「エバーグリーンマーケティングってなに?」
「どんなときにエバーグリーンマーケティングを使えばいいの?」
「エバーグリーンマーケティングを実施する際の手順を知りたい」
こんな悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか。
エバーグリーンマーケティングとは、商品・サービスが自動で売れ続ける仕組みを構築することです。
一度仕組みを作ってしまえば、コンテンツの修正や更新にかかる工数を削減できます。年間を通して販売している商品・サービスを売りたいときに向いている手法です。
しかし、エバーグリーンマーケティングで商品が売れ続ける仕組みを作るには、きちんとした手順を踏む必要があります。そこで本記事では、エバーグリーンマーケティングについて以下の内容を解説します。
- エバーグリーンマーケティングの概要
- メリット・デメリット
- 売上を上げるためのステップ
エバーグリーンマーケティングによって、自社の商品・サービスの売上アップを図りたい方は、ぜひ参考にしてください。
エバーグリーンマーケティングとは自動で売れ続ける仕組みを作ること
エバーグリーンマーケティングとは、長い間集客や販売に貢献してくれる仕組みを作ることです。
エバーグリーンとは「常緑樹」を意味する言葉です。「不朽の」や「時が経っても衰えない」といった意味で、用いられることもあります。
エバーグリーンマーケティングは、短期的ではなく長期的に商品・サービスを売ることを目指して実施される手法です。エバーグリーンマーケティングが成功すれば、継続的に売上が発生するようになります。
売れ続ける仕組みを構築できれば、コストや手間を最小限に抑えながら、商品販売の自動化が可能です。コストや手間を軽減できるため、企業だけでなく、個人でも継続的な売上獲得を実現できるでしょう。
エバーグリーンマーケティングを行う4つのメリット
ここでは、エバーグリーンマーケティングを行うメリットを4つ紹介します。
- 長期的に集客ができる
- コンテンツの修正や更新の負担を軽減できる
- 利益率が高い
- 潜在顧客にアプローチできる
エバーグリーンマーケティングを実施する前に、メリットを把握しておきましょう。
1. 長期的に集客ができる
エバーグリーンマーケティングを行うことで、長期的な集客が期待できます。一度仕組みを構築すれば、常に商品・サービスを紹介・販売している状態を作れるためです。
年間を通して需要のある商品・サービスを売るためにエバーグリーンマーケティングを実施すれば、年中売上が上がる状態を維持できる可能性があります。エバーグリーンマーケティングを行えば、長期的に集客できるだけでなく、売上維持・向上も期待できます。
2. コンテンツの修正や更新の負担を軽減できる
エバーグリーンマーケティングを行い、一度売れ続ける仕組みを作ってしまえば、コンテンツの修正や更新の手間を軽減可能です。移り変わりの激しいトレンド商品や季節限定商品を扱わなければ、最新情報を更新する手間が減ります。
修正や更新の手間がなくなった時間を、商品開発や新たなマーケティング施策の考案など、他の業務にあてられます。訪問者の動きなどを分析して課題が見つかった場合は、コンテンツ内容の修正が必要になりますが、大幅な修正は比較的避けやすい手法です。
3. 利益率が高い
エバーグリーンマーケティングで販売した商品は、利益率が高くなる傾向にあります。
商品が売れると、リピーターから再度買ってもらえる可能性が高いためです。特に、なくなったら再度購入する必要がある消耗品を売る際には、効果的に働くでしょう。
また、基本的に1人で仕組み化が可能なため、外注費や人件費も少なく済む場合が多いです。余計なコストがかからないところも、利益率が高い理由です。
4. 潜在顧客にアプローチできる
エバーグリーンマーケティングの活用で、商品・サービスのことをよく知らない潜在顧客にもアプローチできます。構築した仕組みの中で、有益で正確な情報発信を続けていると、ユーザーからの信頼性がアップするためです。
最初は購入するつもりがなかった顧客が、自社の商品・サービスに興味を持ってくれる可能性が高まります。コンテンツの中で教育ができるため、潜在顧客から見込み顧客になってくれる人数を増やせるでしょう。
エバーグリーンマーケティングで商品売る2つのデメリット
ここでは、エバーグリーンマーケティングで商品を売る際の2つのデメリットを解説します。
- 短期的な売上向上は見込めない
- トレンドや季節に左右される商品には向いていない
これからエバーグリーンマーケティングを実施する場合は、デメリットも把握しておくことが重要です。商品やサービスを効果的に販売したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 短期的な売上向上は見込めない
短期間で売上を上げたい場合には、エバーグリーンマーケティングは向いていません。
エバーグリーンマーケティングは、あくまで長期的な目線で販売を行う手法です。商品ページを作成したり、ウェビナーを用意したりと、仕組みを構築するまでに時間がかかります。
また顧客の反応を分析しながら、コンテンツのテストを行い、必要に応じて改善します。商品販売の自動化が実現できるのは、きちんと仕組みが整ってからです。
短期間で売上を上げたいなら、エバーグリーンマーケティングの実施は避けたほうがよいでしょう。
2. トレンドや季節に左右される商品には向いていない
トレンドや季節に左右される商品の販売にも、エバーグリーンマーケティングは向いていません。エバーグリーンマーケティングの目的は、売れ続ける仕組みを作ることです。
