「TikTokにはどんな危険性があるの?」
「どんなトラブルが起きているの?」
「安全に利用する方法を知りたい!」
TikTok(ティックトック)は、15~60秒ほどの短い動画を作成・投稿できるとあって若者たちを中心に流行しています。
動画を投稿する側だけでなく視聴する側も楽しめるSNSとして人気ですが、TikTokにおけるリスクを理解せずに利用しトラブルや事件に巻き込まれる事例も相次いでいるのです。
そこで本記事では、TikTokを利用するうえで知っておくべき危険性や実際に起きたトラブル事例、安全に利用するためのポイントを解説していきます。
TikTokを日常的に利用している方はもちろん、これからTikTokを始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
TikTokにおける7つの危険性
TikTok(ティックトック)には、主に以下7つの危険性が潜んでいます。
- 個人情報の流出
- 出会い系として利用するユーザーがいる
- ネットストーカーに遭うリスク
- コメントでの誹謗中傷
- 迷惑行為への発展
- 過激なチャレンジ動画
- 動画が拡散されやすい
下で1つずつ見ていきましょう。
1.個人情報の流出
顔出しや学校の制服で動画を投稿した場合、個人が特定されるリスクが高いです。
たとえ顔出ししなくても、動画に写った背景や建物から撮影場所が特定されて個人情報が流出する可能性もあります。
またアメリカでは、TikTokがユーザーの端末情報や位置情報などのデータを収集しているとして国内での利用が禁止され、話題となりました。
その後、2021年6月にTikTokの利用禁止は撤回されましたが、安全だと証明されたわけではなく引き続き調査が続いているようです。
▼参考記事
2.出会い系として利用するユーザーがいる
動画の投稿者に対してコメント欄やDM(ダイレクトメッセージ)を用いて出会いを持ち掛けるなど、本来の使い方とは別に出会い系ツールとして使用するユーザーもいます。
特にTikTokの利用者は62%が10~30代の若年層で未成年のユーザーもいるため、実際に会いに行きトラブルや事件に巻き込まれるリスクは高いです。
▼App Ape Lab:TikTok、日米での利用の違いをアプリデータから読み解くをもとに作成
年齢層 | ユーザーの割合(男女合計) |
10代 | 16.9% |
20代 | 22.3% |
30代 | 22.8% |
40代 | 24.3% |
50代~ | 13.2% |
むやみに実際に会うなどの約束はしないのはもちろん、中には出会い系ツールとして使用するユーザーがいることを認識しておきましょう。
3.ネットストーカーに遭うリスク
ネットストーカー(サイバーストーカー)は、特定の投稿者に対して好意や敵意を寄せたDMを何十通~何百通と送りつけたり、コメント欄に執拗に投稿を行うなどの迷惑行為を指します。
TikTokを利用したネットストーカーの被害例は、以下の通りです。
- 投稿動画から個人情報を特定・拡散された
- コメント欄に誹謗中傷の書き込みをされた
- 好意を寄せるDMが送られてきた
上記のような行為が発展し、日常生活で空き巣やストーカー被害に巻き込まれてしまうケースもあります。
そのため、ネットストーカー被害に遭っていると感じたら一人で思い悩むのではなく両親や知人などに相談し、警察や弁護士などの力を借りて適切に対処しましょう。
4.コメントでの誹謗中傷
TikTokでは、投稿した動画に対してアカウントを持っているユーザーであればコメントすることができます。
動画を視聴してくれた方から褒めてもらったり、応援してくれたりするのはとても嬉しい反面、中には悪口ばかり書き込むユーザーもいるのが事実です。
また、動画を投稿しない方も自分が投稿したコメントによって、動画の投稿者を傷つけてしまう可能性もあります。
自分が誹謗中傷を受ける被害者になるリスクと誹謗中傷を行った加害者になるリスク、相反する2つのリスクがはらんでいることを認識しましょう。
5.迷惑行為への発展
動画の再生回数を稼ぎたいあまり、過激な内容の動画を撮影するなど迷惑行為やトラブルに発展するケースがあります。
▼参考記事
迷惑行為を行った動画がネット上で拡散されると、動画に写っている人物や投稿者の個人情報が特定されるリスクも高いです。
そのため、動画を撮影する際は周囲へ迷惑をかけないよう配慮を忘れずに行いましょう。
6.過激なチャレンジ動画
TikTokでは「ハッシュタグチャレンジ」という流行の火付け役となるチャレンジ動画があります。
ハッシュタグチャレンジは、通常TikTok側で用意した音楽や振り付けを使って動画を撮影するもので危険なものではありません。
しかし、中には失神チャレンジや頭蓋骨破壊チャレンジなどの過激なチャレンジ動画もあり、危険な行為の撮影によって死亡する事例も相次いでいます。
好奇心に身を任せて何でもかんでも動画を撮影するのではなく、一歩立ち止まって安全に楽しめる企画にチャレンジしましょう。
7.動画が拡散されやすい
TikTokにはダウンロード機能があり、気に入った動画を簡単に保存することが可能です。
ユーザーにとっては便利な機能である反面、他のSNSに転載されると一気に拡散する可能性が高くなり、投稿者の顔や姿がTikTok以外の場所で晒されるリスクがあります。
投稿した動画がネット上に一度拡散してしまうと、完全に削除するのは不可能です。
そのため、永久的にインターネット上に残り就職や結婚などの自分の人生にも大きな影響を及ぼす可能性もあります。
気軽に動画を投稿できるからこそ、「この動画は投稿して良いのか」と事前に考えてから投稿することが大切です。
TikTokで実際に起きた3つのトラブル事例
実際にTikTokでは、以下3つのようなトラブル事例が多発しています。
- いじめ動画が拡散
