「Vimeoで動画を販売したい」
「動画販売の注意点やメリットデメリットが知りたい」
「どんな動画を販売したらいい?」
動画教材を販売する方法として「Vimeo」を検討している方がいるのではないでしょうか。
Vimeoは、動画を共有できるプラットフォームです。さまざまな方法で自分の動画コンテンツを販売できます。
Vimeo以外にも動画販売できるプラットフォームがあるため、自分が販売したいコンテンツに適しているか、比較・検討しておくことが重要です。
そこで本記事では、Vimeoに関する以下の内容について解説します。
- Vimeoで動画販売する方法
- Vimeoで動画を販売する手順
- Vimeoで動画販売するメリット・デメリット
- Vimeo以外におすすめの動画販売サービス
Vimeoで販売する具体的な方法がわかる内容になっているため、動画教材の配信を検討している方はぜひ最後までお読みください。
Vimeoで動画販売する3つの方法
Vimeoで動画を販売する3つの方法を紹介します。
- Vimeoオンデマンドを使って販売する
- サイトに埋め込んで販売する
- 共有リンクを発行して販売する
ではそれぞれ確認していきましょう。
1. Vimeoオンデマンドを使って販売する
Vimeoには、プラットフォーム上で動画販売が可能なVimeoオンデマンドサービスがあります。自分でサイトや支払い方法などを用意しなくても、動画を販売できるため、気軽に売りたいという人に向いているでしょう。
ただしこのサービスを使用するには、Pro以上のプランに契約する必要があります。
プラン名 | 月額 | ストレージ |
Plus | 700円/月々 | 250GB |
Pro | 2,000円/月々 | 1TB |
Business | 5,000円/月々 | 5TB |
Premium | 7,500円/月々 | 7TB |
動画を販売するには月々2,000円以上の費用が必要になるので、初期投資をしたくないという人にとってはハードルが高いかもしれません。
2. サイトに埋め込んで販売する
埋め込んだ動画にパスワードを設定し、料金を支払ったユーザーのみにパスワードを送ることで、動画を販売できます。会員制サイトに埋め込む方法は以下の通りです。
- 動画をアップロードする
- プライバシー設定をする
- 埋め込み設定を行いリンクをページに貼る
特定のドメインにのみ貼り付けられるため、無断で別のサイトに動画が掲載されることも防げます。ただし企業や個人が Vimeoで商用コンテンツを配信する場合は、Vimeo ProまたはVimeo Businessアカウントが必要です。
Vimeoオンデマンドと同じく、月額費用を支払う必要がある点には注意しましょう。
3. 共有リンクを発行して販売する
料金を支払ったユーザーへ共有リンクを送ることでも、動画販売できます。例えば、会費を支払ったユーザーだけに共有リンクを送れば、会員限定で視聴してもらうことも可能です。
ただしこの場合でも、Vimeo ProやBusinessアカウントが必要です。基本的に商用コンテンツを売る場合は、Vimeoにお金を支払う必要があると覚えておきましょう。
Vimeoで動画販売する手順5ステップ
Vimeoで動画販売する手順は、以下の5ステップです。
- Vimeoに登録する
- 動画をアップロードする
- 概要と販売ページをカスタマイズする
- 販売形態と価格を設定する
- 動画を公開する
順番に解説します。
1. Vimeoに登録する
Vimeoで動画を販売するには、まずVimeoアカウントの作成が必要です。無料プランでは制限があり、動画販売には不向きです。動画販売目的の場合は、有料のStandardプラン以上に加入しましょう。
Standardプランは月額2,900円で、年間120本の動画をアップロードできます。アカウントを作成後、支払い方法を設定し、プランを選択します。
2. 動画をアップロードする
有料プランに登録したら、販売する動画をVimeoにアップロードします。Vimeoオンデマンドにログインした画面にある「新規作成」からアップロードを選択し、動画を入れ込みます。
アップロードできる動画の種類や容量は選んだプランによってさまざま。Proプランの場合、1週間に20GBまでの制限があるので注意が必要です。
3. 概要と販売ページをカスタマイズする
動画をアップロードしたら、概要ページでタイトルや説明文を設定します。基本情報を設定しただけだとシンプルすぎるので、販売ページをカスタマイズしましょう。わかりやすい説明を心がけ、視聴者を惹きつけるようなタイトルにするのが重要です。
ポスターやサムネイル画像を追加して、販売する動画に興味を持ってもらえるようなページにしていきます。
4. 販売形態と価格を設定する
販売ページの設定や文章の記載が終わったら、販売形態と価格を設定します。Vimeoでは、以下の販売形態を選択可能です。
- 1本単位での販売
