「副業で色んな仕事の経験を積みたい」
「勉強しなくても、すぐに稼げる副業ってないのかな?」
「副業すると、会社にバレるのではないかと不安」
などと考えていませんか?
働き方改革や従業員のスキルアップを目的に、副業を奨励する会社が増えてきました。テレビやインターネットのメディアでは、副業に関するニュースが数多く取り上げられ、多くの人の関心を呼んでいます。
しかし、副業をやってみたいけど、自分に合ったものが見つけられないという方も多いのではないでしょうか。「プログラミングなど話題となって副業に挑戦してみたけど挫折してしまった」「副業を始めたけど思ったよりも稼げなかった」という方は少なくありません。
そこでこの記事では、社会人の副業について、以下の内容について解説します。
- 副業を選ぶ際のポイント
- 未経験でも稼げる副業
- スキルを学び長期的に稼ぐ副業
- 副業をする際の注意点
- 副業を会社に知られたくない場合の対応方法
自分に合った副業がなかなか見つけられないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
社会人が副業を選ぶ際の3つのポイント
社会人の方が副業を選ぶ際には、以下の3つのポイントに気をつけることが大切です。
- 収入が得られるまでの期間
- 副業に使える時間
- リスクが小さい
それぞれ詳しく解説します。
1.収入が得られるまでの期間
副業には、比較的すぐに収入になるものと、時間がかかるものがあります。
すぐに収入になる副業とは、スキルの学習や経験が不要なものです。誰でも、簡単にスキマ時間で始められることが特徴です。しかしスキルや経験が不要な副業は、得られる収入は多くありません。
一方で、収入を得られるまで時間のかかる副業は、スキルの学習に時間や費用が必要で、ある程度の経験を積まないと稼げるようにはなりません。ただし、稼げるようになれば、大きな収益が期待できます。また仕事をした分だけ、経験が積み上がり、スキルが伸びていきます。
副業は、短期的な収益を目指すのか、スキルを身につけ長期的に稼ぐことを目的にするかによって、選択は大きく変わります。
2.副業使える時間
社会人の方は、副業に使える時間をシビアに見積もっておくことが大切です。
スキマ時間にスマホ1つあれば簡単にできる副業であれば、それほど多くの時間を割く必要はありません。しかし、スキルの学習が必要であったり、毎日数時間パソコンに向かう必要がある副業の場合は、時間の見積りを誤ると、本業に悪影響を与える恐れがあります。
副業が、本業に悪影響を与えたり、まったく休養が得られない状態になると、長続きしません。副業を選ぶ際には、自身が副業に使える時間を考えて、選ぶことが大切です。
3.リスクが小さい
副業を選ぶ際には、リスクが小さいものを選ぶことが大切です。副業をはじめるにあたって、経済的に大きなリスクを背負うことはおすすめできません。
副業に多額の投資をすると、その分を収益で回収しなければと無理をしてしまう場合があります。また、経済的なリスクは精神面に悪影響を及ぼす可能性もあります。
副業を選ぶ際は、リスクが小さく、精神的なプレッシャーのかからないものから始めることをおすすめします。
社会人におすすめの「未経験でもすぐ稼げる」副業5選
副業には、すぐに収入になる仕事と、利益を得るまでに時間がかかるものがあります。ここでは「今月からすぐに収入を得たい」という方におすすめの副業を5種紹介します。
- ポイントサイト
- アンケートモニター
- データ入力
- Webライティング
- フードデリバリー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ポイントサイト
ポイントサイトを使った副業とは、アプリのダウンロードやサービスの契約をして獲得したポイントを、電子マネーや現金と交換することで収入を得るものです。
ポイントサイトは、数多くあり、取り扱っているサービスは多様です。獲得できるポイントの単価は、数百ポイントのものから、数万ポイントのものまであります。例えば「アプリのダウンロード」で200ptもらえる一方、クレジットカードの契約は単価が高く、50,000ptもらえるものまであります。
