【成功の秘訣】SEからWebデザイナーに転職したい!将来性や学んでおくべき3つのスキルを解説

「SEからWebデザイナーに転職したい」
「Webデザイナーの将来性は?」
「Webデザイナーに転職するにはどんなスキルが必要?」

などと考えていませんか?

SEからWebデザイナーは、同じIT業界で共通する点が多くあります。
ところが仕事内容はもちろん、年収や働き方などに違いがあるため、転職の際には充分に情報収集することが大切です。

そこでこちらの記事では、以下の内容について解説していきます。

  • SEとWebデザイナーの違い
  • Webデザイナーの将来性
  • Webデザイナーとして活かせるSEのスキル
  • 転職する際に学んでおくべきこと
  • 転職する際のステップ

Webデザイナーとして新たな一歩を踏み出したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

SEとWebデザイナーの3つの違い

SEとWebデザイナーは、同じIT業界でも仕事内容や年収など様々な違いがあります。
転職してから「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、違いを理解しておくことが大切です。

こちらではSEとWebデザイナーの違いについて、3つの観点から解説していきます。

  • 仕事内容
  • 年収
  • 将来性

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.仕事内容

SEとWebデザイナーの大きな仕事の違いは、開発場所です。
SEはユーザーには見えない部分を開発しますが、Webデザイナーはサイトのレイアウトなど、目に見える部分や操作できる場所を開発します。

Webデザイナーの仕事は、主に以下の6つです。

  • クライアントの要望を要件として整理する
  • サイトの構成を作る
  • レイアウトを設計する
  • グラフィックデザインをする
  • コーディングをする
  • 動的機能(フォームやチャット機能など)を実装する

Webデザイナーには、デザインやHTMLなどのコーディングスキルはもちろん、UI/UX等を理解し、ユーザーがストレスなくWebサイトを操作できる設計が求められます。