- 複数本セットでの販売
- サブスクリプション形式での販売
販売形態を決め、適切な価格を設定しましょう。価格設定では、通貨や課税対象地域なども指定できます。プロモーションコードの発行も可能で、割引販売などにも対応可能です。
5. 動画を公開する
すべての設定が完了したら、動画を公開します。公開前に、プレビューで内容を確認するのがおすすめです。
公開後は、SNSでの宣伝やサイトへの動画埋め込みなど、プロモーション活動を実施。Vimeoでは動画の予約販売も可能なので、事前の告知を行えばユーザーの期待を高められます。
動画が購入されると、10%の手数料を引いた金額を報酬として入ります。公開後は定期的に情報をアップデートし、コンテンツの質を保つのが重要です。
Vimeoで動画販売する3つのメリット
Vimeoで動画を販売する3つのメリットを紹介します。
- 高画質な動画を提供できる
- 広告がないためしっかり視聴してもらえる
- カスタマイズ機能で質の高い動画作成が可能
それぞれ確認していきましょう。
1. 高画質な動画を提供できる
Vimeoでは動画のダウンロードができるため、いつでも高画質な動画を提供できます。例えばYouTubeの場合、Wi-Fiがない場所で動画を視聴しようとすると画質が悪くなります。
細かいテキストが多く表示される動画の場合、画質が悪ければ、見えないケースもあるでしょう。いつでも高画質な動画を提供できる点は、Vimeoのメリットの1つです。
2. 広告がないためしっかり視聴してもらえる
VimeoにはYouTubeのようにインストリーム広告やオーバーレイ広告という概念がありません。
そのため、広告に阻害されることなく動画を最後まで視聴してもらえるでしょう。広告がないのもVimeoのメリットの1つです。
3. カスタマイズ機能で質の高い動画作成が可能
Vimeoでは、プレイヤーの色変更や、各種ボタンの表示など、より細部までこだわってカスタマイズできるため、クオリティの高い動画が作れます。
有料プランにすると、プレイヤー内のVimeoロゴを削除できるため、代わりに自社ブランドのロゴを表示させることも可能です。
質の高い動画を作成することで、より関心を持ってもらえるため、購入にも繋がりやすいでしょう。
Vimeoで動画販売する5つのデメリット
メリットの多いVimeoですが、デメリットもいくつか存在します。
- Pro以上のアカウントが必要になる
- Proプランの場合は週に20GBまで
- 他のSNSなどで宣伝する必要がある
- 広告収入は得られない
- 販売手数料が発生する
ぜひ最後までチェックしてみてください。
1. Pro以上のアカウントが必要になる
繰り返しになりますが、動画を販売するにはPro以上のアカウントが必要です。
プラン名 | 月額 | ストレージ |
Plus | 700円/月々 | 250GB |
Pro | 2,000円/月々 | 1TB |
Business | 5,000円/月々 | 5TB |
Premium | 7,500円/月々 | 7TB |
とりあえず費用を抑えて利用してみたいという人にはデメリットに感じるでしょう。
2. Proプランの場合は週に20GBまで
Vimeoオンデマンドの場合、一番安い有料プランのProの場合は、1週間にアップロードできる動画の容量は20GBまでです。撮影する環境にもよりますが、iPhoneの標準画質で2~3時間の動画しか撮影できません。
カリキュラムが多い動画講座を発売したり、より高画質な映像を届けたりしたりという場合には、1週間20GBだと少ないと感じてしまう可能性があります。
3. 他のSNSなどで宣伝する必要がある
Vimeoの市場は小さく、日本での知名度も低いため宣伝を行わなければ見てもらいにくいです。YouTubeとの利用者数を比較してもわかるように、Vimeoだけではまた拡散力は弱いです。
- Vimeo:約1億5,000万人
- YouTube:約20億人
話題性を集めて、多くのユーザーへリーチしたい場合は、YouTubeを利用して拡散するのがおすすめといえるでしょう。
4. 広告収入は得られない
Vimeoには広告がつけられないため、YouTubeのように広告からの収入も得られません。
広告で収入を増やしたい場合は、動画を埋め込むサイトに広告を掲載するかYouTubeで動画投稿をするしかありません。
5. 販売手数料が発生する
Vimeoオンデマンドの場合、月額料金の他に10%の販売手数料が取られてしまいます。
販売する動画の価格帯にもよりますが、かなりの手数料が発生することは覚悟しておきましょう。
Vimeo以外でおすすめの動画販売サービス3選
Vimeo以外でおすすめの動画販売サービスは、以下の3つです。
- オンクラス
- YouTube
- Teachable(ティーチャブル)
順番に解説します。
1. オンクラス