トレンドや季節に左右される商品は、期間限定で需要が高くなるため、継続的に売上を獲得するのは難しいためです。商品が常に売れ続ける仕組みを構築するには、1年を通して購入される商品・サービスを選択する必要があります。
トレンドや季節限定の商品を選択すると、コンテンツの大幅な修正が必要です。エバーグリーンマーケティングの目的である、自動化で売れ続ける仕組みの構築は難しくなるでしょう。
エバーグリーンマーケティングで売上を上げるための7ステップ
ここでは、エバーグリーンマーケティングで売上を上げるためのステップを7つに分けて解説します。
- 販売する商品を決める
- 商品ページ作る
- ウェビナーを用意する
- ウェビナーのオプトインページを作る
- エバーグリーンのシナリオを作る
- トラフィックを集める
- テスト・改善を繰り返す
手順通り進めれば、商品・サービスが自動で売れ続ける状態を作れます。ぜひ参考にしてください。
1. 販売する商品を決める
まずは、どのような自社の商品・サービスを販売したいかを決めましょう。エバーグリーンマーケティングに適している商品には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 買い切り型
- 継続型
エバーグリーンマーケティングを実施する際は、1年を通して需要のある商品を選択しましょう。長期的に販売できる商品を選択することで、自動で売れ続ける仕組みが効果的に働きます。
2. 商品販売ページを作る
売りたい商品が決まったら、販売ページに商品のセールスレター原稿を作成しましょう。セールスレターには、商品の紹介以外に以下のような内容を盛り込むことが大切です。
- 特典内容
- 保証内容
- 規約
- 補足事項
細かい説明を記載していれば、顧客が納得した上で商品・サービスを購入してくれる可能性が高まります。商品の簡単な説明だけで、すぐに買ってくれる顧客もいるため、購入の背中を押す内容を記載しましょう。
3. ウェビナーを用意する
販売ページを作ったら、ウェビナーの中身を作成します。ウェビナーとは、Web上で動画を使ってセミナーを行うことを指します。ウェビナーを作成する目的は以下の3つです。
- ユーザーとの信頼関係の構築
- コンテンツの提供
- 商品の販売
ウェビナーの開催は、最終的に顧客を商品の購入まで導くことが目標です。したがって、ユーザーに「このウェビナーを受けてみたい」と思える内容にする必要があります。
例えば、ウェビナーを視聴することで得られる特典を追加したり、開催者の実績を盛り込んだりなどの工夫を行いましょう。ユーザーがウェビナーに価値を感じ、信頼性がアップすれば、購入率アップにつながります。
4. ウェビナーのオプトインページを作る
シナリオの作成が終わったら、ウェビナーのオプトインページを作りましょう。
オプトインページとは、ウェビナーの視聴やメルマガに登録してもらうための縦に長いWebページのことです。オプトインページで、ウェビナーの視聴やメルマガ登録の無料オファーを実施します。
しかし、そもそもオプトインページを読んでもらえなければ、ウェビナーを視聴してもらえません。ウェビナーのオプトインページのタイトルで、見込み顧客の関心を惹きつけることが大切です。
ウェビナーやメルマガで有益な情報が得られることを、オプトインページでわかりやすく伝えましょう。
5. エバーグリーンのシナリオを作る
ウェビナーのオプトインページが完成したら、ステップメールでエバーグリーンのシナリオを作成しましょう。ステップメール通して、ウェビナーの視聴やセールスの案内を顧客に届けます。
見込み顧客のニーズに合わせた有益な情報を記載することが大切です。ステップメールを通して、ユーザと継続的にコミュニケーションを取り、信頼関係の構築につなげます。
ステップメールは以下のタイミングで配信する内容をそれぞれ作成しておきましょう。
- ウェビナー開催前
- ウェビナー開催当日
- ウェビナー終了後
有益な情報と一緒に、特典をつけるのもおすすめです。
6. トラフィックを集める
商品・サービスを販売するためには、トラフィック(販売ページへのアクセス)を集めて、購入者のリストを獲得する必要があります。
SNS広告やブログなど、トラフィックを集める方法はさまざまです。エバーグリーンマーケティングを活用して、効率的にトラフィックを獲得するなら、Web広告の活用をおすすめします。
広告費はかかりますが、効率的に見込み顧客のリストを集められます。しかし、運用方法を間違えてしまうと、費用に見合った効果が得られなかったという状況になりかねません。
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7. テスト・改善を繰り返す
販売ページにアクセスを集めることができたら、顧客の反応を分析して、テスト・改善を繰り返しましょう。コンテンツの大幅な更新や修正をする必要はありません。しかし、以下の箇所など、細かい変更は必要に応じて行うのがおすすめです。
- ウェビナーやメルマガのタイトル
- 写真やイメージ画像
- ステップメールを送る時間
細かいところのテスト・改善を繰り返すことで、商品・サービスを購入してくれる顧客の増加が期待できるでしょう。
自動で商品が売れ続ける仕組みを構築するには時間がかかります。根気強くテスト・改善を繰り返すことが大切です。
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