「Udemyの手数料は高い?」
「できるだけ手数料を抑える方法は?」
「効率的に稼ぐにはどうすれば良い?」
Udemyでオンライン講義を提供したくても、情報が少なく困っている方が多いのではないでしょうか。
特に手数料は稼ぎに直結するので、事前にしっかり確認しておきたいですよね。
実はUdemyの手数料は条件によってかなりの差があります。
販売ルートが変わるだけで手取りが半分以上減ることもあるので注意が必要です。
そこでこの記事では以下の内容を解説していきます。
- 手数料の詳細
- Udemyのメリット・デメリット
- 稼ぐコツ
オンライン講座を公開するプラットフォームに迷っている方、できるだけ手数料をかけることなく講座を開講したい方はぜひ確認してみてください!
目次
Udemyの手数料は販売ルートによって異なる
Udemyの手数料は、販売ルートによってかなり違いが生まれます。
手数料のパターンは次の4つです。
- 講師が自ら販売:4%
- Udemy内での通常販売:50%
- 広告経由の販売:75%
- Udemy for Business:おおよそ75%
こちらでは2万円のコースが10回購入されて20万円を売り上げた際の手数料を例に、手取りの金額を比較していきます。
手数料の違いを確認しておきましょう。
1.講師が自ら販売:4%
自ら売り上げを作った際は4%が手数料として引かれます。
「自ら」というのは、専用の招待リンクを発行してSNSやブログで宣伝し、集客に成功した場合のこと。
20万円の売り上げでは手取りが約19万円です。
元の金額から大きく引かれることなく、ほとんどの売り上げを手元に残せるでしょう。
Udemyの検索システムや広告を借りることなく自分で作った売り上げなので、大きく手数料が引かれることはありません。
2.Udemy内での通常販売:50%
Udemyの検索をきっかけに購入されたり、サイト内の特集から購入されたりすると、50%が手数料として引かれます。
20万円の売り上げでは手元に残るお金が10万円。
Udemyの影響力を借りる形での販売なので仕方ないとはいえ、半分も売り上げが減るのは大きな機会損失です。
さらにUdemyのアプリを経由した売り上げではアプリストアへの手数料として30%の手数料が上乗せされます。
アプリ経由で合計20万円の売り上げが発生すると、以下の計算式になります。
- 20万円 −(20万円 x 税10%)= 18万円
- 18万円 −(18万円 x 30%)= 12万6,000円
- 12万6,000円 x(12万6,000円 x 50%)= 6万3,000円
自ら販売した際と比較すると3分の1程度しか手元に残りません。
3.広告経由の販売:75%
Udemyがお金をかけて広告を出した場合、以下の3者で収益を分割します。
- Udemy
- 講師
- 広告の代理店やアフィリエイター
具体的な分配比率は公開されていませんが、売り上げから引かれる手数料は合計で75%です。
20万円の売り上げでは5万円(25%)の手取りと、自ら販売した際と比べるとかなり減ってしまいます。
手数料をなるべく抑えるためには広告プログラミングへの参加を断るよう事前に設定しておきましょう。
4.Udemy for Business:おおよそ75%
Udemy for Businessは定額で講義が見放題になる法人契約向けのサービスです。
こちらでは販売回数ではなく、視聴された合計時間で手数料が決まります。
差し引かれる手数料はおおよそ75%です。
なぜ「おおよそ」なのかというと、以下の式で手数料を計算しているからです。
- 動画の長さを設定した料金で割って1分あたりの料金を出す
- 1分あたりの料金に再生時間をかける
- そこに75%を掛けた分が手数料
合計2時間で料金2万円の講義が10回視聴されても、受講生が最初の3分しかみてくれなければ手取りは1,250円。
しかし、全員が最後まで講義をみてくれれば5万円と、同じ手数料でも受講生の視聴時間によって手取りは大きく変わります。
