オンラインスクールの作り方5ステップ!プラットフォームを利用するメリット・デメリット

「オンラインスクールはどうやって作るの?」
「プラットフォームを使おうか迷う…」
「どんな既存プラットフォームが知りたい!」

などと疑問に思っていませんか?

オンラインスクールを運営したいと思っても作り方やどんなプラットフォームを利用すればいいかわからないですよね。

そこでこの記事では、オンラインスクールの作り方とおすすめの既存プラットフォームについて解説します。

  • オンラインスクールの作り方
  • オンライン講座の配信方法
  • 既存プラットフォームのメリット・デメリット
  • おすすめの既存プラットフォーム

など、この記事を読めばオンラインスクールの作り方はの全体像が掴めるでしょう。これからオンラインスクールを作りたいと考えている方は、ぜひ記事をご覧ください!

オンラインスクールの作り方5ステップ

ここでは、オンラインスクールの作り方5ステップを紹介します。

  1. 機材をそろえる
  2. ターゲットを決める
  3. コンテンツを準備する
  4. プラットフォームを選定する
  5. 集客と販売を行う

順番に見ていきましょう。

1. 機材をそろえる

オンラインスクールを作る前に、パソコンやスマートフォンなど必要な道具を準備しましょう。

オンラインで授業を行うためには、最低限以下の機材が必要です。

  • パソコンもしくはスマートフォン
  • マイク
  • 照明機材

音声や映像を確実に届けるためには、マイクや照明機材は良質なものを選ぶことをおすすめします。性能が高いと、音の途切れやノイズを減らせて受講者のストレスが減り満足度向上につながるでしょう。

また、Wi-Fiの種類によっては、雨の影響を受けることがあります。ビデオ通話によるレッスンの場合は、中断されてしまう可能性があるため、安定したインターネット環境を整備することは必要不可欠と言えます。

2. ターゲットを決める

オンラインスクールの具体的なターゲットを決めましょう

ターゲットを具体的に設定することで、受講者に寄り添った内容の講座を制作しやすくなるため、質の高い学びが提供できます。ターゲットを決める際は、単純に大人向けや子ども向けといったカテゴリーではなく、具体的な人物像を設定することが有効です。

例えば、プログラミングスクールを検討している場合の、ターゲットの一例は以下の通りです。

  • 年齢:20代
  • 悩み:IT業界への転職を希望しているが、技術的なスキルが不足していると感じている
  • 講座を受講する目的:プログラミングスキルを身に付けて、IT業界へ転職したい
  • スクールに通う前の習熟度:初心者

可能であれば性格や金銭感覚など、漫画の主人公を考えるように細部まで設定してみましょう。細部まで具体的な人物像の設定ができると、ニーズに応じたカリキュラムを構築でき、受講者の満足度を高められます。

3. コンテンツを準備する

ターゲットが決まれば、教材作りに進みましょう。

オンラインスクールで使われる教材は、主に以下の5つの形式の中から作られることが多いです。

  • 動画
  • 音声
  • パワーポイント
  • PDF
  • テキスト

レッスン内容に合ったものを選び、教材作成を進めましょう。

例えば、プログラミングのオンラインスクールの場合、音声だけの教材は物足りなさを感じやすいでしょう。実際のコードがわかるテキストや、実行結果がわかるような動画を用いた教材にすることで、受講者の理解度を深められます。

質の高いコンテンツは、受講生の理解を深め、学習のモチベーションを維持させてくれます。また、良いコンテンツは口コミやレビューを通じてスクールの評判を高め、新規受講生の獲得にもつながるでしょう。

4. プラットフォームを選定する

自分に合ったプラットフォームを選んで、オンラインスクールの環境を構築しましょう。

プラットフォームとは、オンラインスクールの土台となる環境を指します。自分自身で一からオンラインスクールを構築することはできますが、Webに関する専門的な知識やスキルが必要です。初心者の方やWebに詳しくない方は、既存のプラットフォームの活用をおすすめします。

