【完全版】転売とは?せどりとの違いや違法になる3つのケースについて徹底解説

「転売って何?」
「せどりとか物販との違いがわからない」
「転売は違法ではないの?」
このような悩みを抱えていませんか?

一部の方によって商品が買い占められたというニュースが報道されることから、転売は違法ではないのかと疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

たしかに、転売は悪という意見があるのも事実です。批判的な声がある一方で、転売は個人でできる副業として人気があります。

なぜ転売には賛否どちらの意見があるのか気になりますよね。

そこでこの記事では、転売に関する以下の内容を解説します。

  • 転売の基本的な知識
  • 似た言葉との違い
  • 違法になる3つのケース
  • 転売の始め方

転売の知識や問題点を理解して、将来的に自分でもやってみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

転売とは?基本的な知識を解説

まずは、転売の基礎知識について解説します。

  • 転売とは
  • 転売は違法ではない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

転売とは

そもそも転売とは、一度購入した商品を別の場所で販売するビジネスです。

購入した金額よりも高い価格で商品を販売することで、その差額を利益として得られます。

商品の仕入先や販売先には多くの種類がありますが、代表的な場所は以下の通りです。

  • フリマアプリ(メルカリやラクマ)
  • 販売サイト(Amazonやヤフオク!)
  • フリーマーケット

さまざまな場所で取引が活発に行われているため、誰もが簡単に始められるという特徴があります。

転売は違法ではない

転売は違法と考えている方もいますが、日本の法律で禁止されているわけではありません。

さまざまなフリマアプリや販売サイトで取引が行われていることからも、合法的なビジネスであるといえます。

たしかに一部の方による悪質な転売によって、世間からマイナスのイメージを受けているのも事実です。不正な方法で転売をすると、違法になる可能性もあります。

とはいえ、プラットフォームの規約や商品選びに気をつけて、しっかりとルールを守れば転売は合法です。

転売と似た言葉との違いを解説

転売は、以下のような言葉と混同されるケースがあります。

  1. せどりとの違い
  2. 卸売との違い
  3. 物販との違い

こちらでは、転売と似ている言葉との違いについて見ていきましょう。

1.せどりとの違い

広義でいえば、せどりは転売と同じ意味です。

せどりの元々の意味は、古本に対して使われていた言葉ですが、現在では明確な言葉の定義はありません。

ただし、人によっては以下のように定義されることもあります。

  • せどりは格安で仕入れた商品に少し上乗せした価格で販売する
  • 転売は定価もしくは割引された状態で仕入れて高額で販売する

このように人の解釈によって変わりますが、大まかな意味は同じだと考えて問題ありません。

2.卸売との違い

転売と卸売の主な違いは、仕入先と販売先です。

卸売は、一般消費者に向けては商品を販売しません。製造業者や生産者から大量に商品を購入し、小売業者に販売します。

つまり、卸売は商品の流通を円滑にするという役割があり、小売業者と製造業者の間に位置する業態です。

一方で転売は、小売業者や消費者から商品を仕入れます。さらに卸売と違って、一般の消費者向けの販売も行うのです。

このように転売と卸売では、仕入れと販売で関わる業者が異なるという違いがあります。

3.物販との違い

転売と物販では、仕入先と販売方法が異なります。

物販とは有形のものを販売する行為で、卸売業者から商品を仕入れるのが特徴です。

具体的には以下のようなケースが、物販に含まれます。

  • 商社や卸売業者から仕入れた商品の販売
  • オリジナル商品を作って販売
  • 自分で店舗やネットショップを構えて商品を販売
  • ブログやSNSなどで商品を紹介して、広告収入を得るアフィリエイト

このように物販には、仕入れるだけではなく、自分で商品を作って販売する行為も意味に含まれます。

転売が悪といわれることがある2つの理由

SNSの投稿やネットニュースで、転売が悪いという意見を見られる方もいるでしょう。なぜ転売は悪といわれることがあるのか、理由を解説します。

  1. 他人に迷惑をかける方がいるから
  2. 不当に高い価格で商品を販売する方がいるから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.他人に迷惑をかける方がいるから

