「嫌いな上司のせいで、もう精神的に限界…」
「上司の言動で嫌な思いをしても、我慢するしかないのかな?」
「できることなら嫌いな上司と関わりたくない」
このような悩みを抱えていませんか?
嫌いな上司と関わる必要があり、出社がつらいと感じる人もいるでしょう。上司の言動に明らかな問題がある場合は、我慢していると限界を迎えてしまいます。
精神的に追い込まれる前に、対処することが重要です。しかし、自分よりも上の立場の人に言動を改めてもらうことは簡単ではありません。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
上司との関係に悩んでいる人は、ぜひ最後までお読みください。
嫌われる上司の特徴

ここでは、嫌われる上司の特徴を解説します。
適切に対処するには、上司が嫌いだと思う理由を知っておくことが重要です。順番に見ていきましょう。
1. パワハラをする
パワハラをする上司と関わると、精神的に疲弊してしまいます。上司が暴力を振るったり、威圧的な態度で暴言を吐いたりする場合は、パワハラと判断できます。
他にも以下のような言動がみられる場合は、パワハラにあたります。
- 無視をする
- 過度に仕事を与える
- 仕事を与えない
- 会議に参加させない
- 飲み会への参加を強要する
- 勤務時間外の対応を強要する
- 達成不可能なノルマを設定する
- プライベートについて執拗に詮索する
部下よりも上にある立場を利用して、精神的・身体的な苦痛を与える上司の場合は注意が必要です。
2. 時によって言動が変わる
時によって言動が変わる上司は、部下から嫌われやすいです。言動がコロコロと変わる人が上司だと、仕事が思うように進まないことがあります。
また、前もって上司に確認したにも関わらず、後日叱責されることもあります。仕事の進捗に影響を及ぼすだけでなく、精神的なダメージも受けるでしょう。
3. 仕事ができない
立場が上であっても、仕事ができない上司もいます。たとえば、以下のような上司は仕事ができないと感じやすいです。
- 指示があいまい
- 仕事の効率が悪い
- コミュニケーションが取れない
- 重要な決断ができない
- 責任から逃れようとする
仕事ができないのに指示ばかりする上司だと、関わりたくなくなるでしょう。
4. 自分勝手な振る舞いが多い
自分勝手な振る舞いが多い人が上司だと、部下は疲弊してしまいます。上司の言動によって、振り回されてしまうためです。
部下の意見を聞き入れず、自身の考えが正しいと思っている人もいます。効率が良い方法を提案したときに上司の許可が下りないと、実行できないケースもあるでしょう。
上司の自分勝手な振る舞いによって、部下のやる気は下がってしまいます。
5.人によって対応が異なる
関わる人によって対応が異なる上司も、部下からは嫌われやすいといえます。
中には、目上の人にはヘコヘコと頭を下げるのに、部下の前では急に高圧的な態度を取る人もいます。
同じようなミスをした部下に対して、お気に入りの部下には口頭での軽い注意で済ませ、ほかの部下には強く叱責するといった対応の違いが生じる場合も、部下は不満を持ちやすいでしょう。
上記のように、関わる相手によって態度を変える上司は、一部の部下からは好かれるものの、ほかの部下からは嫌われる可能性が高いといえます。
6.正当な評価ができない
会社員として収入アップを目指すのであれば、組織内で評価されるのが必須といえます。上司からの評価は給料に直結すると言っても過言ではありません。
評価基準が明確に定まっていない会社の場合、上司の中にはお気に入りの部下には高い評価をつけ、ほかの部下には厳しい評価をつける人もいます。
いくら会社に貢献しても見合った評価を受けられず、思うように給料アップにつながらないときに部下は上司のことを「嫌い」と思う可能性があります。
責任をとらない
問題が生じた場合、上司が部下に責任転嫁する場合も、嫌われるといえます。
たとえば、チームで進めているプロジェクトにおいて、上司が業務の進捗や部下のタスクを把握できず管理が不十分だったのが原因で遅延が生じたとします。
本来は上司の能力不足が問われる場面ですが、期限内にタスクを完了できなかった部下の責任にしたり、クライアントへの対応をすべて部下に任せるような上司の場合、部下からは嫌われるでしょう。
