「未経験だけどIT企業に転職したい」
「スキルがなくてもIT企業に転職できるの?」
「どんな職種を目指せる?」
などと考えていませんか?
IT分野は将来性の高い業界なので、転職したいと考えている方は多いです。
ところが専門的な知識が求められるため、未経験からだと転職できないのではないかと不安になりますよね。
結論から言うと、未経験からでもIT企業への転職は可能です。しかし、経験者と比べるとハードルは高いため、意識すべきポイントがいくつかあります。
この記事では未経験からIT企業への転職を目指す人に向けて、以下の知識をお伝えします。
- 未経験から転職しやすいIT系の職種
- 未経験からIT企業に転職するためにやるべきこと
- 転職時に確認すべきこと
将来性のあるIT企業でスキルや年収を高めていきたいと考えている方は、ぜひ内容をご確認ください!
IT企業への未経験からの転職は可能!しかしハードルは高い
IT企業では、働ける年齢の基準は設けられていないため、年齢に関係なく転職は可能です。
ただしIT業界には「35歳定年説」というものがあり、未経験だとハードルが高くなります。
IT系の仕事は1日中パソコンに向かうため、体力や集中力が求められます。
年齢を重ねるごとに体力・集中力が落ち限界を感じる人が多く、その目安となるのが35歳です。
そのためIT業界では、35歳以降の就職・転職の難易度が高まるとされています。
若いのであれば未経験でも積極的に採用されますが、ある程度年齢を重ねた20代後半~30台前半の場合は、定年を意識しなくてはなりません。
プログラミング以外のスキルややる気があれば未経験でも転職は十分可能ですが、年齢によってはハードルが高いと理解しておきましょう。
未経験から転職しやすいIT系の職種5選
未経験でのIT転職は、どの職種を目指すかによっても難易度が変わってきます。
数あるIT系の職種の中で、未経験からでも転職しやすいのは以下の5つです。
- Webマーケター
- プログラマー
- Webデザイナー
- 運用オペレーター
- 営業
順番に見ていきましょう。
1. Webマーケター
Webマーケターは、自社の商品やサービスをユーザーにアピールし、購入や申し込みに繋げるための施策を行う仕事です。
具体的には、以下の仕事を行います。
- Webコンテンツの企画:サイトの目的を達成するための企画を考える
- Web上での集客:Google検索上位表示や広告運用
- アクセス解析:アクセスや問い合わせの変化を分析し、改善に繋げる
- SNSの運用:SNSを通じ、ユーザーとのコミュニケーションを図る
Webマーケターは、サイト運営に関わる業務を全般的に担当します。
なお、新規顧客だけでなくリピーター獲得も、低コストで安定的な売上を得やすいです。
そのため、Webマーケターは、リピーター獲得のための施策も行っていきます。
2. プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を駆使し、システムやアプリケーションを作成する仕事です。
プログラマーが扱うJavaScriptやPHP、Rubyなどの言語は、需要が高いだけでなく未経験でも十分習得できます。
なお、ひと口にプログラマーといっても、以下のようにさまざまな働き方があります。
- ゲームプログラマー
- Webプログラマー
- アプリケーションプログラマー
- 通信系プログラマー
どの分野のプログラマーになりたいかによって、必要な言語も異なります。
自分が目指す分野でどの言語が使われているのかを把握し、自主学習に繋げましょう。
3. Webデザイナー
Webデザイナーは、サイトのレイアウトや構成を考え、わかりやすいデザインを作成していきます。
中にはWebデザイナーとグラフィックデザイナーを、同じように捉えている人もいるかもしれません。
しかし、グラフィックデザイナーが装飾されたロゴや文字のデザインを行うのに対し、Webデザイナーが作成するのはサイトそのものです。
そのためデザイナーと名前がついていますが、プログラミング技術が必要であることを覚えておきましょう。
4. 運用オペレーター
運用オペレーターとは、企業が持っているシステムの管理や運用を行う仕事です。
