「研修動画を作りたいけど、方法がいまいちわからない…」
「動画で研修するメリットやデメリットって何?」
「研修動画を作る際のポイントは?」
と考えている方もいるのではないでしょうか?
研修動画は企業での新人教育や、チームの育成のために用いられます。
研修動画を効果的に活用するためには、作成する際のポイントやデメリットを理解しておくことが重要です。
この記事では研修動画のメリット・デメリット、作成時のポイントを解説します。
おすすめのプラットフォームも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
人材を育成する研修動画には3つの形式がある!特徴を解説
人材を育成する研修動画には、3つの形式があります。こちらでは、それぞれの形式と適した研修内容を紹介します。
- セミナー形式
- マニュアル形式
- ドキュメンタリー形式
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.セミナー形式
講師が研修テーマについて説明する、学校の授業のような研修がセミナー形式です。
実際に行われた集合研修を撮影して公開したものも、セミナー形式に含まれます。
講師の解説に字幕をつけたり、板書を拡大したりする編集を行うとわかりやすくなるでしょう。
主に新人研修やマナー研修など、双方向のコミュニケーションが重要な研修で用いられます。
2.マニュアル形式
接客手順、機械の操作方法などを実践している場面を撮影して用いるのが、マニュアル形式です。
テキストだと伝わりにくい、実践的な手順を正確に伝えるのに適しています。
また、全員に同じやり方を伝えられるので業務の標準化に効果的です。さらに、自社で扱う商品やサービスの概要の説明にも用いられます。
3.ドキュメンタリー形式
オリジナルのストーリーに沿ったドラマのような動画を用いる研修が、ドキュメンタリー形式です。
企業理念や、普段の会社の雰囲気を伝えるために用いられます。
ストーリーがあるので、飽きずに視聴できる点が特徴です。
具体的に自分がその企業で働くイメージをしやすくなるので、新人研修でよく用いられます。
研修動画の5つのメリット
こちらでは、研修を動画で行う5つのメリットを紹介します。
- わかりやすく、記憶に残りやすい
- 繰り返し視聴できる
- 研修のクオリティを一定にできる
- 時間と場所を問わずに研修を受けられる
- 研修に必要な費用・手間を削減できる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.わかりやすく、記憶に残りやすい
研修がテキストのみで進むよりも、動画で行われた方が視覚的・聴覚的な刺激が多いので、わかりやすく記憶に残りやすいです。
特に、機械の操作方法や接客の手順などは、文字で伝えられても理解しづらいでしょう。
研修動画で実際に行う様子を見せた方が、より効果的に理解できます。
2.繰り返し視聴できる
研修動画は従来の集合研修と異なり、一度視聴したのちも見返せます。
研修内容を復習したり、苦手・理解不足な点を確認できたりするので、研修の効果が高まるでしょう。
また、早送りや巻き戻し機能を利用して重要な場面のみを繰り返し視聴することもできます。
繰り返して確認したい部分は人によって異なるので、個別で学習可能な点も研修動画の大きなメリットです。
3.研修のクオリティを一定にできる
規模によっては複数の講師が異なる場所で研修を行うことがあるため、伝え方や内容が若干異なる場合があります。
ところが研修内容や伝え方が異なると、社員間で認識に違いが生まれるかもしれません。
一方で、研修動画だと同じ内容をすべての社員に見せられるので、同じクオリティの研修を継続して行えます。
4.時間と場所を問わずに研修を受けられる
集合研修は日時と場所を事前に決めて実施しますが、動画の場合は時間・場所を問わずに研修を受けられます。
スケジュール調整の必要がなくなり、心理的ハードルが低くなるので効果的に研修を行えるでしょう。
また、研修を受けるために本業をストップさせたり、調整したりする必要がなくなるので、業務効率向上が期待できます。
5.研修に必要な費用・手間を削減できる
集合研修では、会場費・講師の交通費・宿泊費などが研修を実施するたびに必要です。
一方で、研修動画の場合は会場費などの費用がかからず、実施にも人手が必要ありません。
何度も研修を行う必要がなくなるので、講師の負担が軽減します。
研修動画は作成時には費用がかかりますが、長期的に見るとコストが削減可能です。
研修のために業務が妨げられることもなくなるので、生産性の向上も見込めるでしょう。
研修動画の2つのデメリット
研修動画には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。こちらでは、研修動画の2つのデメリットを紹介します。
- 作成時に手間と費用が掛かる
- 社員の通信環境によっては研修を受けられない場合がある
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.作成時に手間と費用がかかる
教育効果のある動画を作る必要があるので、作成時にはコストと手間がかかります。
自社で製作するのか、外注するのかで必要コストは変わってきます。
作成時の大まかな流れは、以下のとおりです。
- 研修テーマ・形式を決める
- 台本を作成する
- 動画・音声を撮る
- 編集する
- 配布する
効果的な研修にするために、台本の作成は慎重に行う必要があるでしょう。
また、機材の用意や編集は専門知識がないと難しく、非常に手間がかかります。
さらに、マニュアルや業務に変更が生じた際は研修動画への反映が必要です。
