noteで収益を上げる仕組みや計算方法とは!売上200万円越えユーザー直伝の稼ぐポイントも紹介

「noteって稼げる?」
「収益を上げるポイントは?」
「どのような発信が収益につながる?」

自分が書いた記事に値段をつけて販売できるnoteですが、思うように売れずに困っている方も多いのではないでしょうか?

この記事ではnoteで販売実績を持つベテランブロガーの沖ケイタさんにインタビューを行い、収益を上げるポイントについてお話を聞きました!

  • 収益の計算方法
  • 収益が発生する仕組み
  • noteのメリット・デメリット
  • 収益化しやすいジャンル

など、収益に関する疑問を徹底解説していきます。

有料コンテンツで稼ぎたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

今回のゲスト

【沖ケイタさんのプロフィール】

  • ブログ収益の合計は数千万円以上。現在は法人化
  • noteでは過去にブロガー向けのノウハウを発信
  • Webライター教材の講師
  • SEOコンサルや記事制作を請け負う会社を経営中
  • BlogWebライターのすゝめ
  • Twitter@namakemono0309

収益の計算方法は?

インタビューに入る前に、noteの収益を計算する方法についてざっくり確認しておきましょう。

noteでは記事を販売するごとに決済手数料とプラットフォーム手数料が二重で引かれます。

決済手数料は以下の通りです。

  • クレジットカード決済:5%
  • 携帯キャリア決済:15%

あらかじめ決めていた記事の料金から決済手数料を引いてから、さらにプラットフォーム手数料が計算されます。

プラットフォーム手数料は基本10%、定期購読マガジンのみ20%です。

例えば1,000円の記事がクレジットカードで買われた場合の収益計算は以下の通り。

  1. 1,000×(100-5)=950
  2. 950×(100-10)=855

最終的な収益は855円となります。

なお、振り込み申請を行うごとに260円の振り込み手数料がかかります。

自分で決めた販売金額を全て受け取れるわけではないので注意しましょう。

noteで収益が発生する仕組み

noteで収益化するパターンは次の6つです。

  1. 有料note
  2. マガジン
  3. クリエイターサポート
  4. サークル
  5. オリジナル商品の紹介
  6. Amazonウィジェット

それぞれ簡単に解説していきます。

1.有料note

もっともスタンダードな稼ぎ方が、有料noteの販売です。

記事形式でコンテンツを作り、好きな値段をつけて販売します。

簡単に公開できる電子書籍のようなイメージです。

ブログほど手間なく公開できるので、気軽にコンテンツを収益化できます。

情報系の記事以外に、イラストや小説の有料販売などにも応用されています。

2.マガジン

マガジンとは複数の記事をまとめる雑誌のような機能です。

  • 無料マガジン
  • 有料マガジン
  • 定期購読マガジン
  • 共同運営マガジン

の4種類があります。

収益に直結するのは有料マガジンや定期購読マガジンです。

有料マガジンを購入したユーザーは、マガジン内に含まれていれば有料・無料問わず読み放題になります。

定期購読マガジンは、料金を支払った月の新規noteのみ閲覧できる形式です。

ジャンルやシリーズごとに記事をフォルダ分けし、まとめ販売するようなイメージで収益化します。

3.クリエイターサポート

クリエイターサポート機能は、投げ銭とも呼ばれています。

応援しているクリエイター(投稿者)に、ユーザーが応援のチップを送れる機能です。

100円・500円・1,000円のうちから選ぶか、ユーザーが任意の金額(1万円まで)を入力して、受け取り金額が決まります。

匿名ではありますがお金と一緒にメッセージも届くので、ファンレターを受け取るような感覚でモチベーションも上がりますよ。

4.サークル

サークルはnoteユーザーで作るオンラインサロン機能です。

テーマを決めてメンバーを募集し、月額会費を集めて収益にします。

  • 趣味の交流の場
  • ファンクラブ
  • オンライン教育を行う講座

などでサークルを活用できます。

メンバーが増えて大規模な集まりになれば、安定的な固定収入となるでしょう。

5.オリジナル商品の紹介

外部サイトで販売している商品をnote内で紹介できます。

決済はnoteではなく販売先のサイトで行われますが、収益の助けになるでしょう。

商品を紹介する手段は2つあります。

  • ストア機能:noteプロフィールページに外部サイトの商品をカタログのように表示する
  • note for shopping:noteと連携したECサイトのURLを記事中に貼るとカード型デザインで商品紹介が埋め込まれる

