「会員制サイトにVimeo(ヴィメオ)の動画を埋め込みたい」
「Vimeoを使うメリットやデメリットはなに?」
「YouTubeとVimeoの違いを詳しく知りたい」
と考えている人も多いのではないでしょうか。
Vimeoは使い勝手の良い動画共有サービスなので、ぜひ自分のサイトでも活用していきたいですよね。
この記事では、会員制サイトなどで動画教材を限定配信したい人に向けて、Vimeoの動画を埋め込む方法を紹介します。
さらにYouTubeではなくVimeoを利用するメリットやデメリットについても紹介するので、これからVimeoの導入を検討している方は、ぜひ最後までご確認ください。
Vimeoとは:動画を共有できるサービス

Vimeoは、自分の制作した動画をアップロードし、他のユーザーと共有ができます。YouTubeとは異なり、広告がないのが大きな特徴で、高品質な動画コンテンツの共有に特化しています。
また、プライバシー設定が充実しており、公開範囲を細かく設定できるため、特定の相手にだけ動画を見せたい場合にも便利です。
有料プランでは、より多くのストレージ容量、高度な分析ツール、ライブストリーミング機能など、ビジネスやクリエイティブ活動に役立つ機能が提供されています。
シンプルなインターフェースと、クリエイターコミュニティを重視する姿勢もVimeoの魅力です。
Vimeoを利用する際に押さえておきたい危険性

Vimeoは安全性の高いサービスですが、利用する上では、以下の危険性を理解しておく必要があります。
- 不正アクセス
- データ漏洩
- アカウント乗っ取り
不正アクセスをされてしまうと、動画コンテンツが勝手に削除・改ざん、意図しない公開といった被害を受けてしまいます。
パスワードの使い回しなどによってパスワードが漏洩することが主な原因です。しかし、これらのリスクはVimeoに限らず、あらゆるオンラインサービスに共通するものです。
重要なのは、ユーザー自身がセキュリティ意識を高く持ち、適切な対策を講じることです。対策の具体的な解説については、次の「Vimeoの危険性を下げる4つの方法」を参考にしてください。
Vimeoの危険性を下げる4つの方法

Vimeoの危険性を下げる4つの方法を4つ紹介します。
安心してサービスを利用するために、ぜひ参考にしてみてください。
強力なパスワードの使用
Vimeoの危険性を軽減するためには、強力なパスワードを使用することが第一です。パスワードが脆弱だと不正アクセスのリスクが飛躍的に上がってしまいます。
強力なパスワードとは、以下の要素を組み合わせたものです。
- 最低8文字以上
- 大文字と小文字の組み合わせ
- 数字の組み合わせ
- 記号の組み合わせ
さらに重要なのは、他のオンラインサービスで使い回しているパスワードを使用しないことです。
もし他のサービスでパスワードが漏洩した場合、同じパスワードを使っているVimeoアカウントも危険にさらされてしまいます。
パスワード管理ツールなどを活用し、各サービスでユニークで複雑なパスワードを設定することをおすすめします。
二要素認証
二要素認証は、Vimeoのセキュリティを強化する上で、非常に有効な手段です。パスワードによる認証に加えて、もうひとつの認証要素を要求することで、不正アクセスを防ぐ仕組みです。
Vimeoでは、主に以下の2つの方法で二要素認証を設定できます。
- 認証システムアプリを使用する
- Eメール認証を使用する
万が一、パスワードが第三者に知られてしまったとしても、二要素認証を設定していれば、セキュリティコードがなければログインできません。
Vimeoの「セキュリティ設定」から簡単に有効にできるので、設定しておくと安心です。
公開範囲やパスワードの設定
Vimeoでは、アップロードした動画の「公開範囲」や、動画個別の「パスワード設定」を設定できます。動画の公開範囲は、以下の選択肢から選べます。
公開範囲 | 機能 |
一般公開 | ・誰でも視聴可能で、検索エンジンにも表示される |
限定公開 | ・URLを知っている人だけが視聴できる ・検索エンジンには表示されない |
パスワード | ・パスワードを知っている人だけが視聴できる ・有料プランで利用可能 |
Vimeoで非表示 | ・Vimeoでは非表示にし、埋め込み先のみ再生できる ・有料プランで利用可能 |
プライベート | ・自分とチームメンバーのみが視聴できる |
機密性の高い動画や、特定のメンバーにのみ共有したい動画は「パスワード」を設定します。「プライベート」や「限定公開」にすることで、不特定多数からのアクセスを防げます。
パスワードを設定した場合は、そのパスワードを安全な方法で共有することも重要です。
Vimeo OTTを使用する
Vimeoの提供する「Vimeo OTT (Over-The-Top)」は、通常のVimeoプランよりも高度なセキュリティ機能とコンテンツ保護に特化した有料サービスです。
企業やクリエイターが独自の動画配信プラットフォームを構築し、コンテンツを販売・配信するために必要なサービスです。
通常のVimeoプランでは難しい、より詳細なユーザー認証や、特定のデバイス、地域からのアクセス制限などが可能になります。
収益化を行う場合、Vimeo OTTはStripeなどの決済サービスと連携しており、クレジットカード情報などの機密データを保護できます。
Vimeo OTTを検討されている方は、「オンクラス」がおすすめです。日本のサービスで、使いやすく、セキュリティも高いですので、以下からチェックしてみてください。
会員制サイトでVimeoを利用するメリット5選