自社が関わっている企業でシステムのトラブルが発生した際は、迅速な調査・復旧が求められます。
それに加え、システムの改善提案やアップデート、増設も重要な仕事です。
ネットワークは年中無休で稼働しているため、運用オペレーターはいつでも対応できるよう交代制で勤務しています。
交代時には引き継ぎや報告を行う他、システムのトラブル時には丁寧な顧客対応も必要です。
運用オペレーターは、ITシステム部門を構えている企業や、ITシステム管理運用業務の仕事を一括して請け負う企業への就職を目指せます。
専門技術が必要ですが人手が足りていないため、未経験でも目指せる職種です。
5. 営業
ITビジネスに関する営業職でも、未経験から転職を目指せます。
営業をかけるものはさまざまですが、代表的なものは以下の3つです。
- ハードウェア営業:PCやサーバーなどのネットワーク機器を販売
- SaaS営業:クラウド上に作られたサービスを利用できる仕組みの販売
- SI営業:「アカウント営業」と「ソリューション営業」を行う
アカウント営業とは、顧客企業の経営や事業の課題解決をさまざまな商材を使いながらサポートすることで、主に大口顧客に対して行います。
ソリューション営業は自社のソリューションを幅広く提案し、受注率を伸ばしていく方法で、顧客の種類や規模は問いません。
ITに関する専門的な知識が必要ですが、実際にプログラミングをするわけではないため、未経験でも転職が可能です。
未経験からIT企業へ転職するためにやるべき3つのこと
未経験からIT企業へ転職することは可能ですが、経験者に比べると難易度が高めです。
そのため、転職に向けて十分な準備をしておく必要があります。
未経験からIT企業への転職を目指す場合、以下3つのことを行っておくと効果的です。
- 転職したい分野のスキルを学ぶ
- 早めに転職の準備をする
- 転職のプロに相談する
順番に見ていきましょう。
1.転職したい分野のスキルを学ぶ
自分が転職したい分野のスキルを学んでおきましょう。
未経験でスキルが一切ない状態だと、転職の難易度が跳ね上がります。
そのため、可能な限り転職したい分野で必要なスキルを学んでおくといいでしょう。
特にプログラマーの求人であれば、どの言語を使用するか求人に書かれていることもあります。
行きたい企業を決めて、プログラミングを学習すると、モチベーションが保てるのでおすすめです。
2. 早めに転職の準備をする
IT業界に転職したいなら、できる限り早く準備を始めましょう。
IT業界の求人は20代後半から少なくなっていき、応募できるものが限られてくるためです。
特に29歳以降は、企業側も経験者やプロジェクト管理者を求める傾向があります。
35歳定年説の問題もあるため、年齢を重ねるほど転職が難しいです。
未経験からの転職はただでさえ不利ですので、できる限り早めに転職の準備をすることが望ましいです。
3. 転職のプロに相談する
未経験からIT業界を目指すなら、転職のプロに相談するのが有効です。
未経験だと業界の知識も少ないため、面接での適切なアピールができず苦労する恐れがあります。
そのため、IT業界の知識が豊富な転職のプロに相談し、サポートを受けるのが有効です。
履歴書の添削や面接指導も受けられ、転職が成功しやすくなります。
転職のプロに相談するなら、ワンダフルジョブがおすすめです。
ワンダフルジョブは、ITエンジニアとWebデザイナーに特化した転職サービス。
徹底した面談サービスや会社に適した志望動機作成のサポートにより、未経験でも効率的に転職活動を進められます。
また、ワンダフルジョブでは、転職志望者同士での交流も可能です。
お互いに知見を分け合っていくことで転職活動を行うことで、採用を得やすくなるでしょう。
未経験でIT企業へ転職する際に確認したほうがいい4つのこと
未経験でT企業転職を目指す際は、以下の点をよく確認しておきましょう。
- 教育制度の有無
- 業績の安定性
- 業務内容
- 給与・待遇
上記を確認しておくことでミスマッチを防ぎ、転職が成功しやすいです。
順番に見ていきましょう。
1. 教育制度の有無
転職を目指す会社で、教育制度が導入されているかも確認しておきましょう。