ポイントサイトは、1つの作業が10分程度と、スキマ時間で、手軽に始められる副業として人気です。
2.アンケートモニター
アンケートモニターとは、アンケートへの回答や商品モニターをすることで報酬を得る仕事です。
アンケートは、スマホで簡単にできるWebアンケートのほか、座談会に参加するなど様々な形態があります。Webアンケートの場合、回答に必要な時間は5~10分程度で、30~100円程度の報酬がもらえます。
商品モニターとは、例えば「コスメ」や「エステ」を体験して、モニター料金をもらえるものなどです。商品モニターは、サービスを無料で利用できて、モニター料金がもらえるため、お得感のある仕事と言えます。
3.データ入力
データ入力は、クライアントの指示を受けて、与えられたデータをマニュアルに沿ってパソコンに打ち込む仕事です。
クラウドソーシングサイトなどで、数多くの仕事が紹介されています。エクセルやワードなど最低限のパソコンスキルがあれば、誰でもできる仕事です。
4.Webライティング
Webライティングは、クライアントからの依頼を受けて、Webサイトに掲載する記事を作成する仕事です。
ライティングスキルは必要ですが、プログラミングなどに比べるとスキル習得に必要な時間は短いことが特徴です。未経験から始めた場合、一つの案件で得られる収入は1,000円程度ですが、スキルを磨けば単価を大きく上げていくことができます。
またWebライティングの仕事には、200~300文字程度の短時間の作業できる案件もあるため、未経験からでもチャレンジしやすい仕事と言えるでしょう。
5.フードデリバリー
フードデリバリーとは、飲食店等の商品を個人宅に届ける仕事です。自転車などがあれば、配達パートナーに登録して、直ぐに仕事を始めることができます。
ただし、フードデリバリーは仕事が来るまでの待機時間があることや、交通事故などのリスクがあることがデメリットです。
フードデリバリーは、コロナ禍によって一般に普及し、今後も伸びていく可能性のある仕事であるため、チャレンジしがいのある仕事です。
社会人におすすめの「スキルを学び長期的に稼ぐ」副業5選
副業の中には、スキルをしっかり身につけることで長期的に収入を増やしていけるものがあります。ここでは、社会人の方におすすめの「長期的に稼げる仕事」を5種紹介します。
- プログラミング
- 動画編集
- デザイン・イラスト制作
- アフィリエイト
- 転売
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.プログラミング
プログラミングは、スマホアプリやWebサービスの開発などを行う仕事です。
スキル習得には3~6ヶ月程度の期間が必要ですが、高単価の仕事が多いため、長期的には収益を上げやすい仕事と言えます。例えば、アプリ開発は、クラウドソーシングサイトでは数十万円程度のものが多く紹介されています。
プログラミングは、スキル学習が必要で、作業量が多いため、副業に多くの時間が割ける方に向いた副業です。
2.動画編集
動画編集は、個人や企業のYouTube動画などを制作する仕事です。動画編集の仕事は、テロップや音楽をつけるだけなど簡単なものから、企画や構成から請け負うものまで幅広くあります。
料金相場は、簡単な編集で1本5,000~30,000円程度、企画や構成まで請け負う場合は50,000~100,000円程度です。スキルを磨き、経験を積むことで、より高単価の仕事ができます。
動画編集のスキルは、YouTubeや書籍などで独学する方法のほか、オンラインスクールで学ぶことも可能です。動画編集は今後も需要が伸びることが想定されるため、長期的に稼げる副業として魅力的です。
3.デザイン・イラスト制作
デザインやイラスト制作の仕事は、紙やWeb媒体など様々な領域で、需要が高い仕事です。
デザインの仕事はセンスがなければできないと考えられがちですが、基本的な考え方やソフトを扱う技術を学ぶことで、一定程度のレベルはクリアできます。デザインスキルは、オンラインスクールで学習可能なので、関心のある方はチャレンジしてみると良いでしょう。
