「noteのマガジンはどのような機能?」
「有料マガジンと定期購読マガジンの違いは?」
「マガジンで稼ぐにはどうすればいいの?」
マガジンには種類がいくつかあり、noteを使い始めたばかりの頃は違いがわかりにくいのではないでしょうか。
できることならnoteの機能をフル活用して稼ぎを増やして行きたいですよね。
そこでこの記事では、noteのマガジン機能で稼ぐために以下の内容を解説していきます。
- マガジンの概要
- 販売手数料
- マガジンの作り方
- note販売のコツ
- noteの他におすすめのプラットフォーム
ぜひ確認してマガジン機能を使いこなしてくださいね。
そもそもnoteのマガジン機能とは
マガジンは、noteに投稿した記事をテーマごとにまとめる機能です。
パソコンの中のファイルをフォルダで分けるようなイメージをするとわかりやすいでしょう。
マガジンには4つの種類があります。
- 無料マガジン
- 有料マガジン
- 定期購読マガジン
- 共同運営マガジン
種類によって特徴や稼ぐ仕組みが違うので、確認しておきましょう。
1.無料マガジン
無料マガジンは、記事の整理やジャンル分けのためによく使われています。
自分で作った記事だけでなく、人が書いたものもマガジンに入れられます。
例えば「一人暮らしの準備に役立つnote集」「2020年に書いたおすすめnote」など、好きなタイトルを付けてマガジンにnoteを追加するのです。
非公開のマガジンを作って自分のお気に入りを集めたり、公開して他の人に勧めたりできます。
なお、有料のnoteをマガジンに追加しても、内容を見るためには個別で購入する必要があります。
2.有料マガジン
いくつか記事を登録したマガジンに値段をつけて、有料マガジンとして販売できます。
個別のnoteをマガジン(雑誌)として集め、まとめて販売する形式です。
有料マガジンを購入したユーザーは、有料記事も含めて登録されたnoteが見放題になります。
無料のマガジンとは違い、他の人が書いた記事は登録できません。
個別で有料noteを買うよりも、マガジンによるまとめ買いのほうが安くなるよう価格設定することがほとんどです。
一度有料に設定したマガジンを無料にすることはできません。
3.定期購読マガジン
定期購読は、月額制でマガジンを提供する方法です。
ユーザーが毎月決まった額を支払ってくれる代わりに、マガジンに毎月noteを追加していきます。
定期購読マガジンを購入したユーザーは、料金を支払った月の新規noteのみ閲覧できます。
その月以外のnoteや、定期購読を開始する前のnoteは別途有料で購入する仕組みです。
定期購読マガジンの発行はプレミアム会員限定の機能で、発行前の審査に合格すると収益化できます。
4.共同運営マガジン
複数人のユーザーでマガジンを共同運営するマガジンです。
無料会員での共同運営ではマガジンに値段を付けられません。
複数人で有料マガジン・定期購読マガジンを使って収益を得るには、オーナーがプレミアム会員に登録する必要があります。
収益の取り分は事前にパーセンテージで設定します。
noteマガジンの販売手数料
noteのマガジンが売れた場合、手数料は以下の手順で計算されます。
- 売り上げから決済手数料を差し引く
- そこからさらにプラットフォーム手数料を差し引く
- 売り上げを振り込む際に270円の振り込む手数料を追加する
決済手数料は、ユーザーがマガジンを購入した手段によって決まります。
クレジットカード決済であれば売り上げの5%、携帯キャリア決済が15%です。
プラットフォーム手数料は有料マガジンで10%、定期購読マガジンで20%かかります。
マガジンで売り上げた全ての金額が手元に残るわけではありません。
noteマガジンの作り方
こちらでは、マガジンを新しく作る手順を解説します。
- 新規マガジンを作る
- 記事を登録する
なお、アプリ版のnoteではマガジンの作成ができません。
パソコンやスマートフォンのブラウザから手順を試してみてください。
1.新規マガジンを作る
まずはnoteを集める先であるマガジンを作ります。
- トップページの右上にある自分のアイコンをクリック
- メニューから「マガジン」を選択
