「フリーランスが増加しているって本当?」
「今後フリーランスが増加したらどのような行動を取るべき?」
「将来性が明るいのはどんな仕事?」
など、疑問を持っていませんか?
自由な働き方に憧れ、フリーランスへの転身を検討する方は多くいます。ところが「フリーランスが増加している」という現状を聞いて、独立してもいいか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
確かにフリーランスは年々増加し、分野によってはさらなる需要の高まりが見込まれています。
そのため勢いで独立するのではなく、しっかりと作戦を考えることが大切です。
そこでこの記事では、フリーランスについて以下のことを解説していきます。
- フリーランスが増加した理由
- フリーランスの増加を後押しする各企業の取り組み
- 生き抜くために必要なスキル
- 需要が見込めるジャンル
市場の実態をよく知った上でフリーランスになろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
【結論】フリーランスは増加傾向!
繰り返しになりますが、フリーランスの人口は年々増加しています。
クラウドソーシング大手のランサーズが行なった調査によると、フリーランスは2020年時点でおよそ1,034万人いることが分かりました。
(参考:ランサーズ「フリーランス実態調査2020」)
これは、5年間で100万人以上増えているという形です。
特に50歳以下の比較的若いフリーランスが増加しています。
今後ともフリーランスの需要は高まり、人数が増加していくことが考えられます。
フリーランスが増加した5つの理由
フリーランスが近年増加し続けているのには、5つの理由があります。
- 副業が解禁された
- 在宅勤務が定着してきた
- 仕事を探す方法が増えた
- 仕事を探す方法が増えた
- 企業にもメリットがある
それぞれの原因が重なり合い、今後も継続的にフリーランスの需要が高まることが予想されます。
詳しい理由を確認しておきましょう!
【フリーランスの増加理由1】副業が解禁された
厚生労働省による副業解禁の動きで、隙間時間に働く副業フリーランスが増加しました。
また、副業の経験を生かして専業フリーランスに転向する方が増えています。
人手不足の解消や国民の生産性向上が、副業解禁の理由です。
例えば「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を制定したり、就業規則の手本となる「モデル就業規則」から副業禁止の文言が削除されたりして、厚生労働省は副業を進めています。
実際に、ソフトバンクなどの多くの企業が副業を推進。
公務員は副業が限られますが、多くの会社で副業が認めらる結果になりました。
【フリーランスの増加理由2】在宅勤務が定着してきた
在宅勤務の定着が、フリーランスの増加を後押ししています。
昔に比べると、在宅勤務を始めとするオフィスへの常駐にとらわれない働き方の認知度が高まったからです。
- 地方にいながら稼ぎたい
- 子育てのために在宅で働きたい
- 介護で家を離れられない
など、在宅ワークはさまざまな働き方に対応します。
特にフリーランスは組織に所属せず1人で働く人が多いため、在宅勤務との相性が抜群です。
【フリーランスの増加理由3】仕事を探す方法が増えた
仕事を探す方法が増え、フリーランスとして稼げる環境が整いました。
一昔前までのフリーランスは、人脈を頼って仕事を紹介してもらうという営業方法が主流でした。
しかし、仕事の探し方が多様化したことで、人脈のない新規参入者でもフリーランスとして成功しやすくなりました。
特にクラウドソーシングやの浸透がフリーランスの増加へ影響を与えています。
フリーランスになっても比較的簡単に仕事は見つけられると多くの人が気づき、フリーランスへの参入障壁を下げることに繋がっています。
【フリーランスの増加理由4】企業にもメリットがある
フリーランスとの業務委託契約は企業側にもメリットを与えるため、フリーランスが増加する原因になっています。
例えば、企業側が感じるのは次のメリットです。
- 自社にないスキルを外部から補充できる
- 維持するための人件費がかからない
- 終身雇用しなくても良い
フリーランス側にも企業側にもメリットが生まれるため、今度ともフリーランスの増加が予想されます。
【フリーランスの増加理由5】アメリカを追いかけている
日本は特にIT分野でアメリカを追いかける形で成長しています。
そのため、フリーランスの人口が日本よりも多いアメリカを今後も参考にすれば、さらにフリーランスが増加することが予想されます。
アメリカの具体的なフリーランス人口は約5,700万人で、人口の35%が会社に頼ることなく稼いでいるのです。
対して日本のフリーランスは人口の15%程度。
かつて主流だった終身雇用制度が影を薄めるなどなど、少しづつアメリカの働き方に近づいている今、フリーランスの割合もアメリカを追って成長していくことでしょう。
フリーランスの増加を後押しする各企業の取り組み3選
フリーランスの増加は、フリーランス側の努力だけでは進みません。
実際に各企業がフリーランスの働く環境を支え、増加の手助けをしています。
こちらでは、実際にフリーランスとうまく付き合っている各企業の取り組み例を紹介します。
- 株式会社タニタ
- 吉本興業株式会社
- サイボウズ株式会社(Cybozu, Inc.)
