「個人のSNSを運用する際のポイントを知りたい」
「企業内で個人のSNSを活用できるの?」
「SNSで何を発信したらいいかわからない」
などと考えていませんか?
SNSの個人アカウントは、プライベートでの利用だけでなく、ビジネスで活用することが増えています。
ところが「ビジネス向けだと、何を発信すればいいかがわからない…」と、なかなかうまく進められていない方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事では個人のSNSアカウントをビジネスで活用する方法について、以下のことを解説します。
- 個人のSNS運用が重要な理由
- SNS運用の準備
- SNSを運用する際のポイント
- 運用上の注意点
これから個人のSNS運用を考えている方が、具体的に行動できる情報を紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
個人のSNS運用が重要な4つの理由
なぜビジネスで個人のSNS運用が重要になっているのでしょうか。こちらでは、個人のSNS運用が重要な理由を以下の4点から解説します。
- SNSの普及率が高い
- リアルな情報が求められている
- 個人の資産になる
- SNSマーケティングを仕事にできる
それぞれ詳しく解説していきます。
1.SNSの普及率が高い
SNSのビジネス活用が重要な理由は、普及率の高さです。
ICT総研の2020年度の調査によると、SNSの利用者は国内で7,975万人と推定されています。今やほぼすべての世代で、日常的な情報収集や発信に活用するツールです。
ビジネスとして活用することを考えた場合、利用者の多いSNSは重要なツールと言えます。
2.リアルな情報が求められている
個人のSNSの運用が求められている大きな理由は、リアルな情報が求められているためです。
SNSをはじめインターネット上では、毎日膨大な量の情報が流れています。その中で、多くの人が求めているのは個人のリアルな声です。いわゆる「バズった投稿」の多くは、個人のアカウントから発信されたものです。
また、集客に成功している企業のアカウントでは、人間味あふれるリアルな投稿が話題を集めています。一方的な、商品やサービスの情報を発信するだけでは、共感が得られません。
個人のSNSは、共感を集められるリアルな情報が発信できる点で、ビジネスにおいても重要なツールとなっています。
3.個人の資産になる
個人のSNS運用は、個人の資産になります。
個人のSNSのフォロワーは、その人自身のファンです。個人のSNSで人の意識や行動に影響を与えられるならば、どのような仕事をしていても役立つ資産になるでしょう。
個人SNSが企業のマーケティングの一貫で行っていた場合であっても、個人SNSについたファンは、企業ではなく、その人自身のファンです。
個人でSNSは、自分自身の影響力を高めるという点で、運用していく価値のあるものと言えるでしょう。
4.SNSマーケティングを仕事にできる
個人のSNSの運用で経験やノウハウが積み上がれば、SNSマーケティングを仕事にできる可能性があります。
今は多くの企業で、SNSをどのように活用すればいいのか課題を抱えています。企業のSNS運用をサポートする仕事は「SNS運用代行」と言い、活用している企業も数多くあります。
例えば、クラウドソーシングサイトでは、SNS運用代行の相場は5~10万円程度です。副業として行う仕事としては、比較的単価が高い仕事と言えます。
SNSマーケティングは非常に需要の高い仕事です。個人SNS運用は、貴重なノウハウを積み上げる機会でもあると捉えると良いでしょう。
個人のSNSアカウント運用の準備2選
個人のSNSアカウントの運用は、運用前の準備が大切です。準備を怠るとすぐに「何を発信すればいいかわからない」「フォロワーが増えない」などの課題にぶつかってしまいます。
こちらでは、運用前の準備として重要な以下の2つについて解説します。
- 目的やターゲットの設定
- SNSの選定
それぞれ詳しく紹介していきます。
1.目的やターゲットの設定
個人のSNSを運用する際には、目的やターゲットをしっかり設定しましょう。
SNS運用の目的やターゲットの設定とは「誰とどのような関係を築きたいか」ということです。例えば、SNS運用の目的とターゲット設定は、以下のようなものが考えられます。
- サービスに関心のある方に専門家として認知されること
- 商品を購入してくれている方との関係を深めること
- 商品やサービスを知らない人に認知してもらうこと
目的やターゲットの設定次第で、発信の内容や文体まで大きく変わってきます。逆に、目的やターゲットの設定がされていないと「どんな発信をすればいいのかわからない」ということに陥ってしまいます。
なんのために個人のSNSを運用するのか、はじめにしっかりと固めておきましょう。
2.SNSの選定
目的やターゲットが設定できたら、それに合ったSNSを選定しましょう。SNSはTwitterやInstagramをはじめ複数あり、それぞれ利用している層や投稿の仕様などに特徴があります。
以下の表は、4つのSNSの利用者層と特徴をまとめたものです。
利用者層 | 特徴 | |
10~20代の男女 | 短いテキスト等の投稿。匿名性、速報性、拡散性が高い | |
20~40代の主に女性 | 写真や動画の投稿。ハッシュタグ検索。 | |
30~50代の男女 | 長文テキストの投稿。顔が見える。フォーマルな利用。 | |
TikTok | 10~20代の男女 | 短い動画の投稿。動画投稿の手軽さ。 |