未経験で転職するなら、業務を行うためのスキル習得が必要です。
新人研修やプログラミング研修を行なっている企業なら、働きながらスキル習得を目指せます。
独学でもある程度学べますが、研修で指導を受ける方がスキル習得は早くなるでしょう。
業務で早く活躍できる状態を目指せるため、研修を行なっている会社に転職するのは有効です。
2. 業績の安定性
転職する会社の業績が安定しているかも重要なポイントです。
せっかく転職しても、会社が倒産してしまっては意味がありません。
再び転職活動をしないといけなくなるため、無駄も大きいです。
また、転職活動をしている間は収入も途絶えるため、金銭的な負担も増してしまいます。
企業への応募前に業績を確認し、倒産のリスクがある会社は避けるようにしましょう。
3. 業務内容
業務内容は必ず確認するかと思いますが、具体的に書かれていないところは避けるべきです。
業務内容の記載が曖昧な企業は専門職というポジションがなく、思うような仕事ができない恐れがあります。
仮にプログラマーとして就職したとしても、上司の指示でパソコンの設定やソフトウェアのテスト作業ばかりを行うことになるかもしれません。
雑用があまりに多いなら、働き続けてもスキルアップは望めないでしょう。
転職する企業は、事業戦略や開発環境など具体的に書かれているかどうかを意識してみてください。
4. 給与・待遇
転職先を選ぶ際は、給与や待遇についてはっきり記載されているかも確認すべきポイントです。
よく見受けられるのは「月収22万円 ※経験・年齢を考慮し決める」というような記載です。
こういった記載をする企業は、給与に関して規定を設けておらず、曖昧なことが多く見受けられます。
また、実際の給与・待遇が履歴書に書かれていた内容と異なる恐れもあるため、注意が必要です。
給与・待遇がはっきりしないなら、応募を避けるか企業に直接確認するのが有効です。
未経験からのIT企業転職に失敗する人の特徴
未経験からIT企業への転職を目指しても、中には失敗してしまう人もいます。
IT企業への転職に失敗する人には、以下の特徴があります。
- 自分が目指す職種への理解が薄い
- 大企業ばかり狙っている
- 志望動機が不明確
順番に見ていきましょう。
1. 自分が目指す職種への理解が薄い
自分が目指す職種への理解が薄いと、転職に失敗しやすいです。
ITに限りませんが、どんな業界・職種なのかは、ネット等で調べればある程度把握できます。
業界や職種への理解が薄ければ、面接で適切な返答をするのも難しく、転職が失敗しやすいでしょう。
仮にプログラマーでの転職を目指している場合、求人票を確認すると最低限必要な言語について記載されていることが多いです。
得られる情報は全て調べ把握しておけば、面接での質問にも柔軟に対応でき、転職が成功しやすくなります。
2. 大企業ばかり狙っている
IT企業への転職がうまくいかない人は、大手ばかりを狙っていることが多いです。
未経験から転職をめざすなら、まずは大企業より中小企業やベンチャー企業の方が就職しやすいです。
また、中小企業やベンチャー企業は、働いている人が少ない分経験できる業務量が多くなります。
そのため,未経験から働いても、短期間でスキルアップを目指せるというメリットもあります。
さらに社長との距離も近いため、業務を通して直接学べることも多いです。
実績を積んで大企業への転職を目指すこともできるため、中小企業やベンチャー企業を狙うのもひとつの手です。
3. 志望動機が不明確
志望動機は、会社で長く働ける人材かの判断に繋がります。
そのため、志望動機が不明確だと、転職が成功する確率は低くなります。
転職を成功させたいなら、志望動機に「なぜ就職したいのか」「会社でどんなことをしたいのか」 といった内容を盛り込みましょう。
企業が求める人材とマッチしていれば、採用の可能性が高まります。
未経験からの転職だと、どうしても経験者と比べてアピールできるものが限られてきます。
経験の差を埋めるため、志望動機で事業への熱意・ビジョンを伝え、積極的な姿勢をアピールしましょう。
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