それぞれ確認し、フリーランスとして仕事を探す際のヒントにしてみてくださいね。
【フリーランス増加への取り組み1】株式会社タニタ
株式会社タニタは体重計の開発や健康サポートで有名な会社です。
株式会社タニタでは、社員の一部をフリーランス化する「日本活性化プロジェクト」を行なっています。
フリーランスになることを希望する従業員と雇用契約を終了し、新たに業務委託契約を結ぶのです。
元従業員たちは会社の就業規則にとらわれず、他の企業との業務委託契約を増やすことが自由に認められています。
中には、フリーランス契約になって40%も収入がアップした人も。
フリーランスとして稼げるだけの高い能力があれば、株式会社タニタ以外でも十分に活躍できるでしょう。
(参考:PRESIDENT WOMAN)
【フリーランス増加への取り組み2】吉本興業株式会社
お笑いタレントのマネジメントや養成を行う吉本興業株式会社では、専属エージェント契約を導入しました。
今まで「所属芸人とマネジメント事務所」であった関係が「フリーランス芸人と提携先」に変化する制度です。
フリーランス芸人になると吉本による仕事の仲介を受けられるようになります。
あくまで吉本は取引先の1つになるので、自分の力で営業を行い取引先を増やしたり、事務所の許可を必要とせずに自由に仕事を受けたりできるのです。
吉本芸人という看板は背負えなくなりますが、ブレイクするためのアピールの場を拡大できる大きな魅力があるでしょう。
専属エージェント契約はお笑い業界のみならず、芸能界全体にとって新しい契約制度となりました。
(参考:笑まる。)
【フリーランス増加への取り組み3】サイボウズ株式会社(Cybozu, Inc.)
サイボウズ株式会社は、ビジネス向けのクラウドツールやソフトウェアを開発している会社です。
サイボウズ株式会社が行なっている特徴的な採用制度が「複業採用」です。
「100人いれば、100通りの働き方」を掲げ、副業可能な働き方を行う人材の新たな契約先として就業環境を提供しています。
- 別の会社で働きながら副業を行いたい人
- 複数の取引先を持つフリーランス
- 地方を拠点に働きたい人
など、あらゆる人が「複業採用」の対象です。
副業希望者やフリーランスに新たな働き方を提案する、画期的な取り組みですね。
(参考:サイボウズ 採用情報)
フリーランスが増加する中で必要な5つのスキル
国主導の働き方改革や各企業の取り組みにより。フリーランスは増加しています。
今後もフリーランスの増加が見込まれる中で、確実に生き残るために必要な5つのスキルを紹介します。
- 営業力
- コミュニケーション力
- 専門性
- マネジメント力
- 人脈
それぞれ確認し、自分に足りないスキルがあれば補う努力を始めましょう。
【フリーランスに必要なスキル1】営業力
フリーランスは仕事を得るための営業力が必須です。
なぜなら、仕事を獲得するために自ら動かなければ、他のフリーランスが採用されてしまうからです。
今後フリーランスが増加するとなると、より営業力が重要になるでしょう。
例えば、最低でも以下の営業力を身につける必要があります。
- 提案する力
- 単価交渉
- 契約条件が妥当か見抜く力
- リサーチスキル
受け身な体制では増加していくフリーランスの中で埋もれ、仕事を勝ち取れません。
【フリーランスに必要なスキル2】コミュニケーション力
組織に属さないフリーランスでも、コミュニケーション能力は必要です。
なぜならクライアント目線で考えると、コミュニケーションがきちんとできるフリーランスの方が信頼を感じられるからです。
- 挨拶をする
- わからないことは質問する
- 報連相を徹底する
など、基本的なコミュニケーションが取れないフリーランスは少なからず存在します。
「顔が見えないのだから適当でいいや」と軽く考えるのはNGです。
フリーランスが増えていく中でソフト面でのスキルアップし、クライアントと良好な関係を築きましょう。
【フリーランスに必要なスキル3】専門性
フリーランスとしての市場価値を高めるため、専門性があると安心です。
