「新卒でフリーランスになっても食べていける?」
「新卒フリーランスに向いてる仕事を知りたい」
「新卒でフリーランスになる場合はどんな準備をしたら良い?」
などと考えていませんか?
働き方が多様になってきた今、新卒で即フリーランスになるという選択を考えている方も多くなってきました。
フリーランスは、会社員に比べて自由な働き方ができるため魅力に感じる方もいるでしょう。ところがフリーランスとして1人で仕事をしていくことは、様々なリスクがあります。
そこで、この記事では、新卒フリーランスについて以下の内容について解説します。
- 新卒フリーランスと新卒会社員の違い
- 新卒フリーランスのリスク
- 向いている人と向いていない人
- おすすめの職種
新卒でフリーランスになることを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新卒フリーランスと新卒会社員の4つの違い
新卒でフリーランスになった場合と、会社員になった場合ではどんな違いがあるのでしょうか。ここでは、新卒フリーランスと新卒会社員の違いを、以下の4点から解説します。
- 働き方
- 収入
- 求められるスキル
- 仕事を学ぶ環境
ひとつずつ詳しく解説します。
1.働き方
フリーランスは、会社員に比べて自由な働き方ができます。
フリーランスは、勤務時間に定めがなく、自分の裁量で働く時間が決められます。またフリーランスの仕事は自分で獲得してくるため、やりたい仕事を選ぶことが可能です。
一方で新卒会社員の場合は組織の一員であるため、自分でやりたい仕事を選ぶことが基本的にはできません。
フリーランスは、自由な働き方ができる一方で、仕事上の責任は自分ですべて背負う必要があります。
「仕事でミスをしてしまった」という場合、会社員の場合は上司や会社が責任をとってくれますが、フリーランスではすべて自分の責任です。
フリーランスは、自由な働き方ができる一方で、すべての責任を自分で負わなければならないと理解しておきましょう。
2.収入
新卒フリーランスは、新卒会社員よりも多くの収入を得られる可能性があります。
フリーランスは、自分で多くの仕事を取ってくれば、その分収入が増えます。一方、新卒会社員は月給制で、自分の仕事の量や成果によって収入が変わることはありません。
また多くの日本企業では、給与は年功序列であるため、新卒は最も低い給料になることが一般的です。
一方で新卒フリーランスは、仕事を獲得できないと、生活に最低限必要な収入が得られないリスクもあります。その点、新卒会社員は、自分の能力に関わらず、毎月必ず給与がもらえるため、安定しています。
新卒フリーランスは「多くの収入を得られる可能性」と「必要な収入を得られない可能性」どちらもありえるのです。
3.求められるスキル
フリーランスは、新卒であっても、1人で仕事をしていくためのスキルが必要です。新卒会社員は、多くの場合、入社時点で即戦力としてのスキルは求められていません。
新卒フリーランスで働くために必要なスキルは、主に以下の3つです。
・仕事に関する専門的なスキル
・自己管理能力
・コミュニケーションスキル
新卒フリーランスは、専門的なスキルがあるだけでは仕事はできません。仕事をする上では、クライアントとのスムーズに仕事を進めていくためのコミュニケーションスキルなどが大切です。
4.仕事を学ぶ環境
新卒フリーランスは、仕事に必要な知識やスキルを学ぶ環境を自分で作らなければなりません。何をどう学ぶのかを自分で考え、必要に応じて自費でスクールなどに通う必要があります。
一方、新卒会社員は、会社が用意してくれる研修の受講や、先輩写真からのOJTで仕事を学ぶことが可能です。仕事の進め方や業界の慣習などは、OJTで学ぶことが最も近道と言えます。
新卒フリーランスは、自分自身の力で学んでいかないと、できる仕事が少なくなっていきます。
新卒フリーランスを検討している方は、仕事を学べる環境をどう作るのか、しっかり考えておく必要があるでしょう。
新卒フリーランスの3つのリスク
新卒でフリーランスになった場合には、主に以下の3つのリスクを負うことになります。
- 仕事がとれない
- お金のために雑務を受ける
- 就職のハードルが高い
新卒でフリーランスを目指す場合は、リスクを理解し、あらかじめ対策をしておくことが必要です。
1.仕事がとれない
新卒フリーランスの最も大きなリスクは、仕事がとれない恐れがあることです。
フリーランスの仕事をとってくるには、実績が豊富な方との競争して、クライアントに選んでもらう必要があります。
新卒フリーランスは、仕事歴が短く実績も少ないことが多いため、仕事を得にくい可能性があります。
新卒フリーランスになる場合は、どの程度の量や金額の仕事をとってこれる見込みがあるのか、ということを考えておく必要があるでしょう。
