「プログラミングを独学で習得するにはどれくらいの期間が必要なのかな?」
「独学で学ぶ際には何から始めたらいいか知りたい」
「独学で始めたけど、周りに相談できる人がいなくて不安」
このような悩みを抱えていませんか?
プログラミングのスキルを身につける方法は、スクールや学習サイトなど数多くあります。
中でもプログラミングスクールは、現役エンジニアの指導が受けられ、転職サポートなども充実していることから人気です。
しかし、プログラミングスクールの受講料は、数十万円から100万円程度必要です。プログラミングの初学者の方の中には、多額の初期投資をするのではなく、まず独学で始めてみようと考えている方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プログラミングを独学しようと考えている方に向けて、以下の内容について解説します。
- プログラミングの独学が可能な理由
- 独学とスクールの違い
- 独学をする際のポイント
- 学習を進めるステップ
- 独学におすすめの教材
これから学習を始める方だけでなく、独学に行き詰まっている方にも、参考になる内容となっています。ぜひ最後までお読みください。
【結論】プログラミングの独学は可能
プログラミングを独学で学ぶことは可能です。現在はプログラミングを基礎から学べる学習サイトや動画などが豊富にあるためです。
ただし、プログラミングを独学するには、学習のゴール設定やカリキュラムを自分で組む必要があります。
プログラミングの習得には、基礎から応用まで学習ステップが重要であるため、知識がまったくない状態でカリキュラムを組むことは困難です。
独学では、どんなサービスを作りたいのか、そのために何をどういうステップで学ばなければいけないのかということに答えられなければなりません。
プログラミング初心者が独学で学習を進める際には、学習方法やわからないことが合った際に相談できる人を見つけておくことが大切でしょう。
またプログラミング学習は、基礎的なレベルであっても200~300時間程度の学習が必要です。
独学をする場合、長期間モチベーションを維持し、学習を続けられるかが課題になります。
独学とスクールでのプログラミング学習の5つの違い
プログラミングを学習する方法は、独学の他に、オンラインスクールで学ぶ方法があります。両者の違いを、以下の5つの観点から解説します。
- 学習に必要な時間
- 費用
- 学習方法
- 相談・サポート体制
- 就職活動
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.学習に必要な時間
独学は、スクールに比べて学習期間が長くなる傾向があります。以下の表は、プログラミングスクールを運営する「SMURAI ENGINEER」が、エンジニアになるまでの間の1日の平均学習時間と期間を調査した結果です。
1日の平均学習時間 | 平均学習期間 | |
独学 | 3時間30分 | 18.3ヶ月 |
プログラミングスクール | 4時間24分 | 17ヶ月 |
独学の場合、1日の学習時間がスクールに比べて短く、結果的に平均的な学習期間が1ヶ月程度長くなっています。スクールは学習期間が決まっているため、集中して学習を進められることが要因として考えられます。
エンジニアとして仕事ができるレベルでプログラミングを習得するには、1,000時間程度の学習時間が必要です。
プログラミングの習得には独学、スクールいずれも1年以上必要なため、学習期間が長くなることは、途中で挫折してしまう可能性も高くなる恐れがあります。
2.費用
独学での学習は、スクールに通うよりもはるかに費用を抑えられます。以下の表は、独学とスクール、それぞれで必要な費用の目安です。
費用 | 内容 | |
独学 | 1~3万円程度 | 書籍代、学習サイト利用料 |
プログラミングスクール | 40~100万円程度 | 受講料 |
独学の場合、必要な費用は書籍代や学習サイトの利用料として1~3万円程度です。
一方、スクールは受講料が安くても40万円程度、高い場合は100万円程度からそれ以上必要な場合も少なくありません。
3.学習方法
独学の場合は、主に書籍や学習サイトを利用して学習を進めます。学習サイトは、初心者向けのものが数多くあり、月額数千円程度で利用できます。
学習サイトの質はけっして低くありません。学習ステップが作り込まれており、わかりやすい動画で学習を進めながら、実際にプログラミングを書いていきます。
スクールは、対面式の講座もありますが、多くの場合オンラインで受講が可能です。カリキュラムに沿って動画で学びながら、実際にプログラミングを書いてみるという学習方法が一般的です。
また、定期的に現役のエンジニアとの学習の進め方に関する面談が設定さていたり、不明点を直接指導してもらうこともできます。
学習内容は、学習サイトは初心者向けの基礎、スクールはより実践的なプログラミングまで踏み込んだものとなっています。
