「フリーランスでも名刺は必要なのかな?」
「自宅の住所を名刺に載せるのは不安」
「個性的で印象に残る名刺を作りたい」
などと考えていませんか?
会社員の場合、名刺は会社が準備することが一般的です。しかしフリーランスになると、名刺は自分で準備しなくてはいけません。
フリーランスとしてこれから仕事を始める方の中には、名刺を作る必要があるのか、何を記載すれば良いのかなど悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フリーランスの名刺について、以下の内容を解説します。
- フリーランスに名刺が必要な理由
- フリーランスが名刺に記載した方が良い内容
- 名刺に住所を載せたくない場合の対処方法
- が個性的な名刺を作成するためのポイント
- 名刺作成を依頼できる業者
名刺が必要な理由だけでなく、実際に作成する際のおすすめの業者も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
フリーランスに名刺が必要な2つの理由
フリーランスは、会社の肩書がなくても名刺を作ることをおすすめします。フリーランスに名刺が必要な理由を、以下の2つから解説します。
- ビジネスマナーとして必要
- 営業ツールとして活用できる
ひとつひとつ見ていきましょう。
1.ビジネスマナーとして必要
名刺は、フリーランスであっても、ビジネスマナーとして必要です。
仕事相手が企業に所属している場合、初対面の際に名刺を差し出されることが一般的です。フリーランスだからと言って、名刺を受け取った際に、何も返さないことはビジネスマナーに反すると感じる方が多くいます。
フリーランスは自身で営業をする必要があるため、必然的に人と出会う機会は増えます。名刺交換の際に、恥をかかないために、名刺は準備しておいたほうが良いでしょう。
2.営業ツールとして活用できる
名刺は、実績やスキルなどを記載しておくと営業ツールとして活用できます。
フリーランスは、会社という信用がないため、個人として信頼を得ていく必要があります。名刺に実績やスキルを載せておくと、相手から自身の能力などについて理解してもらいやすくなり、営業ツールとして役立つでしょう。
名刺に記載すると印象に残る内容6選
フリーランスが名刺に記載した方が良い内容は、会社員とは少し異なります。こちらでは、フリーランスが名刺に記載した方が良い内容を6つ紹介します。
- 名前や屋号
- 職種・肩書
- スキル・実績
- 連絡先
- ポートフォリオのURL
- 顔写真
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.名前や屋号
名刺には、名前はもちろん、屋号がある場合は記載しておくと良いでしょう。屋号とは、個人事業主として行う事業につける名称のことです。
仕事用の銀行口座を作る際に、個人用と分けるために屋号付きで開設している方も多いのではないでしょうか。クライアントが振込を行う際などに、名刺と銀行口座名が異なるとわかりにくいため、屋号を名刺に記載しておくことがおすすめです。
2.職種・肩書
職種や肩書は、相手に自身の仕事内容を簡潔に伝える役割があります。
職種は「Webデザイナー」や「ライター」など、一般的に使われている職種での記載がおすすめです。個性を出すために、自身で考えた造語を使う方がいますが、相手にとってわかりにくい場合があります。
職種や肩書は、受け取った相手にとってわかりやすい名称であることが大切です。
3.スキル・実績
名刺にスキルや実績を記載しておくと、営業の際に役立ちます。会社名がないフリーランスの場合、名刺を受け取った相手は、どのような実績があるか判断がつきにくいためです。
また資格を保有している方は、スキルの客観的に評価につながるため積極的に記載しておくと良いでしょう。
4.連絡先
連絡先は、最低限メールアドレスや電話番号などの基本的な情報を記載しておきましょう。職種によっては、SNSやチャットツールのIDを記載した方が良い場合があります。また住所は、郵送での書類のやりとりがある場合のみ、名刺に載せておくと便利です。
ただし、フリーランスは会社ではなく個人の連絡先を公開することになるため、名刺に記載する範囲は慎重に検討しましょう。
不安であればバーチャルオフィスを契約するなど、個人情報が出ないように配慮しておくと安心です。
5.ポートフォリオのURL
エンジニアやデザイナーの方は、自身の実績などをまとめたポートフォリオサイトのURLを記載しておくと良いでしょう。ポートフォリオは、相手に自身のスキルを伝える方法として有効です。
具体的には、エンジニアの方はGitHubのURL、デザイナーの方はポートフォリオサイトのURLなどが挙げられます。
6.顔写真
顔写真の掲載は、相手に覚えてもらいやすくするための工夫です。
顔写真が載っていると、名刺交換の際に印象が残りやすく、後から確認した際にも思い出してもらいやすいためです。
フリーランスが名刺に住所を載せたくない場合の対処方法3選
フリーランスが名刺に住所を記載する場合、自宅住所となってしまうため、載せたくないという方も多いのではないでしょうか。こちらでは、名刺に個人の自宅住所を載せたくない場合の対処方法を4つ解説します。
- 細かい住所を記載しない
- バーチャルオフィスの住所を記載する
- 必要な時に伝える
一つひとつ見ていきましょう。
1.細かい住所を記載しない