会員制サイトでVimeoを利用するメリットを5つ紹介します。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
1.特定のドメインに埋め込める
特定のドメインに動画を埋め込めるのは、Vimeo最大のメリットです。
会員制サイトのみに埋め込めるため、アクセスする特定の人にしか見られない状態にできます。
特定の人にしか見せない機能は、YouTubeの限定公開でもできますが、URLが流出すれば誰でも視聴できてしまうというセキュリティ上のデメリットがあります。
よって、会員制サイトに動画を埋め込めるVimeoの方がおすすめです。
2.カスタマイズできるためサイトの質が高まる
YouTubeでも画面の端に画像を入れたり、自作のロゴを表示したりとカスタマイズできます。
しかしVimeoでは、プレイヤーの色を変更したり、各種ボタンの表示もできたりと、より細部までこだわってカスタマイズできるため、クオリティの高い動画が作れるでしょう。
アクションボタンの設置以外にも、シークバーのカラーなども変更できるため、会員制サイトに合ったデザインにできます。
埋め込み動画のクオリティが高かったり、サイトとの統一感があったりすると、サイト自体の質も高まります。
さらに有料プランにすると、プレイヤー内のVimeoロゴを削除できるため、代わりに自社ブランドのロゴを表示させることも可能です。
3.広告がないためしっかり視聴してもらえる
Vimeoにはインストリーム広告やオーバーレイ広告がありません。そのため、広告に阻害されることなく動画を最後までしっかり見てもらえるでしょう。
YouTube動画では、著作権フリーのBGMなどを使用している場合、広告が自動的に挿入されるケースがあるため、集中して見てもらいにくいです。
広告の回数が多いと、そのまま離脱されてしまい、会員サイトの登録解除につながるケースもあるでしょう。
4.動画をスムーズに販売できる
Vimeoのオンデマンド機能を利用することで、自社でサイトや支払い方法などを用意しなくても、動画を販売、レンタルできます。
YouTubeでは、商用目的のコンテンツを配信すること自体が禁止されているため、Vimeoの大きなメリットと言えるでしょう。
販売手数料は10%、残りの90%は投稿者の収益になります。
動画の販売方法は、単一もしくはシリーズ物として選択し、タイトルと説明文をつけるだけです。
簡単に販売できるため、動画の視聴だけでなく、宣伝や営利目的、商用目的でのコンテンツ配信を行うたいという人には向いているでしょう。
5.高画質な動画を配信できる
Wi-Fiがない場所で画質が悪くなるYouTubeとは異なり、Vimeoは動画のダウンロードができるため、いつでも高画質な動画を視聴できます。
細かい画像や文字が多く表示される動画の場合、画質が悪ければ、見えないケースもあります。
いつでも高画質な動画を配信できる点は、Vimeoのメリットの1つです。
会員制サイトでVimeoを利用するデメリット5選

会員制サイトでVimeoを利用するデメリットを5つ紹介します。
購入してから後悔しないためにも、デメリットも理解しておきましょう。ぜひ参考にしてみてください。
1.Vimeoだけでは集客しにくい
Vimeoの市場は小さく、日本での知名度も低いため、バズを起こすのは難しいです。
2025年7月現在の利用者数は以下の通りです。
- Vimeo:約2億8700万人
- YouTube:約25.3億人
話題性を集めて、多くのユーザーへリーチしたい場合は、VimeoよりもYouTubeを利用するのがおすすめといえます。
一方、顧客や企業のファンを育成したい場合や、身内向けの研修動画などを作成したい場合は、Vimeoの方がおすすめです。
すでに自社のサービスや商品を知っているユーザーをターゲットにするのであれば、拡散性よりも動画の品質の高さにこだわるのが効果的といえるからです。
2.無料プランでの商用利用は規約違反になる
商用利用するなら、Starterプラン以上を利用することになります。
無料のプランで商用利用はできない規約になっているため、規約違反をした場合、多額の違約金を支払うリスクがあるため注意しましょう。
商用利用をするなら、有料プランを契約する必要があります。有料プランの料金については以下の表を参考にしてください。
プラン名 | 月額 | ストレージ |
Starter | 月間プラン:2,000円 年間プラン:1,200円 | 250GB |
Standerd | 月間プラン:6,041円 年間プラン:3,625円 | 1TB |
Advanced | 月間プラン:10,610円 年間プラン:6,346円 | 5TB |
Enterprise | 要問い合わせ | 7TB |
3.広告による収益化はできない
Vimeoには広告がつけられません。よってYouTubeのように広告収入を得られない点も、人によってはデメリットに感じるでしょう。
広告で収入を増やしたい場合は、YouTubeで配信をするしかありません。
とはいえYouTubeでもチャンネル登録者1,000名・総再生時間4,000時間が必要なので、根気よく動画作成を行う必要があります。
4.日本語対応が不十分
Vimeoはアメリカで設立されたサービスであるため、サポート体制やヘルプドキュメントは日本語での対応は不十分です。
また、一部の機能や設定に関する説明が、直訳的で日本のユーザーには分かりにくい表現になっている場合があります。
問題発生時の迅速な対応求める方、英語が苦手な方は使いにくいと感じることもあるでしょう。
5.アカウントの凍結や動画削除のリスクがある
Vimeoには厳格な利用規約とコンテンツガイドラインがあります。ガイドラインに違反した場合、Vimeoの判断でアカウントが一時的または永久に凍結されたり、動画が削除されたりする可能性があります。
対象となるのは、無許可で第三者の著作物を使用した場合、成人向け、暴力的または過激な表現などのコンテンツをアップした場合など。
Vimeoの利用規約やガイドラインを十分に理解し、遵守するようにしてください。
Vimeoの利用について、制限が多くて使いづらいと感じた方は「オンクラス」の利用をご検討ください!
満足度高いeラーニングシステムの構築が可能です。
会員制サイトを作るなら「オンクラス」がおすすめ!5つの理由を解説