なお、オンラインスクールには、ライブ配信とオンデマンド配信の2種類の形式があります。ライブ配信はリアルタイムで講義を実施する形式です。その場で疑問点の質問やディスカッションができるので、オフラインの講座に近い雰囲気で行えます。

オンデマンド配信は、事前に撮影した動画を受講者が視聴する形式です。受講者は都合が合う時間に視聴できるため、家事や仕事に忙しい人でも参加しやすいです。

プラットフォームによってはライブ配信のみ対応している場合があります。運営するオンラインスクールに必要な機能は何かをリストアップし、予算内で利用可能なプラットフォームを選定しましょう。

5. 集客と販売を行う

プラットフォームが決まればオンライン講座を販売できます。しかし、顧客がいなければ売上には繋がらないため、まずは集客に力を入れましょう。

オンラインスクールの場合は、特にインターネットを使った集客が重要です。具体的には以下の4つが使われることが多いです。

  • オンラインスクールプラットフォーム
  • SNS
  • ブログ、ホームページ
  • バナー広告

講座を制作しただけでは受講生を集められません。集客のためのプラットフォームも整えていきましょう。また、SNSで集客する際は、ターゲットに合わせてハッシュタグを使うことが効果的です。

オンライン講座の配信方法3選

オンラインスクールの3つの作り方を紹介します。

  1. 既存プラットフォームを利用する
  2. Facebookグループを活用する
  3. WordPressで作成する

順番に詳しく解説していきます。

1. 既存プラットフォームを利用する

オンラインスクールが簡単に作れる既存プラットフォームを利用する方法です。

WEBの知識が無い初心者の方でも簡単にオンラインスクールを作れます。

  • ネットが苦手な方
  • 簡単に作りたい方
  • プログラミング知識がない方

このような方にでもマニュアルに沿って設定していくだけでオンラインスクールを作れるのが特徴です。無駄な手間を省いてサクッとオンラインスクールを作りたい方は既存プラットフォームを利用するのがいいでしょう。

2. Facebookグループを活用する

Facebookのグループ機能を使用して作る方法です。オンラインスクール向けのプラットフォームではありませんが、無料でコミュニティを作れます。

  • コンテンツ投稿
  • 写真投稿
  • 動画投稿
  • イベント登録
  • チャット

などと基本的な機能は揃っているので、Facebookグループを使用しているオンラインスクールもあります。

注意点としてFacebookの特性上「実名」でしか登録できないのと、決済機能がないので別で決済を行う必要があるのがデメリットです。

とはいえ無料で利用できるので、とにかく無料で運営したいという方はFacebookグループで運営するのがいいでしょう。

3. WordPressで作成する

WordPressを使って自作でオンラインスクールを構築する方法です。難易度は高いですが、既存プラットフォームよりもカスタマイズ性があるのが特徴です。

  • コンテンツ投稿機能
  • 会員機能
  • 決済機能
  • 分析ツール
  • その他独自機能

など必要な機能だけを実装できます。

とはいえ初心者の方には構築が難しいので、上級者向けの方法でしょう。プログラミングスキルがあり、個人運営がしたい方はWordPressでの構築も視野に入れてみましょう。

オンラインスクールを作るなら既存プラットフォームがおすすめ!7つのメリットを解説

サクッと高機能なオンラインスクールを作りたいなら既存プラットフォームがおすすめです。

既存プラットフォームを使うメリットは下記の通りです。

  1. 初心者でも簡単に開設できる
  2. 動画教材などをアップロードできる
  3. 教材を販売できる
  4. 決済の連携ができる
  5. 顧客管理が簡単
  6. 多彩な機能がある
  7. 無料で始められる