転売が悪といわれる理由の1つは、自分が儲けるために仕入先の店舗や消費者に迷惑をかける方がいるからです。

他人の迷惑よりも自分の利益を優先する方に対して、世間からは批判的な意味を込めて転売ヤーと呼ばれています。

転売ヤーによる被害で有名なのが、新商品の発売日に店舗に長時間並んで大量に買い占めるといった行為です。

このような買い占めによって、一般の方が商品を購入できなくなったり、在庫がなくなった店舗にクレームが増えたりといったトラブルが発生します。

また特に被害が多いのが、需要の高い商品や人気のグッズなどです。店舗側が商品を買うときに個数を制限したり、購入履歴を遡って制限をかけたりといった対策が行われるほど、被害を受けた方がいました。

一部の転売ヤーが、必要な商品が求めている人に届かない原因を作っていることから、世間から転売自体が悪く思われてしまうのです。

2.不当に高い価格で商品を販売する方がいるから

悪質な転売ヤーによって、相場よりも明らかに高額で商品が出品される被害も多く見られます。

たしかに転売の目的は、より高い価格で商品を販売して利益を得ることです。しかし、転売ヤーが悪質なのは、希少性が高くて需要のある商品を買い占めて、極端に高い価格で出品することで利益を生んでいる点にあります。

近年、特に問題視されているのが人気のゲーム機や、芸能関係のチケットの買い占めです。

転売ヤーの利益のために高額で転売される現状に対して、世間からは悪い印象を持たれてしまっています。

転売が違法になる3つのケース

転売は基本的に合法ですが、違法になってしまうケースもあります。

  1. 禁止されている商品を扱っている
  2. 古物商許可を取らずに販売している
  3. 許可が必要な商品を無断で販売している

1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.禁止されている商品を扱っている

そもそも以下のような商品は、転売自体が禁止されています。

  • 偽ブランド商品
  • 薬物
  • チケット

特に被害が多くて有名なものだと、芸能やスポーツのチケットです。

チケットを転売してしまうとチケット不正転売禁止法や、ダフ屋行為として迷惑防止条例などに違反したとみなされ、刑事罰の対象になる可能性があります。

違反と知らずに販売していても罪に問われることがあるので、事前に法的な問題がないか確認することが大切です。

2.古物商許可を取らずに販売している

古物商の許可を取らずに転売すると、刑事罰の対象になる可能性があります。

古物商許可とは、中古品を仕入れて販売するときに必要な資格です。

もらった商品や不用品を転売するときは許可を取らなくても問題ありませんが、ビジネスとして継続的に中古品を転売するなら必要です。

なお、新品の商品だったとしても、転売のために購入したら中古品に該当されるため、許可が必要になります。

3.許可が必要な商品を無断で販売している

転売をするうえで、許可が必要な商品を無許可で販売していると、法律違反になってしまいます。

具体的には、薬機法や酒税法などに関わる以下の商品です。

  • お酒:税務署に申請して審査に通る必要あり
  • 医薬品:国からの許可が必要

これらの商品は許可なく販売することで取り締まられてしまうため、副業や小規模のビジネスとして転売をする方は注意する必要があるといえます。

転売の始め方を3ステップで解説

こちらでは、ゼロから転売を始める手順について解説します。

  1. 販売場所を決める
  2. 商品を仕入れる
  3. 価格をつけて出品する

これから転売を始めてお小遣いを稼ぎたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.販売場所を決める

転売を始めるときは、まず商品の販売場所を決めましょう。

販売場所を選ぶポイントの1つは、プラットフォームの利用者数です。多くのユーザーが利用するサイトを選べば、商品の露出が増えて、より売れる確率も高くなります。

特に初心者におすすめの販売先は、フリマアプリのメルカリです。

というのも、メルカリは月間利用者数が2,200万人を超えており、2022年時点で1秒間に7.9個も商品が売れています。(参考:フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開

初心者のうちは、なるべく売れるまでの期間が短いプラットフォームを選んで、転売の感覚を掴むといいでしょう。

2.商品を仕入れる

販売場所が決まったら、実際に転売する商品を決めます。

商品の仕入れ方は、店舗とオンラインの2通りです。

店舗で商品を仕入れるときは、主にセール品を狙いましょう。アウトレットモールやリサイクルショップ、家電量販店を狙えば、商品をお得に仕入れやすいです。

一方で、オンラインで調達する場合は、以下のようなサイトをおすすめします。

  • 楽天市場
  • メルカリ
  • ヤフオク!