オンクラスは、受講生5名までは無料で利用できるプラットフォームです。外部決済プラットフォームと同期ができ、カリキュラムの購入者を自動的にオンクラスに招待できます。
有料プランでは、拡張機能が充実しており、チャットサポートやLINEでのステップ配信などが利用できます。ほかにも受講生の進捗管理や小テストの実施など、教育サービスの運営に適した機能が揃っているのが特徴です。
無料プランはクレジットカードを登録しなくても利用なので、気になる方は以下のボタンから試してみてください。
2. YouTube
YouTubeは誰でも無料で動画を投稿できる世界最大のプラットフォームです。YouTube プレミア(チャンネル会員)を利用したり、限定公開をしたりすることで間接的に販売可能です。
別のプラットフォームで教材を販売し、限定公開のリンクを貼って動画コンテンツとしてよく利用されています。動画の投稿自体は無料でできるため、初心者にもおすすめの方法です。
3. Teachable(ティーチャブル)
Teachableは、全世界で利用されており、講師2万人以上、受講者数700万人以上が利用しているサービスです。Teachableは無料で使える範囲が広く、どのプランも生徒数やコースの作成数、通信接続などに制限がないのが特徴です。
LP制作やテストの配信など販売促進や受講生サポート機能が充実しています。ただし、日本語には非対応で、動画販売をするために翻訳が必要な点は要注意。翻訳の手間がかかっても、安く済ませたい人におすすめのプラットフォームと言えます。
Teachableは以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
【2024年】Teachableの使い方を徹底解説!オンライン講座に最適なプラットフォームとは
>>【2024年】Teachableの使い方を徹底解説!オンライン講座に最適なプラットフォームとは
動画講座を販売するなら「オンクラス」がおすすめ!3つの理由を解説
Vimeoで動画を販売する場合、オンデマンド機能を使わない限り、自分で会員制のサイトを構築する必要があります。オンデマンド機能を使うと10%の手数料が取られるため、たくさんの講座を用意したい場合には不向きです。
そこで気軽にセミナーや講座などで動画講座を販売したいという人は、オンクラスがおすすめです。オンクラスでは、受講生の管理から、決済連携まで全て行えるため、動画販売の環境を作る際のストレスが大幅に軽減されます。
- 受講生の管理から決済連携まで全てできる
- サイト内に動画をアップロードできる
- 無料プランで気軽に始められる
初心者の方でも気軽に利用できるため、ぜひ最後までチェックしてみてください。
1. 受講生の管理から決済連携まで全てできる
オンクラスでは、動画の埋め込みや作成だけでなく、受講生のログイン率確認、支払いまで簡単にできます。サイト構築から販売まで簡単にできるため、手間を減らしたい人におすすめです。
他にも以下の機能があり、デザインもシンプルなため直感的に作業できるでしょう。
- 感想の作成
- アンケート機能
- 理解度のテスト作成
- 学習計画の入力
- 複数の動画講座の作成
- 進捗管理
- モチベーションサポート
今まで動画講座を販売したことがないという人でもスムーズに使えます。
2. サイト内に動画をアップロードできる
動画サイトをVimeoに格納すると容量オーバーで支払いができずに動画が全て削除されるというケースもあります。その点オンクラスでは、サービス内に直接動画をアップすることが可能なため、安全に講義を配信できます。
動画だけでなく、音声やテキストの埋め込みもできるため、幅広い講座が実現できるでしょう。
3. 無料プランで気軽に始められる
Vimeoで視聴者に直接販売するには、PRO 以上のアカウントが必要になります。有料でいきなり登録するのであれば、まずは無料でオンクラスから始めてみるのもおすすめです。
なぜなら、オンクラスには有料コースとほぼ同じ機能が扱える期間無制限の無料プランが存在するためです。
プラン名 | フリー |
月額 | 0円 |
スタッフ数 | 1 |
コース数 | 1 |
受講生数 | 5 |
クレジットカードの登録も必要なく、申し込み後はすぐに利用可能です。とりあえず会員制サイトを無料ですぐに始めてみたいという人には、おすすめです。
気になる人は、ぜひチェックしてみてください。
スマートなオンライン講座を作るなら「オンクラス」
オンライン講座の開講を予定している方は、オンクラスをぜひご利用ください。
オンクラスは、教育に特化したプラットフォームです。講座の利用者向けに、動画やテキストコンテンツを提供できます。
- 感想の共有
- アンケートやテストの実施
- 受講生による学習計画作成
- 動画講座の販売
- 受講生のログイン・進捗管理
などの機能で、スマートなオンライン教育を実現しています。
手数料が無料で受講生5名までの講座を作れますので、ぜひ使い勝手を試してみてください。