日本人の仕事観がおかしいと言われる理由10選!海外との比較やNG行動も解説

「日本人の仕事観はおかしい?」
「海外の働き方はどうなのか気になる」
「仕事観に縛られない働き方はある?」

日本人の仕事観に違和感を持ったことがある人がいるのではないでしょうか。

残業が当たり前になっていたり、家族よりも仕事を優先したりするなど、日本人の仕事観に違和感を覚えるケースは少なくありません。「日本人は働きすぎ」と言われることもあり、海外の働き方と比較した際に、非効率的な部分もいくつか存在します。日本人の仕事観がおかしいと感じた際は、早めに対策を打つのが重要です。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

  • 日本人の仕事観がおかしいと言われる理由
  • 日本と比較した海外の働き方
  • 仕事観がおかしいと感じたときの対処法

日本人の仕事観に違和感を持った際の対処法も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

日本人の仕事観がおかしいと言われる理由10選

日本人の仕事観がおかしいと言われる理由は、以下の10個です。

  1. 残業が当たり前になっている
  2. プライベートよりも仕事を優先する
  3. 休みは悪いことと考えている
  4. 出社が推奨される
  5. 年功序列が根深い
  6. 古い慣習が残っている
  7. 終身雇用制度が根付いている
  8. 無駄を省く努力をしない
  9. 業務範囲があいまいになっている
  10. 失敗を恐れて挑戦しない

順番に解説していきます。

1. 残業が当たり前になっている

日本人の「残業は当たり前」という仕事観は、おかしいと言われる理由のひとつです。

日本人は残業を前提に仕事をしている人が一定数います。仕事量や効率性など、さまざまな理由はありますが、残業が当たり前という感覚がおかしいと思われやすいです。

労働政策研究・研修機構が公表している「国際労働比較2023」によると、日本人で長時間労働している人の割合は約15%とされています。他国は一桁台なので、日本は長時間労働をしている人の割合が多いと言えます。

残業を前提とした働き方が、仕事観がおかしいと感じる理由のひとつです。

2. プライベートよりも仕事を優先する

プライベートよりも仕事を優先する人が多いため、日本人の仕事観はおかしいと言われます。日本人は、自分の予定よりも仕事を優先する人が多い傾向です。

例えば、家族との時間を削って遅くまで働く、仕事で自分の私生活がおろそかになるなどが挙げられます。自分のプライベートを犠牲にしてまで仕事を第一優先に考える人が多いため、仕事観がおかしいと言われます。

3. 休みは悪いことと考えている

「休みは悪いこと」と考える人がいるため、日本人の仕事観はおかしいと言われます。

日本人は休みを取ることに抵抗を感じる人が多いです。2023年にエクスペディアが公表した資料によると、日本の有給休暇取得率は、世界でワースト2位となっています。

上司が休みを取らない、休んでほかの人に迷惑をかけたくない、といった理由で有給を取れない人は少なくありません。休みに罪悪感があるのは、日本人の仕事観がおかしいと言われる理由のひとつです。

4. 出社が推奨される

出社が推奨されるのも、日本人の仕事観がおかしいと言われる原因です。

日本は決まった時間に出社して、会社で働くのがよいとされる傾向があります。とくに、年代が上の人ほど出社をすすめる傾向が目立ちます。

IT化が進む中で、他国ではリモートワークが推奨されつつあるが、日本はまだ出社を義務付けている会社が多いです。「出社をしない⁼仕事をしていない」といった考えの人がいるため、日本人の仕事観はおかしいと言われます。

5. 年功序列が根深い

年功序列でしか評価されないのも、日本人の仕事観がおかしいと言われる原因です。

日本企業は仕事の成果ではなく、勤続年数によって役職を決める企業が多いです。仕事の成果をどれだけ出していても、勤続年数が長い人のほうが立場は上になっていることがあります。

