「Lステップのアンケートってどう作るの?」
「回答率が中々上がらない場合はどうすればいい?」
「そもそもアンケートって必要?」
などと思っていませんか?
Lステップは機能が多すぎて、アンケート作成にまで手が回ってないかもしれません。「アンケート」という名前の機能も無いので、ややこしいですよね。
しかしアンケートはLステップの核となる技術の1つです。マスター必須の超重要テクニックなので、避けては通れません。
Lステップのアンケートは顧客情報を吸い上げる要ですが、中身は意外とシンプルな構造をしています。1~2回作って慣れてしまえば、10分で完成するお手軽設計です。
とはいえ最初は不慣れかと思うので、今回はLステップのアンケートの作り方を5STEPに分けて簡単に解説します。
- 質問内容を吟味する
- 友だち内容を設定する
- アンケートを形にする
- アンケート画面をデザインする
- 回答後の動作を設定する
実際の操作画面を載せながら解説していくので、一緒に作ってみましょう。
この記事を読めばアンケートを自由に作れるようになるので、Lステップをマスターしたい方はぜひ最後までご覧ください。
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Lステップにアンケートが必要な理由
アンケートの無いLステップは、翼のもがれた鳥のようなものです。本来持っているポテンシャルの大半を発揮できずに終わるかもしれません。
国内9,200万人と言われているLINEユーザーの属性を明確化するためには、アンケートは必須です。
- 記入時間1分でも膨大な情報を集められる
- Lステップ上に回答を保存できる
- 今後の配信に役立てる
他にも理由を上げだすとキリがありませんが、逆にアンケートを取らない理由はありません。
例えば不動産を紹介するLステップの場合、ユーザーの予算はバラバラです。
もしアンケート抜きでLステップを配信すると、読者の大半が新卒社会人だったとしても気づけません。高額なタワーマンションばかり紹介してしまい、全然うまく行かない可能性もあります。
アンケートを通して読者の情報を把握し、的確に刺さる内容にブラッシュアップして満足度を高めましょう。
Lステップなら、回答内容に応じて配信を振り分ける「セグメント配信」も可能なので、データを集めるほどクオリティアップに繋がります。
Lステップのアンケートは3タイプ
Lステップでアンケートには、使用する機能別に3つのタイプがあります。
それぞれの特徴をおさえ、自身のLステップにあったタイプを利用しましょう。
- 回答フォームタイプ
- カルーセルタイプ
- リッチメニュータイプ
1.回答フォームタイプ
回答フォームとは、アンケートや申込みに使用するために準備されている機能です。
回答フォームは、トーク画面の上に別ウィンドウで表示されます。
トーク画面上でメッセージに載せて送ったり、リッチメニューに設置するなどして、ユーザーに回答してもらいます。
回答フォームの主な特徴は以下の3つです。
- テキストでの回答
- 長文テキストの表示
- 回答期限の設定(申込みフォームとして利用)
これらの機能は、カルーセルタイプやリッチタイプメニューでは実装できません。
テキストでの回答をしてもらえる点などから、回答フォームはユーザーにより詳しいアンケートを取る際に有効な方法だと言えます。
2.カルーセルタイプ
カルーセルとは、トーク上に表示されるカード型のメッセージのことです。
カルーセルタイプのアンケートは、1つのカルーセルで1つ質問を送り、ユーザーが順番に回答をしていきます。
例えば、上の画像では「セットメニューの丼がおいしそう」という質問が1つのカルーセルで表示されています。ユーザーが回答すると、次の質問がトーク上に表示されます。
トーク画面上で選択肢に答えていくだけなので、ユーザーにとっては友達と会話している感覚で回答できることが特徴です。
▼カルーセル機能についてはこちら▼
【超便利】Lステップのカルーセル機能2種類を徹底解説!魅力的な作り方のコツも紹介
>>【超便利】Lステップのカルーセル機能2種類を徹底解説!魅力的な作り方のコツも紹介
3.リッチメニュータイプ
リッチメニューとは、トーク画面の下部に固定表示できるタイル型のメニューです。
「おすすめ情報」や「店舗情報」など、ユーザーに常に注目して欲しい情報を載せておく際に使用する機能です。
リッチメニュータイプのアンケートは、通常のリッチメニューが表示される画面の下部に表示させるものです。
例えば「やまもとりゅうけん」さんのLステップでは、診断ゲームを始める前に、リッチメニューのアンケートへ回答してもらう仕組みを作っています。
ただしトーク画面上にユーザー自身が回答した結果が残らないという点が、カルーセルタイプとの違いです。
Lステップでアンケートを作る方法【5STEP解説】
Lステップでアンケートを作るのであれば「回答フォーム」を使うのが一番簡単です。
他にも作り方はいくつかありますが、まずは基本となる作り方を5STEPに分けて解説していきます。
- 質問内容を吟味する
- 友だち内容を設定する
- アンケートを形にする
- アンケート画面をデザインする
- 回答後の動作を設定する
慣れてしまえば10分で完成するシンプルな作りなので、操作画面を開きながら一緒に作ってみましょう。
STEP1:質問内容を吟味する