SEに比べユーザー視点が求められる仕事なので、フロントエンドに関する業務全般を理解しておくことが大切です。

2.年収

SEとWebデザイナーの年収を比べると、一般的にはSEの方が高いと言われています。

SEとWebデザイナーの平均年収は、求人情報・転職サイトdoda(デューダ)の2020年9月~2021年8月の調査によると、以下のとおりです。

  • SE:438万円
  • Webデザイナー:356万円

あくまで平均のため、実際は会社や任される仕事の範囲で、年収は異なります。

ただし一般的にWebデザイナーの年収は、SEより低いということを覚えておくと良いでしょう。

3.働き方

働く場所や勤務時間という点では、WebデザイナーはSEよりも自由度が高いと言われています。

Webデザイナーはリモートワークやフレックス勤務が可能な場合が多いです。
また独立してフリーランスとして仕事をすることも、比較的容易だといえます。

一方でSEは会社にデスクを置いて、始業や終了時間を定められるケースが大半です

その時々の案件によっては残業が多く、勤務時間が長くてストレスを感じる方がいるかもしれません。

働き方の違いは、転職後の生活にも大きく影響を与えるため、考慮しておくと良いでしょう。

Webデザイナーの将来性を3つの観点から解説

転職を考えている方にとって、Webデザイナーの将来性は気になるところです。

Web業界の市場自体は今後も拡大していく傾向にありますが、その分デザイナーが増えて、競争は激化していく可能性があります。

ここでは、3つの観点からWebデザイナーの将来性について解説します。

  • Web業界の市場
  • 誰でも使えるツールの登場により需要はやや低下
  • Webデザイナーの競争の激化

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.Web業界の市場は拡大

Web業界は、将来的に拡大していくと考えられます。

EC市場の伸びやスマートフォンの普及、様々なサービスの開発により、Webサイトの数が今後も増加していくと考えられるためです。

経済産業省の調査によると、EC市場の2020年の市場規模は、前年に比べ物販系分野では21.71%、デジタル系分野では14.9%も規模が拡大しています。

このようにEC取引の増加に伴い、Webサイトの需要も伸びていくことが想定されます。

2.誰でも使えるツールの登場により需要はやや低下

これまでWebサイトの制作は、専門的なスキルを持ったWebデザイナーに依頼することが一般的でした。

しかし現在は、専門的なスキルを持たない人でもWebサイトを制作できるツールやサービスが増えています。

代表的なWebデザインツールは「Wix」や「weedly」などがあげられます。
ブラウザ上でテンプレートを選び、レイアウト等も簡単な操作で設定可能です。

さらに小売店舗や飲食店などは、Googleや専門のポータルサイトに登録しておけば、必ずしも自前のWebサイトを持つ必要がありません。

これらのツールやサービスの登場によって、Webデザイナーは単にサイトを作れるだけでは価値を示せない時代になっていると言えるでしょう。

3.Webデザイナーの競争が激化

副業やフリーランスの増加が、Webデザイナー同士の競争を激化させる可能性があります。

Webデザイナーは、時間や場所にとらわれずに仕事ができ、SE等に比べてスキル習得が容易なため、副業として人気です。

Webデザインのオンラインスクール「デイトラ」の調査では、Webデザイナーとして仕事をしている人の約半数が副業というデータがあります。

また制作会社に所属せずにフリーランスとして、Webデザイナーとして仕事をする方も増加中です。

Webデザイナーは様々な働き方が可能な仕事なので参入しやすく、競争が激化していくことが考えられます。

SE→Webデザイナーへの転職で活かせるSEの2つのスキル

SEを経験している方は、Webデザイナーとして活かせるスキルも多く、IT業界未経験の方よりもアドバンテージがあります。

ここでは、SEがWebデザイナーとしても活かせる2つのスキルについて解説します。

  • プログラミングスキル
  • 顧客へのヒアリングスキル

それぞれの理由を解説していきます。

1.プログラミングスキル

SEとして学んだプログラミングスキルは、Webデザイナーのスキルを習得する際に役立ちます。

プログラミング言語を学んだことがあるSEの方にとっては、Webデザイナーとして使うHTML等のマークアップ言語は、比較的理解しやすい分野です

またSE経験者は、Webサイトのデータベースやショッピングシステムなどの知識が豊富なので、Webデザイナーの中で希少価値を示せるでしょう。

プログラミングやIT業界未経験の方に比べて、関連する知識を既に持っているため、大きなアドバンテージになります。

2.顧客へのヒアリングスキル

SEでの経験があると、顧客が望むデザインを形にするためのヒアリング能力が高くなります

裏側の部分まで自分で構築する力があることで、より具体的な提案ができるからです。

スキルが未熟なデザイナーだと、外側のデザイン面の提案を、感覚的にしかできません。

ところがSEの知識があると「このデザインは実現可能」「実現可能だが時間がかかるので、別の手段の方がいい」など、デザインとは違う面での提案ができるでしょう。