また初心者の方が仕事を受けるには、クラウドソーシングサイトで、単価を低めに設定して、制作実績を増やすことをおすすめします。はじめは単価が低くても、実践を積み重ねることで、仕事を受けやすくなります。
4.アフィリエイト
アフィリエイトとは、ブログで商品やサービスを紹介して広告料を得る仕事です。
広告料は、ユーザーがブログを通じて、商材を成約した際に発生します。ただブログを書けば収入が得られるわけではないため、収益を上げることは簡単ではありません。
アフィリエイトで収益を上げるには、ライティングスキルのほか、WebマーケティングやSEOの知識が必須です。アフィリエイトに必要なスキルは、オンラインスクールや書籍などで学べます。
アフィリエイトはすぐに収益を上げることは難しいですが、ユーザーに商材を購入してもらうための試行錯誤を繰り返すことで、少しずつ収益を伸ばしていくことは可能です。
5.転売
転売とは、商品を中古品店等で安く仕入れ、フリマアプリを利用して仕入額以上の金額で販売することで、差額を得る仕事です。
転売の仕事は、仕入れが伴うため資金が必要です。しかし投資のように大きな金額を用意する必要はありません。
需要の有無や差額が見込め商品であるか見極めるためには、ある程度の知識や経験が必要です。YouTubeやオンラインスクールなどで、転売に必要な知識やコツを学ぶところから始めてみると良いでしょう。
社会人が副業する際の注意すべき3つのこと
社会人の方が副業を行う際には、本業との両立など注意しておくべきことがあります。ここでは、副業をする際に注意すべき3つのことを解説します。
- 就業規則を守る
- 本業に影響を与えない
- 確定申告をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.就業規則を守る
勤務している会社の就業規則で、副業が禁止されていないか確認しましょう。現在、副業は多くの会社で認められるようになりました。しかし、公務員など副業に制限がある職場はあります。
就業規則で禁止されている場合は、無理に副業をすることはおすすめできません。会社に隠れて副業を行うことは、精神的なプレッシャーとなり、仕事に悪影響を与えてしまうためです。
就業規則を破り本業に悪影響を与えるリスクを負ってまで、副業をはじめることはやめましょう。
2.本業に影響を与えない
副業を続けていく上では、本業に悪影響を与えないことが大切です。本業の就業時間後や休日の多くの時間を副業に費やしてしまうと、休養がとれず本業に悪影響を与えてしまう恐れがあります。
副業を行うことは、本業で生計が立てられていることが前提です。本業が安定しているからこそ「副業で収入を増やしたい」「新しい仕事を学びたい」というチャレンジができます。
副業を始める際には、本業に悪影響を与えない範囲で行うことをおすすめします。
3.確定申告をする
副業で得られた所得が20万円を超えた場合は、必ず確定申告をしましょう。
確定申告とは、1年間の所得に対する税金を計算し、税金を納付する手続きのことです。会社員の方の税金は、毎月会社が計算して、給与から引かれています。しかし、副業の場合は、税金の計算や申告は自分で行う必要があります。
確定申告は、通常2月15日前後から3月15日前後の間に手続きをする必要があります。申告はオンラインで行うことが可能です。副業での所得が20万円を超えることが見込まれる場合は、早めに準備しておくと良いでしょう。
副業を会社に知られたくない場合の対応方法
副業が就業規則で禁止されていない場合でも、できれば会社に知られたくないと考えている方は多いのではないでしょうか。
社会人の方で、副業収入があることを会社に隠したい場合は、確定申告の「住民税に関する事項」という欄で「自分で納付」にチェックを入れることが必要です。
税金を納める方法には、自分で納付する「普通徴収」と、会社の給与から天引きされる「特別徴収」の2つがあります。確定申告の際に「自分で納付」にチェックを入れなかった場合、税務署は税金を徴収するために、会社に副業収入があったことを通知してしまいます。
副業をしていることが会社に知られたくない方は、確定申告の際に、税金の支払い方法を必ず確認しておきましょう。