2.社員の通信環境によっては研修を受けられない場合がある
研修動画を自宅で視聴する場合、通信環境によってはスムーズに受講できない可能性があります。
利用している通信プランだと快適に動画を見られない、Wi-Fi環境が整っていないという場合は、研修の進み方に差が生まれてしまいます。
また、特定のブラウザでしか対応していない研修動画の場合は受講できない社員がいるかもしれません。
そのため、研修動画の配布方法や視聴端末は慎重に決定しましょう。
成長度を高める研修動画を作成する際の3つのポイント
社員の成長度を高める研修動画を作成するには、ポイントを押さえておく必要があります。
- 研修動画には字幕を付ける
- 1つの研修動画は短くする
- 研修後に教育効果を確かめる仕組みをつくる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.研修動画には字幕を付ける
動画に字幕を付けることで、文字からも情報を得られるので理解が深まります。
音を出せない場所でも受講できるようになるので、受講タイミングの自由度が高まる点がメリットです。
また、字幕の色やフォントを変更することで重要な箇所を効果的に伝えられるでしょう。
さらに外国語に対応した字幕にすると、より汎用性の高い研修動画が作成可能です。
字幕を付ける際は「視聴しながら読めるスピードで表示されるか」「文字の大きさは適切か」という点に注意しましょう。
2.1つの研修動画は短くする
1つのテーマの研修動画が長いと、集中せずにただ流している状態になりがちです。
集中力を保って効果的に研修を実施するためにも、1つの動画は短くしましょう。
また、短い動画であれば、忙しくても空いた時間に視聴しやすいので受講率の向上が期待できます。
短くても学習効果の高い研修動画を作成するためには、要点を明確にすることが非常に重要です。
研修動画の目的と伝えたい内容が明確になっているか、作成時に確認しましょう。
3.研修後に教育効果を確かめる仕組みをつくる
視聴するだけで終わりにするのではなく、クイズやディスカッションなど研修動画の効果測定・振り返りができる仕組みをつくりましょう。
研修の教育効果を確かめられる仕組みは、モチベーションの維持に効果的です。
また、社員同士で意見交換する場や理解度を確かめられる機会があると、研修の内容がより深く定着するでしょう。
さらに、研修動画は講師と直接交流する機会がなく、疑問点を解消しにくいという問題もあります。
一方通行の研修にならないよう、気軽に講師に質問できる仕組みをつくると、より効果的に行えます。
研修動画を作成できる3つのプラットフォームを紹介
研修動画を自社で作成する場合、どのようなプラットフォームを利用すればよいのでしょうか。こちらでは、おすすめのプラットフォームを3つ紹介します。
- オンクラス
- Schoo ビジネスプラン
- Air Course
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.オンクラス
オンクラスは、効果的なオンライン教育を実現できるツールです。管理画面は非常にシンプルなので、サイト運営の専門的な知識がなくても研修動画を作成できます。
また、シンプルでありながら多機能な点も非常に魅力的です。
- 動画埋め込み機能
- 感想文機能
- 小テスト機能
- 学習計画機能
- カリキュラム販売機能
- 進捗管理機能
研修後に教育効果を高める仕組みもそろっているので、効果的な研修動画を作成できるでしょう。
また、オンクラスには無料プランに加えて3種類の有料プランがあり、すべて利用しやすい価格設定なのも嬉しい特徴です。
1コースだけですが無制限で利用できる無料プランもあるので、研修動画を作成するプラットフォームを迷っている方はオンクラスを利用してみてはいかがでしょうか。
2.Schooビジネスプラン
Schoo(スク―)のビジネスプランは、企業研修に特化したプラットフォームです。
「学び続ける」をコンセプトに、体系的な社員研修に留まらず、学びのマインドを醸成する「自己啓発学習」を併せて提供しています。
社員が主体的に学べる仕組みをつくれるので、効果的な研修が行えるでしょう。
また、100種類以上の研修パッケージがあり、職種別のカリキュラムが簡単に作成できます。具体的には、以下のような研修パッケージがあります。
- ビジネスマナー研修
- 新社会人のためのマインドセット研修
- コーチングスキル強化研修
- 女性リーダー研修
- 組織マネジメント研修
受講生の立場に合わせて、様々な研修を作成可能です。利用料金は定額ではないので、気になる方は問い合わせてみてください。
3.Air Course
Air Courseは、受講者・管理者の使いやすさを追求したプラットフォームです。そのため、専門的な知識がなくても直感的に操作できます。
幅広いテーマの研修コンテンツがあるので、ビジネスマナーやITスキルなどの研修は自社で作成する必要がありません。
また、ほぼすべてのコンテンツに確認テストやワークシートがついているので、高い学習効果を期待できます。
動画だけでなくテスト・課題やPDFを利用できるので、多彩な研修が作成可能です。
スマートなオンライン講座を作るなら「オンクラス」
オンライン講座の開講を予定している方は、オンクラスをぜひご利用ください。
オンクラスは、教育に特化したプラットフォームです。講座の利用者向けに、動画やテキストコンテンツを提供できます。
- 感想の共有
- アンケートやテストの実施
- 受講生による学習計画作成
- 動画講座の販売
- 受講生のログイン・進捗管理
などの機能で、スマートなオンライン教育を実現しています。
手数料が無料で受講生5名までの講座を作れますので、ぜひ使い勝手を試してみてください。