「客先常駐がやばいって本当?」
「なぜ客先常駐はやばいといわれているの?」
「ホワイトな客先常駐はないの?」
このように考えていませんか?
IT業界へ転職するために客先常駐を調べたけれど、ネガティブな意見ばかり出てきて不安に感じる方がいるのではないでしょうか。
たしかにブラックな客先常駐は存在しますが、全ての会社がやばいわけではありません。やばい客先常駐企業を回避する方法を知っておけば、いざ転職するときでも安心です。
そこでこの記事では、やばいといわれている客先常駐について以下の内容を解説します。
- 客先常駐がやばいといわれる理由
- 客先常駐企業に入社するメリット
- やばい企業を回避する方法
悪質な客先常駐を避けて転職を成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
「客先常駐はやばい」といわれる5つの理由
こちらでは、客先常駐がやばいといわれる理由について解説します。
- 年収が低くなりやすい
- 正当に評価されにくい
- キャリアアップが難しい
- 環境の変化でストレスが溜まりやすい
- 孤独を感じやすい
全ての客先常駐がやばいわけではありませんが、IT業界の構造上、多くの会社が闇を抱えています。1つずつ理由を見ていきましょう。
1.年収が低くなりやすい
多重請け構造が原因で、下請けの客先常駐企業は年収が低くなりやすいです。
もともと大手SIer企業は、一部の業務を下請け会社に委託しています。この下請け会社が、さらに別の会社へ業務を委託するといった連鎖を、多重請け構造と呼びます。
下請けが四次請け、五次請けと連鎖するごとに利益が中抜きされるため、下層に位置する客先常駐企業は給料が低くなってしまうのです。
転職サイトdodaによると、ITエンジニアの平均年収は452万円といわれています。一方、求人情報で客先常駐企業を見ると、最低年収が200万円台ということが珍しくありません。
このように下請けの客先常駐企業は年収が低いため、やばいといわれてしまうのです。
2.正当に評価されにくい
誠実に働いても、客先常駐企業が正当に評価してくれないケースがあります。
客先常駐企業へ入社すると、自社ではなく取引先の会社で仕事をします。
取引先の会社に上司がいない場合、仕事をしても自社の人からチェックされず、成果を出しても正当に評価してもらえないという事態が起こるのです。
正当に評価されないと昇給や昇進につながらないため、モチベーションも上がりません。
このように客先常駐では、評価制度があいまいで自社に正しく評価してもらえない場合があります。
3.キャリアアップが難しい
客先常駐として働いても上流工程の仕事に関われないため、キャリアアップが難しいです。
上流工程とは、システム開発の設計や企画といった根幹の担当です。
客先常駐のエンジニアには、責任の重い仕事は任せられないため、スキルアップにつながらない下流工程を担当するケースが多くなります。
下流工程の仕事を続けても成長できず、数年間働いても基礎的なスキルしか身についていない人が多いため、客先常駐はやばいといわれてしまうのです。
4.環境の変化でストレスが溜まりやすい
客先常駐の仕事はプロジェクトごとに職場が変わるため、ストレスが溜まりやすいです。
- 職場ごとのルールを覚える
- 開発に必要なスキルを習得する
- 取り扱う製品について勉強する
- 新しく人間関係を構築する
など、一定の期間が経過するたびに新しい環境に適応する必要があるので、変化が苦手な人は辛い思いをする可能性があります。
新しい職場に馴染めずにストレスを抱える人が多いのも、客先常駐がやばいといわれる理由の1つです。
5.孤独を感じやすい
客先常駐のエンジニアは、社員との交流が少ないため、孤独を感じやすいです。
プロジェクトごとに付き合う人間が変わったり、自社の社員と話す機会が少なかったりするので、自分の居場所を見つけにくいのです。
また客先常駐のエンジニアは、慣れない現場に1人で常駐することがあります。その場合、気軽に話せる人がおらず、仕事の悩みを誰かに相談することも難しいため、精神的に辛いと感じるでしょう。
このような孤独を感じさせないために、帰社日を設けて社員同士の交流する場を作っている客先常企業があります。