4.相談・サポート体制
プログラミングの学習は、実際にプログラムを記述していくことが伴うため、うまく動かなかった際に相談できる体制があると、スムーズに学習が進められます。
独学の場合、チャットなどで質問できる機能が備わっている場合がありますが、十分とは言えません。一方スクールの場合、講師にチャットやビデオ通話などを通して、直接相談や質問できる体制が整えられています。
5.転職サポート
多くのスクールでは、受講生の転職サポートが用意されています。キャリア相談だけでなく、実際の求人情報が提供されるスクールは少なくありません。
一方、独学の場合は就職のサポートをしてくれる人はいないため、エンジニア向けの求人サイトやエージェントを別途利用する必要があります。
独学でプログラミング学習をする際の4つのポイント
独学でプログラミング学習を挫折せず、効率的に進めるためには、以下の4つポイントが大切です。
- 身近に相談できる人を作る
- レベルに合った教材を使う
- 難易度の低いプログラミング言語から始める
- ゴールと期限を明確にする
一つひとつ見ていきましょう。
1.身近に相談できる人を作る
独学でプログラミングを始める方は、学習の進め方や躓いた時に相談できる人を身近に作っておくことが大切です。
独学での学習を始める場合の最初の躓きは、何をどうやって学べばよいのかわからないことです。プログラミングの学習の進め方は、様々な書籍やサイトで紹介されていますが、いざ学習を始めると「この進め方で良いのだろうか」と不安になってしまいます。
また独学で学習を進めていると「学んだとおりにプログラムを書いてみたけど動かない」など、自分で問題を解決ができないことが数多くあります。
困った時に相談できる相手がいないということは、プログラミング学習を途中で挫折してしまう大きな要因です。
2.レベルに合った教材を使う
独学は、自身で教材を選びカリキュラムを組まなければなりません。その際、レベルに合わない教材を使用すると、途中で挫折してしまう原因になります。
例えば、プログラミング初心者がアプリ制作の実践的な教材を使っても、基礎が理解できていないためスキルが身につきません。
教材をなぞってプログラムを書いたとしても、理屈の理解がないため、応用が効きかないためです。
自身のレベルにあった教材がわからない方は、現役のエンジニアの方などに相談することが必要です。
3.難易度の低いプログラミング言語から始める
プログラミング言語は数多くあり、それぞれ制作できるプログラムが異なります。例えば、iOSアプリを作りたい場合は「Swift」と言うプログラミング言語が必要です。
しかし、初心者が作りたいアプリを第一に考えて、学習するプログラミング言語を選ぶことはおすすめできません。
初心者は挫折しにくい、難易度の低いプログラミング言語を選ぶことが大切です。難易度が低いとは「開発環境の構築が容易」「学習しやすい環境がある」ことなどがポイントです。
開発環境とは、実際にプログラムを動かすための実行環境などのことです。ソフトウェアをサーバーにインストールするなどの環境構築は、初心者にとっては簡単ではありません。
また学習環境とは、書籍や学習サイトなど、そのプログラミング言語を学ぶ環境が整っていることを指します。既に多くの人に利用されている言語は、行き詰まったときに、検索で解決策を見つけることができる場合が多くあります。
プログラミング言語を選ぶ際は、初心者でも学習が進めやすい状況が作られているものを選ぶようにしましょう。
4.ゴールと期限を明確にする
プログラミングの学習は長期間に及ぶため、ゴールと期限を明確にしましょう。
学習のゴールが不明確だと、途中でモチベーションが下がる恐れがあります。例えば「6ヶ月後に、こんなサービスを作れるようになる」など、なるべく具体的にゴールを設定することが大切です。
働きながらプログラミングを学んでいる場合、期限を設定しないと、日々の仕事や生活の中での優先順位が下がり、途中で挫折してしてしまうことにつながります。
プログラミングを独学で身につける4ステップ
独学でプログラミングを身につけるための4つのステップを紹介します。
- 目的を決める
- 制作するものとプログラミング言語を決める
- 開発する環境を構築する
- プログラミング学習をする
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1.目的を決める
プログラミングを独学する際には、まず目的を明確にしましょう。目的とは、例えば「ITエンジニアとして転職する」「会社を辞めてフリーランスとして独立する」などのことです。
目的を決めたら、そのために何を学び、どの程度のレベルが必要なのか確認することが必要です。初心者の方は、現役のエンジニアから具体的にアドバイスをもらうと良いでしょう。
2.制作するものとプログラミング言語を決める
