「高額のプログラミングスクールはあやしいのかな？」
「自身にあったプログラミングスクールの選び方を知りたい」
「安価なスクールは質が低いのではないかと心配」
このような悩みを抱えていませんか。
プログラミングスクールの受講料は、無料から100万円を超えるスクールまで大きな幅があります。高額なスクールは講師の質が高くサポートが充実しているなど、プログラミングを学ぶ環境が充実しています。
しかし、高額なスクールの受講に対しては「高額なスクールはやめとけ」という知人からの忠告やネットでの声を見聞きする方もいるでしょう。そこで本記事では、高額な受講料のプログラミングスクールについて以下の内容を解説します。
- 高額スクールの受講をやめとけと言われる理由
- 高額スクールの受講をやめておいた方が良い人の特徴
- 高額スクールがおすすめできる人の特徴
- やめておいた方が良い高額スクールの特徴
- 高額スクールの選ぶ際のポイント
自身に合ったプログラミングスクールの選び方が分かる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
高額スクールの受講をやめとけと言われる5つの理由
高額スクールの受講をやめとけと言われる主な理由は、以下の5つです。
- 安価なスクールでも学べる
- すぐ稼げるようにはならない
- 挫折する可能性がある
- 質が悪い可能性がある
- 希望の転職ができるとは限らない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 安価なスクールでも学べる
プログラミングスクールは、10～30万円の安価なスクールもあります。安価なスクールであってもプログラミングの基本的なスキルは身につけられます。
高額なスクールとの違いは、講義の質や受講後のフォローなどです。安価なスクールは動画視聴を主とした講義で、講師への質問ができないまたは回数に制限がある場合があります。
またSES企業への就職を前提として、無料で受講できるスクールも存在します。
SES企業とは、ITベンターにエンジニアを派遣する会社です。プログラミングスクールは、SES企業に人材を紹介することで利益を得ているのです。
ただしSES企業からの派遣は、開発の下流工程を任されることが多く、キャリアアップにはつながりにくいと言われています。
プログラミングは安価なスクールでも学べますが、講義の質や受講後の進路に制限があることを理解しておきましょう。
2. すぐ稼げるようにはならない
プログラミングの仕事は、高額なスクールを受講したとしても、フリーランスとしてすぐに稼げるようにはなりません。プログラミングは、知識やスキルだけではなく実務経験が重要なためです。
プログラミングスクールでは、模擬的な開発案件の実践などのカリキュラムも設けられています。
しかし模擬的な開発案件のカリキュラムだけでは、独立して仕事を受注するには経験不足です。
プログラミングはスキルを習得したとしても、すぐに実際の案件をこなせる力を身についているとは限りません。
3. 挫折する可能性がある
プログラミングスクールの受講を途中で挫折してしまった場合は、高額な受講料が無駄になってしまいます。
プログラミングの経験がまったくない段階では、自身に向いた仕事であるかどうか判断がつきません。
高額なスクールを検討する場合には、無料体験などを利用して自身が向いているのか、学習プログラムをすべてやりきれるかどうか試してみると良いでしょう。
4. 質が悪い可能性がある
プログラミングスクールは、受講料が高額だからと言って講義やサポートの質が高いとは限りません。プログラミングスクールによっては、講座の内容やサポートが受講料に見合わない内容である可能性があります。
学習内容や指導方法がわかりやすいのか、事前に確認しておくことが大切です。プログラミングスクールの公式Webサイトだけでなく、受講生の実績や口コミも参考にすると良いでしょう。
5. 希望の転職ができるとは限らない
高額なプログラミングスクールの受講は、希望する職種や年収の会社への転職を保証するものではありません。
転職の実績やサポートについて、プログラミングスクールの公式Webサイトや受講者の口コミを確認しておきましょう。
高額スクールの受講をやめておいた方が良い人の3つの特徴
高額スクールは、誰にもでおすすめなわけではありません。こちらでは高額スクールの受講をやめておいたほうが良い人の3つの特徴を解説します。
- 目的意識が曖昧な人
- 時間に余裕がない人
- 受け身な人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 目的意識が曖昧な人
プログラミンスクールを受講する目的が曖昧な人は、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。将来のためにとりあえず何かスキルを身に付けたい程度の目的では、スクールを感想するモチベーションにはなりません。
プログラミンスクールのすべての講義や課題をやりきることは、簡単ではありません。自身が高額な受講料を払ってまで受講する目的を明確にしておくべきでしょう。
2. 時間に余裕がない人
エンジニアとして仕事をするには、初心者の場合1,000時間以上の学習時間が必要であると言われています。1,000時間とは半年の期間を設けたとしても、毎日5時間の勉強が必要です。
会社員の方は、働きながら必要な学習時間を確保できるのか慎重に考える必要があるでしょう。毎日2時間など少しずつ時間をかけて学習を進める方法はありますが、受講期間には限りがあります。また、途中で学習を休んでしまうと手戻りが大きくなる可能性もあります。
高額なスクールを受講する場合、受講期間内の現実的な学習時間を計算しておくことは必須です。
3. 受け身な人
高額なスクールであっても、与えられた教材をこなすだけの受け身の姿勢では、実践的なスキルの習得にはつながりません。
プログラミングを仕事にする場合、基礎的なスキルを身に付けた上で、開発案件によって応用が求められます。