スキルや実績で評価される海外企業と比較して、日本は年齢や勤続年数が評価に占める割合が高いです。結果ではなく、年齢で評価が決まる仕事観があるため、おかしいと言われます。

6. 古い慣習が残っている

日本人の仕事観がおかしいと言われるのは、古い慣習が残っていることも影響しています

日本には書類にはんこを押す、重要書類は紙で保存するなどの、非効率的な慣習が残っています。非効率的だと思っていながら「みんながやっているから」という理由で続けてしまっている人が多いです。

古い慣習に従わなければいけない雰囲気が残っている会社が多いため、日本人の仕事観はおかしいと言われます。

7. 終身雇用制度が根付いている

終身雇用制度が根付いているのも、日本人の仕事観がおかしいと言われる理由のひとつです。

日本では、ひとつの会社に長く勤める終身雇用制度が根付いているため、長く勤めることを美徳として捉えています。そのため、自分のために転職をするという考えが批判されやすいです。

転職で前職をやめることに対して、逃げていると感じる人がいるため、転職回数が減り、キャリアに悪影響が出ることも少なくありません。終身雇用制度のせいで転職に悪いイメージを持っているのも、日本人の仕事観がおかしいと言われる原因です。

8. 無駄を省く努力をしない

無駄を省く努力をしないのも、仕事観がおかしいと思われる理由のひとつです。

日本人は苦しいことや大変なことをこなすのが美徳とされる傾向があるため、効率的に作業をする概念を持つ人が多くありません。

無駄が多いやり方のまま続けているのに対して、なにも思わない人が多いので、仕事観がおかしいと言われます。

9. 業務範囲があいまいになっている

業務範囲が定まっていないのも、仕事観がおかしいと言われる理由のひとつです。

日本人は頼まれた仕事をなんでもこなしているため、業務範囲があいまいになりやすいです。スキルや経験での採用ではなく、新卒で一括雇用しているため、業務内容が明確に定められていません。

他国では経歴やスキルでの採用をしているところが多いです。そのため、日本では大量の雑務をふられることに疑問を感じる人がいます。

業務範囲があいまいで定められた業務がないため、仕事観がおかしいと言われます。

10. 失敗を恐れて挑戦しない

失敗を恐れて挑戦しないのも、日本人の仕事観がおかしいと言われる原因です。

日本は他人の失敗を過剰に批判する風潮があります。そのため、新しいアイデアや、やったことのない手法への挑戦をリスクとして捉える人が多いです。

失敗した際は、責任を取ることが求められるため、誰も挑戦をしなくなります。挑戦自体を賞賛するよりも、失敗に対して過剰に批判をする風潮があるため、日本人の仕事観はおかしいと言われます。

【国別】日本人との仕事観の違い

日本人の仕事観について知るためには、比較対象として海外の価値観も理解しておくのが重要です。日本とは異なる仕事観を持つ国として、以下の3つが挙げられます。

  1. アメリカは専門性を重視する
  2. ドイツは効率性を重視する
  3. オランダはワークライフバランスを重視する

順番に解説していきます。

1. アメリカは専門性を重視する

アメリカは自分の仕事範囲が明確で、実力主義なのが特徴です。アメリカは日本のような新卒一括採用ではなく、通年採用が基本です。就職の際は、学歴や経歴よりも、どのようなスキルを持っているかが重視されます。

仕事の内容で採用されるため、自分が行う業務範囲は限られている点が、なんでもこなす日本の仕事観との違いです。

給料は日本とは異なり年棒制で、長く仕事をしても給料は増えないため、余計な残業をしない傾向があります。ほかの雑務などを押し付けられたりすることは少なく、自分の仕事が終わったら退勤します

与えられる業務や給与に対して働くので、 役割を超えて「なんでも屋」のように仕事をすることは少ないです。

2. ドイツは効率性を重視する

ドイツは労働生産性が高く、効率的に作業をすることに重きを置いた仕事観です。

ドイツは労働時間が法律で厳密に規制されており、原則1日8時間しか働いてはいけません。限られた時間の中で成果を出すために、マネジメントや役割分担が重要視されています。