個人の自宅が特定されないために、名刺には番地など細かい住所は記載しないという方法があります。具体的には「都道府県名・市区町村名・町名」程度まで記載し、番地やマンション名などは省くと良いでしょう。
細かい住所が必要なケースは、郵便物の送付がある場合などに限られます。名刺では、どの辺に住んでいるのかが分かる範囲での記載でも大きな問題はありません。
2.バーチャルオフィスの住所を記載する
バーチャルオフィスの住所を記載すると、自宅の場所を明かさずに、郵便物の送付に対応できます。バーチャルオフィスは、月額数千円の費用で、以下のサービスを提供してくれます。
- 法人登記に記載可能な住所の貸し出し
- 個人専用でん番号の貸し出し
- 郵便物の自宅転送
- 受付対応や電話秘書代行
バーチャルオフィスは、都心だけではなく全国で展開されているサービスです。仕事で自宅の住所を明かしたくない方には、便利なサービスと言えます。
3.必要な時に伝える
住所が必要な場面は限られため、名刺に住所は記載せずに、必要な時にメール等で伝えるだけで十分である場合が多いです。
ビジネス上のコミュニケーションの多くがオンラインで完結するため、住所が必要となる場面は多くありません。郵便物の発送が必要になった際など、別途伝えるだけで済む場合は、名刺に住所を記載する必要はありません。
フリーランスが個性的な名刺を作成するためのポイント3選
フリーランスは、会社員と違い自身の責任で名刺を作成できるため、個性的なデザインにしたいと考える方も多いのではないでしょうか。こちらでは、フリーランスが個性的な名刺を作成するためのポイントを3つ紹介します。
- サイトのデザインなどと揃える
- 紙の色や材質にこだわる
- QRコードを入れる
それぞれ見ていきましょう。
1.サイトのデザインなどと揃える
個人事業主としてのWebサイトや屋号のロゴなどがある場合、デザインを合わせることで統一感のある個性的な名刺ができます。
営業媒体のデザインが揃っていることで、相手にとって印象が残りやすくなります。
2.紙の色や材質にこだわる
名刺は、紙の色や材質にこだわると個性が出ます。
例えば、名刺は白地に黒文字が一般的ですが、濃い色の背景に、白抜き文字にすると印象的なデザインになります。
また材質は、厚手の高級紙や和紙などを使うと手触り感で違いが出ます。
ただし、サイズを大きくしたり、一般的な長方形以外の形にするなどの方法は、名刺ホルダーに入らないなど管理しにくいため避けたほうが良いでしょう。
3.QRコードを入れる
名刺に自身のWebサイトなどのURLを記載する際に、文字列の代わりにQRコードを貼り付けると個性が出ます。
QRコードは、スマホから簡単に読み取りができるため、名刺を受け取った側にとって便利です。
また名刺に記載する内容がごちゃごちゃせずに済むため、ぜひQRコードの利用も検討してみてください。
フリーランスが名刺作成を依頼できる業者8選
名刺を作成する際には、デザインから発注までオンラインで簡単にできるサービスの利用がおすすめです。多くのサービスでは、無料でデザインテンプレートが用意されており、文字を入れ替えるだけで名刺の作成ができます。
こちらでは、8社の名刺作成サービスについて紹介します。
1.ラクスル
「ラクスル」は、2020年にユーザー数が110万人を超えた人気のオンライン印刷サービスです。
用紙の種類や厚さのほか、角丸加工や二つ折りなど個性的な名刺の作成ができます。名刺のデザインは、無料のテンプレートを選び、氏名など必要項目を記入するだけです。
色や紙質を確認できるサンプルセットが無料でもらえるので、オンラインでの注文は不安という方にとっても安心です。
印刷料金 | 499円(100部・3営業日後出荷)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートを用いたサイト内での編集または、オリジナルデータの入稿 |
受け取り方法 | 郵送(注文から1営業日後~) |
ラクスルは、名刺のほか、パンフレットや様々なノベルティグッズへの名入れにも対応しています。
2.デザイン名刺.net
「デザイン名刺.net」は、デザインテンプレートの豊富さが特徴です。テンプレートは「ビジネス名刺」「クリエイター名刺」などジャンルごと用意されています。
またジャンルだけでなく「スッキリ・シンプル」「かっこいい・スマート」などのイメージでのテンプレートの選択が可能です。
印刷料金 | 1,650円(100部・2営業日出荷)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートを用いたサイト内での編集または、オリジナルデータの入稿 |
受け取り方法 | 郵送(即日発送~)新宿店鋪受け取り(即日受け取り) |
「デザイン名刺.net」は、郵送だけではなく、新宿の店舗での受け取りもできます。店舗の場合、注文日に即日での受け取りが可能です。
3.名刺通販どっとこむ
「名刺通販どっとこむ」は、即日出荷に対応した名刺印刷専門サービスです。テンプレートは、モノクロ用、カラー用と分けられ豊富に用意されています。
50枚から注文が可能なので、少量の名刺がすぐに欲しい方におすすめです。
印刷料金 | 780円(50部・即日出荷)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートを用いたサイト内での制作または、オリジナルデータの入稿 |
受け取り方法 | 郵送(即日発送~) |
名刺にも捺せる「QRコード付きネームスタンプ」など、ハンコの販売もしています。
4.アドプリント