なぜなら、専門性が高い人材は以外と少なく、クライアントからのニーズが増えるからです。
専門性で他のフリーランスとの差別がができると、クライアントからの指名や高い報酬が期待できるでしょう。
本やスクールなど、専門性を高める方法はいくつかあります。
空いた時間に自分のペースでスキルアップするなら、オンライン講座を活用するのがおすすめ。
分かりやすい動画教材で、効率よく勉強を進められるからです。
専門的な知識と技術を身につけ、増え続けるフリーランスの中で確実な地位を作りましょう。
【フリーランスに必要なスキル4】マネジメント力
フリーランス初心者を卒業したら、マネジメント力を意識して身につけましょう。
数いるフリーランスの中で、マネジメントの立場を担える存在は少ないからです。
上流工程の仕事ができるようになった方が、仕事も収入も安定するでしょう。
- メンバー育成
- スケジュール管理
- 関係者とのやり取り
といった、現場を取り仕切るマネジメント力を鍛えます。
クライアントの要望を聞き取り現場を円滑に回せるようになれば、報酬だけでなく仕事のやりがいも増えますよ。
【フリーランスに必要なスキル5】人脈
フリーランス同士の付き合いに限らず、人脈を作りましょう。
孤独になりがちなフリーランスが、刺激を与えあったり情報交換を行うためです。
有能な人材と出会えれば、新たなビジネスチャンスが生まる可能性があります。
- 勉強会
- オンラインサロン
- SNS
など、リアルの世界に限らずインターネットも活用しながら人脈を広げましょう。
増加していくフリーランスは、必ず全員が敵という訳ではありません。
悩みを共有したり助け合いながら、フリーランスならではの交友を作っていきましょう。
需要の増加が見込める4つの仕事ジャンル
フリーランスとして生き残るには、仕事ジャンルを慎重に選ぶことが重要です。
なぜなら、分野によっては仕事が少なかったり報酬が低かったりするからです。
こちらでは、需要の増加が見込める仕事ジャンルを4つ紹介します。
- エンジニア
- 動画編集
- Webライター
- デザイナー
それぞれ特徴を確認し、自分に合った仕事を探しましょう。
【需要が増加するジャンル1】エンジニア
エンジニアは、プログラミング言語を使ってシステムの開発や設計を行う仕事です。
インターネットやAIの更なる発展に合わせ、今後も人材が必要になると見込まれています。
仕事によっては、常駐型案件で固定給を得られるのがメリットです。
エンジニアの種類は、開発の分野によって細分化されています。
取り扱える言語や、興味のある分野によってどのようなエンジニアを目指すべきか決めましょう。
【需要が増加するジャンル2】動画編集
動画編集者は、クライアントの希望に沿って素材を編集する仕事です。
素材の切り貼りやテロップ入れ、効果音の挿入などが基本の作業です。
5G時代に向け広告の場が動画に移っていることから、動画編集者の更なる伸びが期待できます。
個人のYouTuberから企業まで、幅広いクライアントから仕事を得られるでしょう。
【需要が増加するジャンル3】Webライター
Webライターは、インターネットに公開するための文章コンテンツを執筆する仕事です。
ユーザーファーストなコンテンツ作りが、まだAIでサポートできる内容ではないため今後とも需要の高さが予想されます。
AIによる文章作成はまだまだ課題が多く、状況に合わせて文章が書けるWebライターはこれからも必要です。
初心者でも取り組める案件が豊富に見つかりますよ。
【需要が増加するジャンル4】デザイナー
デザイナーは、クライアントの要望に合わせたデザインを考え、提供する仕事です。
Webデザイナーやグラフィックデザイナーなで、目的に合わせた様々なデザイナーが存在します。
センスや色彩といった感覚的な部分はまだAIでとってかわれないため、デザイナーはこれからも必要な職業です。
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