とはいえコミュニケーションが取りにくい環境で過ごす時間が多く、孤独を感じやすいため、客先常駐は嫌といわれてしまうのです。
客先常駐は全部がやばいわけではない!入社する3つのメリット
こちらでは、客先常駐企業へ入社するメリットを解説します。
- 未経験でも転職しやすい
- 大企業で経験を積める
- 得たスキルを転職に活かしやすい
客先常駐は、デメリットだらけではありません。計画的に入社することで、未経験からITキャリアを始められるでしょう。
1.未経験でも転職しやすい
客先常駐企業は、未経験からでも転職しやすいというメリットがあります。
通常であれば、未経験からIT業界へ転職できますが、難易度が高いです。
しかし、客先常駐企業の場合は社員を大量に募集していたり、未経験でも応募可能だったりするため、転職のハードルが低くなります。
また優良な客先常駐企業へ入社できれば、0からプログラミングを学びつつ仕事を始められるでしょう。
他業種からIT業界へ転職したい方は、まずは客先常駐企業でキャリアを始めるのもおすすめです。
2.大企業で経験を積める
客先常駐企業の取引先によりますが、大企業に常駐して経験を積める可能性があります。
通常のエンジニア職で大企業へ入社するには、評価されるような実績やスキルが必要です。しかし、客先常駐企業であれば、難関な面接などをスキップして有名企業で働けるかもしれません。
常駐先が大企業になったときは、職場で使われている技術を勉強したり、内部で人脈を築いたりすることで今後のITキャリアに生かせるでしょう。
通常であれば、勤務するのが難しい企業で経験を積めるのも、客先常駐企業のメリットです。
3.得たスキルを転職に活かしやすい
客先常駐での経験は、自社・受託開発企業への転職に活かせます。
自社・受託開発企業は、スキルアップできる仕事に取り組める反面、未経験からの転職が難しいです。
客先常駐で2〜3年働くことで、IT業界の経験を積めるため、未経験の人よりも転職活動を有利に進められます。
もちろん、客先常駐企業に勤務しながら自分で勉強したり、人脈を作ったりするといった活動が必要です。
経験を積むことでITキャリアの選択肢を広げられるのも、客先常駐企業へ入社するメリットといえます。
やばい客先常駐企業を回避する3つの方法
こちらでは、やばい客先常駐企業を避ける方法について解説します。
- 転職エージェントを活用する
- 求人情報から見分ける
- 自社・受託開発会社に絞る
ブラック企業に入って疲弊しないためにも、しっかり確認しておきましょう。
1.転職エージェントを活用する
最も手軽にやばい客先常駐企業を回避する方法は、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントでは、IT業界に詳しいプロが、ブラック企業を除いた求人を紹介してくれます。そのため、自分で調べるよりも正確にやばい会社を避けられるでしょう。
また、提出書類の添削や面接対策といったサポートがあるため、転職の成功確率を上げられます。
どのような転職エージェントを利用すればいいか悩んでいる方には、ワンダフルジョブがおすすめです。
ワンダフルジョブでは膨大なデータベースをもとに企業の分析が行われているため、ここでしか聞けない貴重な情報が入手できます。
転職エージェントを上手に活用することで、厳選された求人の中から自身に適した会社を選べるでしょう。
2.求人情報から見分ける
求人情報を確認することで、やばい客先常駐を見分けられます。
- 社員の待遇に関する情報があいまい
- 会社の平均年齢が若い
- 主な仕事内容が下請けばかり
など、やばい客先常駐企業には、さまざまな特徴があるのです。
客先常駐企業を見分ける方法について、詳細が気になる方は以下の記事がおすすめです。
▼客先常駐企業の見分け方についてはこちら▼
【解決】SES企業の見分け方を7つ紹介!ホワイトな会社を選ぶポイントを徹底解説
>>【解決】ses企業の見分け方を7つ紹介!ホワイトな会社を選ぶポイントを徹底解説
3.自社・受託開発会社に絞る
難易度は高いですが、客先常駐以外の会社に絞って転職活動を行うという方法があります。
その場合は、転職活動の前からプログラミングスクールへ通ったり、良質なポートフォリオを制作したりなど、さまざまな対策が必要です。