ただし、プラットフォームによってそれぞれ特色は異なります。

順番に詳しく解説していきます。

1. 初心者でも簡単に開設できる

初心者の方でも簡単に開設する事ができるのが最大のメリットです。特に専門的な知識は必要なく下記の手順でオンラインスクールを作れます。

  • 【手順1】サービスに登録
  • 【手順2】マニュアルに沿って設定
  • 【手順3】オンラインスクールの運営開始

個人でオンラインスクールを自作するのは初心者向けではないので、無難に既存のプラットフォームを利用するのがいいでしょう。

2. 動画教材などをアップロードできる

動画教材などを簡単にアップロードする機能も備わっています。

既存プラットフォームの「オンクラス」ではコース別に動画教材をアップロードできる機能が標準搭載されているので、動画教材を扱う場合は、こういったサービスを利用するのがいいでしょう。

本格的なオンラインスクールを作りたい方は、動画教材も扱えるプラットフォームを選択するのがおすすめです。

3. 教材を販売できる

オンラインスクールは有料教材を販売できるのもメリットです。

個人運営で教材を販売する場合は別で外部プラットフォームなどを利用する必要があります。しかし、既存プラットフォームではスクール内で一元管理できます。

  • 動画教材
  • テキスト教材
  • その他有料教材

などの有料教材を簡単に販売できます。

有料教材などを扱う予定のある場合は、こういった販売機能があるプラットフォームを利用しましょう。

4. 決済の連携ができる

既存プラットフォームでは決済の管理もできます。

独自決済機能や外部決済との連携機能があるので、オンラインスクールの決済の管理も容易です。

  • 独自決済機能
  • Paypal連携
  • Stripe連携

などさまざまなサービスと連携している場合が多いです。

5. 顧客管理が簡単

既存プラットフォームには顧客管理機能があるのもメリットです。

現在参加している顧客などを自動で管理できるように構築されているので、初心者の方でも簡単に顧客を管理できます。

  • 入会者の管理
  • 退会者の管理
  • プラン別の管理

個人運営の場合は上記のような管理を手動でおこなう必要があります。

既存プラットフォームではこのような顧客管理を簡単にできるので、雑務を大幅に削減できるでしょう。

6. 多彩な機能がある

ここまでで紹介してきた機能以外にも既存プラットフォームには多彩な機能があります。

例えば下記のような機能です。

  • メール配信
  • お知らせ機能
  • アンケート機能
  • 感想機能
  • 分析ツールとの連携

また既存プラットフォームは日々アップデートされていくので、便利な機能が追加されていくのも強みです。

7. 無料で始められる

高機能な既存プラットフォームですが、規模が小さいうちは無料で使う事ができるのもメリットです。

個人運営の場合はサーバーやドメインの維持費がかかりますが、既存プラットフォームは初心者の方でも気軽に始められます。

開設時点でメンバー集客の目処が立っていない場合は、無料で開設できる既存プラットフォームを利用するのがいいでしょう。

オンラインスクール運営で既存プラットフォームを使う2つのデメリット

既存プラットフォームにはメリットが多いですが、デメリットも存在します。

  1. 手数料/月額料金がかかる
  2. 機能の拡張ができない

順番に詳しく解説します。

1. 手数料/月額料金がかかる

基本的に既存プラットフォームでは手数料や月額料金がかかります。

主なプラットフォームの料金は下記の通りです。

手数料 月額料金
オンクラス 無料 無料(有料プランあり)
Teachable 0~15% 無料(有料プランあり)
Udemy 4~75% 無料

上記の通りでプラットフォームによって異なります。

プラットフォームによっては料金が高くて収益を出しにくい場合があるので、必要十分な機能を持つサービスを選択しましょう。

2. 機能の拡張ができない

機能の拡張ができないのも既存プラットフォームのデメリットです。

機能はプラットフォームによって異なるため、ご自身の作りたいオンラインスクールに必要な機能を満たすサービスを探す必要があります。

とはいえ既存プラットフォームは高機能ですので、基本的なオンラインスクールは構築できるでしょう。

オンラインスクールが作れる既存プラットフォーム5選

こちらではオンラインスクールが作れる既存プラットフォームを紹介します。

以下5つから最適なプラットフォームを探してみてください。

  1. オンクラス
  2. Teachable
  3. Udemy
  4. コエテコカレッジ
  5. MOSH

順番に詳しく解説していきます。

1.オンクラス

オンクラス
(引用:https://the-online-class.co.jp/)