「アドプリント」は、両面フルカラーの名刺が100部で470円と安さが特徴です。値段が安い上に、紙の種類が豊富にあるため、こだわりの名刺が作りたい方に向いています。
印刷料金 | 470円(100部・7営業日出荷)~ |
デザイン制作 | Adobe「Illustrator」で編集可能なデザインテンプレートを元に制作 |
受け取り方法 | 郵送(7日営業日後出荷) |
5.プリスタ
「プリスタ」は、モノクロ名刺が100部で190円と、注文当日出荷可能なサービスの中では、最安値のサービスです。当日出荷は、16時までに注文した商品に限ります。
最安値のサービスで、さらに無料のテンプレートの利用もできるため、誰でもすぐに名刺の注文ができます。
印刷料金 | 190円(100部・即日出荷)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートを用いたサイト内での編集または、オリジナルデータの入稿 |
受け取り方法 | 郵送(即日出荷) |
6.スタプリ名刺
「スタプリ名刺」は、業種別のテンプレートが用意されていることが特徴です。例えば「美容師向け」「飲食店向け」など、業種に適したデザインが複数提供されています。
一般的な名刺のほか、細かな模様を切り抜くレーザー加工機で切り抜いた「レーザーカット名刺」など、特徴的な名刺が作れることも魅力です。
印刷料金 | 1,622円(100部・即日出荷)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートを用いたサイト内での編集または、オリジナルデータの入稿 |
受け取り方法 | 郵送(即日出荷) |
7.MAHITO DESIGN
「MAHITO DESIGN」では、注文から7営業日での出荷の場合は100部で165円と、最も安く名刺制作が可能です。
また当日出荷であっても100部で231円など、他サービスに比べて値段が非常に低く設定されています。
オプションで「箔押し加工」「エンボス加工」などができるため、値段を安く抑えたい方だけでなく、個性的なデザインの名刺を作りたい方にもおすすめです。
印刷料金 | 165円(100部・7営業日出荷)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートを用いたサイト内での編集または、オリジナルデータの入稿 |
受け取り方法 | 郵送(即日出荷) |
8.キンコーズ
「キンコーズ」とは、全国に40店舗を構えるコピーサービス店です。店鋪でテンプレートを選んで注文をすると、最短3時間で名刺が受け取れます。
店舗が近くにある方にとっては、最も早く名刺が作れる方法です。
印刷料金 | 2,640円(100部・即日)~ |
デザイン制作 | 無料のテンプレートまたは、オリジナルデザイン制作依頼 |
受け取り方法 | 店鋪受け取り(3時間~即日) |
フリーランスが名刺デザインを依頼できるクラウドソーシングサイト3選
名刺作成業者のテンプレートではなく、オリジナルデザインの名刺の作成を依頼したい方は、クラウドソーシングサイトの利用がおすすめです。
クラウドソーシングサイトでは、登録しているフリーランスのデザイナーに名刺デザインの依頼ができます。
作成してもらった名刺デザインのデータは、名刺作成業者のサイトで印刷してもらうことが可能です。
こちらでは、名刺デザインが依頼できる3つのクラウドソーシングサイトを紹介します。
- ココナラ
- CrowdWorks(クラウドワークス)
- Lancers(ランサーズ)
ぞれぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ココナラ
「ココナラ」とは、400以上のジャンルでプロに仕事を依頼できるスキルマーケットです。名刺デザインを依頼できるフリーランスが数多く登録しています。
価格帯は3,000~15,000円程度と、他のクラウドソーシングサイトに比べて安価です。有料オプションの利用で、デザインだけではなく、ロゴ制作や印刷まで対応してくれる場合もあります。
2.CrowdWorks(クラウドワークス)
「CrowdWorks」は、登録者数400万人以上の日本最大のクラウドソーシングサイトです。料金相場は、3,000~30,000円程度です。料金は、登録しているフリーランスの実績やスキルによって大きく変わります。
名刺デザインの依頼は、登録しているフリーランスを検索するほか、コンペ形式でデザイン案を募る方法があります。コンペ形式は、実際に作成してもらったデザインの中から気に入ったものを選べるため効率的です。
3.Lancers(ランサーズ)
「Lancers」は、フリーランスの登録数は「CrowdWorks」に比べて少ないものの、高いスキルを持ったフリーランスが数多く登録しています。料金相場は、15,000~30,000円程度です。
「CrowdWorks」と同様に、フリーランスを検索する方法のほか、コンペでのデザイン募集が可能です。
また、フリーランスが「パッケージ(商品)」という形で提供できるサービスを登録する機能があります。「依頼する際に報酬をいくらに設定したら良いかわからない」「コンペ募ったデザインをすべて確認することが大変」という方は、パッケージを利用すると良いでしょう。
2,480円で10種類以上のビジネスを学べる「人生逃げ切りサロン」
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