なお現在はプログラミングスクールに通ってから転職活動する人が増えているため、差別化が難しくなっています。
自宅・受託会社に絞る場合は、転職活動前から積極的にプログラミングに触れて、スキルを高めておくことが大切です。
やばい客先常駐企業を回避したい人におすすめの転職エージェント5選
こちらでは、おすすめの転職エージェントを紹介します。
- ワンダフルジョブ
- マイナビIT AGENT
- 社内SEナビ
- レバテックキャリア
- ウズウズ
1つずつ見ていきましょう。
1.ワンダフルジョブ
ワンダフルジョブは、ITエンジニアの求人を扱う転職サービスです。
年商170億円企業の元人事責任者が監修しているため、的確なアドバイスをもらいながら転職活動を進められます。
さらに転職に役立つ動画教材を観られたり、オンラインでの勉強会や合同面接練習に参加できたりと、有益な情報を入手可能です。
またオンライン勉強会では、以下のようなテーマが取り上げられています。
- 年収を100万円増やす方法
- 転職に失敗する人の特徴
- 面接の合格率を2倍に引き上げる裏技
イベントでは転職志望者同士で交流できるため、仲間と共にモチベーションを上げつつ転職活動を行えます。
LINE登録で簡単に申し込めるので、ぜひ気軽に利用してみてください。
2.マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、ITエンジニアの求人を扱う転職支援サービスです。
- 未経験者OKの求人多数
- 理想のITキャリアプランを提案
- 個人の希望に合った非公開求人を紹介
IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、転職志望者の経歴やスキルをヒアリングし、最適な求人を紹介してくれます。
さらに利用者が転職に成功した後も、職場に関する相談やキャリアアップの提案を行っているなど、アフターサービスが充実しています。
若いうちから転職を希望する方は、マイナビIT AGENTがおすすめです。
3.社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビは、社内SEの求人を扱う転職支援サイトです。
- 業界トップクラスの社内SE求人数
- 社内SEのリアルを公開
- 転職支援実績15,000人超
紹介する求人の種類を絞っているため、他の転職サイトと比較すると、理想の社内SE案件に出会える可能性が高いです。
また社員への待遇やキャリアプランなど、社内SEの現実を詳しく紹介しているため、他では得られない情報を入手できるでしょう。
社内SEを希望する方には、社内SE転職ナビがおすすめです。
4.レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITエンジニアに特化した転職エージェントです。
- 転職成功者の8割が年収アップ
- 利用者の96%が希望の企業に転職
- 年間3000回の企業訪問を実施
レバテックキャリアは、転職志望者が今よりも高いステージで仕事に取り組めるように、手厚くサポートしています。そのため、ハイクラスな求人を多く扱っているのが特徴です。
ハイレベルな企業へ転職を希望する方には、レバテックキャリアをおすすめします。
5.ウズウズ
ウズウズは、経歴に不安がある方を対象にした転職エージェントです。
- 就職内定率86%
- 入社後定着率96.8%
- 転職支援実績35,000人超
20代の就職に特化しており、転職に不安を抱えた方を徹底的にサポートしています。また他社の10倍時間をかけた就活サポートがあるため、利用者は安心して転職活動を行えるでしょう。
自分の経歴に自信がなかったり、転職にネガティブなイメージを持っていたりする方は、ウズウズがうってつけです。
ITエンジニア/Webデザイナー特化型転職サービス「ワンダフルジョブ」
ワンダフルジョブは、ITエンジニアやWebデザイナーの求人に特化した転職サービスです。
- 紹介可能な案件は2,500件超
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