- 「マガジンを作る」を選択
- 必要事項を入力し「作成」
マガジンを新規で作る際に値段を入力します。
有料マガジンは公開後に値段を編集できますが、定期購読マガジンでは変えられません。
定期購読マガジンを作る際は値段のことまで事前に考えておきましょう。
2.記事を登録する
マガジンへの追加は、記事の下部にある「+」のアイコンから行います。
アイコンをクリックするとマガジンの一覧が表示されますので、追加先を指定しましょう。
追加した記事は自動的に並び方が決まります。
並ぶ順番を指定したい場合は記事を追加した後に、メニューの「マガジン」から設定を行ってください。
noteマガジンで稼ぐ7つのコツ
有料マガジンや定期購読マガジンで稼ぐには、あなたのnoteをたくさんの人に知ってもらう必要があります。
こちらではnoteに集客したり、マガジンで売り上げを作ったりするコツを7つ紹介します。
- ターゲットや目的を明確にする
- SEOを意識する
- 事前に見込み客を教育する
- 規約に注意する
- 無料部分にこだわる
- 妥当な価格を設定する
- 付加価値をつける
工夫を散りばめて記事に注目を集めれば、マガジンの宣伝にもつながります。
ぜひ参考にしてみてください。
1.統一感のあるマガジンを作る
マガジンに追加する記事は自由に選べます。
しかし、内容に統一感がなければ購入されにくいでしょう。
マガジン内に記事を雑多に詰め込むと、ピンポイントなユーザーにアプローチできないからです。
最低限、想定するターゲットや購入の目的を決め、それに沿った記事を集めましょう。
料理に関するマガジンであれば「初心者が和食を作れるようになるまでに読むべき記事」というように、1人のユーザーに深く刺さるよう記事を集めるのが理想です。
2.SEOを意識する
マガジンに注目を集めるため、ユーザーに読まれる記事が必要です。
noteの記事でもGoogleの検索でヒットするので、簡易的なSEOを施しましょう。
工夫できるのは以下の点です。
- 検索で上位表示を狙えそうなキーワードについて記事を書く
- 記事タイトルや目次にキーワードを含める
- 本文中にキーワードを散りばめる
また、ダブルクオーテーション(”)のマークを装飾として使っている方が時々います。
このマークで囲んだ範囲はGoogleに引用として判断されるので、重要なことなどを書いても認識されません。
note自体のドメインパワーが強いためか、SEOを意識しなくても上位表示をキープしている記事が多くあります。
そのような記事を編集すればさらに順位が上がる可能性もあるので、SEOを意識した執筆をしていきましょう。
3.事前に見込み客を教育する
事前に見込み客を集めて教育しておくと、記事を公開した際の注目度が高まります。
まずはnoteへの関心が強いユーザーたち(見込み客)を集め、リスト化します。
例えばLINE公式アカウントやメルマガに誘導しましょう。
そうすることでピンポイントな情報発信を一括で行えるようになります。
集めた見込み客への教育として、noteの購買意欲が高まるような情報提供を行います。
- noteを買うメリット
- noteで分かること
- 過去のnoteの評判
などを伝えると効果的です。
このように段階を踏んで、信頼関係を築いておきましょう。
4.規約に注意する
noteの規約に違反しないよう気をつけましょう。
規約に違反している記事は公開停止になる恐れがあるからです。
例えばnoteでは以下の行為が禁止されています。
- 著作権の侵害
- 売り上げを公開して購入を煽ること
- ユーザーに誤解を与える表現(絶対稼げるなど)
- 特定の株式の購入を推奨すること
規約に違反していると運営が判断すると、記事が公開停止になる恐れがあります。
マガジンに登録されていたり、今まで売り上げに貢献していた記事でも処分の対象です。
公開に表現を見直し、公開停止による機会損失を防いでくださいね。
5.無料部分にこだわる
noteでは有料記事の一部を無料で公開できます。
記事の購入を迷っている方の背中を押すために、無料部分でも手を抜かずにアピールしましょう。
例えば以下のような内容を無料部分に含めると、ユーザーの購買意欲を高められます。