Udemyの手数料を節約するヒント
Udemyは販売経路によって手数料にバラつきがあります。
できる限り手元に残るお金を増やしたい方は、自分の力で外部から集客するのが重要です。
例えばSNSやブログでUdemyの講義を宣伝して売り上げを作れば、手数料を最小限に抑えられます。
招待リンクを発行し、外部のサイトなどから受講生をUdemyに誘導しましょう。
Udemyで講義を公開する5つのメリット
Udemyで講義を公開すると、次の5つのメリットが生まれます。
- 不労所得化できる
- スキルが上がる
- 受講生から感想が届く
- ライバルが少ない
- フィードバックを受けられる
それぞれ確認し、Udemyの利用を迷っている方は参考にしてみてください。
1.不労所得化できる
Udemy内で売り上げが発生すれば、不労所得を得られます。
なぜなら自分で宣伝をしなくてもUdemyの検索から販売のチャンスが生まれるからです。
自分で売り上げた際と比べると手数料がはかなり上がりますが、手間をかけることなく継続的に稼げるでしょう。
マーケティングのスキルがなくても半自動的に売り上げが発生しますよ。
しかし、Udemyで確実に売り上げが生まれる保証がなかったり、状況によってはセールでさらに手取りが減ったりするので注意が必要です。
2.スキルが上がる
Udemyでは講師として参加することでスキルアップが期待できます。
講義の形式が動画だからです。
テキストでの情報提供と違い話してアウトプットすることになるので、次のスキルの向上につながります。
- 論理的な説明力
- プレゼン力
- 魅力的な話し方
また、講義をさらに分かりやすくするために動画の編集スキルも身に付きます。
動画はこれから更なる伸びが見込まれている分野なので、編集スキルが今後役立つかもしれません。
3.受講生から感想が届く
Udemyでは受講生からの感想が届きます。
「どのような点が分かりやすかったか」「もっと工夫できる点はないか」といった意見を吸い上げれば、講義のブラッシュアップにつながるでしょう。
また、受講生からの感想はUdemy内で公開されます。
ポジティブな感想が多く掲載されていれば、受講を迷っている方の良い判断材料になるでしょう。
4.ライバルが少ない
Udemyはライバルが少ないプラットフォームです。
2015年に日本語版がリリースされたばかりの比較的新しいプラットフォームだからです。
Udemy内では講義を次の4段階に分けて検索できます。
- カテゴリ(大まかなジャンル)
- サブカテゴリ
- トピック(カテゴリをさらに小さく分けた小ジャンル)
- さらに詳しいトピック
選択肢の中からチェックを入れてカテゴリを絞り込んでいきます。
この流れ沿って検索条件を以下のように設定するとしましょう。
- カテゴリ:音楽
- 詳しいカテゴリ:音楽入門
- トピック:ピアノ
- 詳しいトピック:ピアノ和音
このように検索条件を決めると、日本語の講義は14個しか表示されません。
Udemyを始めたばかりの方でも、ジャンル選定をしっかり行えば十分に稼げるチャンスがあるでしょう。
5.フィードバックを受けられる
Udemyは講義動画にフィードバックを受け取れます。
運営にテストビデオを送ると、音質や話し方へのアドバイスをくれるのです。
テストビデオは無料で何度でも運営に送れます。
講義のでき映えに自信がない方は、Udemy方のアドバイスをぜひ活用しましょう。
Udemyのデメリット
Udemyは手数料さえ目をつむれば、メリットが多くオンライン講座の開講に向いているサービスです。
しかし日本語情報が少なく、攻略方法が分かりにくいというデメリットがあります。
まだ日本に上陸して間もないサービスなので利用者が少なく、公式サイト以外ではほとんど情報がまとまっていません。
2021年時点では、講師側で参加する人による解説記事がなかなか見つからないのが現状です。
記事を見つけたとしても個人の主観による見解がほとんどです。
そのため、Udemyのアルゴリズムなどを徹底的に攻略するには海外の情報を探すことも検討しなければなりません。