オンクラスは、教材配信に特化したオンラインスクールのプラットフォームです。

教育向けのオンラインスクールを運営するために必要な機能が揃っているのが特徴になります。

オンクラスの主な機能は下記の通りです。

  • 動画配信機能
  • コース別教材管理
  • コンテンツ販売
  • LP制作
  • お知らせ機能

などと他にも教育する上で便利な機能は備わっております。

また、オンクラスは手数料が無料で受講生5名までは完全無料で利用する事ができるのもおすすめできる点です。

オンラインスクールで教育向けのコンテンツを扱いたい方は無料で利用できる「オンクラス」を検討してみるのがいいでしょう。

2.Teachable

Teachable
(引用:https://teachable.com/)

Teachableは、海外企業が運営するオンラインスクールプラットフォームです。2024年2月時点では日本語対応していませんが、オンラインスクールを運営する上で必要な機能が揃っているため人気を集めています。

Teachableの主な機能は下記の通りです。

  • 手数料0~15%(有料プランあり)
  • LPページの作成
  • コンテンツ配信
  • メルマガ機能
  • アフィリエイト機能

などと豊富な機能が揃っています。

日本語の情報も少しずつ増えてきていますので、今後の展開に期待したいですね!

3.Udemy

Udemy

(引用:https://www.udemy.com/ja/)

買い切り型のオンラインスクールを販売できるプラットフォームです。さきほどの2つとは異なり、完成済みの動画教材をパッケージ化して販売する仕組みとなります。

Udemyの販売手数料は下記の通りです。

  • 直接販売:4%
  • Udemy内での通常販売:50%
  • 広告経由の販売:75%
  • Udemy for Business:約75%

オンラインスクールの小まめな運営が難しいという方はオンライン教材を作成して、Udemyで販売するのがいいでしょう。

4. コエテコカレッジ

引用:コエテコカレッジ

簡単にオンライン講座ビジネスに取り組めるオンライン講座プラットフォームです。クレジットカードやコンビニ決済など多彩な決済手段と、割引クーポン発行機能で販売を促進します。

また、リアルタイムで行うライブ配信講座だけではなく、動画コンテンツを販売できるオンデマンド機能もありますさらに、月額費用が無料のフリープランが用意されており、決済手数料がリーズナブルなことも魅力の1つです。

主な機能は以下の通りです。

  • 進捗管理
  • アンケート機能
  • LINE/Slackなど連携
  • チャット機能
  • 割引制度・クーポン機能
  • アンケート機能
  • 動画の自動文字起こし・内容の要約

国際規格の情報セキュリティ認証を取得しているため、安心感のある運営体制です。個人で気軽にオンラインスクールを始めたい人におすすめできます。

5. MOSH

引用:MOSH

個人のクリエイターがネットでサービスを販売できるプラットフォームです。主にリアルタイム方式でのオンライン講座や、オフラインの講座が開催されています。

MOSHでは、予約機能付きの講座ページを最短3分で作成できます。パソコンに詳しくない方でも、気軽に幅広いサービスの提供が可能です。

また、手数料が6.5%+99円で、月額利用料はかかりません。初期費用やランニングコストがかからず、気軽に利用できることが魅力です。

主な機能は以下の通りです。

  • 予約機能付きホームページ作成
  • 月額サブスクリプション
  • オンライン決済
  • 予約管理
  • 顧客管理
  • 回数券機能
  • Zoom連携機能
  • チャットサポート
  • 販売ページの作成
  • スマホ対応
  • クレジットカード/銀行振込決済
  • 売上出金処理

オンライン講座の販売や予約ページの作成に有効なプラットフォームです。オンラインスクールを手軽に開始できると好評を得ているため、使い勝手が高いプラットフォームを選びたい人に向いているでしょう。

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