- 記事を読むメリット
- 見どころやポイント
- 購入者の感想
- 投稿者の実績
できる限り無料部分でユーザーの心をつかみましょう。
6.妥当な価格を設定する
有料記事や有料マガジンには、妥当な価格を設定しましょう。
相場よりも高すぎる記事では、ユーザーが購入しづらいからです。
有料記事に価格をつける場合には、以下の点を考慮してみてください。
- ライバル記事の価格
- ライバル記事の文字数
- 特典の有無
- 内容の有益性
有料マガジンの金額は、含まれている有料noteの合計価格よりやや安く設定するのがポイントです。
個別に有料記事を購入したほうがお得な料金だと、マガジンで購入する意味が薄れてしまうからです。
ライバルの記事やマガジンと比較し、高すぎず安すぎない価格を決めましょう。
7.付加価値をつける
noteに付加価値を付けると、購買意欲を刺激できます。
同じ値段の記事であれば、特典が豪華なほうが魅力的に感じるからです。
記事には以下のような付加価値を与えられます。
- 質問対応
- コンサルの提供
- 最新情報の加筆
- 他記事の割引
価格や内容が似ているライバル記事との差別化になり、ユーザーの注目を集められますよ。
note以外のコンテンツ公開プラットフォーム
noteではマガジンや有料記事で収益化できますが、現状では使える機能に限りがあります。
プレミアム会員になれば機能が増えますが、独自のサイトなどに比べると自由度がやや劣るでしょう。
こちらでは有料コンテンツを公開できるnote以外のプラットフォームを紹介します。
- オンクラス
- Udemy
- WordPress
利用目的によっては他のプラットフォームも使って相互に集客してみましょう。
1.オンクラス
オンクラスは当ブログで運営している教育特化のプラットフォームです。
人に何かを教えるために記事を公開していたり、月額会費制のサービスとしてマガジンを使っていたりする方におすすめです。
オンクラスは、ユーザーから会費を集める代わりにコンテンツや教育を提供する、オンライン講座の開講に向いています。
動画を埋め込んだり、noteの内容をコピーで引っ越ししたりしてコンテンツ化できます。
主要な機能は以下の通りです。
- コンテンツ販売機能
- 受講生の進捗管理機能
- 小テストの実施機能
noteのように「買って終わり」「読んで終わり」ではありません。
感想を共有したり、それぞれのの学習進度に合わせたフォローを行ったりして、受講生のモチベーション管理が可能です。
オンクラスで、一方通行の情報発信では終わらないコンテンツを提供しましょう。
2.Udemy
Udemyは動画教育を専門としてたサービスです。
講義動画を自ら作成し、Udemyに掲載して販売を行います。
Udemyの中で検索されれば誰でも購入されるチャンスがあります。
そのため、インフルエンサーでなくても注目を集められる可能性がありますよ。
世界中で使われているサービスなので、サイト内の検索に最適化できれば海外まで視野に入れてコンテンツを提供できるでしょう。
3.WordPress
WordPressは独自でブログを作れる記事管理システムです。
noteのようにプラットフォームを借りることがないので、自由度の高いコンテンツ提供ができます。
また、HTMLやCSSを活用することでオリジナリティの高い記事装飾が可能です。
WordPressが初期状態のままでは有料記事の販売はできません。
プラグインをインストールして機能を拡張すれば、プログラミングの知識がなくても記事販売に対応できますよ。
スマートなオンライン講座を作るなら「オンクラス」
オンライン講座の開講を予定している方は、オンクラスをぜひご利用ください。
オンクラスは、教育に特化したプラットフォームです。講座の利用者向けに、動画やテキストコンテンツを提供できます。
- 感想の共有
- アンケートやテストの実施
- 受講生による学習計画作成
- 動画講座の販売
- 受講生のログイン・進捗管理
などの機能で、スマートなオンライン教育を実現しています。
手数料が無料で受講生5名までの講座を作れますので、ぜひ使い勝手を試してみてください。