Udemyで稼ぐ5つのコツ
Udemyは販売ルートによって高い手数料が差し引かれるので、効率的に講義を販売していくことが重要です。
こちらではUdemyで稼ぐコツを5つ紹介します。
- タグを獲得する
- 音質を向上する
- ライバルの少ない領域を狙う
- 魅力的なプロモーションビデオを作る
- コースを充実させる
それぞれ確認し、売り上げアップに活かしてくださいね。
1.タグを獲得する
Udemyの検索で表示されるタグの獲得を目指しましょう。
どのコースを受講するか決める際、タグの内容を参考にするユーザがいるからです。
タグは全てのコースに適用されるわけではないので、表示されればライバルと差別化できますよ。
タグの種類は次の4つです。
- 話題の新着コース
- 新規
- ベストセラー
- 最高評価
タグの決定基準は公表されていませんが、受講生の満足度が関わると考えられています。
販売回数や受講生からのレビューでUdemyに講義の良さをアピールしましょう。
2.品質を向上する
Udemyでは講義を動画にまとめて公開しますが、品質が伴っていないと売り上げにつながりません。
動画を見た結果、受講生に品質が悪いと思われると、最後まで受講してもらえなかったりリピーターを得られなかったりするからです。
Udemyでは講義の品質として以下の3点が重要であると解説しています。
- 音質
- 画質
- 話し方
出来栄えが気になる場合は、Udemyにテストビデオを送ってフィードバックをもらいましょう。
改善すべき点を具体的に教えてくれるので、参考にすれば受講生の満足度を得る近道になりますよ。
3.ライバルの少ない領域を狙う
ライバルが少ないジャンルで講師になると、講義が検索結果の上位に表示されやすくなります。
ジャンルの競合性を確認するにはUdemyの「インサイト機能」が便利です。
検索ワードを入力すると、受講生からのニーズやライバルの数をグラフに表示し「高」「低」と攻略の難易度を教えてくれるのです。
ニーズの高さに対してライバルが少ないというジャンルを発見できれば、ライバルが少ない環境で講座を目立たせられるでしょう。
4.魅力的なプロモーションビデオを作る
Udemyではコースを紹介する「プロモーションビデオ」を受講を迷うユーザーに公開できます。
プロモーションビデオでコースの魅力を伝えられれば、販売につながりますよ。
例えば以下の内容をプロモーションビデオに含めると効果的です。
- 講義によって習得できるスキル
- 受講をおすすめする人
- カリキュラム
Udemyではプロモーションビデオを2〜3分でまとめることを推奨しています。
プロモーションビデオでユーザーに「金額に見合った価値がある」と感じさせましょう。
5.コースを充実させる
Udemyで公開できるコースの数には上限がありません。
そのため、コースの数を充実させたほうが検索でヒットしやすくなりますよ。
売れ行きの良いコースの関連講義や上級講義を作るのがおすすめです。
内容を縦横に充実させることで、受講生のニーズを取りこぼすことなく網羅的に講義を提供できるでしょう。
手数料をかけずに講義を開くなら「オンクラス」がおすすめ
Udemyは手数料が発生するため、販売ルートによっては手元に残る金額が大きく減ってしまいます。
販売数が増えるほど手数料による機会損失が膨らんでいくでしょう。
そのため、手数料式ではなく月額費用式で使えるプラットフォームの利用をおすすめします。
当ブログで運営している「オンクラス」では、月額料金式でオンライン講座の開講が可能です。
どんなに受講生が増えても月額料金以上のお金が発生することはありません。
「オンライン講座の開講を迷っているけどUdemyの手数料が気がかり…」という方はぜひオンクラスをご検討ください。
オンクラスであればUdemyのような動画講義の公開はもちろんのこと、受講生の進捗管理やモチベーションのフォローにまで対応しています。
無料コースもあるので、まずは使い勝手を確かめてみてくださいね。