止画4枚、アニメーション4ヵ所、エフェクトあり等 |
ミュージックビデオ(1分程度) | 100,000円~ | シナリオ、キャラクターデザイン、動画編集などすべて込み |
パラパラマンガ(3分程度) | 65,000円~ | シナリオ、イラストすべて込み |
モーショングラフィック制作 | 100.000円~ | イラスト作成などすべて込み |
費用は、どのような作業を依頼するかによって変動します。実際に、クラウドソーシングサイトを利用してフリーランスに発注する際には、金額と依頼できる内容について、細かく確認しておくと良いでしょう。