分からない点やもっと深く理解しておきたいことを、自身で能動的に講師に質問する姿勢が必要です。
高額スクールがおすすめできる人の3つの特徴
高額スクールを効果的に利用できる人の特徴は以下の3つです。
- 学ぶ意欲が高い人
- お金と時間に余裕がある人
- 修了後のイメージが具体的にできている人
一つひとつ見ていきましょう。
1. 学ぶ意欲が高い人
学ぶ意欲が高い人は、高額スクールのカリキュラムを使いこなせるでしょう。高額スクールは、講師への質問などの学習サポートが充実しています。意欲的に学べる人であれば、講師やカリキュラムをフルに活用して身になる学習を進められます。
自ら能動的に学習する方にとっては手厚いサポートを活かせますが、学ぶ意欲の低い人は動画講義を視聴するだけになる可能性が高いでしょう。
2. お金と時間に余裕がある人
高額スクールはお金と時間に余裕があり、腰を据えて学習できる人に向いています。
プログラミングで稼げるようになるには、スクールの学習に加えて実務経験を積むことが必要です。すぐにお金が欲しい人にとっては、稼げるようになるまでの時間がかかりすぎます。
1年程度の学習期間がある人は、じっくりとプログラミングの学習を進められるでしょう。
3. 修了後のイメージが具体的にできている人
高額なプログラミングスクールの利用は、具体的なエンジニアとして働くイメージがある人に向いています。プログラミングスクールは、転職向けやフリーランス向けなど様々です。修了後の働き方によって、スクールの選び方が変わります。
またスクール修了後のゴールが曖昧な場合、プログラミングの学習にも力が入りません。目的やゴールが明確な方にとって、高額スクールは意味のあるものになるでしょう。
やめておいた方が良い高額スクールの特徴3選
高額なプログラミングスクールの中には、金額と講義の質やサポートが見合っていないスクールもあります。こちらでは、やめておいた方が良い高額スクールの特徴を解説します。
- 追加料金が多い
- 学習内容が具体的にわからない
- 受講生の進路実績がわからない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 追加料金が多い
受講料の基本料金の他に、追加料金の多いプログラミングスクールの受講はやめておいた方が良いでしょう。例えば、質問や進路サポートに追加料金が発生するスクールがあります。
優良なスクールは、通常受講料が明確になっており、追加で料金が発生することはほどんどありません。後から料金を追加されるスクールは、詐欺の可能性もあります。
2. 学習内容が具体的にわからない
高額スクールの中には、修了後に目指せる年収などの人を引き付けるコピーばかりが強調されて、実際の学習内容がよくわからないケースがあります。学習内容を明示していないプログラミン酢スクールは、詐欺の可能性もあるため注意が必要です。
また通常の高額なスクールは、無料体験や受講料の返金制度など、安心して受講できる仕組みが用意されています。
人を引き付けるコピーばかりがWebサイトに掲載されているスクールには注意しましょう。
3. 受講生の進路実績がわからない
プログラミングスクールを選ぶ際には、進路実績の確認が大切です。進路実績が明示されていない場合、まだできたばかりのスクールである可能性が高いです。また、実績を意図的に隠している場合もあります。
スクールの公式Webサイトだけでなく、SNSやブログなどで修了者の生の声を確認できるなど、実績がわかるスクールを選びましょう。
高額スクールの選ぶ際のポイント5選
高額なプログラミングスクールを選ぶ場合には、受講を申し込み前にいかの5点の確認や準備しましょう。
- 自身の目的に合ったスクールを選ぶ
- 受講期間に余裕のあるコースを選ぶ
- 経験者や詳しい人に相談する
- 体験受講をしてみる
- 仲間を作る
一つひとつ見ていきましょう。
1. 自身の目的に合ったスクールを選ぶ
プログラミングスクールが、自身の受講目的やゴールに合っているか確認しましょう。
プログラミングスクールは「転職」「フリーランス」など、修了後のゴールが異なります。ゴールによって学習内容や進路サポートも異なるため、自身の受講目的に合っていることが大切になります。
高額な受講料を払って受講するスクールは、自身が目指すゴールに対して最適化された学習ができる環境を選びましょう。
2. 受講期間に余裕のあるコースを選ぶ
自身が確保できる学習時間に対して、余裕のある受講期間のスクールやコースを選びましょう。
スクールに入る際は、やる気に満ちあふれているため、過大な学習時間の目標を立てがちです。会社員の場合、本業が忙しい時期があるため、余裕のない学習計画では途中で挫折しがちです。
無理のない学習計画を立てた上で、余裕のある受講期間のコースを選ぶことが大切です。
3. 経験者や詳しい人に相談する
高額なスクールを選ぶ際は、プログラミングスクールの受講経験者や詳しい方に相談してみましょう。特に受講を考えているスクールの修了者は、講義・サポートの質や必要な学習時間を確認する上で何より役立ちます。
修了者が身近にいない場合でも、プログラミングスクールに詳しい方の助言は、比較検討する際に役立つでしょう。
4. 体験受講をしてみる
受講を申し込む前に、体験受講を利用しましょう。多くのプログラミングスクールでは、無料での体験受講が用意されています。
体験受講は「そもそも自身がプログラミングに向いているのか」「このスクールで目的が達成できるのか」を考える際の有効な材料になります。
また、事前にキャリアカウンセリングを受けられるスクールも多くあります。受講申込前に利用できる受講体験や相談は、フルに活用しましょう。
5. 仲間を作る
スクールによっては受講生同士の交流の場を用意している場合があります。1人での学習が不安な方は、仲間づくりができる環境があるスクールを選ぶと良いでしょう。
1人での学習は、長い受講期間中にモチベーション維持し続けることが困難です。プログラミングスクールに入る前には、一緒に学習できる仲間を作りましょう。
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