気軽に動画を埋め込んで、快適に会員制サイトを運営したいという人は、オンクラスがおすすめです。
オンクラスでは、会員のサポートや通知、ログイン率の確認などが簡単にできるため、会員制サイトを作る際のストレスが大幅に軽減されます。
初心者の方でも気軽に利用できるため、ぜひ最後までチェックしてみてください。
1.簡単にサイトを構築できる
オンクラスには動画のアップロード機能があるため、Vimeoなどの配信サービスを利用する必要がありません。
さらに動画埋め込み機能があるため、YouTubeやVimeoの動画を作っていたとしても、簡単に埋め込めます。
動画だけでなく、音声やテキストの埋め込みもできるため、記事を用意して重要なポイントを強調できる点も大きなメリットです。
会員制サイトを簡単に作成でき、管理画面もわかりやすいため、扱いやすく、動画の準備も手軽に行えます。
2.受講生のログイン率から通知まで全てできる
オンクラスでは、会員のサポートや通知、ログイン率の確認などが簡単にできます。他にも以下の機能があり、多機能で使いやすいです。
- 感想の作成
- アンケート機能
- 理解度のテスト作成
- 学習計画の入力
- 複数の動画講座の作成
- 受講生のログイン管理
- 進捗管理
- モチベーションサポート
画面もシンプルで見やすく、直感的に操作できるため、会員制サイトを作る際のストレスが軽減されます。
Vimeo単体では難しい受講生の細やかなログイン管理や進捗管理機能は管理者にとっては重要なポイントです。不正なアカウント共有やコンテンツの流出リスクを低減する一助になるためです。
Vimeoで動画だけを用意するのではなく、会員制サイトも作りたいと考えている方は、ぜひオンクラスの利用を検討してみてください。
3.無料プランで手軽に始められる
Vimeoの有料プランに登録するのであれば、まずは無料でオンクラスから始めてみるのもおすすめです。
オンクラスには、有料コースとほぼ同じ機能が扱える期間無制限の無料プランが存在します。
オンクラスのプランは、以下の選択肢から選べます。
プラン名 | 料金 |
フリー | 0円 |
ビギナー | 4,980円 |
プロ | 14,800円 |
スペシャル | 要問い合わせ(公式LINEより) |
クレジットカードの登録も必要なく、申し込み後はすぐに利用可能です。
「とりあえず会員制サイトを無料ですぐに始めてみたい」という人には、非常におすすめといえるでしょう。
4.サポートは日本語に対応している
Vimeoの場合、英語でのやり取りが求められたり、ヘルプドキュメントが日本語に完全に対応していなかったりと、言語の壁に困ることが少なくありません。
しかし、オンクラスは日本の企業が提供しているサービスであるため、このような心配はありません。
操作方法に関する疑問やトラブルが発生した際、チャットサポートや問い合わせフォームを通じて、日本語でやりとりができます。Vimeoでは対応していない、使い方のサポートも受けることも可能です。
日本語でのサポートは、細かなニュアンスの伝達や、緊急時の対応においては、Vimeoのような海外サービスと比較して安心材料になります。
5.外部プラットフォームとも連携できる
オンクラスが会員制サイト構築におすすめな理由として、「外部プラットフォームとの連携機能」が充実している点も挙げられます。
オンクラスは集客から決済、顧客管理、コミュニティ形成までを一元的に管理できる会員制サイトとして活用できます。
まず第一に、Stripeなどの主要な決済サービスと連携できるため、月額課金制の会員費や、有料コンテンツの販売がスムーズです。
次に、LINE公式アカウントやSlackといった日本でなじみのあるコミュニケーションツールと連携もできます。
オンクラスは費用のかからないフリープランから利用ができるため、使用感を確かめるためにも一度利用してみてください。