SE経験者だからできるスキルを発揮することで、デザインやコーディング未経験でも、希少な人材になれる可能性があります。

SEがWebデザイナーに転職する際に学ぶべきこと3選

SEから転職する際には、Webデザイナーとして最低限必要なスキルを身に着ける必要があります。

ここでは、SEがWebデザイナーに転職する際に学ぶべき3つのスキルを解説します。

  • .HTMLやCSS等の言語
  • デザインの知識及びスキル
  • Webマーケティングの知識

それぞれの具体的内容を解説していきます。

1.HTMLやCSS等の言語

Webサイトをコーディングするには「HTML」「CSS」「Javascript」の3つの言語を習得する必要があります。

また現在のWebサイトは、「WordPress」というシステムを利用していることが多いため、可能であれば「PHP」を理解しておくことも大切です。

特にHTMLやCSSは、Webサイトをコーディングする際の必須スキルです。自分1人でWebサイトを構築できる程度には、習得しておきましょう。

2.デザインの知識及びスキル

Webデザイナーとして仕事をするためには、配色やデザインの原則などの知識を学んでおく必要があります。

また実際のデザイン作業に必要な「Photoshop」や「Illustrator」等のソフトの操作を、業務で使用できるレベルで習得しておくことが求められます。

デザインの習熟度は客観的に図りにくいですが、基本原則の理解やソフトの操作は、事前に学んでおきましょう。

3.Webマーケティングの知識

Webデザイナーとしての価値を高めるためには、Webマーケティングの知識もあると有利です。

Webサイトを制作する目的は、クライアントが求める成果を実現することです。
決して、きれいなWebサイトを作ることだけではありません。

クライアントが求める具体的な成果は、サービスのブランディング向上、商品の拡販などがあげられます。

マーケティングの知識があると「より商品が売れるためのデザイン」「デザイン以外のマーケティング業務まで兼任」が可能です。

単にWebサイトが作れるというだけでは、Webデザイナーとしての価値は下がっていきます。クライアントが求める成果を実現できるスキルを磨いておきましょう。

SEからWebデザイナーに転職する際の3ステップ

SEからWebデザイナーに転職する際には、まずは必要なスキルを習得することが大切です。

また、会社によってWebデザイナーに求められる業務の範囲等も違うため、自身に合った会社を探すための情報収集も欠かせません。

ここでは、Webデザイナーに転職する際の3つのステップを解説します。

  • スキルの学習
  • ポートフォリオの制作
  • 転職サイトやエージェント等への登録

それぞれ詳しく解説していきます。

1.スキルの学習

転職でWebデザイナーになる場合は、即戦力になることが期待されるため、実務レベルのスキルを身につけておく必要があります。

特に年齢を重ねれば重ねるほど、スキル重視での採用が多くなるため、しっかり技術を磨いておきましょう。

HTML等のマークアップ基礎は書籍等でも学習できますが、実務レベルのスキルを身につけるためには、オンライン講座を利用することがおすすめです。

実際に第一線で活躍している講師から指導を受けられるため、仕事で求められるレベルまで最短距離で達することができます。

おすすめはWonderful Designer(ワンダフル・デザイナー)です。現役プロデザイナーから指導を受けられるうえに、質問も無制限でできます

チーム開発スキルを身につけるスクールなので、転職後に即戦力として活躍できるスキルが身につけられるでしょう。

2.ポートフォリオの制作

自身で複数のWebサイトを制作し、転職先に提示できるよう「ポートフォリオ」を作成しましょう。

ポートフォリオとは、自身のスキルを評価してもらうための作品集です。Webデザイナーの採用では、ほぼ確実にポートフォリオの提出が求められます。

  • 過去に制作したWebサイト
  • 目的やコンセプトを固める「要件定義」書類
  • サイトマップや導線などの「基本設計」書類

の3つをわかりやすくまとめることで、技術があるデザイナーだと判断されやすくなります。

Webデザイナーの仕事は、HTML等のコーディングだけではありません。

要件定義や基本設計等の上流工程に関する能力を評価してもらえるように、ポートフォリオを作り込んでおくことが必要です。

3.転職サイトやエージェント等への登録

制作会社の情報収集や転職活動を始める際は、「IT業界特化型の転職サイト」や「IT転職専門の転職エージェント」に登録しましょう。

転職サイトは、IT業界やクリエイティブ職に特化したものも数多くあります。特化型の転職サイトには、求人数が多くあり、専門的な情報収集も可能なためおすすめです。

また自身の希望する条件に合う会社を効率よく探すには、転職エージェントを利用すると良いでしょう。

転職エージェントは、キャリアアドバイザーとの面談で自身の希望を伝え、条件に合った適切な企業を紹介してくれます。

企業の紹介だけでなく、スキルアップの方法や面接対策等もサポートしてくれます。

多くの場合無料で利用できるので、一度試してみると良いでしょう。

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