選定に迷っている方は、自分のビジネスに関連した内容が、それぞれのSNSでどのように発信されているのかを確認してみると良いでしょう。
個人のSNSアカウント運用のポイント5選
個人のSNSを利用する大きな目的は、ユーザーとの関係づくりです。こちらでは、ユーザーとより良い関係を築くためのSNS運用のポイントを5つ解説します。
- コミュニケーションツールとして利用する
- 高い更新頻度を保つ
- 求められている情報を発信する
- わかりやすく発信する
- 自分らしさを出す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.コミュニケーションツールとして利用する
個人のSNSの運用の基本は、コミュニケーションツールとして利用することです。
個人でSNSを利用する目的は、多くの場合自分の関心のあるテーマで、情報収集や交流することです。
そこにビジネス目的のアカウントが、商品やサービスを紹介する広告のような投稿ばかりを流すことは、ユーザーにとっては違和感にしか感じられません。
個人のSNSは、「広報ツール」ではなく、同じテーマに関心のある人との「コミュニケーションツール」として運用していくことが大切なポイントです。
ユーザーとのコミュニケーションを深めることが、結果的にファンを増やし、ビジネスに活きてくると考えると良いでしょう。
2.高い更新頻度を保つ
SNSにおいて、高い更新頻度を保つことは大前提です。
SNSは、ブログなどと違い、投稿がすぐに埋もれてしまいます。SNSでは、1日も経たないうちに、最新の投稿でタイムラインは埋まってしまいます。
ユーザーのSNSのタイムラインに自身の投稿が表示されなければ、コミュニケーションを深めることはできません。
SNSの高い更新頻度を保つコツは、「投稿の型」と「ルーティン」を作ることです。型とルーティンとは具体的には、以下のようなものです。
- テーマに関するニュース記事をピックアップして毎日投稿する
- おすすめの書籍を週1回投稿する
- 商品を利用している写真を毎日投稿する
型がなく、思いつきで投稿をしていても、長くは続きません。個人のSNS運用を始める際は、高い更新頻度を保つために、あらかじめ投稿の型を準備しておきましょう。
3.求められている情報を発信する
SNSの運用でユーザーとコミュニケーションを深めるには、求められている情報を発信することが大切です。
ユーザーは、自分の知りたい情報を発信しているアカウントをフォローします。SNSはコミュニケーションツールなので、自分が伝えたいことばかり投稿していても、相手との関係は深まりません。
SNSの情報発信では、ターゲットとするユーザーに対して「どのような情報を届けたら相手の役に立つのか」という視点を大切にしましょう。
4.わかりやすく発信する
SNSの発信においては、内容だけでなく、伝え方も大切です。
ユーザーのSNSのタイムラインには、膨大な投稿が流れています。その中で、目を止めてもらうためには、わかりやすく発信することが必要です。
わかりやすく伝えるとは、具体的には「箇条書き」や「図解」を使うなどです。
多くの情報がある中で目に止めてもらうためには、いかにわかりやすく伝えるのかということを意識してみましょう。
5.自分らしさを出す
個人のSNSは、自分らしさを出すことが重要です。
自分らしさを出すとは、投稿の中に「感情」や「意見」を入れることです。例えば、ニュースを引用するときは必ず自分の意見を入れる、商品を紹介するときは自分で使ってみた感想を入れるなどの工夫ができます。
無味乾燥な定型文だけが投稿されるアカウントは、いわゆる「bot」のようになり、ロボットが投稿しているように感じてしまいます。
相手とのコミュニケーションを深めるためには「自分という人間を相手に知ってもらえる投稿」を考えると良いでしょう。
個人のSNSアカウント運用の2つの注意点
SNSの投稿は、一つ間違えると相手にネガティブな印象を与えてしまいます。ネガティブな印象を与えてしまっては、なんのために個人のSNSを運用しているのかわからなくなります。
こちらでは、個人のSNSアカウントを運用する際の注意点を2つ解説します。
- ネガティブな投稿はしない
- センシティブな情報は慎重に扱う
SNS運用が逆効果にならないよう、しっかり確認しておきましょう。
1.ネガティブな投稿はしない
SNSでは、ネガティブな投稿はしないことが大切です。
個人のSNS運用において、自分の感情や意見は大切ですが、あくまでポジティブな内容に限ります。
SNSだけでなく、リアルな人間関係においても「他者を批判する」「愚痴が多い」という人は避けられがちです。多くの人は「前向きになれる」「ポジティブな感情が共有できる」人と付き合いたいと感じるものです。
SNSは短い文章を投稿するため誤解が生じやすく、拡散性が高いのであっという間にネガティブな印象が広がってしまいます。
SNSで発信する際は、相手がどんな感情になるかを想像し、ポジティブな気持ちになれる投稿をするようにしましょう。
2.センシティブな情報は慎重に扱う
ビジネス上のセンシティブな情報は、慎重に扱いましょう。センシティブな情報とは、ビジネス上知り得た内部情報や、仕事相手のプライベートな情報などのことです。
センシティブな情報を簡単にSNSに流してしまうことは、信用を損なうことにつながります。
投稿を見た人から「そんなことまで書いて大丈夫?」と思われてしまったら、発信者は軽率な人という印象を持たれるでしょう。
SNSは拡散性が高いため、不用意にセンシティブな情報を流すことには、注意が必要です。
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