「Webデザイナーに将来性はある?」
「目指しているけれど不安になってきた…」
「長く活躍できるWebデザイナーになるコツは?」
などと考えていませんか?
Webデザイナーを含めたWeb系のクリエイティブ職は年々増加傾向にあり、将来性は明るいと言えます。
とはいえ、本当に長く仕事に困らない安定した職業なのかは、気になるポイントですよね。
そこでこの記事ではWebデザイナーの将来性について、以下内容を解説します。
- Webデザイナーの将来性が明るい理由
- 将来性が心配される要因
- Webデザイナーのメリットデメリット
- Webデザイナーになるコツ
これからWebデザイナーとして長く活躍したいと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
【結論】Webデザイナーの将来は明るい!ただしスキルは必須
スマホの普及やSNSの発達などにより、Web系のクリエイティブ職の需要は上昇傾向にあります。
経済産業省の「我が国におけるIT人材の動向」においても、2030年のIT人材の不足人数は79万人にものぼると予測されています。
つまり、Webデザイナーの需要はこの予測と同じように、これからも伸び続けていくと考えられるでしょう。
ところが最近は誰でもオシャレなデザインが作れるテンプレートが作られたり、簡単にプロレベルの加工ができるソフトが開発されています。
そのため簡単なデザインであれば自社で行う企業も増えており、Webデザイナーが必要とされないケースが増えてきているのも事実です。
長く需要のあるWebデザイナーになるためには、デザイン以外にもマーケティングやディレクションのスキルを磨く必要があることを意識しておきましょう。
Webデザイナーの将来性が心配される5つの要因
こちらでは、Webデザイナーの将来性が心配される5つの要因を紹介します。
- Webデザイナーが増加し競争が激化するから
- AIによる自動化が進んでいるから
- 作成ツールが急成長しているから
- Webサイトを作らない企業が増えているから
- Web制作スキルが珍しいものではなくなったから
ぜひ最後までチェックしてみてください。
1.Webデザイナーが増加し競争が激化するから
将来性が心配される大きな理由として、Webデザイナーの数が増加し、競争が激しくなるという点が挙げられます。
小学校でプログラミングを扱う授業が追加されたり、子供でもスマートフォンを持つのが一般的になったりと、Webとの距離が一気に縮まりました。
すると、人とWebとの関わりが活発化され、Webデザイナーに興味を持つ人も増えます。
Webデザインを作れる人が増え続ければ、現在よりも全体の制作単価が下がったり、仕事数が減ってしまったりする可能性もあります。
誰でも手軽に始められる環境ができつつあるため、Webデザイナーが増えて競争が激化するということを懸念して「将来性がない」と考える方が存在します。
2.AIによる自動化が進んでいるから
AIによる自動化はWebデザインの世界も例外ではなく、Webサイトやロゴマークを自動で作成できるサービスが普及しています。
デザインは人の頭によって作られるものと思いがちですが、AIのように機械の力を使って、簡単にWebデザインができるようになりました。
よって単純な作業に関しては、AIによって代替される可能性も十分にあります。
クリエィティブ作業がAIで代用できる世界が近づいているというのも、将来性が不安視される理由です。
3.作成ツールが急成長しているから
今はホームページ制作ツールなど数多くリリースされているため、Webデザインの知識がない人でも簡単にサイトが制作できます。
例えば「Wix」というホームページ制作ツールは、世界で2億人以上が利用しています。
Wixではすでに用意されているデザインを組み合わせるだけで、デザインの技術がなくても本格的なWebサイトが作成可能です。
デザイナーが考えたWebサイトに比べると似たりよったりな印象を与えることは間違いないですが、それでも構わないという企業や個人は増えています。
そのためWebデザイナーの仕事が減るのではと、不安視している方は多いです。
4.Webサイトを作らない企業が増えているから
居酒屋やカフェなどの飲食店を運営している会社は、自店のサイトを持たず、「ぐるなび」「食べログ」などのポータルサイトのみに登録するケースが多いです。
不動産関係だと「SUUMO」が有名で、そもそもWebサイトを持たない会社が増えてきています。
InstagramやTwitterなどのSNSも活発なので、Webサイトが不要になりつつあるという背景を考えて、将来性がないのではと不安に感じる人がいます。
5.Web制作スキルが珍しいものではなくなったから
安価で安くパソコンが手に入ったり、プログラミングを授業で学べる機会が増えたりしているため、Web制作スキルはかなり身近なものです。
「誰でも習得できるスキル=需要が低くなる」ということが考えられます。
昔ほど特別なスキルではなくなってしまったという点も、将来性が心配されている要因の1つです。
Webデザイナーになるメリット3選
こちらでは、Webデザイナーになるメリットを3つ紹介します。
- 様々なスキルが身につく
- スキルがあるため転職しやすい
- 複数の収入源を得やすい
それぞれ確認していきましょう。
1.様々なスキルが身につく
Webデザインを学ぶことで、Web制作のために必要な様々なスキルが身につきます。
一度身についたスキルは長く使えるうえに、オリジナルのデザインを作る力があれば個人で仕事を獲得することも可能です。
- デザインスキル
- 文章力や構成力
- プログラミングスキル
- 画像作成や加工スキル