2.お金のために雑務を受ける
新卒フリーランスが十分な仕事を取ってこれない場合、とにかく今必要なお金を稼ぐために、スキルに結びつかない雑務を受けてしまうリスクがあります。
例えば、Webライターとして仕事をしていきたいのにも関わらず、データ入力などの単純作業でなんとかお金を稼いでいるというような状況です。
新卒は、まだまだこれからスキルを磨いていかなければならない時期です。
自分のやりたい仕事以外の雑務を受けていては、スキルが上がらず、実績も増えないため、仕事が受けられるようにはなっていきません。
新卒フリーランスは、今必要な生活費を稼ぐために雑務を受け、スキルが身につかない恐れがあることに注意しましょう。
3.就職のハードルが高い
新卒フリーランスに断念した場合、会社に就職するハードルが高くなるリスクがあります。
3年以内にフリーランスを断念した場合、就職活動時の扱いは「既卒」です。既卒とは、学校卒業後に3年間、正社員としての職歴がない人を指します。
既卒者は、就職で不利に扱われうことが多いため、就職のハードルは高くなります。
またフリーランスとして仕事の実績が残せなかった場合は、同じ業種であっても「未経験者」として扱われることになるでしょう。
新卒でフリーランスを目指して断念すると、新卒で正社員になって人に比べて、就職は難しくなるということを理解しておきましょう。
新卒フリーランスが向いてる人の特徴5選
新卒でフリーランスとして仕事をしていけるのは、どんな人でしょうか。ここでは、新卒フリーランスに向いている人の特徴を以下の5つから解説します。
- 経験や実績がある
- 仕事をとってこれる人脈がある
- 自己管理ができる
- お金や税金の管理ができる
- 孤独やプレッシャーに強い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.経験や実績がある
新卒フリーランスは、学生時代に経験や実績を積んでいる人に向いています。
仕事をとってくれるには、実績が必要です。クライアントは、実績や経験からスキルを評価し、仕事を依頼するフリーランスを選びます。
クライアントに示せる実績がなければ、相手はスキルのレベルを評価できません。
新卒フリーランスとして仕事を取るためには、実績が欠かせないと理解しておくと良いでしょう。
2.仕事をとってこれる人脈がある
仕事をとってこれる人脈がある人は、新卒フリーランスに向いています。人脈とは、自分のスキルやパーソナリティを理解して、仕事を発注してくれる知人がいるということです。
知人であれば、仮にまだスキルが多少未熟であっても、将来性に期待して仕事を発注してもらえる可能性はあります。
自分のことをまったく知らない人は、将来性に期待して、仕事を依頼するということはありません。
また、知人からの依頼は、また別のクライアントを紹介してもらえる可能性があります。外部に頼れる人脈があるということは、仕事をしていく上でとても重要です。
3.自己管理ができる
新卒フリーランスは、自己管理できる人に向いています。自己管理とは、自分で自分を律して、仕事や体調管理ができることです。
フリーランスは、1人で仕事を最後まで完了させなければなりません。自分を律することができない人は、仕事を滞らせてしまうなどのリスクがあります。
またフリーランスにおいて体調管理は重要です。体調を崩したとしても、誰かが仕事を肩代わりしてくれることはありません。
新卒フリーランスは、仕事だけでなく体調面からも自己管理ができる人でなければなりません。
4.お金や税金の管理ができる
新卒でフリーランスになる方は、お金や税金の管理ができる必要があります。
フリーランスは、個人事業であるため、日々の収支の管理、税金の申告や支払いを自分でやる必要があります。会社員であれば、給与や税金などの処理は会社がすべてやってくれます、フリーランスは誰も肩代わりしてくれません。
多くの仕事をとってこれる人であっても、お金の管理ができなければ、フリーランスとして仕事を続けていくことは難しいと考えておいたほうが良いでしょう。
5.孤独やプレッシャーに強い
フリーランスに向いているのは、孤独やプレッシャーに強い人です。
フリーランスは、会社のように先輩や同僚と仕事をするわけではないので、孤独感や1人で仕事をするプレッシャーと感じやすい働き方です。
新卒でフリーランスを目指す人は、自分が1人で仕事をする孤独やプレッシャーに耐えられるのか、ということを一度考えてみると良いでしょう。
新卒フリーランスが向いていない人の特徴3選
新卒フリーランスに向いていない人には、どんな特徴があるのでしょうか。新卒フリーランスが向いていない人の特徴を、以下の3点から解説します。