また、私生活を重要視する風潮が強く、ワークライフバランスを意識した働き方をしている人が多いです。ドイツは仕事の効率化とプライベートを重視した価値観だと言えます。

3. オランダはワークライフバランスを重視する

オランダは自由な働き方を重要視する仕事観があります。オランダは労働制度と休暇制度が整備されており、理想のワークライフバランスを実現しています。

例えば、育児休暇については子どもが8歳になるまで取得可能です。所得が100%保証される父親休暇や、配偶者の出産後4週間は2日の育児休暇も法律で認められています。

また、テレワークの導入や、週3勤務の実践など多様な働き方が早くから導入されています。制度の充実によって、自由を重視した仕事観を持っている人が多いです。

日本人の仕事観がおかしいと感じるときの3つの対処法

日本人の仕事観がおかしいと感じた際は、以下のような対処法を取るのがおすすめです。

  1. 異動を申し出る
  2. 転職する
  3. 独立する

順番に解説していきます。

1. 異動を申し出る

部署異動を申し出るのは、日本人の仕事観がおかしいと感じたときにできる対処法のひとつです。

同じ会社でも、部署が変わると仕事の仕方や価値観がまったく違うケースは少なくありません。働いている人や業務内容が変化するため、今いる部署とは違う仕事観に出会える可能性があります

仕事観に違和感を覚えるのは、現在働いている部署だけかもしれません。部署異動は正当な理由があれば受け入れてもらえる可能性があるため、一度人事の担当者に相談してみましょう。

2. 転職する

日本人の仕事観がおかしいと感じたら、今いる会社から離れてみるのもおすすめの対処法です。職場の文化や雰囲気は、企業ごとに大きく異なります。

日本人自体の仕事観ではなく、職場の文化や雰囲気が合わないだけの可能性があります最近では、フレックスタイムやリモートワークなど、柔軟な働き方を推奨する企業も増えてきているため、転職によって自分に合った仕事観の会社を見つけられるかもしれません。

特に、今の仕事と異なる業界・業種に行くと違う仕事観に出会える可能性が高いので、転職先を選ぶ目安にしてみてください。

3. 独立する

日本人の仕事観がおかしいと感じたら、独立するのもひとつの方法です。会社から独立して、起業をしたり、フリーランスになったりする方法が挙げられます。

フリーランスになれば、仕事のスタイルを自分で選べて、人との価値観の違いに悩まされることが少なくなります。

独立して稼いでいくには、市場に求められるスキルを身につけなければいけません会社員として働いてきた人は、なにから始めればよいのかわからないケースがほとんどです。

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日本人の仕事観がおかしいと感じたときのNG行動2選

日本人の仕事観がおかしいと感じたときに、やってはいけない行動は以下の2つです。

  1. 周りに流される
  2. 変わることを期待する

順番に解説します。

1. 周りに流される

仕事観がおかしいと感じた際に、周りに流されて価値観を変えるのはおすすめできません

他人の価値観に左右されることで、自らの本来の目標や信念から逸れて、自己の成長や達成を妨げることがあります。

また、周りに流されて自分の考えを抑え続けていると、精神的なストレスが生じます。仕事をしている間、ずっとストレスを受け続けた結果、心が病んでしまうケースは少なくありません

仕事やプライベートで成長していくためには、自分に価値観を持って、周りに流されないようにするのが重要です。

2. 変わることを期待する

変わることを期待するだけでは、仕事観の違いに対処することはできません。単に状況が変わることを期待するのではなく、問題解決のためには積極的なアプローチが必要です。

例えば、転職をする、独立のための準備をするなど、自分の価値観を守るためにやれることはたくさんあります。

会社の上司や同僚が変わることを期待するよりも、自分から行動した方がよい結果につながります自分で調整できないことで悩むよりも、やれることを見つけて挑戦していきましょう。

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