など、多くのスキルを身につけられる点は、Webデザイナーのメリットです。
2.スキルがあるため転職しやすい
Webデザイナーはデザインするだけが仕事ではありません。先ほど述べたように、文章力やプログラミング知識も必要です。
それぞれのスキルを極めれば、Webデザイナーはもちろん、他の職業でも活躍できるでしょう。
- プログラミングを極めてプログラマーになる
- 文章力を磨いてライターになる
- デザイン力を鍛えて広告デザイナーになる
と言うように、自分で仕事を選べるようになるのも大きなメリットです。
3.複数の収入源を得やすい
Webデザイナーはさまざまなスキルが必要になる職業です。そのためデザイナー以外にも、様々な収入を期待できます。
例えばブログを始めて広告収入を得たり、デザインスキルを活かして動画編集や画像加工をしたりと、パラレルワークがしやすい点が大きなメリットです。
本業としてWebデザイナーを行いながら、空いた時間や休日を活用して、収入を増やせるでしょう。
Webデザイナーになるデメリット2選
Webデザイナーを目指すデメリットを2つ紹介します。
- 会社によっては残業が多い
- 実力によって収入の差が生まれる
メリットの多いWebデザイナーですが、デメリットも多少存在します。ぜひ参考にしてみてください。
1.会社によっては残業が多い
Webデザイナーは、納期やデザイン面など、クライアントからの要望に細かく応える必要があるため、残業がある会社も少なくはないです。
突然のデザイン修正依頼などによって、終電で帰る日や、大幅な内容変更により休日出勤を強いられるケースも多くあるでしょう。
残業が多い傾向にあるのは、Webデザイナーのデメリットと言えます。
2.実力によって収入の差が生まれる
Webデザインの仕事は、多くのスキルを持っている人のところに集まります。
デザインだけでなくディレクションやプログラミングをこなしたり、コミュニケーション能力が高かったりする人のほうが、仕事量も単価も増加します。
Webデザイナー業界は実力主義のため、能力のある人のもとに仕事が集まり、その結果収入に差が生まれることがあるでしょう。
将来性のあるWebデザイナーになる5つのコツ
こちらでは、将来性のあるWebデザイナーになる5つのコツを紹介します。
- 高いデザイン力を身につける
- Webディレクション能力も習得する
- Webマーケティングスキルの勉強もする
- 最新情報や流行を常に頭に入れておく
- プロと交流して意見を取り入れる
需要のあるWebデザイナーになるためには、この章でお伝えすることを意識してみてください。
1.高いデザイン力を身につける
単純にWebサイトが作れるというだけでなく、自分にしかできないデザインを生み出せるように勉強することで仕事量も増えます。
以下のように細かなチョイスによってサイトの印象も大きく変わります。
- 配色
- フォント
- 画像サイズ
- 使用画像
デザイン力を身につけるためには、実際に人気があるデザイナーを参考にしたり、さまざまなジャンルで制作してみたりすることが大切です。
コツコツ勉強を重ねたり、トレンドを把握したりして、高いデザイン力を身につけましょう。
2.Webディレクション能力も習得する
Webディレクションとは、制作のプロジェクト全体を管理し、進行するスキルです。
サイトのターゲット考案からサイトの公開まで一貫してまとめることで、クライアントからの評価も高くなり、継続して依頼してもらえる可能性も高まります。
さらに他のデザイナーを管理する分、収入アップが見込めます。
他人のデザインにフィードバックを行う機会を増やしたり、自分でデザインを外注したりして、ディレクション能力も身につけていきましょう。
3.Webマーケティングスキルの勉強もする
Webマーケティングとは、商品やサービスをWeb上で販売するためのスキルです。
「なぜアクセスが少ないのか」「購入される割合はどうなのか」など、データを解析しながら広告を出したり、デザインを変えたりして、売上を伸ばす改善を行います。
マーケティングスキルがあると、売れるデザインが作れるようになったり、納品後の運用の仕事を獲得できたりと、仕事の幅が広がるでしょう。
デザインの基礎スキルだけでなく、商品を売るためのマーケティングスキルを身につけることも意識してみてください。
4.最新情報や流行を常に頭に入れておく
Webだけに限らず、デザインの流行は目まぐるしく変化していきます。
常に最新情報を頭に入れておくことで時代の流れに対応できる、 デザインスキルの高いWebデザイナーになれるでしょう。
日常からデザイン系の情報サイトをチェックしたり、SNSを定期的に覗いたりして、新しい技術やスキルを磨き続けることが大切です。
5.プロと交流して意見を取り入れる
実際にプロのWebデザイナーと交流して意見を取り入れることも大切です。
セミナーやイベント等で交流することにより、有益な情報が得られるだけでなく人脈も広がります。
例えば、Webデザイナー特化型の転職エージェントであるワンダフルジョブでは、定期的にスキルアップにつながる同業との交流会やセミナーを開いています。
プロの意見を聞ける貴重な機会が無料で手に入るので、Webデザイナーを目指している方はぜひチェックしてみてください。
ITエンジニア/Webデザイナー特化型転職サービス「ワンダフルジョブ」
ワンダフルジョブは、ITエンジニアやWebデザイナーの求人に特化した転職サービスです。
- 紹介可能な案件は2,500件超
- 転職ノウハウを詰め込んだ動画教材つき
- 元年商170億円企業の人事責任者が監修
完全無料で利用できるので、未経験・経験者問わずキャリアアップがしたい方は、ぜひLINEで面談を申し込んでみてください。