目的を決めたあとは「制作するプログラム(サービス)」と「プログラミング言語」を決めましょう。プログラミング言語は、制作するプログラム(サービス)によって異なります。プログラミング言語の制作には、以下の表を参考にしてみてください。
プログラミング言語 | |
iOSアプリ | Swiftなど |
Androidアプリ | JAVA、Kotlinなど |
Webアプリ | Ruby、PHPなど |
表で紹介したプログラミング言語は、学習の教材が比較的充実しています。また教材だけでなく、インターネット上でも多くのノウハウが共有されています。
3.開発する環境を構築する
プログラミングの学習を始める前に、開発環境の準備が必要です。具体的には、以下の4つの準備をしましょう。
- パソコン
- インターネット環境
- コーディングツール
- プログラム実行ツール
パソコンは、特別にスペックの高いものは必要がありません。プログラミングは、画像や動画編集とは異なり、容量の大きな素材やソフトウェアは動かすことがないためです。
コーディングツールとは、プログラムを書くソフトウェアのことです。具体的には「Visual Studio Code」「Atom」などが有名です。
プログラム実行ツールとは、実際にプログラムを動かしてみるためのソフトウェアです。実行ツールは、プログラミング言語によって異なります。
プログラミング言語によっては、コーディングと実行ツールの両方の機能が統合された「IDE(統合開発環境)」が利用できます。具体的には、Swift(iOSアプリ)では「Xcode」というIDEが、Appleから提供されています。
4.プログラミング学習をする
プログラミングの学習は、言語の文法などを学ぶ「インプット」だけではなく、実際にプログラムを書いて実行してみる「アウトプット」が重要です。
教材や動画を見て学んだことを、実際に手を動かして作ってみることで、スキルが身につきます。「インプット→プログラムの記述→実行→検証」というサイクルを意識して、学習を進めてみましょう。
プログラミングの独学に活用できる教材
プログラミングの独学に活用できる教材は、数多くあるため、どれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、以下の2つに関しておすすめの教材を紹介します・
- 書籍
- 学習サイト
それぞれ見ていきましょう。
1.書籍
書籍を選ぶ際は、プログラミングの考え方などの基本を学べる入門書を選ぶと良いでしょう。入門書は、プログラミングの基礎だけでなく、言語の選び方や学習の進め方を知ることができます。
おすすめは、以下の書籍です。
- 「プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業」
- 「ふりがなプログラミング(インプレス社)」シリーズ
- 「いちばんやさしい 入門教室(ソーテック社)」シリーズ
いずれの書籍も、イラストや図解が豊富に使われており、プログラミングがまったく初めての方でも理解できるようになっています。書籍選びに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
2.学習サイト
学習サイトとは、インターネットの動画でプログラミングを学べるサービスです。初心者にもわかりやすく解説されており、多くのプログラミング言語に対応しています。
主な学習サイトは、以下の3つです。
料金 | 特徴 | |
progate(プロゲート) | 無料/月額1,078円 | 有料会員で80近い講座を制限なく受けることが可能 |
ドットインストール | 無料/月額1,080円 | 有料会員ですべての講座の閲覧が可能。質問機能もある。 |
Udemyオンラインコース | 2,000円程度~ | 複数あるコース(講座)から選択して購入する |
「progate」と「ドットインストール」は、月額1,000円程度の定額制で利用できるサービスです。チャットでの質問機能や学習履歴の記録など、途中で挫折しないための仕組みが準備されています。
「Udemyオンラインコース」は、6000ものコースの中から自分が学びたいものを購入して利用するサービスです。1つのコースの中に、複数の動画が入っており、ステップを追って学習が可能です。
独学が難しい方は学習者コミュニティへの参加がおすすめ
プログラミングの独学を始めたものの、行き詰まっている方は、学習者コミュニティへの参加がおすすめです。
プログラミング学習に挫折してしまう大きな理由は、身近に相談できる相手がいないことです。初心者の方は、自分が目指すゴールやレベルに対して、どのような学習を進めればよいのかわからないという方が少なくありません。
また学習の中で、躓いてしまった時に、相談できる相手がいないと問題の解決が困難です。
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