嫌いな上司が原因で限界を迎えないための対処法10選

ここでは、嫌いな上司が原因で限界を迎えないための対処法を紹介します。
今後のキャリアについての考えや上司の性格などによって、適切な対処法が異なります。複数紹介するので、効果が期待できる方法を選んでみてください。
1. 適度な距離感を保つ
嫌いな上司とは、適度な距離感を保ちましょう。距離を置くだけだと、業務に支障をきたすことがあるので要注意です。
上司の機嫌を損ねる可能性もあるので、必要な連絡や報告などは欠かさず行いますが、伝え方を工夫しましょう。
トラブルが生じた際や業務の完了報告については、上司に直接話す方がよいでしょう。急を要さない連絡や報告であればメールやチャットで済ますといった工夫で、話す機会を減らすとよいでしょう。
失礼だと思われないように、嫌いな上司だとしても敬意を払って接することが重要です。
まったく関わらないわけにはいかないため、必要最低限のコミュニケーションを心がけましょう。
2. 冷静な態度で対応する
上司が嫌いだとしても、冷静な態度で対応しましょう。感情的になると上司を刺激することになり、関係悪化を招きます。
また、悔しがったり悲しんだりする姿を見せると、嫌がらせが続いてしまうこともあります。感情的になっても状況は改善しないので、冷静に対応しましょう。
3. 圧倒的な成果を出す
よく口出しをする上司の言動に悩んでいるなら、圧倒的な成果を出すのがおすすめです。成果を出すことで、「部下にはずっと自分の下で働いてもらいたい」という気持ちが芽生え、上司の態度が緩和したり、嫌だなと感じる発言が減ったりする可能性があります。
達成感も得られ、会社からの評価も高まるでしょう。嫌いな上司を成長させてくれる存在と捉え、仕事に打ち込むのがおすすめです。
ただし、手柄を横取りする上司の場合は、どれほど成果を上げても状況は改善しません。成果を横取りされることが増えて、かえってストレスがたまる可能性があります。
成果が横取りされるなら、仕事に打ち込むほど心身ともに疲弊してしまいます。上司の性格を考え、成果を出した際に不利益を被らないか判断しましょう。
4. 気分転換をする
上司とうまくいかないときは、気分転換をするのもおすすめです。気分転換をすることで、上司に対するネガティブな感情が和らぐ可能性があります。
休日にお気に入りのカフェに行ったり、レジャーを楽しんだりして、リフレッシュしましょう。仕事終わりに、読書をしたり音楽を聴いたりするのもおすすめです。
ただし、上司の言動に明らかな問題がある場合は、気分転換をしても状況は改善しません。パワハラを受けていたり、休日にも干渉されたりするなら、他の方法で対処しましょう。
5. 上司に気持ちを伝える
限界を迎える前に、上司に気持ちを伝えてもよいでしょう。言動に問題があると、上司が気づいていないことがあります。
ストレスの原因になっている上司の言動を本人に伝えることで、状況が改善する場合があります。上司に素直に聞き入れてもらえれば、ストレスの原因を取り除けます。
感情的にならず、敬意を払いつつ思いを伝えるのがポイントです。ただし、プライドが高い上司の場合は、批判されたと思われて状況が悪化することがあります。
状況の悪化を招かないために、気持ちを伝える前に受け入れてもらえそうか考えましょう。
6. 人事や信頼できる人に相談する
直属の上司に問題がある場合は、限界を迎える前に人事や信頼できる他部署の上司に相談するのも手段の一つです。会社全体を不審に感じている場合は、労働基準監督署に相談してもよいでしょう。
現状を説明して上司に問題があると判断されれば、対応してもらえます。人事や相談先の人が正しい判断を下せるように、感情的にならずに事実のみを伝えましょう。
部下に対して不適切な言動を示す上司でも、人事や同じ立場の人から注意を受ければ態度を改める可能性があります。
人事や信頼できる人に伝えることで大事になることもありますが、限界を迎えるよりもよいでしょう。精神的に追い込まれる前に、対処することが重要です。
7. 外部機関に相談する
社内の人に相談できない場合は、外部機関を頼りましょう。上司だけでなく、会社自体が労働基準関係法令を守ろうとしないなら、労働基準監督署に相談するのがおすすめです。