- 仕事をした経験がない
- お金に余裕がない
- 周りの目を気にする
それぞれ見ていきましょう。
1.仕事をした経験がない
仕事の実務経験がない人は、新卒フリーランスに向いていません。
実務経験とは、クライアントと仕事をした経験のことです。仕事に必要なことは、スキルだけではありません、
仕事をスムーズに進めるための「コミュニケーション力」や「仕事の段取り」などが大切です。
実務経験が少ない方は、仕事の段取りが悪かったり、クライアントに求められる報告や相談などをスムーズに行うことが難しい面があります。その結果、クライアントから「仕事がしにくい人だ」と思われてしまいます。
フリーランスは1人で仕事をするため、先輩社員からOJTで学ぶことができません。実際の仕事を経験したことがない方は、新卒でのフリーランスには向いていないといえます。
2.お金に余裕がない
お金に余裕がない人は、新卒フリーランスに向いていません。
新卒でのフリーランスは、はじめから生活に必要な収入を得られるとは限りません。十分な収入を得られるまで生活に困らない程度の貯蓄がないと、早晩行き詰まってしまう恐れがあります。
お金に余裕が無い方は、新卒でフリーランスになることは避けた方が良いでしょう。
3.周りの目を気にする
周りの目を気にする人は、新卒でフリーランスになることはおすすめできません。
フリーランスは、不安定なイメージを持たれているため、家族や友人の反対に合うことが少なくありません。
周りの目がプレッシャーに感じる方は、フリーランスという働き方を続けていくことが難しい可能性があります。
フリーランスは、1人で仕事をするため孤独感やプレッシャーを感じやすい働き方です。周りの目は気にせず、図太くやっていける方でないと向かない働き方と言えます。
新卒フリーランスにおすすめの職種4選
新卒フリーランスには、需要が高く、スキルがあれば仕事を得やすい仕事がおすすめです。以下の4つの仕事は、いずれの仕事も学生時代から実績を積むことが可能な仕事です。
- Webライター
- 動画編集
- プログラミング
- デザイナー
それぞれ詳しく見ていきます。
1.Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載する記事を書く仕事です。Webライターは、プログラミングなどと比べ、スキル習得に必要な期間が比較的短いことが特徴です。
Webライターの仕事は、クラウドソーシングサイトなどで数多くの仕事があります。
実績を積み、高単価の仕事が得られるようなれば、フリーランスとして十分な収入を得られるでしょう。
例えば、セールス記事や金融などの専門性の高い記事は、高単価になる傾向があります。
Webライターとして新卒フリーランスを目指す場合は、学生の時期からクラウドソーシングサイトなどで案件を受注して、実績を積み重ねておくと良いでしょう。
2.動画編集
動画編集は、YouTube動画や企業などのPR動画などを作成する仕事です。需要の高い仕事であるため、簡単な仕事であれば、比較的短い期間で仕事を受注することが可能です。
経験が少ない時期は、動画をつなぎ合わせるなど単価の低い仕事が多くなります。
しかし、動画編集の仕事の幅は広く、撮影や高度な編集ができると単価が大きくあがります。
動画編集は、オンラインスクールなどでスキルを習得することが可能です。学生の内に、スキルを磨いておけば、フリーランスとして十分な収入を得られる可能性があります。
3.プログラミング
プログラミングは、アプリやWebサービスの開発を行う仕事です。スキル習得には時間が必要ですが、単価が高いことが特徴です。
プログラマーは人材不足のため、学生時代からスキルを磨いておけば、新卒フリーランスとしても十分な仕事を得られる可能性があります。
また、単発の案件受注だけでなく、一つの会社から業務委託で継続して仕事を続けることも可能です。
学習には少し時間がかかるため、フリーランスとして仕事を始めるまでに、仕事で対応できるレベルでスキルを磨いておくと良いでしょう。
4.デザイナー
デザイナーは、紙媒体やWeb媒体など様々な領域で需要が高い仕事です。デザイナーの仕事の単価は、安いものから高いものまで大きく幅があります。
経験が少ないうちは、クラウドソーシングサイトで、比較的安い単価で仕事を受けてて実績を作ると良いでしょう。また仕事の実績は、ポートフォリオサイトにまとめておくと、営業の際に活用できます。
学生時代から実績を数多く作っておくことで、フリーランスになった後にも、継続して仕事を依頼してもらえるクライアントを作ることが可能です。
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