すぐにアンケートを作りたい気持ちで一杯かもしれませんが、まずはしっかり準備するのが超重要です。質問内容を念入りに吟味して、アンケートの中身を先に用意します。
内容を決める時に守るべき3つの鉄則があるので、則った上で質問リストを作ってください。
- 無駄な質問を極力省く
- 今後の配信に関わる質問を盛り込む
- 1分で終わる内容にする
アンケートの内容に合わせて配信内容を調整していると、質問の変更がその後の配信全体に影響します。
途方も無い修正作業が必要になるので、雑に質問を考えてはいけません。
読者の視点から考えてもアンケートに答えるのは面倒なことなので、無駄は絶対にNGです。
STEP2:友だち情報欄を設定する
残念ながら、まだアンケートは作りません。次は回答内容を保存する「友だち情報欄」を設定します。
友だち情報欄は、読者毎の個人情報を保管できる箱のようなものです。Lステップ管理者画面から設定できます。
クリックすると次の画像のようなフォームが出てきます。
友だち情報欄にはアンケートの回答内容を保存するので、どの質問が当てはまるのかパッと見で分かる名前を付けるのがおすすめです。
※他の項目は一旦空欄で進めます。
例えばプログラミングに関するLステップを作る場合、経験年数は重要な要素の1つなので質問に盛り込みます。
なので名前を「プログラミング経験年数」としました。この箱があると、アンケートの回答結果が蓄積されていきます。
他にも「住所」や「年齢」など、質問の数だけ作ってください。
STEP3:アンケートを形にする
準備が完了したら、いよいよアンケート作りを始めます。
今回は回答フォームを使うので、画像のようにクリックして新規作成してください。
空の回答フォームが出てくるので、考えておいた質問を入力します。
フォームに仮入力するとこんな感じです。基本的な3つの質問を作ってみました。
ここで一番注意しなければいけないのが、先程作った友だち情報欄への代入漏れです。
質問を作るだけでは中身が保存されず、せっかく取ったデータが無駄になってしまいます。次の画像のように、忘れずに保存先を指定してください。
名前を統一しておいたので間違えにくく、今後の確認もスムーズです。
STEP4:アンケート画面をデザインする
ユーザーに最後までアンケートに答えてもらうためには、デザインへの配慮が大切です。
質問数が多い場合は、「セクション」という機能を使って、質問画面を分割しましょう。質問画面を分割すると、「進む」というボタンが表示され、画面を切り替えられます。
例えば、副業に関するアンケートで「属性」「興味のある副業」「現在の働き方」など質問を3つのセクションに分け、セクション毎に画面が切り替わるように設定が可能です。
画面を切り替えることは、質問が多くとも、ユーザーはセクション毎に頭を切り替えて回答できるため、負担感が減ります。
また回答フォームは、背景色などのデザインの変更が可能です。自身のLステップに合った配色に揃えることで、ユーザーに違和感なく、質問に回答してもらえるでしょう。
STEP5:回答後の動作を設定する
アンケート回答完了後に表示する画面を設定します。設定できるのは以下の3点です。
- テキストの表示
- 指定のURLへ自動で移動
- アクション(LINEメッセージの送付等)
テキストの表示は、アンケート回答のお礼のメッセージ等を表示させる機能です。
URLの表示は、回答後に自動的に指定のURLへ画面を遷移できる機能です。
アンケート回答者に訴求したいサービスがある際などに活用できます。なお「テキストの表示」とは併用できません。
アクション設定では、指定のLINEメッセージを送るなどの設定ができます。
アンケートに関連するサービスの情報などをメッセージで送ると、ユーザーが後からトーク画面上で確認できるため便利です。
回答後の動作をしっかり設定しておけば、データ収集だけでなく、サービスの訴求等にも有効です。
アンケートを作って満足するのではなく、最後の締めもしっかり考えておきましょう。
これでアンケートが完成なので、あとは適切なタイミングで読者に送付するようにしましょう。
アンケートデータをスプレッドシートで集計する方法
プロプラン以上では、ユーザーの回答内容を、スプレッドシートに自動で反映させることが可能です。
スタートプラン等では、回答内容はLステップの「管理画面」で確認するか「CSVファイル」でダウンロードします。
スプレッドシートとの連携は、回答フォーム作成画面にある「Googleスプレッドシート連携」にチェックを入れて保存するだけでOKです。
スプレッドシートを利用するアカウントでログインすると、連携が完了します。
Lステップでアンケートを作る4つのメリット
Lステップのアンケートを使うメリットは、大きく分けて4つあります。どれも非常に強力なので、使わない手はありません。
- 配信に役立つ情報を収集できる
- アンケートの回答内容に応じて配信内容を分岐できる
- アンケート以外の情報とも連携できる
- アンケート自体をエンタメ化できる
なぜアンケートを使うのか、その本質を理解した上でLステップを運用すれば中身は更に洗練されたものになるはずなので、順に解説していきます。
1:配信に役立つ情報を収集できる
当たり前のことですが、アンケートをすれば必要な情報をピンポイントに聞き出せます。他の方法では、的を絞って情報を聞き出すことは結構難しいはず。