残業代が支払われない、有給休暇を取得させてもらえないなどは、労働基準関係法令に違反します。ただし、労働基準関係法令と関連のない問題は、労働基準監督署に相談できません。
ハラスメントを受けているなら「みんなの人権110番」、メンタルの不調に悩んでいるなら「こころの耳」で相談できます。抱えている問題の内容によって相談先が異なるので、事前にリサーチしましょう。
8. 異動を希望する
上司と関わるストレスに耐えられないなら、異動を希望しましょう。異動すれば、上司と関わる必要がなくなります。
上司と距離を置くことで、ストレスの原因を取り除けます。異なる業務にあたることになるので、慎重に考えた上で異動願を提出しましょう。
異動が決定しても、すぐには他の部署に移れないこともあります。限界を感じ、上司と関わり続けるのが難しい状況なら、休暇を取得してリフレッシュする時間を作りましょう。
9. 転職する
上司に気持ちを伝えたり、人事や外部機関に相談したりしても状況が変わらないなら、転職を考えましょう。会社を辞めれば、嫌いな上司と関わる必要がなくなります。
我慢し続けて限界を迎えるよりは、転職する方がよいでしょう。特に、今の会社で定年まで働く気持ちがない人は、早めに行動するのがおすすめです。
資格やスキルが活かせる仕事でない場合は、転職活動を早く始めるほど有利です。嫌いな上司の言動に悩んでいる人は、今後のキャリアについて考えた上で、転職するかどうかを決定しましょう。
10. 独立する
独立すれば、嫌いな上司との関係を断ち切れます。ただし、独立するには準備が必要です。スキルを身につけずに退職すると、収入がない期間が長くなってしまいます。
上司が嫌いだからといって勢いで退職せずに、今後のことを考えた上で行動するのがおすすめです。自分の力で稼ぐ生き方に興味がある人は、人生逃げ切りサロンへの参加を検討してきてください。
人生逃げ切りサロンは、独立を目指す人をサポートしているオンラインサロンです。月額2,480円で、プログラミングやSNSマーケティングなど、10種類以上のスキルを学習できます。
個人の力で稼げるようになり、面倒な人間関係から解放されたい人にぴったりです。ぜひ詳細を確認してみてください。
嫌いな上司が原因で限界を迎えそうなときの3つのNG行動

嫌いな上司の言動によって限界を迎えそうでも、以下のような行動は控えるのがおすすめです。
状況の悪化を招くNG行動なので、ここでしっかり確認しておきましょう。
1.上司の悪口や愚痴をいう
上司のことが嫌いでも、悪口や愚痴をいうのは避けましょう。悪口や愚痴は自分自身の評価を下げるだけでなく、職場の人間関係を悪化させるリスクがあります。
雰囲気の悪い職場は、コミュニケーションを取りにくくなり、仕事へのモチベーションも下がるため、より働きにくい環境になります。
上司の悪口や愚痴をいいたくなっても、口外しないのが賢明な判断です。
2. 上司に反抗する
どんなに上司のことが嫌いでも、反抗するのは控えましょう。上司と対立することになり、状況が悪化してしまいます。
反抗する方法によっては、自身も処分の対象になることがあるので要注意です。上司に暴言を吐かれても、言い返さずに冷静に対応しましょう。
3. 上司を無視する
上司を無視すると、関係が悪化してしまいます。また、業務上の指示や連絡を受け入れないために業務が進まないといった悪影響をおよぼしかねません。職場の人にも迷惑がかかることがあるため注意が必要です。
辛さを感じる原因になるため、必要以上のコミュニケーションを取る必要はありませんが、嫌いな上司でも、必要最低限のコミュニケーションはとるようにしましょう。
4.上司に復讐や仕返しをする
上司に言動に不満があるからといって、復讐や仕返しを考えて実行するのは避けましょう。復讐や仕返しは感情を発散できても長期的な視点でとらえると不利益をもたらす可能性が高いです。
5. 我慢し続ける
上司の言動に問題がある場合は、我慢しないことが重要です。我慢し続けると心身ともに疲弊し、いつか限界を迎えてしまいます。
限界を迎える前に対処しないと、心を病んでしまうことがあるので注意が必要です。一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談しましょう。