以下の記事では、転売初心者におすすめの商品ジャンルを紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

▼転売初心者が狙うべきジャンルについて知りたい方はこちら▼

【早いもの勝ち】転売初心者が狙うべき5つのジャンルを公開!必要な道具や注意点も徹底解説

>>【早いもの勝ち】転売初心者が狙うべき5つのジャンルを公開!必要な道具や注意点も徹底解説

3.価格をつけて出品する

商品を仕入れたら、価格をつけて実際に出品しましょう。

価格を決めるときは、まず他の出品者の売り方を見て、相場を把握することが大切です。

  • 商品を仕入れたときのコスト
  • 発送と梱包にかかる費用

などを考えたうえで、赤字にならないような値付けを行いましょう。

また出品するときは、購入を考えている方が商品のイメージを湧くような工夫をすることが大切です。

例えば、商品の状態について詳しく説明したり、さまざまな角度から撮影したりすることで、購入者側に安心してもらいやすくなります。

もっと詳しく知りたい方は、以下の記事からメルカリのプロによる転売の方法を参考にしてみてください。

▼メルカリ転売の始め方について知りたい方はこちら▼

【誰でもできる】転売は副業にピッタリ!具体的な始め方や売れる商品を2億稼いだプロが伝授

>>【誰でもできる】転売は副業にピッタリ!具体的な始め方や売れる商品を2億稼いだプロが伝授

これから転売を始めるときに注意すべき3つのこと

知識がゼロの状態で転売を始めると、思わぬトラブルにつながる恐れがあります。こちらでは、転売を始めるときの注意点について見ていきましょう。

  1. マナーを守る
  2. 本格的に始めるなら必要書類を提出する
  3. プラットフォームの利用規約を確認する

長期的にお金を稼ぐために重要な内容なので、ぜひ確認しておいてください。

1.マナーを守る

当たり前ですが、転売を始めるときはモラルに欠ける行動は控えましょう。

特に問題視されている以下のような行為は、世間から大きな批判を浴びてしまいます。

  • 限定商品を買い占める
  • 複数人で売り場を占領する
  • 不当に高額な価格で販売する

目先の利益のために他人に迷惑をかけると、店舗からブラックリストに認定されたり、消費者から通報を受けたりして、転売自体ができなくなることもあります。

初心者のうちからマナーをしっかりと守ることで、信頼されながら長期的な収益の獲得が期待できるようになるでしょう。

2.本格的に始めるなら必要書類を提出する

転売を本格的にビジネスとして行うなら、以下の書類を提出する必要があります。

  • 古物商許可証
  • 開業届

古物商許可証の取得は、警察署での申請が必要です。申請から交付されるまでの期間は、土日を除いて約40日かかるので、なるべく早く申し込むようにしましょう。

また長期的に転売をする方には、開業届の提出も重要です。開業届を提出することで、青色申告によって節税できたり、事業用の銀行口座を持てたりするというメリットがあります。

事前に必要書類を提出し、安心した状態で転売を始めましょう。

3.プラットフォームの利用規約を確認する

転売を行うときは、使用するプラットフォームの利用規約やガイドラインへの理解が大切です。

たとえ知らなかったとしても、規約に違反した場合、ペナルティの対象になってアカウント停止になる可能性があります。

  • 出品が禁止されている商品
  • 手数料や販売の流れ
  • トラブル発生時の対応方法
  • 禁止されている行為

などを事前に把握しておけば、アクシデントを未然に防ぎやすいです。

転売をするうえでプラットフォームを利用しないと収益化が難しくなるので、しっかり利用規約を確認してルールを守りましょう。

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