さらにLステップなら収集した情報の保存もできて、さらに配信内容に反映もできます。
- 情報の発信
- 情報の収集
- 情報の保存
この3つが全てLステップ1つで完結します。
仮にLステップを使わない場合、紙のアンケートや別でサーバーを立てて顧客情報を保存など、非常に工数がかかるでしょう。
貴重な情報源を手軽に入手できるのは、アンケートの大きなメリットです。
2:アンケートの回答に応じて配信内容を分岐できる
Lステップでは、保存したアンケートの回答内容に応じて配信内容を分岐(セグメント配信)できます。
例えばプログラミングの求人を配信する場合、初心者向けの案件から上級者向けの案件まで様々です。
事前にアンケートで経験年数を聞いておけば、未経験の方に上級者向けの求人を送らない設定ができます。
- 興味のない配信が無くなり読者満足度UP
- 無駄な配信を削り配信コストをカット
読者側と配信側、どちらにもメリットがあるので完全にwin-winです。もちろん住所や年齢などでも絞り込みができるので、事前に設定すれば無限に分岐します。
シナリオやテンプレート毎に画像のような配信の「条件設定」ができるので、当てはまる相手にのみ情報を届けられます。
3:アンケート以外のデータとも連携できる
Lステップではアンケート以外にもデータを取れる部分は豊富にあります。よく使われるデータは、以下の4つです。
- 流入経路
- リンクのクリック率
- ブロックのタイミング
- 反応の速さ
他にも多くの項目を細かくチェックが可能です。
国内9,200万人のLINEユーザーはバラバラの属性を持っていますが、これらのデータを複合的にチェックする「クロス分析」を行うと、メインターゲットを具体的に絞り込めます。
仮にYouTube流入の大半が男性だった場合、動画の内容を男性寄りにすれば友だち登録者数UPが見込めます。
50代以上のブロック率が異様に高かったら、若者向けの文面を改善して離脱率を下げることも可能です。
データは集めるほど相乗効果を発揮するので、連携させて分析の精度を高めましょう。
4:アンケート自体をエンタメ化できる
読者の視点に立って考えると、アンケートに答えるのは面倒なことです。スルーされるだけならまだしも、適当に答えられてはデータが狂ってしまいます。
「アンケートにご協力ください」とひねりもなく言うと読者はやる気を削がれてしまうので、Lステップを使ってアンケートをエンタメ化して楽しませつつ答えてもらいましょう。
その例の1つが「フリーランスビジネス診断」です。アンケートを診断ゲーム化し、読者を楽しませるコンテンツに仕上げています。
内容はアンケートに近いのですが「あなたがどの職業に向いているか」という診断結果を出すことで、ゲーム性が高くなっています。
診断ゲームはTwitterでもたびたびトレンド入りする鉄板のネタです。正確な診断結果を求めて、正直に回答もしてくれます。
公式ラインにからすぐに始められるので、気になった方は触ってみてください。
【鉄板】Lステップのアンケートに答えてもらう3つのコツ
読者は面倒を嫌う生き物なので、ただアンケートを作るだけではいけません。答えたくなるような魅力を兼ね備えてこそ、良いアンケートと言えます。
そのために守るべき3つのコツがあるので、しっかりチェックしてください。
- 登録直後にアンケートを行う
- アンケートを診断ゲームにする
- アンケートに回答特典をつける
すべて重要なテクニックなので、順に解説していきます。
1:登録直後にアンケートを行う
アンケートは必ず友だち登録と同時に送ってください。登録直後が読者のモチベーションのピークです。
たった1週間後でも配信を追いかけてくれる人は中々いないので、時間が立つ毎に「アンケートに答える」というハードルを超えてもらうのが困難になります。
アンケートの前に伝えたい情報があったとしても、グッとこらえて最初にぶつけます。
「アンケートに答えるのは基本的にめんどくさい」という考えを忘れてはいけません。読者のやる気が高いうちに、情報を極力吸い上げておきましょう。
2:アンケートを診断ゲームにする
アンケートをアンケートと思わせないのも、回答率を上げるのには重要です。その手段の1つが、アンケートの診断ゲーム化になります。
質問は従来通りで、回答内容に対応した診断結果をいくつか用意するだけなので意外と簡単です。
診断ゲームづくりに必要なものは以下の2つ。
- 診断結果と表示する画像(文章でも可)
- セグメント配信設定
また、診断ゲームはコンテンツとして紹介できるので、売り出し文句に使えるのもポイントです。
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このように、かなり差別化ができます。流入数にも良い影響があるので、積極的に診断ゲーム化してみてください。
3:アンケートに回答特典をつける
シンプルな方法ですが、それゆえに特典は強力です。配信内容に合った特典を提示して、回答のハードルを少しでも下げましょう。
さらに「1分で終わる」などの文句で補強するのも大切です。
「回答者限定」という形が特別感を出しているので、特典に迷うのであればその後のステップ配信自体を限定特典という形にしても構いません。
もちろん豪華であるほど読者は満足するので、できるだけ良いものを準備しましょう。
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