決済はnoteではなく販売先のサイトで行われますが、収益の助けになるでしょう。

6.Amazonウィジェット

Amazonウィジェットはnote内のアフィリエイト機能です。

記事中のリンクを通してAmazonの商品が買われると、紹介料を受け取れます。

プレミアム会員であることと、Amazonアソシエイトの審査に合格していることが機能を利用する条件です。

自分が使った商品を人にすすめたり、商品レビューをしたりする機会が多い方は、収益を増やすチャンスになりますよ。

なお、noteではAmazon以外のアフィリエイトには対応していません。

noteを使う3つのメリット

めぐりな

インタビュアーのめぐりなです。本日はよろしくお願いします。

沖さんはnoteで稼いでいた経験があるんですよね!

ここだけの話、どのくらい稼いでいたんですか?

ケイタさん

ブログのノウハウに関する内容を中心に、200~300万円くらい稼いだと思います。

980〜3,000円程度のものが中心で、最高だと9,800円のnoteを販売しました!

※現在は有料noteを全て販売停止しています。

めぐりな

すごいです…!

実際に販売してみて、noteでどのようなメリットを感じましたか?

ケイタさん

 主なメリットは3つです。

  1. 手軽であること
  2. SEOに強いこと
  3. サブスク型で稼げること

それぞれ説明していきます。

1.手軽であること

ケイタさん

noteの1番のメリットは手軽に投稿できることですね。

記事を書いて価格を決めるだけで、パッと販売できます。

noteに頼らず、別で決済システムを使おうと思ったらStripeやPayPalを契約することになります。

そういう決済サービスって導入に手間がかかるので、代わりにnoteを使うことで誰でも簡単に記事を販売できます。

めぐりな

noteが決済システムを兼ねているのは大きなポイントですね。

ブログを使うにしても準備でつまずく方がいますし、noteであれば簡単にコンテンツを販売できそうです。

2.SEOに強いこと

ケイタさん

noteのSEOは昔よりも強化されています。

検索結果にnoteが上位表示されているのを見たことありませんか?

めぐりな

たしかに、とても見かけます!

ケイタさん

検索からも流入を確保できるので、有料記事の販売チャンスが増えます。

そもそもSEOではnoteのような有料部分が非公開のコンテンツには不向きだったんです。

それに対してnoteが技術的な改善を重ねて、SEOが強化されました。

めぐりな

有料で見えない部分も、検索エンジンは評価しているんですね!

3.サブスク型で稼げること

ケイタさん

noteではサブスク型の収益を作れます。

サブスクの決済機能を準備するのは意外と難しいんです。

自分でサブスク型のコンテンツを配信するとなると、決済サービスをあらためて契約するなど、収益を得るまでの手順が増えてしまいます…。

その点note内の機能でサブスク型の収益を得るための仕組みを作れるのは、大きなメリットです。

めぐりな

決済サービスの機能としても、noteは重宝しそうですね!

noteで収益を得る2つのデメリット

めぐりな

メリットとは逆に、収益面でデメリットはありましたか?

ケイタさん

特にデメリットと感じたのは2点です。

  1. 手数料が高い
  2. 内容によってはペナルティを受ける

それぞれ理由を簡単に紹介します。

1.手数料が高い

ケイタさん

noteには手数料があって、当たり前ですが結構高いです

めぐりな

条件によっては3割以上の手数料がかかりますね…

ケイタさん

手取りの金額を増やすならStripeやPayPalで決済機能を組むのもおすすめです。

手間はかかりますが、4%以内に抑えられます。

めぐりな

手数料は収益に直結しますし、気にしておきたいところですね

2.内容によってはペナルティを受ける

ケイタさん

コンテンツの内容によっては運営からBANされるので注意です。

めぐりな

どのような内容が危険でしょうか?

ケイタさん

例えばアダルト系や情報商材系コンテンツなどです。

買い煽りが極端に強いと規約違反になり、売り上げが保留になるなどのペナルティを受けるリスクがあります。

めぐりな

どんなに稼げる記事でも規約違反で公開できなくなったら台無しですね…

規約違反を理由に、記事の公開が停止されたり、売り上げが没収されたりする処分が報告されています。

noteで規約違反となる内容は、

  • ユーザーに誤解を与える表現
  • 特定の株式を推奨する内容
  • 売り上げ公開

などです。

詳しくは「【悲報】noteの規約に違反すると記事が公開停止に!禁止事項や再公開の方法とは」で解説しています。

noteで収益を出す3つのポイント

めぐりな

次にnoteで収益を生むポイントがあれば教えてください!