- わいせつ事件に巻き込まれる
- チャレンジ動画で死亡
下で1つずつ解説していきます。
1.いじめ動画が拡散
TikTokにいじめている動画が投稿され、それがネット上に拡散した事例もあります。
いじめ動画がネット上に拡散すると個人の特定はもちろん、制服や撮影した場所の背景から通っている学校まで特定されるリスクも高いです。
一度ネット上に拡散された動画は、完全に消すことはできず永久的に残ります。
いじめ動画を投稿するのはもちろんダメですが、その他の動画についても拡散のリスクを認識したうえで投稿するようにしましょう。
2.わいせつ事件に巻き込まれる
TikTokに投稿した動画によって、わいせつ事件へと巻き込まれてしまったケースもあります。
実際に昨年9月、TikTokのDM機能を利用し出会った小学5年生の女児をホテルへ誘い出し、わいせつ行為をした男が逮捕される事件が発生しました。
▼参考記事
本来TikTokの規約では13歳未満の利用を禁じていますが、女児は母親名義のアカウントを使ってTikTokを利用していたようです。
本記事内の「TikTokにおける7つの危険性」でも先述しましたが、トラブルに巻き込まれたら一人で悩まずに両親や知人などに相談しましょう。
3.チャレンジ動画で死亡
海外の事例ですが、TikTokで流行した過激なチャレンジ動画によって死亡する事故が発生しました。
今年1月20日にイタリアで「失神チャレンジ」に挑戦した10歳の少女が、首にベルトを巻きつけて窒息死する事故が発生しています。
▼参考記事
チャレンジ企画を行うならば、安心して楽しめる企画のものを選びましょう。
TikTokを安全に利用する6つのポイント
TikTokを安全に利用するためには、以下6つのポイントをチェックしておきましょう。
- TikTokのガイドラインを確認する
- 非公開アカウントに設定する
- 周囲の状況を確認してから動画撮影する
- コメント入力と動画のダウンロードを禁止する
- ペアレンタルコントロールを利用する
- アカウント未登録でも動画閲覧はできる
各ポイントについて詳しく解説していきます。
1.TikTokのガイドラインを確認する
TikTokを使用する前に必ずガイドラインを確認しましょう。ガイドラインに違反した場合、TikTokにアップロードした動画は削除される可能性があります。
TikTokがガイドラインで禁止としている主な行為は、以下8つです。
- 安全を脅かす行為
- ヘイト・差別行為
- 暴力的なコンテンツ
- ハラスメント行為やいじめ
- ポルノコンテンツ
- 未成年へ危害を及ぼす行為
- 虚偽やスパムコンテンツ
- 運営を妨害・侵害する行為
詳しいガイドラインの内容については、TikTok公式サイトにあるコミュニティガイドラインをご覧ください。
2.非公開アカウントに設定する
非公開アカウントに設定すると、動画などの公開範囲に制限をかけることができます。制限される主な項目は、以下の通りです。
- フォロワーだけに投稿した動画が公開されるようになる
- プロフィールが非公開となる(フォロワーのみ公開)
- 投稿動画のシェアができなくなる
- フォローが許可制となる
非公開アカウントの設定方法は、マイページ画面右上に表示されている「…」をタップし、プライバシー設定から「非公開アカウント」をオンにすれば設定完了です。
自分の投稿した動画を他の人に見られたくない方は、非公開アカウントに設定することをオススメします。
3.周囲の状況を確認してから動画撮影する
動画を撮影する際は必ず周囲の状況を確認したうえで行いましょう。場合によっては、動画に写ったものから場所や個人が特定される可能性があるからです。
その他、着ている制服やジャージなどによって通っている学校が特定され、個人情報がバレてしまうこともあるので注意しましょう。
4.コメント入力と動画のダウンロードを禁止する
世の中には応援してくれるユーザーだけでなく、コメント欄を利用して誹謗中傷してくる方もいます。そのため、コメントやメッセージが可能な人を制限するのがベストです。
また、ユーザーが誰でも動画のダウンロードができる状態だと動画が拡散されやすいため、こちらも制限しておくことをオススメします。
コメント入力と動画のダウンロード制限は、プライバシー設定の「動画にコメントできる人」「自分の動画をダウンロードを許可する」から設定することが可能です。
5.ペアレンタルコントロールを利用する
ペアレンタルコントロール(保護者管理機能)とは、保護者のアカウントから子どものアカウントの設定をコントロールできる機能です。
保護者の方がペアレンタルコントロールを使用することで、自分のお子さんを犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクを減らし、安全に楽しく使用できるようになります。
ペアレンタルコントロールの主な機能は、以下の通りとなります。
- 使用時間制限
- 動画のフィルタリング
- 検索制限
- プライバシー設定
使用時間制限ではアプリの利用時間を40~120分の間に、検索制限ではユーザー、動画、ハッシュタグ、楽曲の検索機能を使用できない設定にすることができます。
6.アカウント未登録でも動画閲覧はできる
TikTokのアカウント登録には電話番号やメールアドレスが必要となりますが、アカウントに登録しなくても動画閲覧することができます。
また、動画閲覧以外にもアカウント未登録で利用できることは以下の通りです。
- 動画の閲覧
- 動画の保存・シェア
- 検索機能の利用
- プロフィール閲覧
- 動画撮影(投稿は不可)
個人情報流出が心配だけどTikTokを利用したい方は、アカウント未登録で使用することをオススメします。
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