どのような行動が最適でしょうか?

ケイタさん

大前提として、コンテンツ力がないとnoteでは稼げません。

その上でポイントとなるのは次の3つです。

  1. 自分で集客する
  2. 部数制限をかける
  3. 無料の記事を投稿する

それぞれ詳しく紹介します。

1.自分で集客する

ケイタさん

note内の検索や検索エンジでの表示などで多少は流入が生まれます。

でもnote自体はプラットフォームでしかないので、自分で集客することも必要です!

note以外のSNSでフォロワーを集めるのが重要ですね。

  • YouTube
  • Twitter
  • Instagram

あたりのSNSです。

めぐりな

事前にファンを集めておくんですね!

ケイタさん

noteって販売しただけで売れるわけではないので、SNSを活用して外部からも集客するがポイントです。

2.部数制限をかける

ケイタさん

noteの部数制限の機能も活用できます。

例えば最初の100部は980円で販売して、それ以降は値上げするなどです。

めぐりな

なるほど…!使い方次第では限定感を出せますね!

ケイタさん

あとは「最初の2日間に限り◯◯円」というのも作戦の1つです。

とはいえ、買い煽り感が強い方法なので注意は必要。効果は確かに高いですが、あまりおすすめとはいえません。

3.無料の記事を投稿する

ケイタさん

あとは無料記事でも、使い方によっては収益につなげられます。

普通のブログのように記事を書いて公開していくと、徐々に閲覧数が増えていきます

めぐりな

無料記事でコアなファンを作るというイメージでしょうか?

ケイタさん

そんな感じです!

さらに無料記事から、関連性のある有料記事に導線をはれると効果的です。

noteで収益しやすいジャンル

めぐりな

noteで「これは売れる…!」という投稿はどのようなものでしょうか?

ケイタさん

よく見かけるのは

  • 恋愛系
  • SNSの攻略方法
  • インフルエンサーの裏話

などです!

1.恋愛系

ケイタさん

恋愛系は内容によってペナルティと隣り合わせになりますが、ぶっちゃけ売れます。

「モテる方法」とかですね。

めぐりな

たしかにマッチングアプリ系の恋愛記事などは多く書かれていますね。

ケイタさん

ただ、規約違反のリスクやユーザーからのイメージなど、難しい点もありそうです。

2.SNSの攻略方法

ケイタさん

SNSの攻略方法では、検索で手に入らないような情報を盛り込むのがポイントです。

「稼ぎ方」「フォロワーの増やし方」などがよく書かれています。

「どのようなキーワードでよく検索されています」「今までに◯◯円稼ぎました」など、検索では見つからないパーソナルな情報をさらけ出すとGOODです!

めぐりな

具体的にどのようなSNSの情報が求められているのでしょうか?

ケイタさん

まだ無料でいい情報が手に入らないSNSですね。

例えばYouTubeやTikTokなどです。

TwitterやInstagramの情報はそこそこそこそこ出そろってきているので、できる限り新しいSNSが狙い目

恋愛系と同様に規約に抵触しやすいジャンルなので、注意は必要です。

3.インフルエンサーの裏話

ケイタさん

インフルエンサーなら、有料で裏話を公開するのもおすすめです。

SNSやブログでは話しにくいこととかですね。

堀江貴文さんなどが有料記事を上手く活用しています。

めぐりな

外部のSNSである程度フォロワーを集めていれば、芸能人でなくても挑戦できますね!

収益を重視するならnoteを卒業することも検討を

収益を重視するのであれば、note以外のプラットフォームで手数料を節約することがおすすめです。

例えばクレジット払いで有料記事を購入された場合、合計で15.5%の手数料が引かれます。

noteよりも手数料が安いサービスを利用したり、独自の決済システムでコンテンツを販売したりすると手元に残る金額を増やせるでしょう。

など、note以外にも有料コンテンツを販売できるプラットフォームはいくつかあります。

使い勝手と手数料のバランスをみて、最適なサービスを選びましょう。

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